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レヴァナント・クロニクル 王都決戦

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レヴァナント・クロニクル 王都決戦
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■エピローグ1■



 教会と大聖堂の結界が起動したことで、ルクサスを覆う魔界の瘴気は晴れた。
 多くの騎士が、冒険者がレガリス城から空に伸びる光を見た。
 聖剣グロリアスが振るわれた。そう捉えた者は多い。
 やがて光は収まり、王都に蔓延っていたアンデットたちは姿を消した。

「やってくれたみたいだぜ。現代の英雄たちがよ!」

 ダニエル団長が傷ついた体を起こし、笑みを浮かべた。
 そしてユーセイカに合図を送る。戦場に声を届けるのは、彼女が適任だ。

「聞こえるか、人界軍の諸君!! 王都の瘴気は消えた。
 そして先ほどの光。それが何を意味するかは分かるだろう。
 ――我々、人族の勝利だ!!」

 それからしばらくして、レガリス城に旗が揚げられた。
 それはレガリス王国の国旗。
 それを掲げるのは、騎士ロザリア――ジュリエットことジュリア姫だ。

 この瞬間、レガリスに新たな女王が誕生した。


■ □ ■


 ――ダレストリス帝国。

「決着がついたか」
 
 “時の魔王”アクロノヴァは、魔王ヴェイロンの魔力が人界から消失したのを感じ取った。
 ヴェイロンだけではない。かつての弟子も死んだ。

「……ヴェイロンに忠誠を尽くし、満足できたか。シグ。
 人界で私と共に生きることを拒絶したお前がどう成長したのか。
 一度この目で確かめておきたかったものだ」

 シグからは、自分が魔界を裏切ったように映ったのだろう。
 許せとは言わない。だが、アクロノヴァとしても思うところがないわけではなかった。

(さて……)

 消えるものあれば、新たに浮かび上がってきた魔力もある。
 アクロノヴァはダレストリス一世の魔導具と魔力を繋ぎ、様子を確かめた。

『この魔族、生きているのか? さっきまで魔力反応もなかったぞ』
『仮死状態で魔力を抑えていたのだろう。これだけの傷でまだ生きているとは、とんでもないタフネスだ』
『治療はできそうか?』
『魔神の加護は働いていない。この状態なら、ファーリーとさして変わらん。神聖術を拒絶することもないだろう』

 もし傷が治って目覚めれば、ダレストリスは大きな戦力を手にすることになるだろう。
 帝国の一員ではないが、あの男――キッドがどのような国作りをしていくのかには、純粋に興味があった。

「これは興味深い。なかなか面白いことになりそうだ」


■ □ ■


 ――グラン・グリフォン都市同盟。

「商会長。お手紙です」
「グラスさんかしらね?」

 商会長と呼ばれた少女は手紙の封を切り、グラス・テネーブルからの報告書を受け取った。

「アーデン候は生存。ただしアーデン地下の鋼鉄兵団の起動手段は喪失。
 あら、あの腐った狸ジジイを守ろうなんてお優しい方がいたなんて」
「どうなさいますか? 収穫がないと知れば“幹部会”が黙ってませんよ」
「収穫ならあるわ。あの子の仕事は何も、リストの顔ぶれを始末することだけじゃないもの。
 グラスは十分、『組織』の役に立ってくれているわ」

 報告書には、グラスが冒険者として密かに戦列に加わっていた、ルクサス奪還戦のことも書かれていた。

「……ジュリア女王の誕生、か。生きてらしたのね、お姉様」
「復興が済めば即位の式典も行われるでしょう。会いに行かれては」

 商会長は首を横に振った。

「私は王家を離れた身。夫の遺した商会を運営するだけで手一杯なの。
 それに、『組織』のことだってあるわ」

 だから、と秘書に告げる。

「今はまだ、その時ではないわ」


■ □ ■


 ――レガリス城。
 
「終わったんだよな」
「ああ。だが、私にとっては、ここからが始まりだ」

 ロザリアはアストたち『アカツキ』のメンバーに振り返る。

「王都は取り戻せた。だが、各地にはまだヴェイロン配下の魔族が残っている。
 四魔将ほどでなくとも厄介な者たちもいると、報告は受けている」
 
 街を占領し、人族を支配することに快感を覚えた者が、“魔貴族”を自称している。
 ただ、領によってはアーデン候のように嫌われていた者もおり、「前の領主よりマシ」と受け入れられている者もいるらしい。

