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Correct the Cosmos Archives 第二章

リアクション公開中!

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Correct the Cosmos Archives 第二章
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:アトラ/ガイア/エデン
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2023年06月19日公開!

シナリオガイド

“悪意”はヴェーダをも侵し始める――。

シナリオ名:Correct the Cosmos Archives 第二章 / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム



“カオス”が振りまく滅亡因子に蝕まれ、
崩壊の危機に瀕している“混沌の世界”アトラ。
カオス第一次危機(ファースト・クライシス)を生き延びた人類は、
世界の崩壊を防ぐべく『コスモス機関』を設立し抵抗を始めました。

地上を跋扈する、滅亡因子が生み出した怪物「混沌の獣」を倒せるのは、
コスモス機関で開発された対カオス武装「コスモスアーム」を扱える戦士、メディエーターのみです。

ワールドホライゾンの特異者はコスモス機関に協力し、メディエーターとなって混沌の獣、
そしてその先のカオスそのものとの戦いに身を投じる事となったのです。

しかし滅亡因子の脅威はアトラだけでなく、三千界そのものにも迫っていました。
滅亡因子は特異者が訪れた大世界に流れ込み、時空を乱そうとしていたのです。
過去を歪曲し、世界の修正力で対応しきれないほどの負荷をかけることで、世界を崩壊させる。

コスモス機関は本部のメインシステムであるヴェーダで三千界の滅亡因子を観測。
歪まされている“世界の分岐点・転換点”を特定し、ヴェーダの機能によってその時間軸を再現。
一時的に実際の世界と同期させることによって疑似的な過去介入を行い、
“歪みの起点”に対処する事となりました。
それが対カオス特殊作戦『Correct the Cosmos Archives』です。

アルテラに続き、歪みが観測されたのはワンダーランド。
三千界の未曽有の大災害“アリスハザード”が本来の時間軸とは異なる要因、
人物によって引き起こされようとしていました。

歴史は収束し、世界の危機は起こるべくして起こる。

コスモス機関とワールドホライゾンはそう結論づけるとともに、
滅亡因子は明確な悪意をもって、干渉する世界と時間軸を決めていると判断しました。

越界聖具が鍵となり、ホライゾンの特異者と三千界にとっての分岐点となった出来事。

ヴェーダが新たな歪みを観測した世界、それは――。


■ □ ■


――新東京、コスモス機関本部司令室。

「第十三世界ガイア。“マナ・カタストロフィー”
 表向きは星霊機関の異常に端を発する世界的なマナの乱れ。
 実際は越界聖具アーカーシャが顕現し、ガイアのマナを支配。
 それによって世界中のギアが機能不全に陥った」
「異世界の力もまた、アーカーシャが異物として拒絶。
 唯一、例外的に影響を免れたのは特異者と、彼らの現地での所有物。
 いやぁ、ホライゾンから送られてきた記録は見たけど、ガイアという世界の特殊性を考えたら、
 これ下手したらアリスハザード以上にヤバいことになっていたわよ?」

紫藤 安治(しどう やすはる)シャオメイはワールドホライゾンから提供された記録を参照し、
ヴェーダの観測結果と見比べました。

「ガイアは特異点である地球が“普通の世界”であるために、三千界から流れ込むエネルギーを受け止める受け皿であり、堰。
 そして越界聖具アーカーシャは、一言で言ってしまえばこのエネルギーの制御装置だよ。
 三千界の総てを包括する究極の越界聖具、なんて言われてるけど、そりゃ三千界の霊的エネルギーを完全支配できるなら、
 それは三千界を支配できると言えるよね。
 未覚醒で、ちょっと力が漏れただけでガイアのギアを掌握してるわけだし」

アーカーシャの持つ力がどういうものか、その詳細は不明なままでしたが、シャオメイはそう分析しました。
ガイアの次元歪曲とシミュレーション結果を表示しますが、そこで二人はこれまでとは違う“異常”を見つけます。

「シャオメイ」
「分かってるさ。一時的とはいえ、同期させる以上はリスクを伴う。
 むしろヴェーダ自身が気付いて知らせてくれただけ、ありがたいくらいだゾ、っと」

ヴェーダ自体が、滅亡因子の攻撃を受け、それによってシミュレーションに異常が生じている。

「今回は“起点”とともに、こちらへの対処も必要となる。
 そしてこの可能性世界の状況は……ワンダーランドの時よりもさらに厄介だ」

■ □ ■


――ガイア、ヴィクトリア連合王国、メトロポリス最上層「ホワイト・タワー」

「……もはやこの世界の“人”に価値はない。それが星霊の総意。
 そしてわたし自身、失望しています。
 人間にも、この三千界を、わたしを創造した神々にも」

本来の歴史においては覚醒に至らなかったアーカーシャが、完全に覚醒。
しかしその心は深い絶望に囚われ、三千界そのものを滅ぼさなければならないと考えてしまっています。
滅亡因子によってカオス化してしまったのは、“英雄”マリア・グレイ――アーカーシャの器となった汽人だったのです。

