――戦乱渦巻く“機神(ロボット)の世界”
ジーランディア。
ジーランディアでは
『鐵皇国』、『ルミナス王朝』、『自由都市連盟』の三国が、
大陸の中央にある天を貫く塔
「ガドラスティア」を巡って争い、混迷を極めていました。
異世界からジーランディアに様々なものを呼び寄せ、時にジーランディアから送り出すガドラスティアの力は、
ワールドホライゾンにとっても注目すべきものであり、
泥沼化した戦況を変え、塔の謎に迫るべく三国に介入する事となります。
ワールドホライゾンの特異者たちと共にガドラスティアに辿り着いたのは、鐵皇国と自由都市連盟でした。
ガドラスティアには
“ヒルコ” と呼ばれるこの世界を創った存在がおり、
彼女は
“生物を創造する権能” を持っていなかったことから、
鐵皇国とルミナス王朝、そして自由都市連盟をこの世界へ呼び寄せたことが分かりました。
その身の上を聞いた鐵皇国の現皇帝・
覇道 鼎と、
ヒルコの複製であることが分かった鼎の軍事顧問
ル・フェイがこの世界に残る事になり
(ヒルコを神と奉る
“白き静謐” とル・フェイの悪友である
クラッシャーレパードもですが)、
ヒルコは三勢力全てを元の世界へ戻すことを約束します。
※グランドシナリオ
『ロボティクスウォー~完結編~』参照
そして三国はそれぞれ、協力してくれた特異者たちとの送別会を開き、
国ごと各世界へ戻ったのでした。
※グランドシナリオ
『ロボティクスウォー・アフター』参照
△▼△▼△
――ルミナス王朝、王都スプレンダ・ルミナス
「遂に俺たちは
“ツインヘッドドラゴン”を制御するための宝玉を手に入れた……。だが、これだけでは戦況は覆らない、と来たか……」
バルタザール・ルミナスはもたらされた結論に難しそうに呻ります。
封印の洞窟を調査し奮闘した結果、災厄のシュヴァリエである“ツインヘッドドラゴン”を再度封印するための宝玉を手に入れたもののそう簡単に封印されるわけではないと出ました。
「歯がゆいですわね……。“ツインヘッドドラゴン”が健在なうちはこの封印の宝玉でも状況はよくて拮抗、悪ければこれまでと変わらないと解析されたわけなのですから……」
覇道鼎も苦労して手に入れた宝玉だけではどうにもならないことに苦渋の表情を浮かべます。
「……やはり、総力戦を挑む必要性があるだろう。ルミナス王朝はこれより、オペーク王朝に宣戦布告する。そして”ツインヘッドドラゴン”を封印してみせる……!」
(これは俺の王としての意地の問題だけではない……。故郷を焼かれ、今も苦しんでいる市民の怒りと悲しみを……これ以上膨れ上がらせて堪るか……!)
バルタザールは剣を抜き、そして声高く宣言します。
「行くぞ! これがオペーク王朝との因縁に決着をつけるための……最後の戦いだ!」
――ルミナス王朝 某所
「やはり、仕掛けるのだな……。それならば、今度こそ勝利せねばならないだろう。皆の者、敵はオペーク王朝にあり!」
シュペンナーが士気を上げると、
マンジュリカも応えます。
「……つ、遂にこの時が来たんですね。……オペーク王朝との、決戦の時が……」
「前回は
ユリアーヌスを支援して善戦したお陰で恐らくはカスパールに封印の宝玉のことは露呈していないはず。やるべきことは“ツインヘッドドラゴン”を本隊が攻撃している間の邪魔をされないよう、ワイバーン型シュヴァリエを押さえ込むことだな。こちらの戦力も割れつつあるだろうが、これが最後の戦いとなるのならば悔いなく行くぞ!」
「封印のメカニズムは、“ツインヘッドドラゴン”を攻撃して衰弱させ、カスパールの持つ制御用の宝玉との均衡を崩すことで、こちら側に制御のパスを繋ぐ……。如何に効果的な攻撃を重ね続けるかがカギになりそうね……」
ル・フェイの懸念にシュペンナーはふむ、と頷きます。
「いずれにせよ、これまで以上の戦力で挑まなければ封印は容易くはいかないだろうな。……しかし、こちらにもこれまでの戦いの蓄積がある。戦いは決して不利ではないはずだ!」
――オペーク王朝、マゴイの遺跡
オペーク王朝にルミナス王朝が大軍を率いている情報がもたらされたのは未明のことでした。
カスパール・オペークはその伝令を受け、慌てるでもなく玉座でふんぞり返ります。
「宣戦布告だと? ……ふん。あの青二才め、どのような勝算があるかは分からんが、前回の奇襲は手痛かったものの、それでも“ツインヘッドドラゴン”の回復には充分な時間を稼げた。それだけではない。見よ! この大軍勢を!」
「GUWOOOOO!!」
“ツインヘッドドラゴン”が咆哮すると、
ワイバーン型シュヴァリエが共鳴し、その形状を変化させます。
ロボット形態になっていたワイバーン型シュヴァリエがそれぞれ合体し、“ツインヘッドドラゴン”にも匹敵する巨大な人型のシュヴァリエとなって屹立したのでした。
「KIYYYYYYYYY!!」
特徴的な甲高い鳴き声を上げ、合体を果たした新たなる形態のワイバーン型シュヴァリエが顕現します。
「“ツインヘッドドラゴン”の新たなる権能、眷属のシュヴァリエの融合と合体! さしずめ、新たな眷属、“グランドワイバーン”とでも呼ぶべきか」
“グランドワイバーン”は次々と融合と合体を繰り返して、“ツインヘッドドラゴン”を守護する三体の鉄壁の騎士と化します。
「ルミナス王朝よ! そして忌むべき、バルタザール・ルミナスよ! 来るのならば来い! 今度こそ返り討ちにしてくれる!」
ルミナス王朝の軍勢と、オペーク王朝の邪悪な災厄のシュヴァリエとその眷属の大軍勢――今、双方は決着の時を求めて、激しくぶつかり合おうとしていました。
△▼△▼△
覇道鼎から、ワールドホライゾンへ応援の要請の連絡が入りました。
災厄のシュヴァリエとの最終決戦、ルミナス王朝とオペーク王朝の血で血を洗う戦いも佳境となります。また未だに破壊の爪痕が濃い国都の復旧が可及的速やかに求められています。
強大な災厄のシュヴァリエを封じ込めオペーク王朝との因縁に決着がつけられるかどうかは、特異者のアクションに掛かっています!