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迷路の末見えた道は

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迷路の末見えた道は
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エピローグ 記憶回帰

「やっと思いだしたわ……あなた達、ペンダントを盗んでくれた盗賊ね」
 断頭台から下ろされた、リーダーにユミは問いかける。

「あーっ!! あのときの!!」
「お兄ちゃん……今頃きがついたんだ……」
 そのリーダーには、へっぽこ探偵の二人にも面識のある人物だった。
「あ! ペンダント泥棒!!」
 リーダーの横で少女が叫ぶ。
「いや、俺達もペンダント泥棒だからな」
「でも、兄貴」
 リーダーの制止に納得行かないと、頬をぷうっと膨らませる。

「すまなかった」
「え」
 突然リーダーは、ユミに頭を下げる。
 何事なのかわからず、ユミは困惑する。

「俺達を見捨てずに……もし、見捨てられてたら、今頃あいつらも……」
 リーダーは地上で待っている盗賊達を一瞥する。
 そこに居る盗賊達は全て、10代の子供達ばかりだった。
 町の司法施設はすべて動いておらず、もはやこの町での処罰は出来ない状態だった。

「…………早く行きなさい。次会った時は捕らえてあげるわ」
「ふっ、ちがいねえ。それじゃあな、未来の神聖騎士団と未来のコルリス王国第二兵団副団長!」
 ユミは「ふっ」と笑みをこぼしながら言うと、リーダーも笑みをこぼし、その場を立ち去る。
 立ち去り際に盗賊の少女はこちらヘと、舌を出してあっかんべえをして見せるので、ワッフルもして返す。

「ねえ、ユミは記憶を思いだしたの?」
「……そうね。少なくともみんなのことは覚えてるわ。リルさんのことも勿論」
「ユミさん!!」
 思わずリルは、ユミへと抱きつく。ユミは少し照れくさそうに頬をかく。

「さあ、そろそろ戻りましょう、リリィも待ってることだし」
 ユミ達はゆっくりと歩いて行く。
 
「けっ、俺様おいてけぼりかよ。つーか、俺の活躍は!?」
「活躍しなかったことが、今回のおちどころかなぁ?」
 嘆くトーマスを横にソフィは空を見上げた。
 曇っていたはずの空は朱く焼け、間もなく夜が来ようとしていた。

(……あの人、愉快犯……いや、もう壊れてる……?)
「おい、ソフィ。俺達も帰ろうぜ!!」
「あ、うん!」
 へっぽこ探偵もその場を後にするのだった。
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担当マスターより

▼担当マスター:朱坂理樹

マスターコメント

 お疲れ様でした! 見事、町に平穏は訪れました。
 予定されてたBADルートは全て回避されてしまいました。

 いよいよ、次回から最後の戦いが始まります……。
 2013年から始まったこのシリーズもようやく終わりが!?
 と、自分でも1回目リリースからそんなに年月経ったるのかと驚いてるところです。

 また、皆様とお会いできますことを楽しみにしております!