「シャロ、生きてるか?」
「ええ。ですがあの力……止めようがありませんわ。
 総代表亡き今、私たちにできるのは、この事を各国のギルドと特異者に知らせることだけですが」
「通信機器は使えねぇ。クソ、どうしようねぇのかよ!」

既にギアーズ・ギルド本部は機能不全に陥り、メトロポリス全体が混乱の渦中にあります。
A級ウィザードのシャーロット・アドラージェーン・モースタンは辛うじて生きていますが、
マナを用いたあらゆる技術が使えないため、手詰まりになっていました。

「それなら私たちが何とかする。ノエルん、二人を安全なところへ運ぼう」
「はいっ、キョウさん!」
「シャーロット様、ジェーン様、こちらへ!」

ヴェーダの世界に入ったキョウ・サワギノエル瑞野 春緒はシャーロットたちを助け、
可能性世界の実際の状況を確認しました。

「本来の時間軸なら、アーカーシャを手に入れるために皇帝レオンハルトが現れるはずだが
 ……より状況が悪いこの世界では、ままならないみたいだね」

■ □ ■


――ライン帝国、グロースベル王宮。

「言ってくれるではないか、アーカーシャ。だが、それでこそ余の花嫁に相応しい。
 その絶望をも余が支配し、塗り替えてやろう」

ライン帝国皇帝レオンハルト一世はアーカーシャの“宣戦布告”にも動じず、
むしろ自身が支配する世界を滅ぼさせないために、彼女を手に入れようとしていました。
しかしアーカーシャは彼を危険視し、戦力を送り込みます。
レオンハルトは親衛隊である「親衛十汽」と共に迎え撃ちますが、
まとめ役・側近である一機を除いて倒れました。

「ほう、かつての“英雄”たちが立ちはだかるとはな」

レオンハルトの前に現れたのは、この時代には既にいないはずの者たちでした。
彼以前、“暴君”の代名詞であったルーシ大帝国の皇帝イヴァン・イヴァノフ
星霊の導きによりゴール王国を救った、救国の乙女ジャンヌ・ドゥ・リス
劣勢となったレオンハルトですが、そこに二つの影が現れます。

「この変態を助けるのは癪ですが、こちらには“あの二人”がいないようですからね。
 彼女には思う所もあるので、今だけは手を貸しましょう」
「今一度、陛下のために戦えることに感謝を。あとはお任せ下さいませ」

それはメグアルマ=ツヴァイでした。

■ □ ■


――ゴール共和国、ルーヴル。

「この世界はあくまで可能性世界。ヴェーダによるシミュレーションであり、現実ではない。
 越界聖具もまた本物ではない、が……アーカーシャはヴェーダを認識し、干渉する事で“本物”になろうとしている。
 いや、その言い方は正しくないか。
 滅亡因子は三千界に直接干渉するための器としてアーカーシャの力に目をつけ、実体を持とうとしている。
 星の深層は神域とも繋がっていて、偉界の情報も引き出せる」
「その口ぶり。君は、このシミュレーションのカリオストロではなく……私の知っている君で間違いなさそうだね」
「そうとも、我が友よ」

サンジェルマンはヴェーダの世界で、旧友であるカリオストロとの再会を果たしました。

「ヴェーダを完全に掌握できずとも、一時的に制御できればいい。
 そうすれば“器”を創るためのデータを確保できる。
 僕としても管理領域を荒らされ、意思のないただの記憶体に戻されるのは嫌だからね。
 こうして介入しに来たというわけさ」

ヴェーダとのアクセスポイントは美術館であるらしく、既に空間に歪みが生じていました。

「しかし……まさか君が呼びかけに応じてくれるとはね」
「今回の事態、無関係というわけにはいきませんからね。
 あなたと違い、世界の全てを見たと嘯けるほど、まだ世界を回ったわけでもありませんから」
 