「それに比べりゃ、冒険者は気楽でいいぜ。そういう政治的な面倒事に首突っ込む必要ねぇからな。
 まぁでも騎士サマ……いや女王サマ。オレたちで力になれることがあったら、言ってくれよ」
「はい! 色々と大変だと思いますが、あたしたちはいつでも力になりますよ!」
「ええ、もちろん。あなたも『アカツキ』の一員だと思ってる。そうよね、アスト?」
「当然だ! ロザリアさん、手伝うぜ」

 アカツキの面々の言葉を受け、ロザリアが微笑んだ。

「では、君たちには私の騎士として仕えてもらおうか。給料は弾むぞ?」
「えっ……?」

 アストが戸惑った。

「……冗談だ。君たちにこの国にいてもらいたいというのは本心だが、まだまだ冒険したいだろう?
 リスタで冒険者になって、まだ一年にも満たないのだから」
「そっか。まだ俺たち、パーティ組んでからも半年と経ってないんだよな」
「濃かったわね、これまで」

 駆け出しの冒険者が、国の命運を左右する戦いに挑み、魔王とも対峙した。
 思えば、無茶苦茶なものだ。

「君たちだけではない。一連の戦いを乗り越えてきた冒険者は、大きく成長しただろう。
 冒険者の本分は戦闘ではないが、ほとんど傭兵のような扱いだったからな。
 もう熟練の冒険者として、どこにいっても認識されるはずだ」

 これから先、依頼で困るようなことはないだろう。
 もっとも、本来の冒険者としての冒険が物足りなくなることもあるかもしれないが。

「な、何はともあれ……勝利の宴だな!」

 テッドが冗談めかして言った。
 晴れた空に浮かぶ太陽が、アカツキとロザリアを照らしていた。


【レヴァナント・クロニクル 第一部 完】


■ □ ■



――魔界、???

「ヴェイロンが負けましたか」
「五百年前の敗北を糧に力をつけていたが、人族もまた然り、ということか」
「ヴェイロン君自体はそんなに強くないけど、自分の強さがどの程度か知った上で、軍勢を纏め上げていた。
 あのカリスマ性は本当に凄いと思う。
 でもまぁ、そんなことより」

 魔王ミリアは呆れた目で、場にいる魔王たちを見回した。
 
「君たち、集まり悪くない? ヴェイロン君は死んだばかり、トライアンフとクロちゃんは人界。
“あいつ”は意思疎通ができないとかそういう次元じゃないから論外だとして。
 まだ九人いるんだよ!? なのに三人って!」

 この場にいるのはミリアを含め三人。元々まとまりなんてものはないが、それにしても酷い。

「いや、四人ですね」

 そこへ、大仰に手を開きながら一人の男が現れた。

「……ナイトロード!」
「どうした、余の顔に何かついているのか?
 おお、魔王ミリア。会いたくて仕方なかったぞ!」
「こっちは顔も見たくなかったよ。で、何か思い出したの?」
「いいや、全く思い出せん。だが、何かに恋い焦がれ、追い求めていたのは確かだ」

 顔半分を覆う仮面に、漆黒の髪と瞳。
 機械族のように魔法を無力化する力を持ち、実際魔力の波長も機械族に近い。
 本人はヒューマンを自称しているが転移者であり、出自は不明。
 不意打ち、かつ相性が良かったということもあるが、この男は原書を奪って魔王の座を手に入れている。
 記憶喪失で自分のこともよく分からないというが、得体が知れない。

「原書を肌身離さず持ち歩ているからこんな男に取って代わられる」
「しかし、ヴェイロンのように『どこに封印したか自分の記憶からも消している』というのはどうかと。
 我々は原書に命を繋がれ、死ぬことはない。しかし、契約が書き換えられたらその限りではない。
 原書の状態が分からなければ、次死んだ時、本当に死ぬかもしれないのですよ」

 眼鏡の魔王にミリアは言った。

「だからヴェイロン君は強かった。常に死と隣り合わせだからね。
 まぁ彼、死の魔王なわけだけど」
「世間話はそろそろいいだろう。ミリア、本題に入れ」

 巨人のような姿をした魔王が低い声を発した。

「次、誰が人界に行くか。別に国を滅ぼす必要はないよ。
 ただ、向こうで何をするにしても、まずはこの五百年の人界の変化を知らないとね」
「あなたはちょくちょく遊びに行ってるんだから、ミリアさんが行けばいいでしょう。
 自分、実験で忙しいので」
「ワシもあまり遠出はしたくないのでな。それに、面倒見なければならん者がいる」

 いつものことだが、本当にヴェイロンがいなくなったのが悔やまれる。

「人界か。何か刺激を受ければ、余の記憶が戻るかもしれん」
「お前はすっこんでろ」

 魔界でも危険だというのに、コイツを人界に解き放つのはまだ早い。

「分かったよ。行ってきますよーだ」

 ミリアは諦めて自分が人界へ向かうことにするのであった。





【レヴァナント・クロニクル 第二部 へ続く】


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担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

