クリエイティブRPG

新たな混沌の超克者

リアクション公開中!

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新たな混沌の超克者
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:アトラ
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2023年04月18日公開!

【!】このシナリオは同世界以外の装備が制限されたシナリオです。
シナリオガイド

その力は新たな希望となるのか、それとも――

シナリオ名:新たな混沌の超克者 / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム



“カオス”が振りまく滅亡因子に蝕まれ、
崩壊の危機に瀕している“混沌の世界”アトラ。
カオス第一次危機(ファースト・クライシス)を生き延びた人類は、
世界の崩壊を防ぐべく『コスモス機関』を設立し抵抗を始めました。

地上を跋扈する、滅亡因子が生み出した怪物「混沌の獣」を倒せるのは、
コスモス機関で開発された対カオス武装「コスモスアーム」を扱える戦士、メディエーターのみです。

ワールドホライゾンの特異者はコスモス機関に協力し、メディエーターとなって混沌の獣、
そしてその先のカオスそのものとの戦いに身を投じる事となったのです――。

■ □ ■


――新東京、コスモス機関本部。

「聖君、ワールドホライゾンの子たちの武装開発の承認、無事通ったよ。
 これで彼らのコスモスアームを造ることができる。
 さすがにゼロベースのフルオーダーメイド、とはいかないけどね」
「ベースは必要だが、手に馴染むように組み上げるんだ。そいつ専用、ってのは何も間違っちゃいないだろう。
 しばらくは開発で忙しくなりそうなだから、この前みたいに前線に出るのは、しばらく先になるな」

科学局局長のシャオメイは「コスモスアーム開発計画」が承認され、
ワールドホライゾンの特異者用の装備開発許可も出たと、聖 幸喜(ひじり こうき)に告げました。

「すぐに実戦で使いたい、って子は多いだろうけど、その前に試運転の機会は設けないとね。
 希望に基づいて製作するから思ってたのと違う、ってことには基本的にならないはずだけどさ。
 感触掴んでおくのは重要だからね」

シャオメイは訓練場の空きスケジュールを確認しつつ、そのための時間を抑えます。
ちょうど待機状態にある樋口 アカリスミス・クラークセリーヌ・G・ラプラスの三人にも、
希望があれば模擬戦の相手をするよう声掛けも行いました。

『シャオメイ、司令室に来てくれ。“彼女”から連絡が来ている』
「……あー、了解。すぐ向かうね。聖君、こっちは任せたよ」

司令官の紫藤 安治(しどう やすはる)に呼び出され、シャオメイは司令室に向かいました。
モニターには、懐かしい顔が映っています。

『お久しぶりです、メイ先輩。あれから色々ありましたが、今はこうして元気にしてますよ』
「何年ぶりだろうねぇ、イヴ。あんたの方から連絡してきたってことは……」
『今はエヴェレット、ドクター・エヴェレットで通ってますので、そう呼んで下されば。
 「カオス研究機構」の事はコスモス機関も把握しているでしょうが、
 こちらもようやく実戦で通用し得る“戦力”に目処が立ちましてね。
 まだ先輩たちのコスモスアームほど安定して増やすことはできませんが
 ……滅亡因子の侵食からの解放という点においては、こちらの方が有用でしょう』

エヴェレットはかつて科学局に所属しており、シャオメイの部下でした。
しかし滅亡因子の研究方針を巡って対立し、彼女は独自に研究と実験を進めるために機関を離れました。

「前にカ研に尋ねた時は、そんな奴はいないってことだったが……名前も変えてたわけだ」
『匿ってくれてますが、研究内容が内容なので、私の存在自体表に出せなかったのですよ。
 さて、ここからが本題ですが――我々カ研とコスモス機関の共同で、ある場所の“獣”を行いませんか?』

エヴェレットがデータを表示しました。

金沢島(かねさわじま)。重汚染区域ではないが、危険度が高い場所だ」

安治の顔つきが険しくなりました。

『はい。
 現在の横浜地区は多国籍企業グループ「ボーダーレス・テクノロジーズ」が統治しており、
 新東京のようなシェルター都市ではないものの、旧市街の中では比較的安全な場所です。
 “混沌の獣”からは、という意味ではありますが。
 ただ、その横浜地区の中でも第一次危機以後ずっと放置されたままなのが、この金沢島です。
 水族館にいた生物が侵食され、今もなお巣食っています』
「横須賀の部隊から報告があるが、やはりまだ相当な数が残っているのか」
『さすがにもう数える程度しか残っていないでしょう。
 水生型第三種、ラクシャス・アクア。
 厄介な相手ですが、それに見合うだけの価値がある“獣”でもあります。お互い、そうでしょう』
「確かに、水生型なら地上の獣とは違う素材が手に入る。
 それを使えば、コスモスアームの幅も広げられるだろうさ。
 それはいいんだけど、アタシとしてはあんたが何を企んでいるのかが気になるよ」

