クリエイティブRPG

ヒロイックソングス!

カオスな挟み撃ち

リアクション公開中!

 128

カオスな挟み撃ち
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:ヒロイックソングス!
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2024年11月13日公開!

シナリオガイド

あっちもこっちもカオスアイドル!?ピンチのフェスタを守り抜け!

シナリオ名:カオスな挟み撃ち / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

 やっとのことで水も抜け、いつも通りの生活が戻ってきたフェストスターアカデミー、通称フェスタ。
 秋の大型連休が目前の生徒達はどこか浮足立っています。そんなとある放課後――
 
 イクスピナと隣接したスペースに、生徒達が集まっています。

「あんなところに、特設野外ステージを作ってる!」
「連休にイクスピナのイベントに参加するんじゃないか?」
「ん? なぜか聖歌庁の人がいっぱいいるよ?」

 すると、イクスピナのポートにヘリコプターが着陸し、小さな少女が降り立ちました。

「あの子は……!」
「まさか!」

 一瞬にしてその場は騒然となりました。
 なぜなら少女は、いま最も注目されているアイドル――五百旗頭 雛乃(いおりべ・ひなの)だったのです。

 雛乃は突然のことに面食らったフェスタ生たちを眺めると――

「……ぷぷっ、うっそぉ~!?」

 挑発的に笑いました。

「ショボショボのざこざこオーラ出してるあなた達が、フェスタのアイドル?
 
 今度こそあたしを本気にさせてくれるアイドルの出現♡ って思ってたのに、
 あっちもざこ、そっちもざこ……とんだ期待はずれじゃん」

「えっと……話がいまいち、見えないんですが……」

 居合わせた穴開 ぴの(あなあき ぴの)がおずおずと声をあげました。

「聖歌庁やここの校長から、ライブ対決に誘われたの。
 『フェスタのアイドルなら、最高に手応えのあるライブ対決を行えますよ』って。
 自信満々だったからわざわざリスケして受けて立ったのに、まさかこ~んな烏合の衆だったなんて……」

「ちょっとあんた! 黙って聞いてりゃあたしらのことざこ扱いしまくりやがって、失礼すぎだぜ!」

 マイクスタンドを手に、御堂 咲莉衣(みどう さりい)が一歩前に躍り出ます。

「さ、咲莉衣さん……!」

「いいか雛乃、あんたの活躍はあたしだって知ってる。
 だからって、フェスタを舐めていいってわけじゃないぜ! さあ、勝負しやがれ!」

 ロックテイナーの力で、プロレスラーよろしくマイクパフォーマンスを放つ咲莉衣。
 しかし炎を伴ったそのコードスペルを受けても、雛乃はケロリとしています。

「それがあなたの本気? あはっ、拍子抜け♪」

 雛乃は幼い見た目からは想像もつかない妖艶なパフォーマンスを繰り広げ、咲莉衣を圧倒。
 そしていつの間にか上空には、巨大なカオティックホールが出現していました。

「雛乃ちゃん、カオスアイドルだったの……!?」

「ちょ、あたしの時より遥かに大きいじゃねーか!」

「あたしより年上のくせに、よっわぁ~♡ だっさぁ~♡ ちゃんとレッスンしてる?
 本番でしっかりあたしとやりあえるように、命がけで腕を磨いておいてよね♡」

 まったく悪意のない無垢な瞳で、雛乃は一同を見回します。
 自身の小世界からはみ出すほどの『可能性』を持った雛乃は、他の者も自分と同じように大いなる『可能性』に恵まれていると信じて疑わないのです。

「期待してるね♡」

 雛乃はひらひらと手を振って、足取り軽くヘリコプターに乗り込み帰って行きました。
 
「あんなにすごいアイドルとライブ対決なんて……ほんとに勝てるんでしょうか……?」

「なに言ってんだよ! やるしかないじゃん!」

「でも……咲莉衣さん……」

「案ずるな。実力差は覆せる」

 そう言ったのは、聖歌庁の白陽 秋太郎でした。

「我々は秘密裏に、“対カオスアイドル用の特殊機材“を開発してきた。
 これがあれば、確実にカオティックホールを閉じることができる」


■ □ ■



 こうして迎えた連休初日。
 イクスピナは、いつも以上の賑わいを見せています。
 特に例の特設野外ステージは、雛乃目当てのファンが大勢押しかけ、フェスタは完全にアウェイ状態です。