『三千界のアバター』運営チームです。
「レヴァナント・クロニクル 王都決戦」のリアクションをお届けいたします。

グランドシナリオではアクションの採用・不採用がございます。
不採用の場合はキャラクターはリアクション登場しませんので、ご了承ください。
ただし、アクションの不採用があるのは基本的にグランドシナリオのみとなりますので、ご安心ください。


称号やマスターからのコメントがある場合、最終ページ下にお知らせが表示されますので、併せてご確認下さい。

リアクションの結果は以下のようになりました。

★リアクションの結果
【1】イサカ、グレオスを撃破し、内壁の奥に多くの味方を送り出すことに成功。ダニエル団長は重傷を負うも生存。
【2】大宝玉によって結界が起動し、シグも倒される。
【3】大聖堂の結界が起動。ジャイルズは死亡。
【4】魔王ヴェイロンの討伐に成功。瀕死の者も出たが、結界の力とキキの神聖術により辛うじて死者はなし。
【5】別動隊による被害は軽微なものにとどまり、負傷兵の救護も無事に完了。ルクサス市街の魔族による被害状況もある程度把握することができた。


今回、下記の方々に追加報酬等が出ております
配布は1月中を目途に行わせて頂きますので、今しばらくお待ち下さい。


■追加貢献点
※パーティ(GA)を組まれている場合、パーティ全体でのアクション・成果を加味した上での判定となっております。

★追加貢献点+3
コトミヤ・フォーゼルランド(SAM0000513)様
ソッソルト・モードック(SAL0069493)様
リーナ・ファウネス(SAL0015750)様
メティス・サウンドノート(SAL0019973)様
オルト・サイファー(SAL0040586)様
グラヴィガル・クララガン(SAL0072404)様
水城 頼斗(SAM0021020)様
遠近 千羽矢(SAM0021630)様
ディセンバー・ノース(SAL0029626)様
無月 夜(SAL0025639)様
メアリ・ノース(SAL0031738)様
アンサラー・トリス・メギストス(SAL0070491)様
壬生 春虎(SAM0060218)様
葉月 凛(SAL0069528)様
戒・クレイル(SAM0007396)様
セルヴァン・マティリア(SAL0017520)様
AHI RU(SAL0019939)様
志那都 彩(SAL0055469)様
猫宮 織羽(SAM0012805)様
リルテ・リリィ・ノース(SAL0017925)様
四柱 狭間(SAM0050876)様
ろぼ子・クロウカシス(SAM0053285)様
ルゥゼリァァナ・クロウカシス(SAL0056568)様
ビーシャ・ウォルコット(SAM0001063)様
桐ヶ谷 遥(SAM0001072)様
アルフレッド・エイガー(SAL0012823)様
レベッカ・ベーレンドルフ(SAL0033957)様
ロージィ・パラディース(SAL0072257)様
ジェノ・サリス(SAM0009643)様
フィーリアス・ロードアルゼリア(SAL0017641)様
ディア・アルマ(SAL0056301)様
ひかる・アベリア(SAM0021383)様
キョウ・イアハート(SAM0004239)様
マリアベル・エーテルワイズ(SAM0010518)様

