三千界のアバター

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序章『まさに危機一髪!』

「我が名は、董卓。我、このエデンの地を征服する……」
 董卓は、巨大な槍を振り回して、セクターEの住民を攻撃していく。
「何なんだ、あの巨大な槍を持った武人は?!」
「ひいいいいい! 誰か助けてー!」
 武人を前に、逃げ惑う住民達。ヨーゼフがその様を見た当初、その光景を呆然と立ち尽くしながらいたが、すぐさま武人を止めようと、声を掛けた。
「おい、お前は僕の偉人だろ?! 街の人を襲ったら、ダメじゃないか!」
 ヨーゼフは内心震えながらも、董卓に呼びかけた。
「貴様が我を呼び寄せたのか、ならば貴様も我に従え」
「我に従えって、お前が僕に従うんだよ。何で、一人で勝手に街の人を襲うんだよ!」
「貴様、従僕の癖に我に逆らうのか? ならば、我に逆らうとどうなるか思い知らせてやろう」
 董卓はそう言って、逃げ遅れた住民に向かって巨大な槍を大きく振り下ろした。その瞬間、
「UNLEASH」
 その声と同時に突如、銃を2発発砲し、その弾丸は董卓の身体に当たり、炎が上がった。その隙に、住民はその場を離れた。
「ふぅ、間に合って良かったよ」
 先程、銃を撃ったのは、私 叫。彼は『しゅうぞう』【ラーストリガー】で、憤怒弾を発砲したのである。
「私のフェイル感知のおかげですね」
 そう言うのは、八上 ひかり。彼女は、装備しているシンパシスベストとセントラルリングの機能で、偉能力の効果を高めた上で、フェイル感知を用いて、董卓(ヨーゼフ)の居場所を突き止めたのであった。
「叫さん、よくやりました。あなたは、住民の避難と治癒をしてください」
 そう言うと、叫は「分かったよ!」と告げ、住民の避難に向かった。
「やい、そこのデブ! 年下の愛人に裏切られて、義理の息子に寝首掻かれたエロじじい! ここからはあたし達、異能者がお相手よ! 覚悟しなさい!」
 ひかりは、董卓に向かって挑発した。
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