クリエイティブRPG

勇者候補と黄金の迷宮

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勇者候補と黄金の迷宮
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:マグメル
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2024年10月02日公開!

【!】このシナリオは同世界以外の装備が制限されたシナリオです。
シナリオガイド

創世神のアーティファクトが眠るダンジョンを攻略せよ!

シナリオ名:勇者候補と黄金の迷宮 / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム




創世神フィルマによって創られた“栄光の世界”マグメル。

かつての侵略者“魔王”率いる魔族の復活がささやかれ、人間の国家も内外に争いの種火が燻る中、
世界の行く末を案じた創世神フィルマは、ふたたびマグメルに秩序を取り戻すべく
異世界から「来訪者(ゲスト)」を招き、「天技(チートスキル)」を授けて送り出していました。

そんなマグメルに、来訪者が馴染み始めた頃――


■ □ ■


――天界

「もう魔族も、来訪者と天技(チートスキル)の力に気づいてきたかしら」

創世神フィルマは優雅に紅茶を嗜みながら、地上――マグメル各地の様子を観察していました。

異世界から召喚した来訪者たちが使徒の導きによって冒険者となり、各地で活動を始めてしばらく。

来訪者は様々な面から人々の助けになっていますが、
一方で冒険者とならず天技を使って好き放題暴れている者がいることも承知しています。
とはいえそれも、現地のより高レベルの天技持ちに返り討ちにされているので
まあ許容範囲内……と、フィルマは考えていました。

「そろそろ頃合いね」

フィルマが鍵のようなものを取り出して解錠する仕種をすると、眼下に広がる大陸の一角から光の柱が伸びました。
かつて自身が“勇者”のために作ったダンジョン、『試練の迷宮』の封印を解き、再稼働させたのです。

「メル、おつかいを頼めるかしら?」
「はい。迷宮に向かう来訪者の皆さんをそれとなくサポートすればよいのですよね?」

フィルマの指示で、侍女のゴーレムであるメルが地上に向かいます。
それを見届けて、フィルマはまたのんびりとお茶を再開したのでした。


■ □ ■

黄金に輝く試練の迷宮は“西部共和国”と“北王国”の国境にありました。
したがってこの二国が直接光の柱を目にし、真っ先に動き始めたのです――。

■ □ ■

――“西部共和国”冒険者ギルド

「やあメル君。状況は大体把握している。あれだけ目立ったらね。
 早速、あの黄金迷宮の調査依頼を出しているよ」

メルが訪れてすぐに用件を察したギルドマスターは、当意即妙に状況を説明します。

「すぐに受けに来た来訪者もいるけど、おそらくどこかの大地主か豪商の息がかかった“勇者候補”だろうね」

冒険者大歓迎の共和国は、その歓迎の裏に、新たな勇者を擁立したいという目論見があります。
人魔戦争の時代、創世神フィルマはヒト種族に天技ではなく、
神の力を注ぎ込んだ様々なアーティファクトを創造し、渡していました。
それらはヒト種族同士の争いである大陸統一戦争においても猛威を振るい、
混迷の時代を終わらせた勇者もまたそれを持ち、使いこなしていたと伝えられています。
その証がなければ民衆を納得させるのは難しい。
そこで共和国では迷宮を攻略してアーティファクトを手に入れた冒険者を新たな勇者、
ないし勇者候補として抱え込もうとしています。

しかしそこには大商人と地主、共和国議会の思惑が複雑に絡んでいます。
既に何人かの権力者は迷宮を攻略し得る来訪者を見出し、向かわせています。
仮に迷宮を踏破してアーティファクトを手に入れられる状況になった場合
来訪者同士の熾烈な争いが迷宮内で勃発するのはほぼ確実といえるでしょう。

「理解が早くて助かります、ギル。
 それと……王国はやはり冒険者の手は借りず、騎士団を動かしましたか」
「そのようだ。どうやら騎士団長みずから、しかも単身で乗り込むらしい」

北王国は、勇者の血筋と秩序を受け継ぐ気高い騎士の国です。
そのため勇者の正当な後継として迷宮を攻略し、アーティファクトを確保する義務があるとして
来訪者に頼るのではなく、騎士団長が単身で乗り込んでくるとのことでした。

「北の騎士団長ってことは、彼女ですか。厄介ですね」

「ああ。“抜かず”のネーベル――
 まだこの世界に来たばかりの来訪者が正面切って戦うには早すぎる相手だ」

ネーベルには強く美しい女騎士という評判に加え、剣を抜かずに敵を斬るという噂もあります。
それが天技によるものか、あるいは鍛えた技なのかは定かではありませんが、
王国屈指の実力者、すなわちマグメル大陸でも有数の使い手であることは確実です。

