三千界のアバター

偉能力が欲しい

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偉能力が欲しい
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 コミュニ・セラフのパートナー・ヨウ・ツイナフォルティス・ワーラインは、偉能力を暴走させたヨーゼフを止める為に彼の行方を捜していた(ちなみに、今回コミュニはお休み)。事前に、ひかりから董卓の居場所を突き止めてはいるが、肝心の契約主へは効果が薄いので、捜索は難航していた。
「くそー、ヨーゼフの奴、一体どこにいるんだ?」
「なかなか見つからないでござるなー」
 そこへ、董卓と戦うひかりと遭遇した。
「あっ、ひかりと董卓!」
 八上ひかりは、董卓を住民達から引き離すことで、住民を避難させるという作戦に出ていた。董卓は、先程の挑発ですぐさまひかりの方を振り向き、鬼の形相で睨みつけ、ひかりに槍を振り回していた。
 ひかりはガードフォースで、敵の攻撃を防ぎつつ、装備した性質:色欲とラストエッジを用いて、幻覚作用のある影の刃を放ちながら、後退していた。一見すると、ひかりが不利に見える。
「ひかり殿、微力ながらも加勢するでござる!」
 ヨウとフォルティスは、ひかりと共に董卓を攻撃することにした。
 ヨウとフォルティスは董卓を挟み込んで、ヨウは雷纏いで一太刀入れた。フォルティスは太陽光を利用して、董卓が出る瞬間に女王の剣の光の刃を当てた。共に攻撃は当たり、大きなダメージを与えることが出来た。
「2人ともありがとう!」
 ひかりはお礼を言うと、すぐさま董卓に視線を戻し、攻撃を続けた。
 その後、2人はヨーゼフを探すと、路地裏の方で辺りをウロウロしている青年がいた。
「あなたがヨーゼフ殿でござるね」
 フォルティスはヨーゼフに声を掛けた。
「全く、随分と探したんだぞ。途中で、暴れる偉人にも出くわしたし」
「い、偉人?!」
 ヨウの言葉に、ヨーゼフの顔は青ざめた。
「そ、それで……その偉人は今どこにいるの?」
 ヨーゼフは恐る恐る2人に尋ねた。
「あの偉人なら、仲間が戦っている。でも、オレ達のだけの力では抑えられないんだ」
「あの偉人を止めるには、ヨーゼフ殿の力が必要なんでござる! 直ちに、広場に向かってもらいたいのでござる!」
 そう言われてヨーゼフは、2人に手を引っ張られながら、広場に連れて行かれたのであった。

 一方、董卓との戦いを続けるひかりは、
「貴様、何故に我を侮辱する?!」
 すると、ひかりは口を開けた。
「アンタ、契約者に使われる偉人の癖に街の人々を襲いまくって、また悲惨な最期を遂げたいの?!」
 それを聞いて、武人は狂戦士状態と化した。既に半ば暴走してはいたが、先程よりも格段に攻撃力が増してしまった。
 しかし、ひかりは怯むことなく、次々と影の刃を放ちながら、後退していく。
「女狐が、我から逃れるとは、狡猾な奴!」
 さすがに、暴走した武人を傀儡にすることは出来なかったが、それでもひかりは攻撃を続けていくが、それでも一向に攻撃の手を止めない董卓を相手にし続けて、大分疲れが溜まってきた。
 そして、広場まで辿り着いて、ひかりはようやく攻撃の手を止めた。
「ようやく、力尽きたか。ならば、ここでとどめを刺すとしよう!」
 董卓はそう言って、ひかりの心臓を目掛けて槍を貫こうとした。
 その瞬間、目の前に再び防御シールドが現れた。
「こ、これは……?!」
 前世でも見たことが無いシールドが突如現れて、董卓は目を丸くした。そこには盾を構えた少年・戒・クレイルがいた。
「小僧め、貴様も我の邪魔をするのか?!」
 董卓はクレイルを睨みつけるも、彼は冷静に答えた。
「ひかりさんが、あなたをここまで誘導したんです。ここであなたを倒す為に!」
 実は、ひかりは董卓を市民達から引き離しながら、仲間達が待ち受けている広場まで誘い込んでいたのだ。それを聞いて、武人は悔しさを滲ませて歯を強く噛み締めた。
「皆さん、後は頼みました!」
 ひかりは、董卓を退治するチームに後を託して、その場を離れて避難場所に向かった。
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