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レヴァナント・クロニクル 王都決戦

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レヴァナント・クロニクル 王都決戦
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■プロローグ■



「お待ちしておりました、魔王ヴェイロン様」

 レガリス王国の首都ルクサスは、瞬く間に魔王軍に支配された。
 レガリスの国力は確かに低下していた。
 それでもいつ魔障壁から魔族が攻めてくるか分からないと軍備は怠らず、平和ボケとは無縁であった。
 
「……よもや王子が我らと繋がってるとは思うまい」

 王国が後手に回ったのは、第二王子ジャイルズの裏切りがあったからに他ならない。
 無論、彼一人ではない。軍や教会にも、ジャイルズの手の者はいる。
 ジャイルズたちは自分たちの死を偽装し、レガリス城でヴェイロンと四魔将を出迎えた。

「私は王子などではありません。
 この国の堕落をただ見ていることしかできなかった、ただの愚か者です。
 我が先祖、英雄ルクスが見たら嘆き悲しむことでしょう」
「……ヴェイロン様、この者は今すぐここで処分した方がよいかと」

 四魔将、シグがジャイルズを睨んだ。

「人族の自発的な裏切りなど、信用なりません」
「シグよ。師に捨てられたお前が、裏切者を嫌う気持ちは分かる。
 だが……この者たちには利用価値がある」
「ま、ここにいりゃいつだって殺せんだ。まぁ、せいぜい殺されねぇよう、てめぇなりの誠意を見せるんだな。
 ひゃはははは!!」

 愉快そうに、アラッソが笑う。
 ミダスは値踏みするような目を向け、イサカは興味なし、といった反応だ。

「ヴェイロン様。お願いがあります。私に力を……“魔界”の力を頂けますか。
 無論、人族の身に耐えられるかは分かりません。ですが」
「よかろう。だが……いかなる代償であろうと払う覚悟はあるな?」

 ジャイルズはヴェイロンの赤い目をじっと見つめ、頷いた。

「無論です。全てはこの国の未来と、あるべき王のために」
 



■目次■


プロローグ・目次

【1】開戦
【1】協力と連携
【1】策と連携
【1】赤兎団の出陣
【1】決死の陽動
【1】グレオスとの決戦
【1】内壁の攻略とイサカ
【1】決着の時

【5】ルクサス調査1
【5】ルクサス調査2
【5】ルクサス調査3
【5】ルクサス調査4
【5】ルクサス調査5
【5】野営地防衛戦1
【5】野営地防衛戦2
【5】野営地防衛戦3
【5】野営地防衛戦4
【5】野営地防衛戦5
【5】野営地防衛戦6
【5】野営地防衛戦7
【5】ルクサス調査6
【5】ルクサス調査7

【2】あの教会を目指せ1
【2】あの教会を目指せ2
【2】呪いあれと天使は囁く1
【2】呪いあれと天使は囁く2
【2】忠誠の行方1
【2】忠誠の行方2
【2】忠誠の行方3
【2】忠誠の行方4

【3】大聖堂の戦い1
【3】大聖堂の戦い2
【3】大聖堂の戦い3
【3】大聖堂の戦い4
【3】大聖堂の戦い5
【3】大聖堂の戦い6
【3】大聖堂の戦い7
【3】大聖堂の戦い8
【3】大聖堂の戦い9
【3】大聖堂の戦い10
【3】大聖堂の戦い11
【3】大聖堂の戦い12

【4】イデオロギーの剣1
【4】イデオロギーの剣2
【4】イデオロギーの剣3
【4】生寄死帰1
【4】生寄死帰2
【4】生寄死帰3

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