三千界のアバター

ワールドホライゾン

それぞれの世界で冬のひとときを・4

リアクション公開中!

それぞれの世界で冬のひとときを・4
リアクション
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11  Next Last

■菓子食べ放題に全力挑戦


「へぇ、アルテラで、菓子が、食べ放題。へぇ……」
 貰ったチラシに目を通したキョウ・イアハートが一番に目を留めたのは、アルテラのロアンでのお菓子食べ放題である。
「食べ放題なんてワードに釣られないわけにゃ、いかんだろう」
 向かう前から食べる気満々を見せるキョウが次に起こす行動は
「うっし、たまには甘いもん食うためだけにアルテラに戻ってみようか」
 これ、一択である。
 準備を整え次第、キョウはアルテラのロアンへ向かった。

 朝、快晴のアルテラ、ロアン、広場。

 並びに並ぶあらゆるスイーツを前にキョウは
「ほぅ」
 さぁと視線を巡らせ
「アルテラの甘いもんも色々食ってはいるが、ここ何年でかなーりバリエーションも増えてるみたいだな」
 関心の感想を一つ。
「こりゃ、一度ザッと食べて回るのも良いかもな」
 どれもこれも逃したくない菓子ばかり。
「……ここで食っとかないと、まーたしばらくアルテラで落ち着いた時間は取れなさそうだしな」
 キョウは、この先に待つだろう大変な冒険に思いを巡らせるや
「さあ、食べるか」
 と言うなり
「……その前になるだけ多くの種類の菓子を食べられるよう気を留めて」
 『戒心』で、自身の腹具合と並ぶ菓子の重さを見極め
「それと、冷却技術が魔法依存であろうこの世界では鮮度に対するアプローチが比較的限定される」
 よりよい菓子を食べるために
「ならば、青の元素を注視し、保存状態から推察……より良い物だけを集中的に食べる!」
 『色相観測』を利用し、出来るだけ新鮮さと出来立てという状態を見抜く。
 準備が整った所でキョウは、見極め選び取った菓子を次々口に運び
「おっ、果物が瑞々しくて美味しいな」
 新鮮な果物の美味しさや
「……甘すぎず素材の味を活かしているな」
 素材の良さを味わったり
「アルテラに来たからにはアルテラ限定のお菓子は外せないな」
 アルテラ独特の菓子は忘れずに食べる。
 工夫が施された凝った物ばかりだけでなく
「……これは見た目だけでなく味もチープだな」
 少々、一流から離れた物も口にし
「まあ、これはこれで悪くない。甘いもんに貴賎はないからな」
 楽しんだり。
「次はこれだ」
 キョウは、菓子食べ放題にひとときを捧げた。

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11  Next Last