PN.修繕費80万Gさんからの怖い話です。
『WHにある洋菓子屋・・・ケーキ屋「妖精の粉」っていうお店なんだ・・・なんですけども
バイキングやカップル向けサービスなども豊富で、なかなか前進的な店でよく行くんだ、いくんですが・・・
今から3年くらい前の冬の話。バイキングを堪能してたら、誰かが・・・ええ誰かが、
唐突に店内で暴れだして、店内のあらゆるものを風で吹き払って、営業できなくなるほどの損害を出したんです。
当然、賠償金を払ったんだ、そうなのですが・・・
なんと、その翌日には店内が綺麗になって通常営業していた、のです・・・』
ああ、あの事件ですか。新聞にも小さく載ってましたよね。
一日で直ったというのは、多分ヴォーパルさんがどこかから呼んできた小人さんが……。いけない、小さなヴォーパルさんが、集団でお店を直しているのを想像してしまいました。これだと、怖くないですねえ。
特異者の人の中には、修復技能に特化した力を持つ人もいそうですから、そういう人たちが直したのではないのでしょうか。
それとも、そのお店は実は生きていて、自己修復能力で再生したとか。そのためのエネルギーとして、お客さんを何人か食べて……。きゃー。自分でさらに怖くしてどうする、私!
次です、次ー!
PN.水平庭園さんからの怖い話。
『愛する人が愛おしすぎて、たまに怖いって言われます。
朝から晩までずっと見つめていたいと真顔で言ったら引かれました。
うーん、僕の重い愛が罪深い。僕のお姫様、愛してるよーっ!
サーヴュさんは怖いって言われた事ありますか?』
これは、おのろけですか? おのろけですね。おのろけに認定します。
爆発しろぉ!
どーせ、怖がってくれる相手なんかいないもん。
あとで、戦う梱包材さんに連絡しておきましょう。聞いてますかー、またターゲット増えましたよー。
ええと、水平庭園さんからは、もう一通お手紙が届いています。
『ユーラメリカで戦っていると、たまに味方が怖い時があります。
その武器、殺る気だよね!?
「映らなければセーフ」って聞こえたよ!?
みんな!罪を憎んで人を憎まず。
ヒーローとのお約束だよ!』
水平庭園さん、狙われてますね。まあ、リア充だったら仕方ありません、運命です。殺られてください。
集団戦だと、たまに、味方シールドとか、味方バリアーとかで、敵に攻撃があたらないことがありますが、事故なので仕方ありません。みなさんも、背中には、十分気をつけてください。
続いては、
PN.月の光に導かれさんからの怖い話。
『この前、あの世で死人と会う機会がありました。ポーリーンというイスの偉大なる種族と思念交流してきました。
まあ、それはどうでもいいのです。怖いのはここからです。
ある事を教えてくれと頼んだら「奴に聞け。我らの後継者はあの男…」と言われた直後、『女の子だもん!』と思念会話に割り込んできた声がありました。
……気をつけてください。このラジオも、あの男に監視されているかもしれません。
ほーら、耳を澄ませばあの男の声が……』
いったい、何があったのでしょうか。月の光に導かれさんの頭は大丈夫なのでしょうか。ちょっと、怖い考えになってしまいました……。
えっ、これって、ゴダムでの話じゃないかって? 今、ディレクターからフリップで指示があったんですけれど、そうなんですか?
七夕の時に、なんやかやあったそうですが、うーん、どうなんでしようねえ。まったく分かりません。
そのあの男とか言う人、ワールドホライゾンにやってこられる特異者なのでしょうか。そうだったらちょっと怖い気もしますが……。
でも、ポーリーンって人はもう死んでるんですよね。だったら、大丈夫……かなあ。ちょっとややこしいので、スルーします。てへっ。
気を取り直して、次の怖い話は、
PN.暮葉さんからです。
『これは昔聞いた話です
昔々ある所にとても親孝行な娘さんとお爺さんがいました。お爺さんは賭博と娘からの仕送りで貯めた銭を手に都へ散財に、娘さんは綺麗な装いで同じく都へ出稼ぎに向かいました
そして運命が導くように出稼ぎ中の娘さんの店へお爺さんは誘い込まれます
酒池肉林を得て満面の笑みのお爺さん
反対に失意に呑まれる娘さん
しかし現実は残酷で平等、数刻後お爺さんは銭を搾り取られ表へ叩き出されます
そしてその後、娘さんからの仕送りは止まったのでした。人って怖いですし』
ええっと、これはどこからツッコめば……。
きっと、ぼったくりたこ焼き屋ですね。
色々とアウトなので次にいきましょう。
『なんやて!』
だから、その合いの手使わないでくださいってば!
無視して、
PN.スミレさんからの怖い話です。
『ある日、お夕飯を作ろうと冷蔵庫を開けたら…買っておいた食材がいくつか減っていたんです
買ったつもりで買いそびれていたのかなと思っていたんですけれど…
次の日も、その次の日も食材が減っていたんです
家にいるのは私と主人だけで、料理をするのは私だけなのに
おかしいと思って夜中に台所を張ってみました
するとそろり、そろりと足音が立たないように台所に来た誰かが料理を作り始めました
電気を点けてみたら…犯人は主人でした。
いつも作って貰っているから、練習して美味しいご飯を作ってお返しがしたかったって…。』
まあ、ほっこり。
って、全然怖い話じゃないじゃないですかあ! ちょっとほっとしましたが……。
いやいやいや、これも、巧妙に仕組まれたおのろけかもしれません。
みなさーん、リア充がいますよおー。
ふう、スッとしました。
さあ、次です。
PN.黒雷ギタリストさんからの怖い話。
『ライブの帰り、私は友人のHと一緒にコンビニへ行く途中のことだった
ふと、裏路地に入っていく黒猫を見かけたんだ
いつもなら気にならないそれを、私はその日に限って猫を追いかけたんだ
しばらく猫を追いかけて裏路地を進むと綺麗な白い少女がいた
文字通り肌も髪も瞳も白い娘、生気を全く感じさせないけれど、美しいかった
その少女はやがて私に気付いて、私の元来た道を指さすんだ
結局指さす通りに帰って、翌日Hにこの事を話すと
あの黒猫は死神で、生者をあの世へ誘うんだとか
私はあの少女に助けられたらしい』
よかったですね。ギタリストさん。娘さんに感謝しないと。
でも、黒猫と対になっているというと、白猫の天使だったんでしょうか。謎は深まります。
みなさんも、知らない黒猫さんには、ついていかないようにしてくださいね。