<序章> 病院にて
[ロウハウスタウン]のとある病院に響くサイレンを、
ジェイク・ギデスは病室で聞いていた。
虎峰との戦いで満身創痍となった体は、病院での治療を必要としていたのだ。
だがそんな時、今だ鳴り響くサイレンに乗じて
アデリーヌ・ライアーがジェイクの病室を訪れる。
その後ろには、ヘルマ・ミトキスを連れていた。
アデリーヌはジェイクに、[オリエントタウン]で怪人が現れたことを伝えると、ヘルマを現場に連れて行くことを提案してきた。
もちろん難色示すジェイクだったが、装備もろもろは既に準備済みであることをアデリーヌは告げる。
さらにダメ押しで痛む体に<経穴押し>を打たれたジェイクは、アデリーヌには適わないと言った表情で、ヘルマの手を取った。
幸い未だに混乱中の病院は簡単に抜け出せ、ご丁寧に<整備>されたジェイクの【ロードバスター】は入り口に鎮座していた。
ウォン! と、覚悟を決めたジェイクはエンジンを掛け、アクセルを吹かす。
あっという間にいなくなったジェイクとヘルマは[オリエントタウン]を目指すのだった。