クリエイティブRPG

Encounter - Rematch ; Reunion

リアクション公開中!

 127

Encounter - Rematch ; Reunion
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:遙樂
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:不可
LC/フェロー最大追加数:3
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2024年12月24日公開!

【!】このシナリオは同世界以外の装備が制限されたシナリオです。
シナリオガイド

この遭逢は偶発か、必然か

シナリオ名:Encounter - Rematch ; Reunion / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム



 現実とメタバースが共存する裏世界、遙樂(ヤオロウ)
 特異者、アイドル、契約者は梟睿(シャオルィ)の案内で
 ライフラインとなっているメタバース空間真華胥(シンカショ)にトランスレートしました。
 早速見て回ろうとしたそのとき、警告音が鳴り響きます。
 トランスアウトを試みますが、実行できません。
 動揺の声が上がる中、梟睿の背後に殺気を放つ何かの影。
 殺気の影が彼に襲い掛かろうとした瞬間、
 キンとした耳鳴りが聴こえ、全身の血が沸騰するような妙な感覚に襲われたのです。

卍 卍 卍


 その感覚に続いて、銃声とともにドサッと音がしました。
 梟睿(シャオルィ)が振り向くと、黄色い札を額に張り付けた人型の魔物が倒れています。
 魔物こと妖孽(ヤンイェ)から視線を上げると、二丁拳銃を手にした水色シニヨンヘアの女性が立っていました。

「もしかして、キミ――」

 梟睿が声をかけた瞬間、次々と妖孽が襲い掛かってきました。

「あんたも応戦して!」

「わかってるって!」

 そう答えたものの、どう応戦すればいいのか。
 普通の攻撃ではきっとやつらは倒せない、梟睿が本能的に感じ取った瞬間、直感的に“どう戦えばいいのか”が理解できたのです。
 これは梟睿に限らず、夥伴に覚醒した者すべてがそうだったように。

(きた、きたきた!オレもついに!)

 梟睿も手のひらから力を放って黄色い札に攻撃しますが、金切り声を上げるだけで倒れもしません。


「何やってんのよ!」

「それはオレが聞きてぇって!」

 妖孽の数が増え、手一杯状態の2人。そのときでした。

「つうぃちゃん、あとあそこだけだよん。よろしくね~」

「了解しました」

 槍を彷彿させるような刀で黄緑色の長髪女性が妖孽の上半身を貫いていきます。
 刺突でも鮮やかな身体さばきを披露した彼女の周りには倒れた敵の輪ができ、それらは消滅していきました。

「君たち、大丈夫ですか?」

「……助かった。まっ、こいつが足引っ張らなければ琳はもっと上手くやれてたし」

 自身を琳(リン)と呼ぶ女性は、左手の銃を軽く梟睿に向けました。

「それはこっちのセリフっしょ」

「はいはい、そこまで~。ええと、二丁拳銃のりんちゃんに隣は……」

「梟睿(シャオルィ)だ」

「しゃおちゃんね。僕は梓玥(ズーユェ)。呼び方はなんでもいいよん。
 んで、隣が僕の夥伴(フォウバン)

翠玲(ツゥイレイ)です。よろしくお願いします」

「夥伴……? なにそれ」

 琳の疑問に、三人は沈黙します。
 お互い顔を見合わせ、梟睿が説明することになりました。

「夥伴は簡単に言うとバディってわけ。
 ロマンチックに言っちゃえば、潜在的に運命づけられた相手ってやつさ。
 ビビッと来たろ? 耳鳴りと血が沸騰したような感じ」


「したけど……え、まさか」

 琳は梟睿の顔を見つめます。そう、まさに今2人は夥伴になったのです。

「ありえない! なんでこんなやつと!」

「あーあ。オレの運命はもっとこう息ピッタシを想像してたんだけどなー……ナゲカワシー」

「何ですって!このアマチュア巫師!」

「はぁ!?オレは戰士!そんでちびっ子!オマエが巫師――」

 いいえ、と梟睿の話に被さるように翠玲が話はじめます。

「琳さんは拳銃のようなものを駆使して戦われていましたよね。武具を介して攻撃を行うのは戰士の証です。
 夥伴に覚醒した戰士の元には自身を司る武器が現れると、過去の文献にも記されています。
 反対に、巫師にはあまりそういった武器は出現しませんが、自身の身体を媒介に巫術を発動させ
 妖孽に攻撃を与えることが多いそうです。先ほど戦闘を拝見したところ、梟睿さんは巫師としての目覚めを果たしたようですね。」

