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【三千界アカデミー】ビギナーズトレーニング! ~第三回~

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【三千界アカデミー】ビギナーズトレーニング! ~第三回~
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「それでは訓練、はじめ!」

 スティアの掛け声により特異者たちの訓練が開始された。

 まず西村 由梨がエアロシップに乗りつつ戦況分析と位置把握を使って自分や相手の位置を把握する。
 その横には天津 勇人中村 薫のエアロシップも並んでいた

「敵小隊はこちらに気づいていません。今こそ攻めるチャンスです」

 由梨の言葉を皮切りに拠点の奪取をする特異者とスティアの部隊が前進する。

「前衛の隊の援護、しっかりしないとな」

 勇人も戦場をよく確認しながら進んでいく。
 自分の小隊を展開しようと考えていたがスティアに小隊を編成するには僚機が必要だと教えられ、今は由梨と薫と共に後方支援に徹しようと考えていた。
 敵にある程度近づいたところで由梨が機雷発射を行い、いくつかの機雷を発射する。
 それに気づいた敵小隊は機雷を攻撃しながらこちらへと向かってくる。
 小隊を維持しながら進んでくるもの、分離しながらくるものなど様々な敵がいる中、薫は弱点が無いかを察知する。

「……あっちで一機ハグレたやつ、機雷の爆風でシールドにヒビがいってるな」

 薫は同様に他の機体の状態もつぶさに観察していく。
 だが発射した複数の機雷も、敵の攻撃によりその数を減らしていた。

「きたなっ!」

「では、こちらからも攻撃するとするかね」

 勇人と薫が同時に攻撃をする。
 薫は魔力充填でその威力を増した支援砲火、勇人も支援砲火を放つ。
 その間にも由梨は機雷を発射するが先ほどよりは少ない。
 それは前衛部隊のためだった。

「それじゃ皆、支援は頼むよ」

 そう言って飛び出したのは栄倉 寧。またそれをサポートするように島津 正紀がリンドヴルム・スヴァードに乗って追随する。
 機雷と支援砲火による攻撃を受ける敵小隊だが、二人の接近に気づき反撃をするが、その照準は定まっておらず二人を捕らえることはない。

「足を止めさせてもらうぞ」

 正紀が固まって動いている小隊目掛けてエイムショットを行い牽制をする。
 支援砲火の甲斐もあって敵小隊は動揺する。
 その隙をついて寧が一番前にいた敵へと接近し、ショートレンジショットを放ち、ダメ押しのダメージを与え一機を撃墜する。
 それを見た敵も攻撃しようとしてくるが、正紀のレージングにより足元をからめとられその場に転倒し動けなくなる。
 残された一機はしゃにむに構わず寧へと向かい、その装甲に傷をつける。

「これで終わり……だと思った?」

 だが寧は笑い、ラピッドアタックで反撃を行い、ダメ押しの一撃払い斬りをしてその一機を沈黙させた。

「やるじゃないか」

「ありがとう。スティアちゃんもこの訓練が終わったら
 皆と一緒にお茶でもどうかな?」

「戦う時に避けないことを考えるのは私の主義ではない……が悪くないんじゃないか」

 スティアはそう言って敵の方へと駆けていく。
 特異者たちはこの前衛と後衛の連携を繰り返すことで、わずかなダメージを負っただけで敵小隊を無力化し、拠点への道を確保した。

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