クリエイティブRPG

≪御魂闘士壱≫【筑摩府】すくうヒト(起)

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≪御魂闘士壱≫【筑摩府】すくうヒト(起)
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:常陸
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:2
文字数追加:不可

スケジュール

2024年03月11日公開!

【!】このシナリオは同世界以外の装備が制限されたシナリオです。
シナリオガイド

殺王闘士を蹴散らし、筑摩府の住民に希望を与えよ!

シナリオ名:≪御魂闘士壱≫【筑摩府】すくうヒト(起) / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム



 大陸の外狗涅国(くねこく)からきた魔天神に対抗するため、神から力を分け与えられた『御魂闘士』が戦う世界、「常陸」。
 その北東にある筑摩府・筑前。
 筑前はすでに魔天神に支配されつつあり、感情を奪われた住民たちは一日の大半を魔天神への信仰の時間に使っていました。
 特に最近は芸能神アメノウズメの石像へひたすら拝み続ける住民たちの姿がありました。

 一方、住民たちが暮らす場所から離れた場所には、かつて芸術神アメノウズメがいた神社の跡地がありました。
 その付近には社があり、その室内には十数人の住民とサクナ(石南 杓菜)を含めた数名の少女がいました。
 サクナは笛を吹き、仲間の寄絃師らは巫女の舞を踊っていました。

「ありがとうございます。寄絃師(よつらし)様のおかげで我々はなんとか希望を持つことができます」

 演奏が終わると、住民の一人がお礼を言いました。
 彼らの目の前にいる少女たちは寄絃師(よつらし)と呼ばれ、筑摩府では絵画や音楽を生業にしている人々でした。
 彼女たちは殺王闘士たちの目を盗んでは、この社で踊りや演奏などを披露して住民たちの心の糧となっていました。

「最近はアメノウズメ様の石像造りに駆り出されることが増えた。今まではそんなことはなかったのに」
「太陽神アマテル様より美しいことを知らしめたいと聞いたが、本当かのう」
「きっと何か理由があるのよ! 理由はアメノウズメ様に聞かないと分からないけど」

 住民たちが現状を話す中、サクナは笛を片付けながら言いました。
 彼女はアメノウズメを心のどこかで信じていました。
 寄絃師と筑摩府の住民たちが秘密の集会を開いていると、社に筑前の住民が二人が走ってきました。

「助けてください! 家族が殺王闘士に見つかってしまって!
子どもが作業場に入っていくのを見たんだ! 何か起こるかもしれない!


 *     *     * 



 とある作業場では、筑摩府の住民たちが石材を運び、石を彫って石像を大量に造っていました。
 その石像は裏切った芸能神アメノウズメの形を模していました。

「少しでも早く多くの石像を造るのじゃ」

 住民に指示を出していた大柄の老兵は、“殺王五傑衆”の一人「玄武」でした。
 他の殺王闘士は早く造らせるために、住民たちに鞭を打ちました。
 彼らはほとんど休みなく働かされ続けていました。
 理不尽な目に遭いながらも、住民たちは言われるがままに石像を彫り続けていました。


 石像を造る場所と化した場所はかつて、絵画や音楽など様々な文化に溢れた町でした。
 しかし、統治していた芸術神アメノウズメの裏切りにより、
 殺王闘士たちが侵攻して筑摩府を支配しました。
 住民たちは感情を奪われ、魔天神のために動く傀儡となってしまいました。

 その作業場にある石の裏に潜んでいる少年がいました。
 少年イサムの両親はすでに感情を失った傀儡となっており、作業場にいました。
 イサムの両親に鞭を打つ殺王闘士にイサムは体当たりしました。