 必ずしも戰士と巫師の夥伴とは限りませんが、と話す翠玲に
 終始傍観していた梓玥が口を開きます。

「はいは~い、そこまで~。今問題なのは、妖孽が現れた真華胥から僕たち含めてみんなトランスアウトできないってことでしょ~?
 まずは現実世界に戻れるようにしないと。あの魔物……妖孽に対処できるのは、夥伴だけだからね~」


「ってことは、琳たちと夥伴に覚醒した人たちしか対処できないのね」

「そういうこと。っというわけで~僕とつうぃちゃんで出処を探して叩いちゃうから、2人は妖孽対処よろしく」

「ちょっ、手一杯だったの知ってるでしょ!」

「知ってるよん? だから、これは慣れるためのトレーニングだよね。君たちがちゃんと戦わないと、みんな死んじゃうよ~?」

 真華胥では精神や五感を持ち込めるため、痛みは感じます。
 そして真華胥で死んでしまった場合、その者の魂は消え、現実世界に置いてきた肉体は植物状態となってしまいます。
 琳はキッと梓玥を睨みつけたあと、あなたの方に振り向きます。

「あんた、見てたでしょ。いい? 琳はあれとタッグ組みたくない。
 だからあんたと組んであげる。それなりにできるみたいだし」

「おいおい、それはオレも同じだぜ? なぁ、キミ。オレと組んでくんねぇ?
 一度戦った仲だしさ。連携はちびっ子よりできると思うぜ?」

「言った傍からなに言っちゃってんの~。この2人は放っておいて、僕たちと一緒に出処探そうよん。
 甘やかしてると、トレーニングにならないからねぇ」

「出処を探す途中、妖孽に遭遇するかもしれません。
 そのときは共闘、またはお守りしますので、共に行きましょう」

 夥伴相手に納得がいかない琳・梟睿チーム。
 この緊急事態でも冷静な翠玲・梓玥チーム。

 2組に挟まれたあなたは、緊急事態の中でとあるペアの手を取ることにしたのです。

担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

新シリーズ「JUEXING;霊境(ジュエシン;レイキョウ)」のトリガーシナリオ
「Encounter - Rematch ; Reunion」の第1話をお届けします。
本シリーズは全4回を予定していますが、結果によっては変動しますので何卒ご了承ください。

また、遙樂では夥伴と呼ばれる関係性が存在しますが、PC1名でも参加可能です。
その際、夥伴は武器となります。
特定の武器を持っていることが条件ですので、参加する際はご注意ください。


■基本的な状況
平穏な日々を送る遙樂の世界で、ライフラインとなっているメタバース空間《真華胥:シンカショ》に突如魔物が出現しました。
その魔物たちは遠い昔、封印された妖孽と呼ばれる者たちです。
妖孽に応戦できるのは夥伴に覚醒した者たちのみとされ、妖孽封印と共に人々の間でも夥伴の存在は記憶から薄れていきました。
また、夥伴覚醒条件が運命づけられた相手と危機的状況に陥った場合にのみ目覚めることから、
別の魔物の存在や人類同士の諍いも発生しない遙樂で目覚める者がいないことが要因に挙げられています。
現在は史的事実として残ってはいるものの、半ばおとぎ話のような認識をされています。

妖孽と対峙して夥伴に覚醒した皆様は、琳・梟睿チームと翠玲・梓玥の二手に分かれて夥伴相手と共に妖孽に応戦します。
現在、妖孽の影響で真華胥にいる全ての人が現実世界に戻れない状態です。

