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結成! 対魔王同盟

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結成! 対魔王同盟
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:マグメル
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2024年12月18日公開!

【!】このシナリオは同世界以外の装備が制限されたシナリオです。
シナリオガイド

四大国の垣根を超え、勇者候補が集う!

シナリオ名:結成! 対魔王同盟 / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム



――東方帝国。

勇者の末裔を謳う皇帝を頂くこの国にとって、魔王の討伐というものは大きな意味を持ちます。
同じく勇者の末裔を自称する北王国と、どちらが勇者の正当な血統なのかを争ってきた歴史がありますが、
これほどわかりやすく決着がつくことはありません。

しかし、現代に再び現れた魔王と、その配下である魔族の力は強大。
創世神フィルマの加護と天技(チートスキル)を持つ来訪者であってもまだ優勢とはいかないほどです。
四大国は各々がいち早く“勇者”を擁立し、大陸を纏め上げようと画策していましたが、
もはや競い合っている場合ではありません。
そこで各国の首脳は話し合い、勇者候補である有力な来訪者による対魔王連合を組むことを決定しました。

そして今日、東方帝国の首都には名だたる冒険者――勇者候補が集いました。

「本日はよろしくお願いします。高名な来訪者の方々とお会いできて光栄です」

まずはマクリールより、“光の貴公子”ジョンです。
ここに来たのは湖南連合を代表する勇者候補に相応しいと、首長から推挙されたからです。
ジョンはマクリールの首長から、アーティファクト「ネクロマンサーの杖」を託されているため、
その力は来訪者の中でも群を抜いています。
相変わらずの輝くような笑顔で礼儀の正しい人物で、彼の本性を知らぬ者に対しての第一印象は良好です。

「ふん……慣れ合うつもりはない、と言いたいところだが。ここでそれは空気が読めんヤツのやることか」

ジョンを牽制すべく、マナナンから送り込まれたのは彼の本性を知る“闇の右腕”キョーマです。
冒険の場数は踏んでいるキョーマですが、こうやって誰かと協力する場は慣れていない様子です。

更には西部共和国から送り込まれたダイスケは、先ほどからずっと踊っていて怪しい雰囲気を纏っており、
帝国では広く名が知られている“狂嵐”のセラスと、彼女行動を共にするフリードの姿もあります。

「錚々たる面々が集まったな。これほどまで多くの来訪者と同時にまみえるとは、こちらとしても光栄だ」

ピリピリとした雰囲気すら感じられるこの場に、東方帝国騎士団団長のヴェックマンが現れます。
彼こそが各国の首脳陣を説得した今回の対魔王連合の発起人です。

「む、数が足りないな。確か“溶闇”もいるはずだが……」
「ここに」

ヴェックマンが名を挙げた“溶闇”のカレンは、いつの間にかその場に潜んでいました。
かつて来訪者だけでパーティーを組んでいたカレンでしたが、魔族を相手に手痛い敗北を喫してからパーティを抜け、
独りで修行をすることで“溶闇”と称されるほどの冒険者に成長していました。

「これだけいながら、メイジの来訪者はいないのですね」

ジョンはこれから力を合わせる面々の中に、魔法を扱う人間がいないことに気付き、バランスの悪さを感じていました。

「来訪者ではないが、“彼女”が協力してくれる。この国で彼女の右に出るメイジはいないだろう」

「遅くなりまして申し訳ございません。“六曜の魔女”、到着いたしました」

ヴェックマンが紹介した直後に現れたのは、S級冒険者である“六曜の魔女”でした。
この同盟に、六曜の魔女までもが参加するということで、集まった来訪者たちは湧きます。
もっとも、嫌そうな顔の来訪者もいるようです。

「ヴェックマン団長、頼まれていた有力な冒険者への声掛けは済みました。ギルドマスターが集まった冒険者を寄越してくれます」
「恩に着る。急な提案だったが、どうやら間に合いそうだな」

六曜の魔女のような高名な冒険者がいてもなお、頭数が足りないことを、これからやろうとしている。
そのことを察した来訪者の間に、緊張感が走ります。

「さて、皆さん。我々は魔族……いえ、魔王との決戦の前に、手に入れておかなければならないものがあります。
 それが、天器(チートアイテム)と呼ばれる、かつて勇者の所持していたアーティファクトです」

今回、集合したメインの目的は、天器を探すことでした。
集まった面々の中には以前も互いに競い合ってアーティファクトを探したことがありましたが、
その時は足の引っ張り合いも上等の、協力とは程遠い宝探しでした。
ですが、今回は違います。
力のある者が、力を合わせて手に入れなければなりません。