「あまりにもレベルが高過ぎる。
 助けがなければ足止めさえかなわず、使命をあきらめるものも出てきてしまうかもしれない」

ギルドマスターがそこまで話したところで、メルはうなずいて答えました。

「……なるほど、理解しました。
 来訪者の心がこんなところで折れないよう、先に攻略させるよう立ち回れという事ですね」

できれば西の権力者の息がかかった来訪者ではなく、まだしがらみのない者たちに――。
意図が伝わったギルドマスターはにこりと微笑みで返します。

「あれだけ光って目立ってるんだ。当然魔族も動くだろう。
 ネーベル君を魔族にぶつけて、その間に来訪者が攻略に向かえるよう上手く誘導できるのが理想だね」


■ □ ■


――試練の迷宮

黄金に輝く迷宮の内部に、無数の足音が響きます。
数にして数百はいるであろう彼らは、巨体の魔族オークの軍団でした。

「眩しくて目が痛いぜ」
「そんな時にはこれ! 来訪者からぶんどったサングラスだぜ」
「なんだそれ! かっこいい! よこせ!」
「もちろんだ、半分やるぜ」
「ヒャッホー!」

オークたちはさほど統率の取れた集団ではないものの、緩やかな群れを複数構成しています。
迷宮各所にキャンプを作りながら、奥へ奥へと進んでいるようです。

「俺らじゃ女神の武器は使えない。でも、そこにある膨大な魔力を奪えば“魔王”に近づける。
 こんな絶好のチャンス、逃すわけにゃいかねえぜ!」


■ □ ■


――こうして。
創世神のアーティファクトが収められた『試練の迷宮』の攻略が始まりました。
しかしそこには、数々の苦難が待ち受けています。

迷宮の上層に群れを展開しているオークの軍団。
皆さんと同じく迷宮踏破を目指す“抜かず”のネーベル
アーティファクトの独占しようと狙う共和国の来訪者。

果たして、黄金の迷宮に眠る宝は誰の手に渡るのでしょうか――!?

担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

『クリエイティブRPG』運営チームです。
新シリーズ『リビルドテイルズ』のプレシナリオ第2弾、「勇者候補と黄金の迷宮」をお送りいたします。

シナリオで『リビルドテイルズ』の世界をいち早く体験していただく機会ですので、
ぜひご参加ください。

マグメルの特徴や独自ルールについてはワールドガイドをご覧下さい。

■シナリオの参加報酬について
本シナリオに参加されると、シナリオ参加アカウントごとに1つ、
職能のレベルを上昇させるアイテム「修練のメダル」が課題でプレゼントされます。

また、シナリオで活躍された方には冒険者ギルドから特別報酬が出るかもしれません。

▼シナリオ・アクションとは?
シナリオとは、クリエイティブRPGで発生している様々な事件やイベントが
「シナリオガイド」という小説で紹介されています。
このシナリオガイドもそのうちの一つとなります。

このシナリオガイドに掲載された情報を元に、
自分の行動を文章にまとめたものを「アクション」と言います。

シナリオ・アクションの書き方などについては

・マニュアルの「シナリオ」
・プレイガイドの「シナリオアクションの書き方(基本編)」もご覧ください。

■基本的な状況
創世神フィルマによって創られた“栄光の世界”マグメル

かつての侵略者「魔族」の復活がささやかれ、人間の国家も内外に争いの種火が燻る中、
世界の行く末を案じた創世神フィルマは、ふたたびマグメルに秩序を取り戻すべく
異世界から「来訪者(ゲスト)」を招き、「天技(チートスキル)」を授けて送り出していました。

そんなマグメルに、来訪者たちが馴染み始めた頃。
創世神フィルマが、地上のとあるダンジョンの封印を解きました。

それは遥か昔、勇者候補を鍛えるために創られた『試練の迷宮』。
創世神のアーティファクトが眠る古代の迷宮です。

迷宮に接している二国のうち、西部共和国からはすぐに冒険者ギルドへ調査依頼がありました。
しかし共和国から依頼を請けている冒険者も決して一枚岩ではなく、
国の支配者層である大地主や豪商たちの息がかかった来訪者が、皆さんを出し抜こうとするでしょう。

いっぽう、迷宮に接したもう一つの国……北王国はある騎士を派遣しました。
迷宮に向かっている騎士団長、“抜かず”のネーベルは王国屈指のレベルを持つ猛者です。
まともに戦えば今はまだ勝ち目はありませんが、迷宮の攻略にあたって衝突は避けられないでしょう。

さらに、迷宮近辺で幅を利かせていたオークの軍団も、封印が解かれた光を目にしており
魔力の宿ったお宝を手に入れようと迷宮へ足を踏み入れています。

前途は多難ですが、それも創世神の試練――かもしれません。
力を合わせて障害を退け、迷宮のアーティファクトを手に入れましょう!


