クリエイティブRPG

機関本部への襲撃

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機関本部への襲撃
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:独立小世界
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:不可
LC/フェロー最大追加数:2
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2025年03月24日公開!

シナリオガイド

“黒き終焉”が、牙を剥く

シナリオ名:機関本部への襲撃 / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム



 自身の武器を具現化し戦う者たちが、闇の王ディアボロス率いる軍勢との戦いに身を投じる世界「シュミス」。
 闇の軍勢への対抗組織である救済執行機関エアレーズングに、執行者として所属することとなった特異者たちは、教団長アンネリーゼを筆頭にヨアヒムら教団の執行者たちと力を合わせ、今後の作戦実行において重要な拠点となる廃墟街を闇の軍勢から奪還することに成功したのでした。

「それじゃ頼んだぜ、吉報を待ってる」
 ヨアヒムは、廃墟街から各地に執行者を斥候として送り出します。
 廃墟街を奪還した今、この勢いに乗じない手はありません。街を拠点として確立させ反転攻勢に出る――この「反攻作戦」を成功させるべく、教団は一刻も早く敵拠点の位置を探し出したいのです。

 とはいえ、街の復興も遅らせるわけにはいきません。
 敵拠点の探索と並行し、街にも引き続き執行者が残って復興を進めています。
「ここはあなたたちに任せますが、くれぐれも無理のないようにね」
 アンネリーゼは、街に残る執行者たちに期待と労いの言葉を掛けると、ヨアヒムと特異者たちに護衛を頼みながら、今後の動きに備えて一旦教団本部に戻ることにしました。

* * *


「皆さんの力もあってあの街を奪還することができましたが、シュミスに来て早々にあのような戦いに遭遇して、さぞ疲れたことでしょう。今日くらいはゆっくり休んでちょうだい」
 アンネリーゼにそう言われたこともありますが、何より戦いの疲れが出たのでしょう。その晩特異者たちは早々に寝入りました。

 しかし……。
「敵襲ー! 敵襲ーーー!!」
 とっぷりと夜も更けた頃、けたたましい警鐘と見張りの声が本部内に響き渡りました。
 突然のことに、特異者たちのみならず本部内の執行者たちも飛び起き、建物の外に飛び出します。
「総員、突撃」
 全身を漆黒の鎧で固めた憑き人と思しき指揮官が淡々と命令すると、瘴気化した兵たちにより構成された精鋭軍が執行者たちに襲い掛かりました。
 まるでその集団そのものが意思を持った生き物であるかのように精鋭軍は統率の取れた動きを見せますが、寝込みを襲われる形となった執行者たちはそうはいきません。
 敵に遭遇した者から個々で戦いに挑みますが、精鋭揃いの敵は一人一人の戦闘能力もさることながら、軍としての統率にも乱れはなく、執行者は一人また一人と倒れていきます。
「皆さん、落ち着いて! 無闇に前に出てはいけません!」
 駆けつけたアンネリーゼは直近の敵兵を十字架で消し去ると、蹲る執行者たちの腕を取り後退しました。
「すぐに体勢を立て直し、徹底抗戦に出ます。またあなたたちの力を貸して下さい!」
 混乱状態の本部内でどうにか合流することのできた特異者たちに、アンネリーゼは共に戦うことを要請するのでした。

* * *


「オイッ、早く起きろ! 何かヤベェ予感がするんだよ!」
 一方、警鐘が鳴るより早く異様な気配を察知したヨアヒムは、周りで寝ていた執行者たちを叩き起こしていました。
 やがて敵襲を知らせる警鐘と見張りの声が届き、自身の予感が的中してしまったことを悟ったヨアヒムは、武器を手にひとり外へと向かいます。
 そして、敵軍後方で指揮を執る漆黒の鎧を纏った憑き人の姿をその目に捉えると、
「待てよ」
 と立ちはだかりました。
「オマエがこの軍の指揮官ってとこだな? それ以上は行かせねぇぜ」
 ヨアヒムが大剣を抜くと、憑き人は怜悧な視線でヨアヒムを射貫きます。
「如何にも。ワタシはラインハルト、人呼んで“黒き終焉”。貴様は?」
 鎧の憑き人――ラインハルトが醸し出す威圧感にヨアヒムは凄まじい脅威を感じました。
「そいつは失礼したな。オレはヨアヒム、教団じゃそれなりの腕の持ち主だと自負してる。オマエの相手としちゃ不足はねぇと思うぜ、黒騎士」
「成程。ではヨアヒムとやら、貴様の剣技、存分に味わわせて頂こう」
 騎士然とした振る舞いのラインハルトを「黒騎士」と呼び、ヨアヒムは剣を構えます。
 しかし、その表情には微塵の余裕もありません。
(こんな化け物に好き勝手されちゃたまったモンじゃねぇ。オレがここで――食い止める!)