「天器は遺跡に偽装されている、安置施設に隠されています」
「誰だ……!」

そう言ってどこからともなく、給仕服姿の女性が現れました。
突然現れた人物に驚いてキョーマが対処しようとしましたが、メルが突き出した箒状の武器で静止されます。

「申し遅れました。私はメル。創世神フィルマの使徒です。
 初対面ではない方もこの場におりますが」

その自己紹介に、集まった来訪者たちは驚きます。
勇者候補の来訪者、S級冒険者、そして創世神の使徒。そんな高位の存在までもが、帝国に集まっているのです。

「偽装遺跡には、私が案内いたします。ですが、攻略難易度は高くなっていますのでお気を付けを。
 ……そして、魔族も天器を狙ってくるでしょう」

宝探しの上でに、相手は魔族となると、苦戦は必至でしょう。

「この先、何度も言うことになると思うが、間違っても隣人を出し抜くことなど考えぬ事だ」

ヴェックマンは一際大きな声で、来訪者たちに忠告します。
彼はこれから凄まじく個性的な面々を纏め上げることになるため、特に力が入っているようです。

「そもそも、持ち主を選ぶのは天器です。出し抜いて手に入れたところで、その天器は十全に機能しません」

メルは天器がどういったものなのかを解説しますが、来訪者たちは期待が隠せません。

「はん、気に入らねぇな。扱う得物なんざ、こっちに選ばせろってんだ」
「セラス様、そうも行きませんよ。あなたを選ぶ天器も物好きだとは思いますが」
「あんだァ!?」

そんな中でセラスは天器が使い手を選ぶことが気に入らないようで、フリードと言い合いになります。

「こ、今回の天器は誰を選ぶのか、楽しみですね!
 私でしたらもちろん嬉しいですが、誰がお持ちになっても我々にとってはプラスですから、頑張りましょう!」

慌ててジョンが場を和ませようと口を挟みますが、
このままいけば天器を巡って険悪なムードになりそうだ、という予感が来訪者の間に走りました。

「えぇ、偽装遺跡の攻略には皆さんで協力することをオススメします。
 足を引っ張って脱落でもされたら、魔王と戦うときに戦力が減りますから」

そんな場の空気など読めないのか、メルは最後に釘を刺しました。

「以上、これで解散とする! 
 準備ができ次第ギルドの冒険者たちと合流し、我々は天器の偽装遺跡へと向かう!」

△▼△▼△

――偽装遺跡。

「ここのようですね。確かに、強力なアーティファクトが眠っている気配がします」

一方その頃、魔王の側近であるブラントンは手勢を率い、
これからメルが案内しようとしていた偽装遺跡に到着していました。

「恐らく、ヒト種族もここ目掛けて戦力を送ってくるはずです。
 あなたたちは、それまでに天器を手に入れなさい。間に合わなければ、集まってきた者たちを皆殺しにすること」

ブラントンは厳しい命令を部下に下します。

「天器を手に入れ、ヒト種族も皆殺しにする。それでいいだろ、ブラントンの旦那?」
「相変わらずあなたは血の気が多いですね、ウッドフォード」

傷だらけの鎧を纏った騎士がにやりと笑います。
暗黒騎士ウッドフォード。
ブラントンがかつての魔王の右腕なら、彼は左腕と言うべき最高位の魔族です。

「もうじき真の意味で魔王様がお目覚めになる。景気づけに血を浴びておきてぇんだよ、オレは」
「私は別の天器の方へ向かいます。では、頼みましたよ」

そしてブラントンはそう言い残し、「他の天器」へと向かいました。

「ああ。来訪者とやらがどこまでやれんのか楽しみだぜ」


担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

『リビルドテイルズ』のトリガーシナリオ
「結成! 対魔王同盟」をお届けします。

マグメルの特徴や独自ルールについてはワールドガイドをご覧下さい。

■シナリオの報酬について
本シナリオに参加されると、シナリオ参加アカウントごとに1つ、
職能のレベルを上昇させるアイテム「修練のメダル」が課題でプレゼントされます。

また、シナリオで活躍された方には冒険者ギルドから特別報酬が出るかもしれません。
今回は若干名となりますが、アーティファクト自体を報酬として獲得できる場合があります。
さらに活躍された方の中で極めて優秀だと認められた方は、天器(チートアイテム)の所有者となる可能性があります。
※天器が持ち主を選ぶという性質があるためどのパート、アバターでも問題ありません。
※必ずしも報酬になるという訳ではございませんので、予めご了承ください。



■基本的な状況
四大国は魔王の復活に対抗するため、首脳同士の話し合いで対魔王のための同盟軍を結成することを決めました。
東方帝国が中心となり、各国は自身の国で名が知られた来訪者を送り込むことで、
四大国が力を合わせるという形を作りました。
湖南連合のマナナンは“光の貴公子(プリンスオブシャイン)”ジョン、
同じくマクリールは“闇の右腕”キョーマを送り、
西部共和国からは“死の舞踏”ダイスケ、東方帝国も“狂嵐”のセラスとフリード、
そして“六曜の魔女”が一堂に介します。
唯一参加していない北王国は現在、四天王を自称する魔族の対応に動いており、身動きが取れない様子です。

今回、彼らが集まった理由は、天器(チートアイテム)を捜索するためでした。
そのために六曜の魔女、使徒のメルが先導役として同行し、天器が安置されている偽装遺跡の攻略へと向かいます。
偽装遺跡には侵入者を阻む様々な罠やガーディアンが配置されていると見られ、今回集まった来訪者であっても、
この攻略は容易ではありません。