「大丈夫! あたし達には“対カオスアイドル用の特殊機材“という強い味方がいる!」
「そうだそうだ!」

 決起集会をするフェスタ勢の控え室に、聖歌庁の技術者達がやって来ました。

「それが……」
「ついおととい、“対カオスアイドル用の特殊機材“が何者かに破壊されまして……」
「不眠不休で修復していたんですが、どうしても、間に合いませんでした!!!」


■ □ ■



 一方その頃。
 “銀獅子”シロオルタードは、人けのないフェスタの敷地内を警戒しながら歩いていました。
 
「敷地内に侵入して、例の機材をめちゃくちゃにしたヤツがいるんだって? こっわ!」
「うん。今日は本番だから、特に警戒したほうがいい――む? あれは?」
 
 ふと、シロが上空の異変に気づきました。
 特設ステージとは真逆――校舎側の空に、恐ろしいほど大きな穴がぽっかりと開いているのです。

「こっち側にもカオスアイドルがいるってこと?」

「……気配!」

 シロの耳が、ピンと立ちました。
 オルタードは2人の周囲に輝く背景を創り上げ、防御をかためます。
 すると――

「貴様達、フェスタのアイドルか。やはり、想像以上に危険な集団だな」

 建物の影から、銃を手にした黒服の青年が現れました。

「おまえ、誰だ」

「ふむ。何者に倒されるか知らないで終えるのは、さすがに気の毒だ。名乗ってやろう。
 僕は琴切 祥太郎(ことぎり・しょうたろう)。貴様達の言うところのカオスアイドルだ」

「祥太郎、なにか勘違いしてる。フェスタは、何度も世界の危機を救ってきた側――危険などない」

「そうそう! フェスタがなかったら、今頃あたしもシロも……」

「話を聞く気はない。さあ、正義の執行だ。お前のほうが危険そうだな」

 祥太郎は迷いのない冷淡な瞳で、オルタードに銃を向けました。

「オルタードにそんなものを向けるな」

「おっと。お前の相手は、我々だ」

 祥太郎に似た黒服を纏った男達が現れ、シロを囲みました。
 彼らは祥太郎の力で生み出されたサポートメンバーで、黒い目隠しで顔を隠し、頬にはシリアルナンバーが記されています。