★追加貢献点+2
草薙 大和(SAM0007867)様
草薙 コロナ(SAL0017556)様
アウラ・ウェンティス(SAL0072341)様
アイ・フローラ(SAM0070191)様
フィリア・シルキー(SAL0072268)様
奏梅 詩杏(SAM0070945)様
シャーロット・フルール(SAM0071244)様
アレクス・エメロード(SAL3007826)様
姫柊 葵依(SAM0071433)様
陽陰 霊(SAL0071717)様
スレイ・スプレイグ(SAM0065869)様
桐ケ谷 彩斗(SAM0032241)様
エレナ・ステリア(SAL0036932)様
ジャンヌ・フラッグズ(SAL0072331)様
成神月 鈴奈(SAM0038657)様
モニカ・ヴァネル(SAL0040815)様
コレット・アンブローズ(SAL0049220)様
エリル・アライラー(SAM0000773)様
アイン・アイトヴァラス(SAL0056262)様
桜・アライラー(SAM0003922)様
エルレンド・ガムラ・ウプサラ(SAL0068653)様
イリーゼ・ユークレース(SAL0031701)様
燈音 春奈(SAM0063847)様
ソルフェ・セフィーラ(SAL0069175)様
永澄 怜磨(SAL0064412)様
篠宮 千咲(SAL0066341)様
ルドラ・ヴァリオス(SAL0067849)様
燈音 了(SAM0063911)様
翡翠・フェアリーテイル(SAL0067119)様
西村 由梨(SAM0039597)様
高天原 壱与(SAL0056162)様
ディーナ・アズーロ(SAL0072301)様
西村 瑠莉(SAM0051746)様
アルビレオ・ブランシュ(SAL0065628)様
メグ・ミンティア(SAL0071788)様
グラウ・スミス(SAL0072333)様
リルカ・ハートカラーズ(SAL0069915)様
幾嶋 衛司(SAM0036471)様
ブリギット・ヨハンソン(SAL0071340)様
柊 恭也(SAM0000017)様
信道 正義(SAM0014675)様
納屋 タヱ子(SAM0020188)様
エル・スワン(SAM0036539)様
ベルナデッタ・シュテット(SAL0062454)様
クロード・ガロン(SAL0071942)様
蒼心院 響佑(SAM0005989)様
浅井 侑果(SAL0011666)様
柚月 紗依(SAL0063029)様
アシュレイ・ルフ(SAL0072271)様
バルター・アイゼンベルト(SAM0051753)様
エイリア・シュゼット(SAL0056900)様
アイリス・クラウディア(SAL3004779)様
乙町 空(SAM0027375)様

★追加貢献点+1
成神月 真奈美(SAM0039476)様
ヒルデガルド・ガードナー(SAM0041432)様
高橋 凛音(SAM0053367)様
仁 小龍(SAL0071135)様
御陵 長恭(SAL0069536)様
ネーベル・ゼルトナー(SAL0066381)様
真毬 雨海(SAM0041176)様
水野 愛須(SAM0045879)様
ニーナ・バニーシャ(SAL0056419)様
ミレル・ウルフベル(SAM0039343)様
夢宮 恋(SAL3000436)様
アリス・ラブハート(SAL3003050)様
エリカ・クラウンハート(SAM0057001)様
レミリア・メイクラフト(SAL0070093)様
サラ・ハイラート(SAL0072383)様
桃城 優希(SAL3004984)様
アリサ・ホープライト(SAL3005091)様
谷村 春香(SAM0014407)様
谷村 ハルキ(SAL0016858)様
秋光 紫(SAL0065562)様
イルファン・ドラグナ(SAM0021401)様
リコ・ハユハ(SAL0030165)様
ジェイク・アルバ(SAL0031678)様
アリシア・ヴァレンベリ(SAL0056235)様
イーラ・ヴェンデッタ(SAL0072385)様
ルキナ・クレマティス(SAM0038384)様
藤白 境弥(SAM0051564)様
シンシア・レイコット(SAL0056040)様
エステル・ミルズ(SAL0071943)様
アルメル・フローナ(SAL0072286)様
天峰 ロッカ(SAM0000564)様
クロエ・クロラ(SAL0029720)様
三雲 封真(SAL0024933)様
エッセ・レクス・サンクトゥス(SAL0069531)様
天峰 真希那(SAM0006655)様
リーオ・L・コルネリア(SAL0029735)様
青井 竜一(SAM0005058)様
アリス・カニンガム(SAL0020734)様
ジルディーヌ・ベルセネー(SAL0056435)様
紫月 幸人(SAM0000417)様
小林 若葉(SAM0034304)様
クロハ・バイオレット(SAL0067378)様
ショウ・カグラ(SAM0043301)様
飴乃 るるか(SAM0045392)様
アニエス・セニエ(SAL0062240)様
ウィンディア・レイニー(SAL0072295)様
小山田 小太郎(SAM0021218)様
八代 優(SAL0042404)様
八葉 蓮花(SAL0046747)様
堀田 小十郎(SAL3000749)様
狩屋 恋歌(SAM0071517)様
狩屋 海翔(SAM0071522)様
有間 時雨(SAM0038313)様
日坂 颯真(SAL0071291)様
深山 詩月(SAL3000327)様
藍屋 あみか(SAM0064221)様
アーヴェント・ゾネンウンターガング(SAM0070938)様
エヴァリア・リオージェーリビス(SAL0072372)様
狛込 めじろ(SAM0071008)様
ノーラ・レツェル(SAM0071551)様

以下はPC個人単位での判定となっております。

■異名・二つ名(ステータス付き称号)
リーナ・ファウネス(SAL0015750)様
遠近 千羽矢(SAM0021630)様
燈音 春奈(SAM0063847)様
壬生 春虎(SAM0060218)様
紫月 幸人(SAM0000417)様
信道 正義(SAM0014675)様
納屋 タヱ子(SAM0020188)様


★今後のローランドの展開について

魔王ヴェイロンは倒されましたが、冒険者たちのローランドの冒険が終わるわけではありません。
今後はレガリス王国とプリシラ公国以外の北部地方の国や、別地方にも舞台を順次拡大していく予定です。

2月中に、「第一部」のアフターシナリオの公開を予定しております。

「レヴァナント・クロニクル」の新シリーズは今春以後、開始予定です。
新たな勢力に新たなアバターの実装など、今後のローランドをお楽しみに!


