『リビルドテイルズ』のトリガーシナリオ
「四天王襲来」をお届けします。
マグメルの特徴や独自ルールについては
ワールドガイドをご覧下さい。
■シナリオの報酬について
本シナリオに参加されると、シナリオ参加アカウントごとに1つ、
職能のレベルを上昇させるアイテム「修練のメダル」が課題でプレゼントされます。
また、シナリオで活躍された方には冒険者ギルドから特別報酬が出るかもしれません。
■基本的な状況
創世神フィルマが封印を解いたことで、
西部共和国と北王国の国境付近に出現した迷宮の攻略が終わって暫くした頃。
マグメル全土に魔王が復活したという情報が広がります。
この報せを受けて、北王国はその魔王と戦い生き残ったという冒険者の下へ、
騎士団長である“抜かず”のネーベルを差し向け、戦力として引き入れようと画策しますが、
ネーベルの思惑と冒険者たちの思いが一致したことにより、
冒険者たちは北王国に仕えず冒険者として活動を続けることになります。
それが決まった直後の事でした。
(何故か五人もいる)四天王を名乗る魔族が突如として北王国を襲撃し、
王都テスラを守る三つの関門のうち二つを、その圧倒的な戦闘力によって突破してしまいました。
即座に応戦しようとするネーベルですが、
大局を考えればこの段階でネーベルが四天王と直接戦うことは悪手でしかありません。
いつの間にか北王国へと移動し王城にまで入り込んでいたルローニの言葉で、
ネーベルは苦渋の決断を下し冒険者ギルドに依頼を出して救援を求めることにしたのでした。
■各パートの情報
【1】北王国騎士団の負傷者対応 難易度:5
今回の戦場となる第三の砦には、陥落した第二の砦から敗走してきた負傷した騎士や兵士、
魔族軍の進行ルートにあった町や村から避難してきた民間人などがいます。
彼らの傷の手当や精神のケアなども必要になるため、治療が得意な冒険者には治療を手伝うように呼び掛けています。
負傷者は砦の中で怪我の程度によって部屋分けされたし、同程度の負傷具合の者たちが同じ部屋に集められています。
砦は頑丈に作られているため、本来であれば破壊される心配もなく治療に専念できるはずですが、
四天王とその配下の軍勢はこれまで二つの砦を破壊してきているため油断はできません。
迅速に治療を行うことで騎士たちを戦線に復帰させ、
民間人は王都方面へ避難を続けるように誘導する必要があるでしょう。
こちらのパートではアキコが登場し、主に騎士の治療を行っています。
【2】ホブゴブリン・トロールの軍勢と戦う 難易度:6
四天王の配下は多数のホブゴブリンと少数のトロールによって構成された軍勢のようです。
四天王も脅威ではありますが、こちらの軍勢も同様に脅威であり、放置すれば砦が陥落するだけでなく、
騎士や兵士、避難してきた民間人に多くの被害が出る事でしょう。
そういった事態を防ぐため、軍勢への対処を行う人員も必要となっています。
・ホブゴブリン
ゴブリンの上位種であり、ゴブリンに比べると体格が一回り大きく戦闘能力も格段に上がっています。
装備も貧相なものではなく、
LV6の鉄槍と革鎧が支給されているようです。
ゴブリンは弱いと思われがちですが、数の多さも相まってけっして侮れる相手ではありません。
魔法を使える個体はいないようですが、非常に高い知能を持ち複数体で連携して戦う事が出来るようです。
・トロール
体長3メートルほどの巨大な魔物です。
でっぷりと太った人型で、見た目通り鈍重ですがそれを補うほどのパワーとタフネスがあります。
武器である樫の棍棒は
LV7に達し、攻撃力だけなら魔物の中でもかなりのものです。
また、分厚い脂肪が防具にもなっており、
LV6相当の防御力を有しているようです。
ゴブリンのように高い知能を持って連携することもなく数も少ないですが、その突破力には目を見張るものがあります。
こちらのパートにはネーベルが登場します。
四天王は冒険者に任せ、こちらで魔物の軍勢と戦う事を選んだようです。
【3】四天王を倒す 難易度:8
北王国を襲撃した四天王を名乗る魔族と戦うパートです。
戦場は第三の砦を背後にした平地であり、戦いの邪魔になるものはありません。
魔族は四天王とは名乗っているものの、実際そういった肩書や役職が存在しているわけではなく、
今回の成果をもって復活を果たした魔王に自分たちの力をアピールして、
魔王軍の幹部として貰いたいと考えているようです。
なお、四天王ですが何故か五人います。
・“劫火の拳”イグニス・サラマンドラ
褐色肌で筋骨隆々の魔人の大男です。
見た目通り物理攻撃に特化した戦士タイプと考えられますが、
そこに二つ名にもあるように炎を操る力を合わせた戦い方をするようです。
豪快で細かい事は気にしない性格ですが、思慮深い一面もあり感情だけで突っ走るようなことはないでしょう。
燃え上がる炎を四肢に纏わせた打撃は
LV7に相当し、更には火傷を与える効果もあるようです。
また、防具と思しき羽衣状の炎は
LV7の防御力に加え、
攻撃を受けた際に自動で炎による反撃をする能力を持つようです。
近接での肉弾戦が最も得意ですが、魔法が使えないということはないようで、
