ワンラーランドのとある小さな町。その小さな町の入り口には人が数人集まっていた。
「ここが困っている村か」
入り口から町を覗き見ながら
ジョン・ハイゼルが隣に居る
エレナ・ヴァレンタインに確認を取る。
「はい。ここで間違いない筈です」
「あなた達もお手伝いに来たってわけだねぇ~?」
カーソン ベッテが後から声をかける。
「夜が訪れないよう、力になってあげたいって思うのは普通だよね」
それに
マーティン・ウドヴィルが答えた。
「命の危険がある悪戯はちょっとやり過ぎですよ、一刻も早い救助と犯人のお仕置きが必要ですね!!」
よいしょっと神多品自転車から
弥久 佳宵が降りてくる。
「とりあえず村に仕掛けられた罠を解除しないと悪戯猫を探す事も出来やしないな。俺達が先行して少し解除しておいてやろう」
ウォークス・マーグヌムが神多品自転車を押しながら歩き出した。
「待って! 俺も手伝うよ! 丁度半分だし、チェシャ捕獲はそっちにお任せするよ」
じゃぁねと手を上げてマーティンはウォークス達の後を追って行ったのだった。