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亡界のロストチルドレン~完結編~

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亡界のロストチルドレン~完結編~
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【仕掛け時、来たれり 1】


 ピオ、一つ目、ジャガナタといった面々の攻撃を受け、負傷者が出てきた。
「回復が必要になれば、このネヴュラの所まで戻れ」
 ネヴュラ・シェーレが【癒しの雨】を使うと、回復した特異者たちは体勢を立て直し、残るジャガナタと対峙した。
 そのジャガナタは特異者たちを牽制しようと、再びガスをばら撒いた。対策を施しているとはいえ、ガスが邪魔な事に変わりはない。
 『アブソーブリング』を身につけた九曜 すばるは、ガスでダメージを受けた仲間たちを助けていった。
「皆が全力で戦うためには、やはりガスは邪魔だな」
「スモッグ除去の方法は、空中を漂えないくらいに粒を大きくさせて降らせるのがいーみたいだからねー」
 すばるの呟きに応える様に、黄牛 瞳は【癒しの雨】を降らせた。
「雪やら雨やらにくっつけて空気清浄、的な?」
「確かに、フールドリーマーな感じの作戦だねー」
 ウズカ・ブラックスが事前に持ってきた水玉模様の『アンブレラ』を広げ、
「スノーを使うときは水分とられるからねー」
 続いて瞳のバックパックから水を取り出した。
 瞳も『アンブレラ』を広げ、スカイブラスターが上空からピュリファイストリームを発動させた。
 風が雨粒を毒ガスの方へと押し流した。
 ウズカの【霜のルーン】と瞳の【スノー】でガス周囲の水分を凝固させにかかった。すばるは瞳たちが何をしようとしているか分かった。
 これがガス対策として考案した『牛の霧落としレシピ』である。
「なるほど、ガスごと水を固めようというわけか」
「固めた毒氷の処理とか抜けありますが手札ないのでどうにも。ガス吸わなきゃいいんです」
 しかし、ジャガナタは今もガスをばら撒いている。絶え間なく流れ出てくるガスの量は多く、瞳の狙った通りにガスを凝固させ切る事は上手くいかなかった。
 だが、スカイブラスターの放つストリームが、瞳たちの体の毒を浄化しつつ、ガスを風で吹き飛ばす。
 更に六合 春虎が駆けつけ、『蜻蛉の機械翅』で竜巻を作ると、スカイブラスターと共にジャガナタのガスから仲間たちを守った。
「結果オーライですね」
「だな、俺は他の皆を救援に向かう」
 すばるが奔走し、瞳たちが『レシピ』を展開する。一方で春虎は、冷静に状況を見た。
「そろそろ、仕掛け時か……?」
 春虎は次にジャガナタがプラーナを放った時が勝負だと考えた。

 同じ頃、青井 竜一は改めて、リヒトシャテルンたちに声をかけた。
「また力を合わせて戦っていこう!」
 竜一が放った【カルペディエム】で、周囲の皆の能力が向上した。
「念の為に……」
 竜一の側で、シルヴェリア・ネルソンは【解毒薬の調合】で作っておいた解毒薬を服用した。皆で削ってはいるが、未だにジャガナタからテュポーンやギガンティックが生み出されている。
「私は邪魔者たちを排除する」
 『バトルサポートユニット』を身につけ、シルヴェリアは向かってくるテュポーンの迎撃にかかった。『アブソーブリング』の力も合わせて、辺りに残存するガスから身を守ると、【サウザンドレイヴ】による『ダストトゥダスト』の高速突きでレモラたちを駆逐した。
 竜一は『ハミングバードベスト』で浮遊移動しながら、【瞬刻の見切り】でテュポーンの攻撃を回避した。
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