「お父さんとお母さんを傷つけないでくれ」
「抵抗するなら坊主でも容赦はしない! お前も両親に混じって石像を彫るか」

 しかし、イサムはあっけなく殺王闘士に捕まってしまいました。


 *     *     * 



 社に住民が来る数十分前、石像へ拝む住民たちを監視する殺王闘士の中に一際雰囲気の違う男がいました。
 常陸の国には珍しい服を着て、所々に縄があしらわれていました。

「なぜ、『あやつ』の方が魔天神様に気に入られているのだ。組織に後から入ってきたくせに。あと偉そうだし」

 そう言って造りかけの石像に視線を向けました。彼は“魔天七十二殺王”の一人「サルガタナス」でした。
 サルガタナスが現状に苛立ちつつも、
 監視のために家屋が並ぶ居住区へ向かうと殺王闘士が数人の住民を追いかけていました。

「観念しろ! お前らは魔天神様の信者となるのだ」

 どうやら、その住民たちはまだ感情を奪われていないようでした。

「まだ活きがいいな。ちょうど良い、少し遊んでやるか」

 サルガタナスが住民を捕まえた者には褒美をやる、とある物を掲げました。
 それは芸術神アメノウズメの「額冠」でした。それを見た殺王闘士たちは雄叫びを上げました。

 住民が困惑しつつも逃げている間にサルガタナスはその場から消えました。
 そして、走っている住民の元で姿を現しました。

 突然現れた魔天七十二殺王に住民は尻餅をつきました。
 父親らしき男がサルガタナスに拳を振り上げますが、それは当たることなくサルガタナスは消えてしまいました。

「まだ捕まるには早いぞ。今のうちに怒って、悲しんでおけ。それらもできなくなってしまうからな」

 そして、サルガタナスは男のすぐ背後で姿を現し、首を掴みました。


 *     *     * 



 逃げてきた住民の話を聞くと、サクナが立ち上がりました。

「アタシがその人たちを助けにいってくる!」
「そんな無茶をしないで」

 サクナが社を出ると、住民も他の寄絃師を止めようとしました。しかし、彼女は構えると、大声である言葉を唱えました。

「纏神(てんしん)!!」

 すると、彼女は一瞬のうちに神威衣と呼ばれる鎧を身につけ、御魂闘士に変わりました。

「この『柄杓座の幸魂 サクナ』がみんなをすくってみせる!」

 サクナは皆を心配させないよう笑顔を見せると、サルガタナスの元へ向かっていきました。
 しかし、一方で自身が社から離れることに不安を覚えました。

「アタシがいない間、みんな心細くならないかな・・・・・・」
担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

 本シナリオは、『御魂闘士』のトリガーシナリオの一本になり、私、イヴェールが担当します。

・殺王五傑衆の一人である「玄武」たちを対処し、強制労働させられている住民を解放すること。
・魔天七十二殺王の一人である「サルガタナス」たちを対処し、追われている住民を助けること。
・社を訪れる住民たちに踊りや演奏などの芸を披露し、心を癒やすこと。


 以上の三点が主な目的となります。

※時系列としては【壱】【弐】→【参】となります。
 また、味方NPCである「サクナ」は【弐】【参】に登場予定です。


同日に公開される≪御魂闘士壱≫がタイトルについたシナリオに予約・抽選参加している場合、
こちらのシナリオには予約・抽選参加できませんのでご注意下さい。
ただし、追加参加になった場合はその限りではありません。



●基本的な状況
 かつては文化に溢れた町でしたが、現在は見る影もなくなり、住民の大半が感情を奪われた傀儡と化してしまいました。
 筑前の殺王闘士らは住民を利用し、アメノウズメの石像を造らせていました。
 また、その間にも感情を奪われていない住民を見つけ次第、捕らえるようにしていました。
 だからといって、残された住民も指をくわえて見ているだけではありません。
 特に筑摩府を芸能面から支えていた「寄絃師(よつらし)」たちは殺王闘士たちの目を盗んで集会を開いていました。
 そこでは自分たちの演奏や踊りを見せ、住民を喜ばせていました。