「なんて悪趣味なサポメンなの!? 個性なさすぎ! これじゃただのコマじゃん」

「正義の執行に個性の有無は関係ない。悪を排除できれば良いのだ」

「は? あんた、フェスタが悪だって言ってる?」

「いかにも。危険極まりない武力集団のフェスタは、悪そのもの。今日、僕達が破壊する。建物も、その活動も、すべてを粉砕する――これこそが正義だ」

「どうやら、話し合いの余地はなさそうだね」

 オルタードがカラフルなロボット軍団を創り出し、独創的な攻撃でその場を混乱させました。
 
「くっ……いったん引くぞ。
 それから0003、何度言ったらわかるんだ。貴様はネクタイがゆるい。身だしなみは、常に正しく!」

「はいっ! 身だしなみは、常に正しく!」

 祥太郎は0003のネクタイをキュッと直してから、逃げ出しました。

「どこに逃げた? 校内には私が作った創作物がいっぱい飾られてるのよ! 壊したりしたら許さないんだから!」

「飾られてる? オルタードが無理やり飾っただけじゃ……」

「そこはどうでもいいの! とにかくあのアタオカを止めなくちゃ! あいつ、フェスタのこと武力集団って言ってたよね。ガチのアタオカだよ」

「うん。フェスタは大事な場所。絶対、守る」

「気が合うじゃんシロ。あたしも同意見だよ」
 
 シロとオルタードは、全速力で駆け出します。
 
■ □ ■


「“対カオスアイドル用の特殊機材“がない……そんな……それじゃ、勝ち目は……」
 青ざめるぴのに、咲莉衣が力強く語りかけます。

「ぴの! あんたは1人じゃない! あたしと一緒に戦おう!」
 周囲にいるフェスタのアイドル達も、強い瞳でうなずいています。

「きゃーっ! 雛乃ちゃんだ! かわいいーっ」

「フェスタなんていいから、雛乃ちゃんだけライブしててー!」

 今や、特設ステージの上空にも巨大なカオティックホールが出現。
 一般人の観客はカオティックホールに気づくこともなく大いに盛り上がり、雛乃を迎えます。

 ――こうして。
 これ以上ない劣勢のなか、ライブ対決の幕が切って落とされました。

担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

ヒロイックソングス!の新シリーズ、『カオティックフェスティバル!』の第二回となるトリガーシナリオ『カオスな挟み撃ち』をお届けします。
どなたでもご参加頂けますので、お好きなパートをお楽しみ頂ければ幸いです。


また、関連クエストも

10月1日(火)

にリリース予定!
こちらもあわせてチェックしてみてくださいね!


■『カオティック・フェスティバル!』で使用できるアバター
『カオティック・フェスティバル!』はヒロイックソングス!の地球を舞台としたシリーズであり、
ヒロイックソングス!の全てのアバターが使用可能です。

しかし『カオティック・フェスティバル!』の舞台となる場所は極小世界の法則が複雑に絡み合っているため、
最適化されたロックテイナーバウンダリストのアバターは
従来のヒロイックソングス!のアバターに比べ120%の力を発揮することができます。


■シナリオの参加報酬について
本シナリオで活躍された数名の方には、

・シナリオの内容にちなんだアイテムまたはスキルのプレゼント
・『フェスにゅー!』編集部によるアイドルとの対談インタビュー

が行われる予定です!

インタビューはワールドガイドにも掲載されますので、
ご自分ならどう答えるか想像を膨らませながらご参加くださいませ♪
※インタビュー内容はリアクション公開時に、個別コメントでお送りする予定です。


■基本的な状況

アイドルの力でカオティックホールを閉じ地球を守る作戦、『オペレーション・クローズ』
その次なる目標は、はみ出した“可能性”を持つカオスアイドル、
五百旗頭 雛乃(いおりべ・ひなの)に勝利することです。

多くのファンを得て力をつけ、強力なカオスアイドルとなった雛乃は、
勝利を確信しているのか、フェスタからのライブ対決のオファーを快く引き受けました。

雛乃が圧倒的なパワーを持つカオスアイドルなのは事実ですが
聖歌庁もこのために対カオスアイドル用の特殊機材を開発しており、
フェスタのアイドルが実力差を覆せる程度の勝算はありました。

しかし、会場の準備を進めていた聖歌庁のスタッフが
別のカオスアイドル、琴切 祥太郎(ことぎり・しょうたろう)の襲撃を受け
“対カオスアイドル用特殊機材”の多くを破壊されてしまったことで状況は一変。
フェスタのアイドルは、雛乃とのライブ対決に不利な状態で挑まざるを得なくなってしまったのです。

さらに当日、人が少なくなった校舎に祥太郎とサポメン部隊が来襲。
彼らは機材に続いて学校そのものを破壊し、アイドルたちの活動を不可能にすると宣言しました。

はたしてフェスタのアイドルたちは、
神童と呼ばれる雛乃とのライブ対決を切り抜け、
祥太郎の襲撃からフェスタを守らなくてはならないという窮地を、
乗り越えることができるのでしょうか――!?

【1】雛乃とのライブ対決に参加! 難易度:5
こちらはライブバートとなり、スキル・アイテムはライブ用の使い方が推奨されます。

フェスタとイクスピナが隣接する場所に設営された、野外ステージでのライブ対決です。
ほとんどの観客が対戦相手の人気アイドル、五百旗頭 雛乃を目当てに集まっており、
フェスタは完全なるアウェイ状態です。
また、頼みの綱だった“対カオスアイドル用の特殊機材“も破壊されてしまいました。

一般人の観客には見えていませんが、上空に現れたカオティックホールは強力で巨大。
1度のアプローチで決着をつけることはまず不可能ですので、
今回はホールを完全に閉じることではなく、少しでも小さくすることが最大の目的となります。

