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【三千界アカデミー】ビギナーズトレーニング2!

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【三千界アカデミー】ビギナーズトレーニング2!
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「それではこれより訓練を開始します!」

 訓練官であるしずくの掛け声により、
 新たな特異者の参加する、エデンでの訓練が開始された。

人質を盾に犯行グループが立て籠っているビルの前には、数匹のフェイルが徘徊していた。
周囲を見渡して徘徊しているものの、ビルの前から離れる様子はない。

「よし、じゃあ、行ってくる!!」

そんなフェイルたちの前に飛び出したのはミリアン・ロスチャイルド
突然現れた少女に、フェイル達は視線を向け、都合のいい獲物が来たとばかりに襲い掛かってきた。

「よしよし、こっちだよー! ってうわぁ!」

集まってきたフェイル達に【磁性鱗粉】をまき散らしたミリアンだったが、
予想よりも多くのフェイルが集まってきたこともあり、周囲をフェイル達に囲まれてしまう。

「さて、素早く倒さないとねぇ」
「あぁ」

ミリアンが敵を引き付けたことを確認しやってきたのは七瀬 虚播磨 涼の二人。
二人は、ミリアンが引きつけたフェイルたちの中でも、外側にいるフェイルから順番に相手取って戦っていく。

虚の攻撃で敵の注意を引くと、そこに涼が【霧触】を繰り出し、もう一人敵がいることを意識させる。
そしてそこに虚が【シャープエッジ】を決めることで、順調にダメージを与えられているようだった。

「ビルの中にいる敗者に気づかれないようにしないといけないから、急がないと。
 早く倒せたら人質救出の方にも向かいたいけど難しいかなぁ」

ダメージこそ順調に与えているが、フェイルの防御力が想定よりも高いことや、
他のフェイルに気づかれないよう、慎重に立ち回ってるため、人質の救出に向かうのは難しいと考えられる。

さらに戦闘音を聞きつけた鳥形のフェイルも、その姿を現している。
しかし鳥型フェイルは虚や涼の傍まで来ると、何かの衝撃を受けたかのようにふらつき、落下してきた。

「私の出番、ですね」

遠くから鳥形フェイルを狙ったのは氷姫 つらら
【ブラッシュ】を用いて、やってきたフェイルを落とすと、涼と同じく、少し離れた場所からサポートを開始する。
さらに、そこに近づく、もう一つの人影があった。

「あ、あのっ……ボクにできることは何かありますかっ?」

「遠距離からの援護をお願いしてもいい?」

「はい! ……ボクも……ボクも、きっと、役に立ってみせます!」

空神影 黒心も遠距離から【霧触】を用いて攻撃する。
攻撃してくるものが増えたことでフェイル達は混乱し、うまく攻撃を仕掛けられていない。

逆に特異者達は連携を取り合って集中攻撃をすることで、着実にフェイル達の数を減らしていった。

「っとぁ。危なかったぁ!!
 ここからは私も援護するよ!」

数が減ったことでミリアンも援護に加わり、ほどなくしてフェイル達は全て討伐された。

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