三千界のアバター

大切なケーキを守り抜け!

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大切なケーキを守り抜け!
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 *プロローグ*


「やあ、今日は来てくれて本当にありがとう!」

 そうにこやかに出迎えてくれたのは、依頼人であるケーキ店のサトウさんだった。
 時刻は日没より少し前。
 店の厨房からは慌ただしく動き回るケーキ職人の姿があった。

「ご覧の通り、注文が立て込んでいてね。完成したケーキを先に運んでもらえると助かるよ。あとワンホールももう少しで完成するからさ!」

 懸念しているフェイルの存在がある分、一つでも無事に届けられればというのがサトウさんの願いだった。
 そして、集った特異者たちは顔を見合わせ頷き合う。
 二手に分かれて運ぶことを快く受け入れると、サトウさんは嬉しそうに顔を綻ばせた。

「ありがとう! 助かるよ。ケーキはこの箱に入ってる。一応プレートに乗せて固定はしてあるけど、

 本体は柔らかいケーキだからね……くれぐれも大きな衝撃は与えないように頼むよ」


 こうして、ケーキの配達が開始された――。
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