■各パートについて
アクションパート別の注意事項は以下のようになります。
アクションパートを跨いだアクション、グループアクションはダブルアクションとなり
不採用となる場合がございます。ご注意ください。

なお、最下層にあるアーティファクトがこの迷宮の一番の宝物ですが、
上層、中層にも到達報酬として創世神製のアイテムが用意されています。
※フィルマ曰くチェックポイント。


【1】迷宮上層・オークを撃退する 難易度:4

迷宮の浅い部分はスライムやダンジョンバットをはじめとしたモンスターの巣窟です。
オークの軍団もこのエリアに複数の拠点を築いて、攻略の足掛かりにしようとしています。

軍団といっても統率の取れた戦闘集団ではなく、数体~十数体の群れごとに独立している傾向にあります。
そのため指揮官を倒せば総崩れ……ということにはならず、個別に倒していく必要があるでしょう。

ヒエラルキーが明確でない分、個体ごとの力の差もそれほど大きくないため
群れのリーダーか否かに関係なく、LV4以上の装備やスキルがあれば十分戦うことができます。
なお、それ以外のダンジョンにいるモンスターはLV3の装備やスキルがあれば余裕で対処できます。

迷宮の奥を目指すオークは調査の妨げになると見られ、止めることができればよりスムーズに進むことができます。
つまりこのパートでの活躍が、他のパートの助けになるでしょう。


【2】迷宮中層・ネーベルの足止め 難易度:6(→5)

迷宮の中ほどは【1】よりも罠が多くなり、
毒やマヒ攻撃ができる厄介なモンスター、毒蛇であるダンジョンコブラが増えます。
また、スライムも武器を錆びさせる(浸食効果のある)液体を飛ばしてくるため注意が必要です。
これら状態異常は高くてもLV4となっています。

そして、北王国の騎士団長“抜かず”のネーベルと遭遇するのもこのエリアです。
異名の“抜かず”は、誰も彼女が剣を抜いて構えているのを見た事がない
あるいは剣を抜かずに敵を倒している事からついたものですが、
それが純粋に鍛えて会得したスキルによるのか、天技なのかは定かではありません。

ネーベルは「勇者の遺志を継ぐ自分たちが世界を守るべき」という考えを持っているため、
来訪者の力が必要な現状を理解しつつも、認めたくはないと思っているようです。
その気持ちにふさわしいだけの装備と実力を備えており、
LV5の装備やスキルでもしのぎ切れるかわからないことを踏まえて戦う必要があります。

一筋縄ではいかないモンスターやトラップなど、状況をうまく利用することも重要になるでしょう。
また、【1】でオークが十分に討伐できている場合は、このパートの難易度が5になります。

このパートでは、メルが皆さんをサポートします。
本人は「戦闘タイプではないただの使い走り」と言ってますが、
フィルマ直属の従者のため、彼女のレベルも相当高いと考えられます。

【3】迷宮下層・アーティファクトの確保 難易度:5(→4)

迷宮の最深部を調査し、納められたアーティファクトを持ち帰ることが最終的な目的ですが
そのためにはアーティファクトを守る金のゴーレムを倒さなければなりません。
さらに共和国の息がかかった来訪者たちが、皆さんを出し抜こうと狙っており、争奪戦になることは必至です。

また【2】でネーベルの足止めに成功していた場合、このパートの難易度は4になります。

金のゴーレムは、黄金で出来た巨人の像です。
創造神の作った試練であるため、胴体にデカデカとLV4と彫り込まれています。
LV4以上の武器やスキルであれば有効なダメージを与えられるということでしょう。
また古代文字で「殴」を意味する文字もあり、同じLVで比較すると剣より鎚のほうが有効と考えられます。

金のゴーレムだけでなく、倒した後のアーティファクト争奪戦に備えておくことも必要です。
ただし、ひとりで両方を網羅する必要はありません。
「ゴーレムと戦う」「敵の来訪者を退ける」
これらは別々の目的として、どちらかに絞ってアクションを考えてみるとよいでしょう。

敵となる来訪者たちはそれぞれ別の権力者が送り込んでいるため、特に連携はしていません。
現在判明している情報は下記の通りです。

・アキコ:アコライト。豪商と懇意。怪しまれない程度に戦っているが、戦力を温存している節がある。
 青と白の外套を身にまとった女性で、鶏のから揚げを常に持ち歩いている。

・ボブ:ファイター。大地主の養子。あからさまに先を急いでいるものの、腕っぷしは十分。
 種族はエルフで、元の世界では「カラテ(空手とは異なるようだ)」の使い手だったらしい。

・ダイスケ:シーフ。豪農の懐刀。暗闇から援護してくれるが、姿はほとんど見せない。
 しかもサングラスをかけていて人相もわからない。夜目が聞くものには「踊っているように見える」らしい。

★職能が「傭兵」の場合は、
下記の情報のうち一つを知っていることを前提にアクションを作成することができます。
※LV1の時。LV2の時は二つまで。

・アキコは守銭奴であり常に自分の得になるよう動く。
 これまでは来訪者・冒険者同士の争いにつけ込んで漁夫の利を得る事で依頼の成果を上げてきた。

・ボブの職能は見た目通りの武闘家。発剄のような技を持つが、天技は「身体強化ではない」。

・ダイスケの職能は「踊り子」か「暗殺者」のどちらか。アキコの噂を知っており、警戒している。



それではみなさんのご参加・アクションをお待ちしております!

【1】迷宮上層・オークを撃退する 【現在のMC参加人数:24】

4

【2】迷宮中層・ネーベルの足止め 【現在のMC参加人数:15】

6

【3】迷宮下層・アーティファクトの確保 【現在のMC参加人数:19】

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