★新世界・シリーズについて

先に公開されました『魔女とエロスと海の王』の結果を受け、
本日より「神州扶桑国」を舞台とした「禍神伝(かしんでん)」がスタートしました!

神州は日本の明治時代に近い雰囲気を持つ世界であり、ローランドと同じく三千界とは異なる次元に存在する世界です。
過去にはローランドに召喚された転移者もおり、その痕跡や影響を受けたものはこの世界にも存在するようです。

こちらも是非お楽しみ下さい!


最後に今回のリアクションを執筆したマスターからのコメントをお送りします。

【1】市街の魔王軍と戦う 担当:陽下 捻

【1】市街の魔王軍と戦うパートを担当いたしました、陽下 捻でございます。
序盤ぶりのローランドでしたが、相変わらず厳しい世界のようです。
今回はウサ子団長の応援や結界の起動などで冒険者に有利な力が働いてはいたものの、敵の質といい量といい容赦がありません。
ただ、流石に参加者の皆さまもここまでの経験から、この世界でどう戦えばいいかをご存知のようで、
序盤のローランドほどハラハラするような展開とはなりませんでした。
グレオス、イサカと言った強敵も上手く撃破するに至り、このパートは文句なく成功です。
ということで、ご参加された皆さま、本当にお疲れ様でございました。
またの機会がありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。


【2】教会の結界を起動する
【4】魔王ヴェイロンに挑む 担当:抹茶


皆さま、大変お疲れ様でした。そしてご参加ありがとうございました。
今回、【2】【4】を担当させていただきました抹茶です。
はじめてグランドシナリオに参加させていただきました。自分なりに精いっぱい努めさせていただきましたが、様々な試行錯誤があり、自身の未熟さを目の当たりにすることになったと痛感しております。
皆様からいただいたアクションからは、思惑、思い入れ、熱意などなど、グランドシナリオならではのものをたくさん感じさせていただきました。ありがとうございました!
そうしたアクションを受け、何を描き、何を感じていただくか、本当に難しく悩ましく、ジリジリと書き進めてここに至っております。
【2】では多量の敵と、非道で手段を選ばない四魔将シグとの戦い。
【4】はうってかわってシンプルなひとりの強敵、死の理をつかさどるヴェイロンとの戦い。
どちらも一筋縄ではいかない側面を持っていて、思うより苦戦を感じられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
それぞれが持つ強さ、理不尽さ、不気味さ……そんなものが伝わればと思いながら、悪戦苦闘しつつ描写させていただきました。
皆様の印象に残る敵であればよいのですが。
それでは今回はこの辺で。またいずれかの世界でお会いしましょう!


【3】大聖堂の結界を起動する
【5】野営地を守る/救護・ルクサス調査 担当:北織 翼


【3】と【5】を担当させて頂きました、マスターの北織です。
ご参加頂きました皆様、ありがとうございました。
そして、大変お疲れ様でした。

ローランドの物語の大きな節目となるシナリオでございましたが、皆様それぞれが出来る事を一生懸命模索された結果大聖堂の結界も無事に起動しましたし、野営地も守られました。

野営地防衛についてはシナリオガイド内の情報から様々な可能性や危険性を考え、皆様が多角的な対策を取られているのがとても印象的でした。
こちらが思わず「成程」と唸るアクションが大変多かった気がします。
正攻法のアクションと捻ったアクション、両方が上手く絡んだパートで楽しく執筆させて頂きました。

大聖堂の方は、とにかく皆様の意気込みが半端なかったです。
ロザリアに対する思い、ジャイルズに対する思い、そして皆様が抱える思い……色々なものを詰め込んで詰め込んで挑まれているのが本当に素晴らしく、北織も胸が熱くなりました。
ジャイルズの事は正直辛かったですが、この辛さがロザリアやアカツキのメンバーたちそして参戦された皆様の糧となるのではないかと思っております。

改めまして、今回はグランドシナリオという大舞台で皆様の大切なPC様を預けて下さり、ありがとうございました。
皆様の益々のご活躍と、またのご縁に恵まれます事を、心よりお祈りしております。