ジョン・ディー
かつてガイアで『薔薇十字事件』を起こした彼ですが、三千界そのものの危機と聞き、駆け付けました。

この戦いが特異者たちの過去の三千界を巡る旅の、転換点となるでしょう――。


担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

『アナザーコスモス』のトリガーシナリオ
「Correct the Cosmos Archives 第二章」をお送りします。

アトラの特徴や独自ルール、このシリーズである特殊作戦「Correct the Cosmos Archives」については
ワールドガイドをご覧下さい。

今回のシナリオは全体的に難易度が高めになっており、
結果は「アトラ」の状況や「Correct the Cosmos Archives」のシリーズ展開だけでなく、
『今後の三千界』にも大きな影響が及ぶ事となります。



■シナリオの報酬について

「Correct the Cosmos Archives」のシリーズでは、
活躍に応じて、訪れたワールドのアイテムや、
「コスモス機関特別手当」と交換可能なチケットアイテム

・「コスモスアーカイブパス」

のプレゼント等が行われる可能性があります。
※分隊を組んでいる場合、分隊員の一人が活躍すれば分隊員全員に配布されます(一アカウントにつき一つ)。


■基本的な状況
コスモス機関の基幹システム「ヴェーダ」の力で過去の三千界に介入する特殊作戦「Correct the Cosmos Archives」が始動し、
特異者はアルテラ、ワンダーランドの歪みを正しました。
アルテラではほとんど過去と同じ状況、
ワンダーランドはホライゾンの特異者が介入する以前に“起点”が生じた異なる歴史でしたが、
辿った歴史は異なっていても、危機は訪れるという事が判明しました。

今回歪みが観測されたのはガイアですが、過去への干渉だけでなく、
ヴェーダそのものに対しても攻撃が仕掛けられていました。
それは世界シミュレーションにも影響を及ぼしており、
本来ガイアに存在しないはずのものが紛れ込んでしまっています。

特異者が介入するのは、「マナ・カタストロフィー」。
越界聖具アーカーシャが顕現した時ですが、そこに至るまでの経緯は本来の歴史と異なっており、
アーカーシャの依り代となった英雄マリア・グレイが滅亡因子に蝕まれ、世界に絶望。
自らの意思を完全に放棄したことで、アーカーシャは覚醒へと至っています。
アーカーシャもまたカオス化しているため、ガイアのマナを支配下に置き、
人類、そして世界を滅ぼさんとしています。

そして本来の時間軸では全ての黒幕であった皇帝レオンハルトは、
「アーカーシャを手に入れ、世界を支配する」という野望は変わってないものの、
結果として世界を守るために動いています。

一方、今回はヴェーダそのものも攻撃を受けており、
それに対処すべくヴェーダは「偉界」と呼ばれる三千界のアーカイブの管理人であるカリオストロを呼び、
彼は旧友であるサンジェルマンを、サンジェルマンはかつて敵であったジョン・ディーに声を掛けました。

アーカーシャは偉界の偉人を呼び出して操る事ができるようで、
ガイアにおける歴史上の人物である雷帝イヴァンや英雄ジャンヌ等を呼び出しています。

このため「エデン」も一部パートで対応ワールドとなっています。

※シナリオ参加が可能なNPCフェローのうち、
 対象ワールドが「ガイア」のNPCはフェロー追加での登場が可能です。
、本来とは別の場所にいても特に問題ありません。


『ギアーズ・オブ・エタニティ』が初めての方につきましては、
概要や主要登場人物につきましては、『ギアーズ・オブ・エタニティ(第一部)』
『ギアーズ・オブ・エタニティ(第二部)』をご覧ください。


★アイテム・スキルの使用制限について
ワールドがアトラの時は基本的にアトラ以外のアイテム・スキルに使用制限がかかった状態となりますが、
当シナリオではアトラ以外のスキル・アイテムも使用可能となっております。
※カオス化している敵と戦う際はアトラのアイテム・スキル推奨ですが、
他世界のアバターの力を学習させることを目的に、
アトラのアバターをメインアバターとして他世界のアイテム、スキルを使用するのは問題ありません。


【1】アーカーシャを止める 難易度:8

「アトラ」のアバター向けのパートです。

アーカーシャは「マナの完全支配」「異世界の力の絶対拒絶」というデタラメな力を持っており、
本来の時間軸とは異なり、このパートでは特異者であってもギアの力が効きません。
一方で、地球の別階層であるアトラの力は拒絶できないためか、唯一通用します。
また、その能力を霊脈の制御や偉人のコントロールに当てているため、
アーカーシャ本体は自身の直接戦闘にはリソースを割けない状態となっています。
そのため、十分対抗する余地はあります。

こちらのパートには瑞野 春緒、キョウ・サワギ、ノエルが登場します。
直接の戦闘要員は春緒のみで、
キョウは滅亡因子とアーカーシャ自体の分析、ノエルはその補佐となります。


