三千界のアバター

三銃士、はじめました

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三銃士、はじめました
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プロローグ
 依頼を受けた特異者たちは、急ぎ現場へと向かっていた。
「なんという強引な成り行きに展開……」
 真毬 雨海が言うのも無理はない。話を聞いた何人かも同じ感想を持ったらしく、うなずく姿が見られる。
 ジェノ・サリスもとい、異性化により女性となったジュノはあえて何か言うことはなかったが、この戦いは苦労しそうだと予感が告げていた。
(妾は観察させてもらうだけじゃ……)
 六道 凛音が思考の海に沈んでいる側では、西村 由梨も、デュマの真意をどう探るべきが思案していた。
「言い方は悪いが彼女たちを戦場に叩き出す理由が気になるな」
 四柱 狭間はコークを片手に、そう呟くのだった。
 特異者たちが現場にたどり着くと、待ちわびていたように三銃士が駆け寄る。どの顔も一様に、不安と自信のなさが見て取れた。
「俺はキミ達のサポートに徹する。アドバイスは他の人がしてくれるだろう」
 九曜 すばるがそう話しかけると、山内 リンドウが、
「複数のフェイルと戦い、うまく二人が自信を持てるようにアドバイスしますわ」
 二人を安心させるように微笑んだ。
 二人がポルトスとアラミスに話しかける様子を見て、司聖 まりあも気合十分だ。
「あたしだって弱かったし気持ちは分かるわ。二人の為にも正義の味方が人肌脱ぎますか!」
 その一方で、アトスに声をかけた後、リュウキ・レイブレイカーが呟くのだった。
「彼女にこんな無理難題を押し付けようとは……きちんとした理由じゃなきゃ……しめんとな」
 やがて、そんな様々な思惑を全く意に介さないような様子で、デュマが静かに告げる。
「さあ、出番ですよ、三銃士。今度こそは、勝利を勝ち取るのです」
 その声に三銃士たちは力なくうなずくと、それぞれの戦場に向かう。それを追うように、特異者たちも去っていく。
 あとにはデュマと、その真意を探ろうとする特異者たちの姿が残された。
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