■妖孽とアバター攻撃の相性について
妖孽には実体を持つ者と、実体を持たない霊体の者の2種類が存在します。
夥伴の攻撃自体はどちらにも有効となりますが、より攻撃が与えられる相性が存在します。
人間側は真華胥でゆっくり浮遊することが可能ですが、実体のある妖孽は浮けず、実体のない妖孽は浮くことができます。

実体のある妖孽……戰士:有利 巫師:不利
実体のない妖孽……戰士:不利 巫師:有利



■今回の敵
実体を持つ妖孽・殭屍(ジャンスー)が真華胥に出現しています。
移動速度が速く、実体はあるものの身体は腐敗した、いわゆるキョンシーです。
四方八方に動き、攻撃を受けてもあまりうろたえることはありません。
ジャンプ程度なら飛び跳ねますが、浮遊しません。
攻撃手段は物理系が基本で、爪での攻撃やかみつきがメインです。
人語は話せず「キキキ……キシャア!」といった金切り声のような声を上げ感情を表現します。
梟睿(シャオルィ)が額の札を狙って攻撃していましたが、急所は別にあるようです。


■各パート詳細
皆様の目的は真華胥から現実世界に戻ることです。
各チームに絡む際は、「■NPC紹介」も参照いただけたら幸いです。
脱出できなかった場合、次回以降、敵がより強くなっていきます。

【1】妖孽出現の原因探索 難易度:3
妖孽出現の原因を捜査する探索メインとなります。
殭屍との遭遇を避けつつ、対面してしまった際多少の戦闘も起きる想定です。
殭屍については「■今回の敵」に詳細を明記しています。
真華胥内をくまなく捜索しましょう。
戦闘向きではありませんが、無重力空間にいるような速度で身体を宙に浮かせながらの移動も可能です。

出処が見つかった際、こちらの対処も必要になりますが、対応するアバターは戰士、巫師どちらでもかまいません。
こちらのパートには翠玲+梓玥チームが参戦します。

【2】殭屍たちとの戦闘 難易度:4
夥伴に覚醒していない人々を護りつつ、実体を持つ妖孽・殭屍たちとの戦闘がメインとなります。
殭屍については「■今回の敵」に明記していますので、そちらをご確認ください。
ガイド冒頭にて一戦した場所以外にも殭屍は出現しています。
琳・梟睿チームもお互いつかず離れずで戦闘しますが、渋々といった感じです。


■NPC紹介

翠玲 / ツゥイレイ 性別:女 戰士 武器:龍朴刀
 梓玥の夥伴相手。一見クールな言動をとり、思考もロジカルな22歳。
 責任感と仲間意識が人一倍強く、知り合って間もないPCや琳と梟睿にもその思いはある。
 戦闘スタイルは前線特攻。

梓玥 / ズーユェ 性別:男 巫師 武器:両腕による巫術
 翠玲(ツゥイレイ)の夥伴相手。身元不明の青年で、年齢不詳。
 言動はいわゆる不思議系で、どこかつかめない性格をしている。
 戦闘スタイルは司令塔。

梟睿 / シャオルィ 性別:男 巫師 武器:素手から放つ巫術
 夥伴の存在を信じ、戰士の覚醒を夢見た18歳のバトルジャンキー。
 満を持して夥伴に覚醒したが、本人は戰士に目覚めたと思っている。
 妖孽撃退に対して4人の中で誰よりも意欲的だが、なかなか思うように戦えないため、現時点で一番弱い。

琳 / リン 性別:女 戰士 武器:二丁拳銃
 とある境遇から人を小ばかにした言動をとることが多く、19歳のわりに精神年齢は低く子供っぽい。
 流行りものや最先端のものを好み、過去の産物や伝承などに興味がないため夥伴の言い伝えも知らなかった。
 自身が戰士であること、巫師が殭屍と不利な相性であるのを知らない可能性がある。


ここまでおつかれさまでした。皆様のご参加お待ちしております!

【1】妖孽出現の原因探索 【現在のMC参加人数:15】

3

【2】殭屍たちとの戦闘 【現在のMC参加人数:17】

4