加えて、これから行く先の偽装遺跡には既にブラントンが魔族を送り込んでおり、魔族との戦闘もこなさねばなりません。
戦闘と探索にバランスよく戦力を割くことが必要になります。


■各パートの情報

【1】偽装遺跡内を探索する 難易度:6

遺跡に偽装されたダンジョン内には天器以外にも女神のアーティファクトが多く保管されており、
探索する事でそれらを確保できます。

ただし、ダンジョンには「コピーガーディアン」というゴーレムが徘徊しています。
コピーガーディアンはPCのスキルコピーして
使ってくる厄介なゴーレムですが、それだけでなく、天技までもコピーします。
ただし、コピーした天技は発動してもレベル1となります。

このパートには“光の貴公子”ジョンと“闇の右腕”キョーマ、メルが登場します。
ジョンとキョーマはこれまでの関係から険悪ですが、メルが間にいるので表立った妨害などはしないでしょう。
なおジョンがあえてダンジョン内の探索を優先したのは、
ネクロマンサーの杖の力がヒト種族とは別種のゴーレム(非生物)にも通用するか試す意図があるようです。


【2】古の魔族と戦う 難易度:7

ブラントンが送り込んだ魔族との戦闘パートになります。
かつての魔王に仕えた魔族の暗黒騎士ウッドフォードと、彼が率いる魔人・ダークエルフの軍勢が主な敵戦力です。
ウッドフォードと戦う場合に限り、難易度が11になります。

・暗黒騎士ウッドフォード
魔王の側近であるブラントンと同格の魔族であり、人魔戦争時代の生き残りです。
暗黒騎士というのはあくまで職能であり、壊す・殺す事に爽快感を覚え、
血の味が大好物という騎士道精神の欠片もない残虐非道な男です。
他の魔族すらもドン引きするレベルのサディストですが、
それでも現代まで生き残れたのはブラントンが彼を不意打ちで封印し、然るべき時まで“保存”していたためです。

武器として用いる切断に特化した処刑人の剣は、LV7未満の防具・防御手段では防ぐ事ができず、
彼にダメージを与えるには最低でもLV10以上の攻撃手段が必要です。
また、ウッドフォードが使う攻撃スキルもまた、最低でもLV10と見た方が良いでしょう。

天技に相当する技は彼の性格から強力な範囲攻撃と推定され、レベルは低くても4はあると思われます。

なお、配下の魔族である魔人・ダークエルフについては合わせて十数人規模で、
LV6~LV7のアイテム・スキルで装備を固めたファイター・メイジ相当となります。
ヴェックマンの評価は「一般的な冒険者よりは強いが、天技持ちの来訪者ほどではない」となっています。

ウッドフォード含め、ここでどの程度敵を倒せるか次第で、
今後のグランドシナリオにおける魔族の戦力に影響が出ます。


このパートには味方NPCとしてヴェックマンと“六曜の魔女”、“溶闇”のカレンが登場します。
ヴェックマン自身は騎士団内では「中の上」程度の戦闘能力ですが、
ウッドーフォード以外の魔族であれば十分相手取れるだけの実力はあります。
“六曜の魔女”はウッドフォード、カレンは配下の魔族の対処にあたります。


【3】ダンジョンのボスを倒す 難易度:9

天器を守るダンジョンのボスを撃破するパートになります。
この偽装遺跡の天器を守っているのは「ツインミノタウロス」というガーディアンで、
名前の通り双子のミノタウロスです。
片方が物理、もう片方が魔法に特化しており、それぞれの得意レンジを補い合うような戦法を取るため、
こちらも連携が必須です。
彼らはフィルマがかつて創造した人造戦士の中でも特別製です。
防具は身に着けていないものの体そのものが鋼鉄のように硬く、パワー・魔力ともに並外れているため、
物理・魔法を問わずLV8以上の攻撃・防御の手段を持つことが推奨されます。

また、高い知性を持つガーディアンであり、LV4の天技に相当する技も使ってくる上、
完全な撃破には工夫が必要になる特性を持っています。
※ヒント:二体セットのボスを倒す時の定番ギミックと言えば……?

治癒力も高く、常時リジェネ(自動回復)状態にあるため、継続してダメージを与え続ける必要もあるでしょう。

このパートには味方NPCとして“狂嵐”のセラスとフリード、ダイスケが登場します。
二人は以前ダンジョンボスのミノタウロスと戦った事があるため、ミノタウロス自体の特性は把握しています。
ダイスケは一見ただ踊っているだけですが、ミノタウロスの注意を引く役割を担います。

それではみなさんのご参加をお待ちしております!

【1】ダンジョン内を探索する 【現在のMC参加人数:11】

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【2】古の魔族と戦う 【現在のMC参加人数:19】

7

【3】ダンジョンのボスを倒す 【現在のMC参加人数:9】

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