バイナリアのトリガーシナリオ
『ダブルフェイスゲーム極東編 第一章』をお届けします。
舞台を東トリスから極東のヴォストークに移し、本編はスタートいたします。
本編に先駆けて
『ダブルフェイスゲーム 極東編 序章』がリリースされましたが、
最低限の情報は本シナリオガイドに書かれておりますので、
今回からでも問題なくご参加頂けます。
また、関連クエストが【2024年5月28日】に公開予定です。
■シナリオの参加報酬について
本シナリオに参加されると、シナリオ参加アカウントごとに1つ、
「エージェントポイント」が課題でプレゼントされます。
また、シナリオで活躍された方やミッションチームにはチケットアイテム
「極東支部実績証」をはじめとした
追加報酬が出る事があります。
※極東編から新たな功績チケットとなります。
★ミッションチーム/コードネームについて
今回より、新規の「ミッションチーム」「コードネーム」の申請を再開いたします。
詳しい申請方法は
「こちら」をご確認ください。
なお、極東編の開始に伴い、新たなミッションチームを結成しても構いません。
●ミッションチームの活動拠点について
『ダブルフェイスゲーム』では東トリスでの活動拠点を設定する事ができましたが、
極東編ではヴォストーク市街に構える事となります。
こちらは当シナリオのリアクション公開後、
当シナリオでの申請分を含め、
ミッションチームが承認されている(チーム称号が付与されている)方が申請可能となります。
■基本的な状況
先日、壁を一列消し去ったとして話題になったミンナ・アラヤが
保安局の留置所から連れ去られるという事件が起きました。
その行先は極東のヴォストークであると睨んだ夜鷹は、
アユーナを介して送られてきた救援要請を受け、特異者たちエージェントを派遣。
夜鷹自身も小鳩、梟、鶯も連れて現地入りし、アユーナの案内で場末のスナックを訪れていました。
そのスナックこそが、A機関ヴォストーク支部のアジトであり、ママがヴォストーク支部のボスだったのです。
全員が揃ったところで早速情報の共有が行われ、
ミンナがバイナリアで最高峰のセキュリティを誇るヴォストーク収容所に収容された事が伝えられます。
どうやってミンナを救出するか。その方法を考えて頭を悩ませていたその時でした。
ヴォストーク収容所を外から監視していたエージェントから緊急の通信が入りました。
なんと、Sランク遺産をも使用しているとされる厳重な警備網を突破して、
“将軍”の手引きによって囚人たちが脱獄したとのことです。
ヴォストークはこの一大事に軍を派遣することを決定し、脱獄囚の捜索と確保にドスペーヒ部隊を投入。
一方でミンナはというと、収容所の一画にある尖塔の中でミイラ化した状態で発見されたとも伝えられます。
この目まぐるしく変化する状況の原因がミンナにあると告げたのは、
A機関に入りエージェントとして先行してヴォストークに潜伏し調査を行っていたノウ・フェイスとカーミラでした。
どうやら脱獄囚が脱獄を成功させたのには、将軍が看守として潜入して情報を得ていた事に加え、
ミンナから与えられた“神の力”なるものが大きく影響しているとのことです。
一連の情報を整理すると、夜鷹はまずは事態の究明が肝要であると判断し、
その手がかりとなり得る脱獄囚の確保をエージェントたちに指示するのでした。
■アクションパート
バイナリアのパブリックシナリオは、
状況に応じて「表の顔」と「裏の顔」を使い分けて参加するものとなっています。
アクションパートにはどちら向きか、あるいは両方問題ないかが記載されていますが、
こちらはあくまで推奨であり、強制するものではありません。
ただし、
表と裏両方に跨るアクションはダブルアクションとなりますのでご注意ください。
詳細はワールドガイドの
「★バイナリアのパブリックシナリオとアクションパート」をご覧下さい。
【1】【表】ヴォストーク収容所の調査 難易度:8
実際にヴォストーク収容所を訪れ、脱走した十二人の脱獄囚やミンナの状態に関しての捜査を行うパートです。
収容所は破壊された壁の一部こそ応急措置が済んでいますが、
内部は脱獄囚が大暴れした影響で非常に荒れた状態となっており、捜査関係者が証拠や手がかりを探しています。
また、報道陣などが詰めかけ、収容所の職員などが対応をしているようです。
報道関係で影響力の強い鶯が表の顔を活かして、他のエージェントが不自然ではないように根回しをしており、
【表】の顔であれば特に咎められることなく活動可能です。
また、捜査関係者であれば、夜鷹の伝手を利用して現地入りすることも可能です。
ヴォストーク収容所内は幾つかの区画に分かれており、
将軍の手引きを受けた十人の脱獄囚はタイミングを合わせて脱獄したとのことです。
ただ、収容所の壁が破壊されたのは“脱獄が発覚した後”と、囚人の動きとは少しズレています。
また、ミンナは最も警戒レベルの高い北側の尖塔に収容されていました。
現在は捜査関係者が収容所内を行き来しているため、防衛・監視用の遺産は一部停止されているので、
潜入や調査を行うならば今しかないでしょう。
しかし、それでも警備が厳重であることには変わりなく、
ドスペーヒこそありませんが重武装した警備部隊がうろついています。