様々な面で非常に不利な状況ですが、この局面を良い方向へ動かすためには、
・雛乃しか見えていないお客様達にフェスタの良さをアピールし興味を持ってもらうこと、
・何でもサクッとできてしまう天才肌の神童――雛乃の感情を揺さぶること、
そんなライブを繰り広げることが、最も有効な手段となります。

■五百旗頭 雛乃
見た目12歳くらいの、小さなカオスアイドルです。
幼い見た目にも関わらず多芸多才。可愛かったりかっこよかったり、大人っぽかったり――
様々な表情、演出を使い分けてパフォーマンスをします。
自身の『可能性』が大きすぎて、元いた極小世界からはみ出してしまった雛乃は、
どんなことでも120%の結果を出せてしまいます。
ゆえに、ライブで見せる可愛さ、かっこよさ、大人っぽさ……どれも満点以上の精度です。
これに対抗するには、
アイドルの皆さんの「自分が一番得意な表情」をぶつけるのが最も効果的でしょう。

■ライブテーマ
雛乃から出されたライブテーマは、「夜」です。
本ライブは夕暮れどきに野外ステージで行われます。
つまり雛乃は、
夜がまだ訪れない時間帯でのライブに、敢えて「夜」と指定してきたのです。
雛乃はその実力を駆使し、様々なアプローチで観客に「夜」を楽しんでもらうつもりのようです。
皆さんも、素敵な「夜」のライブで観客を魅了しましょう!

※このパートでは、まったくタイプは違うものの、少しずつお互いの良さを感じ始めている
穴開ぴの御堂咲莉衣との共演が可能です。

【2】祥太郎の襲撃からフェスタを守る! 難易度:6
こちらはバトルパートとなり、スキル・アイテムはバトル用の使い方が推奨されます。

“対カオスアイドル用の特殊機材“を破壊した張本人、カオスアイドルの琴切 祥太郎と、
彼が統率する少数精鋭のサポートメンバー部隊(サポメン部隊)は、
校舎とイクスピナの間に潜み、フェスタの建物を破壊しようとしています。
フェスタを守ろうとする人間には、
容赦のない銃と格闘のコンビネーションで襲いかかってきますので、探さなくとも出会える可能性は高いです。
また、オルタードがサポメン部隊から聞きかじった話によると、
祥太郎は銃や格闘だけでなく、
「建物を吹き飛ばせるほどの大技も持っている」とのことですが、詳細は不明です。

連休中ですが、資料室やレッスンスタジオなど開放されている教室もありますので、
誰でも気軽に校舎に立ち入ることが可能となっています。

雛乃と同じく祥太郎のカオティックホールも強力で巨大です。
なにより今は一刻を争うフェスタの危機。
ホールを無力化するよりも、フェスタの護衛を優先する必要があります。

■琴切 祥太郎
正しいか否かを最も大切にして生きてきた青年です。
行き過ぎた『正義』によって極小世界の悪を全て滅ぼした末に、カオスアイドルとなりました。
祥太郎がもといた世界は、純粋なエンタメの存在しない世界。
アイドルの力はエンタメのためではなく、100%武力として機能しているのです。
そんな祥太郎には、
自由奔放にアイドルを楽しんでいるフェスタは、危険きわまりない集団に見えています。

とはいえ、今の祥太郎にはフェスタからの声に耳を傾けるつもりは一切ありません。
準備もせずに説得に走る行為は、かなり危険ですので注意が必要です。
(なお、祥太郎は非常に強いので、本シナリオ内で倒すことはできません。
 あくまでも、フェスタを守るための行動が推奨されます)

※ライブ会場に乱入したり、無関係な観客を襲うようなことは祥太郎の正義に反しますので、
これらの懸念は不要です。
また、ライブに訪れている一般人がフェスタの敷地内には立ち入ることはありませんので、
こういった懸念も必要ありません。

※このパートでは、フェスタを守りたいと珍しく熱く語った“銀獅子”シロと、
校内に無理やり置きまくっている創作物を破壊されたくないオルタードとの協力・共闘が可能です。

それではみなさんのご参加とアクションをお待ちしております!

【1】雛乃とのライブ対決に参加! 【現在のMC参加人数:19】

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【2】祥太郎の襲撃からフェスタを守る! 【現在のMC参加人数:14】

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