担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

新シリーズ「DIABOLOS」のトリガーシナリオ
「機関本部への襲撃」をお届けします。
本シリーズは全3回を予定していますが、結果によっては変動しますので何卒ご了承ください。

ワールドガイドはコチラ


■基本的な状況
奪還作戦が終わり機関本部に戻った特異者たちは、戦いの疲れからその晩は早々に寝てしまいますが、けたたましい警鐘により飛び起きます。
なんと、闇の王ディアボロスの側近である“黒き終焉”のラインハルトが精鋭軍を率いて救済執行機関本部を襲撃してきたのです。
寝込みを襲われた執行者たちは個々で応戦しますが、統率された敵精鋭軍の攻撃に一人一人倒れていきます。
特異者はなんとかアンネリーゼと合流し執行者達を統率し抵抗戦を開始、敵軍に徹底抗戦しどうにか撤退させることを目指します。


■闇の軍勢について
敵となる闇の軍勢は「闇の王ディアボロス」の支配下に置かれ力を与えられた存在のため、
体は生身から瘴気の塊へと変異しています。
実体と霊体の中間のような存在で、フラクト以外の攻撃が通用しません。
アイテム・スキルの装備制限はないため「シュミーデ」以外のアイテム・スキルの装備・使用は可能ですが、
敵への有効打は与えられませんのでご注意下さい。


■憑き人について
ディアボロスの信奉者である『元人類』。
体が瘴気の塊でありフラクト以外の攻撃が通用しない点は他の闇の者と同様ですが、
高い知性を持ち、姿は人間と変わらないため初見で見極めることは困難です。


■今回の敵
憑き人“黒き終焉”のラインハルトが率いる精鋭軍で、憑き人で構成されています。
瘴気化した軍隊のため並みの兵士では太刀打ちできません。
視野や聴覚といった部分は人並みですが、集団戦では統率の取れた動きで敵を追い詰めます。


■闇落ち
「カルマの呪い」を受けているシュミーデは、身体能力・生命力・魔力が大幅に強化されていますが、
その代償として治癒・回復手段を受け付けなくなっています。
この呪いは解除する事ができず、回復系のアイテムやスキルを使用する事ができません。
そしてシナリオ上で生命力・魔力が尽きる(実質的な死亡状態)となったPCは「憑き人」化し、
次回シナリオで闇の軍勢の一員、すなわち敵となってしまいます。
 
憑き人化したPCは実質的なNPC扱いとなり、アクション内容に関わらず自発的な行動が事実上不可能となります。
ですが、特殊な加護のあるフラクトを持つPCのみこれを浄化し、失った自我を引き戻す事ができます。
※前回シナリオで憑き人化してしまった場合でも、シナリオ参加時にアクション内容を提出していただき、
シナリオ内で憑き人化が解けた時は、記載いただいたアクション内容を実行することが可能です。
なお、憑き人としてのアクションを掛ける事自体は可能です。



■各パート詳細
皆様の最終目的は敵軍(闇の軍勢)を撤退させることです。
敵軍(闇の軍勢)を撤退できなかった場合、次回以降、敵が強くなります。


【1】ヨアヒムに加勢する 難易度:6
“黒き終焉”ラインハルトに単騎で挑むヨアヒムに助太刀します。
ラインハルトは、片手剣を自在に操り、俊敏な身のこなしからは想像もできない圧倒的なパワーで斬撃を繰り出します。
パワー、スピード、テクニックのどれを取っても闇の軍勢最強の戦士と言えましょう。
ラインハルトの危険な強さを本能的に感じ取ったヨアヒムは、これ以上ラインハルトを踏み込ませないために食い止めようとしています。


【2】味方を助けながら集団戦を続ける 難易度:7
ラインハルトの精鋭軍は、常に集団で連携を取りながら執行者たちを殲滅させるため襲い掛かってきます。
敵精鋭軍の攻撃は激しく既に教団本部の敷地内に突入していますが、まだ本部建物内への侵入は果たしていません。
抗戦を続ける執行者たちの中には不意打ちを受け傷ついた者も少なくありません。
集団戦の指揮を執るアンネリーゼとともに、倒れた執行者たちや苦戦する味方を助けつつ、この場で徹底抗戦を続けます。


■NPC紹介

ヨアヒム 性別:男 シュミーデ 武器:大剣

 特異者の案内役となる兄貴分の頼れる戦士。
 大剣のフラクトを扱うシュミーデであり、呪いにもかかわらず負傷を恐れず突き進む豪胆さを持つ。
 誰にでも明るく気さくに接するムードメーカー的な存在で、暗い仕事が主な執行者たちの中ではやや異質な部類だが、
 持ち前のコミュニケーション力で自然と周囲に溶け込めている。


アンネリーゼ 性別:女 シュミーデ 武器:十字架
 救済執行機関エアレーズングの機関長である女傑。
 年齢は若いが、非常に落ち着いた性格をしている。
 基本的には組織を指揮する立場だが、執行者としても強く巨大な十字架を振り回して戦う。


“黒き終焉”のラインハルト 性別:男 憑き人 武器:片手剣
 闇の王ディアボロスを心酔し、腹心となった憑き人。
 闇の軍勢の指揮官であり、最強の戦士。
 騎士としての誇りが微かに残っているのか、戦いは正々堂々とを好み、
 また相手に対してのリスペクトを感じさせる言動が多い。


 皆様のご参加お待ちしております!

【1】ヨアヒムに加勢する 【現在のMC参加人数:13】

6

【2】味方を助けながら集団戦を続ける 【現在のMC参加人数:12】

7