【2】メトロポリスの安全確保 難易度:7

※「アトラ」「ガイア」両方のアバター向けのパートです。

アーカーシャの力によってガイアのウィザードは戦う力を失っていますが、
事態は本来の時間軸よりも更に深刻です。
アーカーシャが生物を駆逐するために汽人を操っており、明確な殺意を持って人々を襲っています。
魔物出現するものの、アーカーシャにとってはこちらも駆除対象のため、
基本的には汽人が敵となります。
なお、PCの場合は汽人であっても無条件で操られることはないものの、
アバターがセージやエクスマキナの場合、行動阻害系の状態異常への対策があった方が良いでしょう。

こちらのパートにはシャーロット・アドラー、ジェーン・モースタンが登場します。
シャーロットとジェーンはギアが通用しない、負傷した状態ながらも、
多少の足止め程度ならできる状態にあります。


【3】“英雄”を倒す 難易度:10

「ガイア」および「エデン」のアバター向けのパートです。

皇帝レオンハルトの前に現れた偉人は、雷帝イヴァンとジャンヌ、ジャンヌの配下のジルの三人です。

雷帝イヴァンは以前にも顕現した事がありますが、
今回は精神を完全に支配された、アーカーシャの操り人形となっています。
なお、偉人として獲得した雷を操る能力は今回も持っています。

ジャンヌは今回が初出ですが、要するにジャンヌ・ダルク(ガイア)です。
星霊の導きによってヴィクトリアとの戦争に勝利したものの、星霊の声が聞こえる事から危険視され、
処刑されました。
いわゆる「魔封じ」の力を持ち、魔法攻撃を打ち消すことができますが、
心を読むことができ、相手の行動を先読みしてきます。
配下のジルは青い毛並みの人狼(ストレンジャー)であり、持ち前の身体能力で戦うパワータイプです。

なお、ジャンヌとジルもイヴァン同様の操り人形のため、会話はできません。

こちらのパートにはレオンハルト一世、メグ、アルマ=ツヴァイが登場します。
レオンハルトは雷帝、メグはジャンヌ、アルマはジル、とそれぞれ戦います。
また、親衛十汽の生き残りはアインという名の機体です。


【4】ヴェーダの歪みに対処する 難易度:9

「アトラ」「ガイア」「エデン」のアバター向けのパートです。

歪みが生じているのは可能性世界のルーヴルにある美術館で、
ここがヴェーダへのアクセスポイントとなっています。
実際に空間がガイアから別のものになることはありませんが、
滅亡因子はアトラの混沌の獣やエデンのフェイル、ガイアの魔物等、
三世界のモンスターの姿を取りながら、遭遇した者に襲い掛かります。

敵はさほど強くないものの、歪みの大元を探して浄化、あるいは中和をする必要があるため、
難易度は高めになっています。

またアーカーシャの意思を遂行する「星霊の使徒」も存在します。
星霊の使徒はアイワスという人物ですが、自身は積極的に戦わず、モンスターをけしかけるのみです。

こちらのパートにはサンジェルマン、カリオストロ、ジョン・ディーが登場します。
ジョンは他の人が調査できるよう、積極的にモンスターを狩ります。


★アバター死亡
本シナリオでは、難易度を鑑みず無茶な行動をしたとき、勝てない敵と戦ったときなど、
特異者が死亡するケースがあります。
特異者が死亡した場合、その時のメインアバターが機能停止に陥り、一定期間アバターチェンジできなくなります。
ただ、アバターが死亡したことで別のアバターで再度参加したとしても、過去の功績などが消えることはありません。
「死んだと思っていたが、実は生きていた」扱いとなります。

★カオス化について
滅亡因子に侵され、アトラの混沌の獣と同じ性質を持つに至ることを、
コスモス機関は「カオス化」と呼んでいます。
カオス化した存在には現地の力が通用せず、
“獣”同様アトラのコスモスアームでなければ有効打が与えられません。
なお、完全にカオス化しておらず、滅亡因子に影響されている程度である場合は、
現地とアトラの両方の力が通用する事となります。


それでは、皆様のご参加をお待ちしております。

【2023年6月12日 変更】
リアクション公開予定日を『2023年6月19日』へ変更させていただきました。
ご参加頂いたお客様にはお待たせしてしまい大変申し訳ございませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。

【1】アーカーシャを止める 【現在のMC参加人数:20】

8

【2】メトロポリスの安全確保 【現在のMC参加人数:23】

7

【3】“英雄”を倒す 【現在のMC参加人数:10】

10

【4】ヴェーダの歪みに対処する 【現在のMC参加人数:30】

9