【壱】強制労働させられている住民を解放する 難易度:4
 主な行動内容としては、殺王闘士を倒すこと、“殺王五傑衆”の一人玄武を対処すること、住民に感情を取り戻させること、となっております。
 敵や住民がいる場所は石像を造るための作業場となっており、切り出す前の大きな岩がいくつも置いてあります。
 その岩は人間一人ぐらいなら隠れられるようです。また、飛び道具を使った場合に砕けて飛び散る可能性があります。
 また、作業場は町の広間のような場所にあり、その周囲は住民たちが暮らす家屋に囲まれています。


 このパートの殺王闘士は十数人おり、鞭を振るって攻撃してきます。
 また“殺王五傑衆”の最年長「玄武」は殺王闘士たちに比べると、強固な体躯をしており、高い防御力の持ち主です。
 大ぶりな素手での攻撃、体当たりをしてきます。

 殺王闘士たちとの戦闘中、感情を奪われた住民たちは黙々と石像造りをしたままです。
 また、両親を助けようとした少年「イサム」は今にも攻撃されそうな状態になっています。
 安全な場所まで彼らを移動させるか、正気を取り戻させるようにしましょう。



【弐】少女の家族を助ける 難易度:5
 主な行動内容としては、殺王闘士を倒すこと、“魔天七十二殺王”サルガタナスを対処すること、少女の家族を助けること、となっております。
 少女の家族と殺王闘士たちがいる場所は居住区となっており、家屋が立ち並んでいます。
 魔天神たちに支配、洗脳されたあとも住民は暮らしていました。
 さらに居住区の周囲は自然に囲まれて、生い茂った草むらや森があります。

 このパートの殺王闘士は十数人おり、痛めつけたあと縄で捕らえようとしてきます。
 また“魔天七十二殺王”である「サルガタナス」は特殊な能力を持っているのか、攻撃しようとすると消えてしまいます。
 さらに突然現れて攻撃をしかけてきます。特殊能力の正体を暴き、それに対応した攻撃をしなければ当たりません。
 そして、サルガタナスは殺王闘士の褒美として『アメノウズメの額冠』を持っています。


 現在少女の家族はサルガタナスに脅かされ、負傷しながらも、殺王闘士から逃げている状態です。
 彼らを助け出したあとは神社跡地付近の社まで向かいましょう。
 (社付近は木々や草むらに覆われ、敵は社にたどりつくことはできません)

 彼らを助け出し、安全な場所まで移動したあと回復させることができます。


【参】神社跡地付近の社で住民たちに芸を披露し、心を癒やす 難易度3(2)
 主な行動内容としては住民たちに踊りや演奏など披露する、となっております。
 社(室内)でできる範囲のことであれば、細かい内容の指定はありません。
 しかし、魔天神に支配され心が疲弊しているため、明るくなれたり癒やされたりするような内容が効果的なようです

 また、神通力(=スキル)で体力を回復させたり、希望を与えるような言葉をかけたりすることもできます。
 その場合難易度が()に下がるようです。


・「寄絃師(よつらし)」について
 演劇や踊り、楽器の演奏など芸能分野を生業とする人々です(現代でいうアイドルや役者、アーティストにあたります)。
 人気の寄絃師はその人が描かれた浮世絵(現在でいうブロマイド)が飛ぶように売れていました。
 現在は他の住民と同様、大半は感情を奪われ傀儡となってしまい、残った者も隠れて暮らしていました。
 しかし、サクナのように殺王闘士の目を盗み、社などで住民の拠り所となる活動をしている者もいました。


・「サクナ」について
 筑摩府の寄絃師であり、柄杓座の御魂闘士です。
 明るく快活な性格をしており、その前向きさで現在も困難を乗り越えていきました。
 また、特技の笛を生かし、演奏することで住民の心を癒し希望を与えています。
 サクナはアメノウズメが裏切ったのには理由があるのでは、と彼女のことを信じています。

【壱】強制労働させられていた住民を解放する 【現在のMC参加人数:11】

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【弐】少女の家族を助ける 難易度:5 【現在のMC参加人数:14】

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【参】神社跡地付近の社で住民たちに芸を披露し、心を癒やす 【現在のMC参加人数:8】

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