不審に思われれば即座に厳戒態勢へと移行し、排除のために攻撃を受けることになるでしょう。
なおミンナは現場保存のために発見された時の状態のまま、尖塔に収容されたままとなっています。
こちらのパートでは、リュドミラ(夜鷹)とイングリット(鶯)が登場します。
イングリットは事件を報道するジャーナリストとして、リュドミラは捜査のアドバイザーとして潜入し、
エージェントの活動をサポートします。
【2】【表裏】死刑囚の行方を追う 難易度:9
脱獄した十二人の死刑囚と将軍の行方を追うためのパートです。
死刑囚たちはなぜこのタイミングで脱獄をしたのか、
“神の力”とはなんなのかといった情報の手がかりを持っている可能性が高いため、
A機関としても確保を急ぎたい状況ですがその行方は今のところ不明です。
しかし、死刑囚の脱獄後、ヴォストークの街中で事件が頻発し始めました。
その手口が一般的な犯罪に比べて非情に凶悪であることから、
A機関及びヴォストーク軍はこれが脱獄した死刑囚による犯行であると推定。捜査を開始します。
発生した事件は主に2件です。
・事件A
明け方にバラバラ切り刻まれた遺体が路地裏などの目立たないところで発見される。
犯行は深夜に行われていると推定。
事件は一度きりではなく、連続して何件も発生。酷い時には一夜にして数人が殺害されることも。
被害者は主に女性だが、運悪く現場を見てしまった男性や警官なども被害にあっている。
・事件B
時間帯問わず、人通りの少ない路地などで犯行が行われている。
事件Aと同じく、こちらも既に複数の被害者が出ている。
強力な熱や炎で焼き尽くされたようで、いずれの被害者も身元の判別は難しい。
比較的多くの証拠や証言が残されており、共通して「幼い少女」の姿が現場付近で目撃されている。
また、その少女の標的にされているのか、怯えて逃げ回っている男性の目撃情報もある。
ただ、彼は少女以外からも逃げている。
A機関は二つの事件の捜査と犯人の確保を指示していますが、犯人に関しては確保とは言いつつも生死不問です。
抵抗が激しい場合などはやむなしとしています。
こちらのパートにはアユーナ、小鳩(アンナ)、梟(セルゲイ)が登場します。
アユーナは極東の少数民族の出身でシャーマンの家系です。
遺産の一種であるキノコを使用したシャーマニズムで情報を集め、
アンナは一般人を装って敢えて夜の街を歩き事件Aの囮となり、
セルゲイは人狼の能力を活かして裏の顔で事件Bの情報収集をそれぞれ行うようです。
【3】【裏】ヴォストーク軍の足止め 難易度:11
脱走した死刑囚はヴォストーク軍も追跡しています。
こちらのパートでは【2】で提示されている二つの事件現場に向かおうとしている
ヴォストーク軍と交戦し足止めを行います。
ヴォストーク軍の主力となっているのは、先日の一件でも姿を見せた黒いドスペーヒ部隊です。
完全な軍用機であり、エーテルキャノン(魔弾の射手シリーズではない)を装備した遠距離タイプと、
アンチエーテルシールドとエーテルブレードを装備した近接タイプの二種類で部隊を編成しているほか、
他のドスペーヒとは異なり白い色をした指揮官機と思われる機体が2機存在しています。
指揮官機はそれぞれに遺産を組み込んでいると推定される「虎を思わせる外装」、
「フクロウを思わせる外装」がそれぞれ取り付けられており、通常のドスペーヒよりも強化されているようです。
虎の部隊は事件Aの現場に、フクロウの部隊は事件Bの現場にそれぞれ部隊を率いて向かっています。
部隊全体を取りまとめているのはウォローノフ大佐という人物ですが、彼はドスペーヒを纏わず指揮しています。
にもかかわらずドスペーヒを単身で制圧できるだけの武力を持ち、
見た目には生身の人間ですが、ママは「ヤパンの技術の粋を集めたサイボーグ」と見ています。
【2】が解決するまでの時間稼ぎが目的であるため、必ずしもドスペーヒ部隊を全滅させる必要はありませんが、
こちらのパートの結果次第で【2】にドスペーヒ部隊が乱入する可能性があります。
こちらのパートにはノウ・フェイスとカーミラが登場します。
ノウ・フェイスは虎の部隊、カーミラはフクロウの部隊の足止めに向かうようです。
★備考
前回、“将軍”に敗れて目の前でミンナを攫われてしまったエキドナですが、
その屈辱から保安局を退職して単身でヴォストークに向かっているという情報が入っています。
ドスペーヒに対して強い敵意を抱いており、
【3】に(【3】の結果次第では【2】にも)乱入してくる可能性があります。
■アバター死亡/停止
本シナリオでは、難易度を鑑みず無茶な行動をしたとき、勝てない敵と戦ったときなどPCが死亡する、
あるいはアバターが機能停止に陥るケースがあります。
そうなった場合、一定期間アバターチェンジできなくなります。
ただ、アバターが死亡したことで別のアバターで再度参加したとしても、
過去の功績などが消えることはありません。
死亡の場合は「死んだと思っていたが、実は生きていた」扱いとなります。
ただし、NPCが死亡した場合はこの限りではありません。
それでは、皆様のご参加をお待ちしております。
【2024年5月30日11:00 追記】
パート【1】のミンナの状況について追記を行いました。