遠距離にも魔法での牽制を行う事も可能なようです。
天技に相当する技は炎に関する能力で威力や規模はLV3と推定されます。
・“美しき嵐”テンペスタス・シルフィード
長く艶やかな金髪が特徴的なダークエルフの美丈夫です。
二つ名の示す通り「美しさ」に並々ならぬ執着を見せるナルシストであり、
自分が世界で一番美しいと本気で信じています。
レイピアを武器としつつも魔法も使用していることから、
剣術と魔法を高いレベルで両立する魔法剣士タイプであると考えられます。
基本的には冷静だが、顔に傷や汚れを付けられるとブチギレるようです。
風を纏うレイピアは切れ味鋭く
LV6相当の攻撃力を有し、
遠距離にも風の刃を飛ばすことで攻撃可能なようです。
防具は動きやすさを重視した軽鎧ですが防御力は
LV7相当あり、
胸部中央にあしらわれた大ぶりなエメラルドを核として移動速度を向上させる魔法が施されているようです。
最大火力という点ではイグニスやマーレには一歩劣るものの、
高い水準でバランスの取れたトータルファイターであり隙が少ないと言えます。
天技は風に関する能力で威力や規模はLV3と推定されます。
・“青き潮流”マーレ・ウンディーナ
豪奢なドレスを着た妖艶な美女です。魚人に類する種族で、耳がヒレになっていたり腕などに魚鱗が見えたりします。
高慢な性格ですぐにマウントを取りたがります。
ヒト種族全般を魔族より格下と見做し、
余裕ぶった態度を見せますが追い込まれるとなりふり構わず攻撃してくることでしょう。
弱者をいたぶる事が好きな生粋のサディストです。
武器として持っている流れる水をその場に固めたような杖は、
LV7相当の攻撃力を持つだけでなく水属性の魔法攻撃の威力を引き上げる効果があるようです。
また、防具であるサンゴをあしらった青いドレスは、
LV6相当の防御力を持つと同時に、敵から受ける火属性攻撃を-1LVする効果があるようです。
典型的な魔法使いタイプで最大火力は高い代わりに肉弾戦は不得手なようですが、
四天王を名乗るだけあって近寄らせない戦い方や、近寄られた時の対処も心得ているとみていいでしょう。
天技は水に関する能力で威力や規模はLV3と推定されます。
・“黙する巌”テッラ・グノーム
無数の岩が集まって出来た体を持ち、四天王の中でも最大の体躯を誇ります。
ゴーレムに近い見た目ですが、実体としては大地の精霊に近い種族のようです。
“黙する”という二つ名にあるように、体の構造上声を発することは出来ませんが、
他の四天王や配下とは身振り手振りでコミュニケーションを取れるようです。
無骨な見た目に反して手先が器用で、
家事全般や装備の補修なども得意とし四天王の中で「みんなのお母さん」ポジションとなっています。
特別な武器や防具は持ちませんが、その身体そのものが
LV8相当の武器であり防具でもあります。
防御力を更に引き上げる魔法や自己修復で守りを固めつつ、
高火力の攻撃や魔法で攻撃を行う姿は正しく要塞と言えるでしょう。
特に防御能力は非常に高く、ほぼ同格とされるイグニスやマーレ並みの火力をもってしても、
傷つけることは容易ではないでしょう。
天技は大地に関する能力で威力や規模はLV3と推定されます。
・“闇よりの刺客”アートルム・シェイド
五人目の四天王です。
魔族の中でも屈指の実力を誇る暗殺者であり、アートルムに狙われたら命はない。
……とされていますが実は目の前にいても気付かれないほどに本人の陰が薄いだけで、
他の四天王にもナチュラルに存在を忘れられるレベルです。
陰キャのコミュ障でもあり、会話になるとどもりがちになると自覚しているため口数が少ないが、
それが一層雰囲気を出して噂に真実味を帯びさせていることに本人は気付いていません。
速度に秀でる点はテンペスタスと似ていますが、そこに状態異常を合わせる点が異なり、
いわゆる忍者タイプの戦闘を得意とするようです。
漆黒の忍者刀は
LV6の攻撃力を持つと同時に、
攻撃した相手の視界を闇で塞ぐ力が秘められているようです。
防具の忍装束は
LV7の防御力に加えて、アートルム自身の発する音を消しつつ、
移動速度を引き上げる効果があるようです。
特殊な移動手段と存在感の無さを合わせ、いかなる時でも奇襲を仕掛けられる厄介な存在です。
天技は闇に関する能力で威力や規模はLV3と推定されます。
四天王それぞれが持つ武器や防具による攻撃と防御は
LV6~8ではありますが、
あくまでもそれは基本的な部分でありそれぞれに武技や魔法、職能などが合わさることで、
それ以上の攻撃力・防御力を実現することが可能と考えられます。
なお、四天王はそれぞれが戦った際に互いへ影響を与えかねず、
砦の効率的な破壊という観点からも、ある程度離れた状態で戦うつもりのようです。
こちらのパートではルローニが登場し、イグニスに戦いを挑みます。
四天王全員と言わないのは例によって報酬分まで(四天王一体分)としているからですが、
今回はネーベルが別で報酬を上乗せしたため余力があれば他の四天王も仕留めるつもりでいます。
それではみなさんのご参加をお待ちしております!