エヴェレットが微笑みます。

『私はただコスモス機関と仲良くしたいだけです。人間同士醜く争うのは嫌ですからね。
 もちろん、素材は必要な分確保できれば構いません。
 今回の一番の目的は、我々の成果を知ってもらうことなので。
 ――ラナ、こちらへ』
『顔出すの嫌だから、声だけでいい?』

画面にちらっと少女の顔が映ります。
一見すると、普通の女の子のようですが……

『少し恥ずかしがりやでしてね。ですが、この子はコスモス機関のエースに匹敵すると確信しています。
 前線にいた頃の安治さん以上かもしれません』

安治とシャオメイは目を合わせ、頷き合います。

『いかがでしょう?』
「分かった。金沢島の解放のため、コスモス機関は協力しよう」
『ありがとうございます。それでは、また後程』

通信が終わり、安治は隊員たちに先駆け、二人のエースにこのことを伝えました。

「全部鵜呑みにするほどお人よしじゃないよねぇ、アンジー君」
「当然だよ。金沢島の危険度もそうだが、カ研のあのラナという子も警戒する必要がある」
「“融合体”の成功例だとしても、暴走のリスクがゼロとは限らない。
 実戦での獣との接触での影響まではあの女だって完全に予想できるわけじゃない。
 アタシにだってできないし、それが“カオス”なんだからね」

そこへ、緊急通信が飛んできます。

「何があった? また獣の群れが現れたのか?」
『いえ……港に届いた物資が強奪されました。混沌義勇軍です!』
「あの女の次は無法者共か! 全く、今日は面倒な知らせばかりだねぇ、アンジー君」

カオスから旧市街の民間人を守るべく立ち上がった武装集団、と混沌義勇軍は主張していますが、
その実態は暴力と略奪を繰り返すただの無法者です。

「ボーダーレスの連中も、もっと積極的に取り締まってくれりゃいいんだけどね」
「自分たちに損害がでなければ動かないさ、彼らは。
 むしろ理念が『国、人種、思想を区別せず、困窮している者に手を差し伸べる』だから、
 金を積まれたら見逃すまである。
 僕らともつかず離れずの距離感を維持するだけのしたたかさがあるしね」

安治は先の金沢島の件と合わせ、メディエーターたちに出動要請を行いました。

『無法者をぶちのめせばいいのネ!? オーケー、コマンダー!』

早速、メイジー・ショウからの応答があります。
こうしてメディエーターと特異者は、横浜地区へ向かうこととなったのです。


■ □ ■


――金沢島。

「ええと、京都支部のエースの“シド”さんですね。
 私も、元々は欧州支部の所属だったんですよ。
 今回の作戦指揮を行います、ナタリー・ワイスです」
丹波 志道(たんば しどう)。丹波でいい。コードネームで呼ぶ必要はない」

派手な衣装で機械の箱を携えた眼鏡の女性がナタリー。
軍服の上に羽織を纏った片腕が義手の青年が志道です。
二人は廃墟となったレジャー施設を見回しながら、カオス研究機構のラナの姿を探しました。

「とりあえず一匹、やっといたよ」

シャチが元であったであろう獣の残骸を軽々と持ち上げ、少女は投げ捨てました。
見たところコスモスアームや出力デバイスの類を持っておらず、生身です。

「ラナは多分、あなたたちよりずっと強いと思う」


担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

新シリーズ『アナザーコスモス』のトリガーシナリオ第二弾、
「新たな混沌の超克者」をお届けします。

トリガークエスト同様「アナザーコスモス」のメインストーリーとなりますので、是非ご参加下さい!

アトラの特徴や独自ルールについてはワールドガイドをご覧下さい。
※『混沌の獣』に対抗できるのは現状「コスモスアーム」のみということもあり、
アトラを主舞台とするシナリオではアトラ以外のアイテム・スキルの使用に制限がかかった状態となっております。


■シナリオの報酬について

『アナザーコスモス』のパブリックシナリオでは、一定の功績・成果を挙げた方に「コスモス機関特別手当」のプレゼントが行われます。
こちらは種類や個数に応じて「専用武装開発」の素材や設計図等と交換が可能となるアイテムです。

また、シナリオの活躍によっては素材や設計図を直接、その他シナリオ由来のプレゼント等が行われる可能性があります。

※分隊を組んでいる場合、分隊員の一人が活躍すれば分隊員全員に配布される予定です(一アカウントにつき一つ)。
ただし功績品の内容によっては個別判定となる場合もあります。

{bpld}■専用武装開発

当シナリオのリリースに合わせ、アナザーコスモスの「専用武装開発」が開始となります。
設計図アイテムは【2023年3月10日中】にアイテム交換に追加されますので、今しばらくお待ち下さい。

専用武装として制作したアイテムは通常2~3週間程度でのお届けとなりますが、
今回につきましては、

・2023年3月15日(水)12:00

までの申請分で問題のないものは順次製作し、当シナリオのアクションで使用できるよう
【2023年3月17日(金)中】までに付与を行います。

このため、今回もアクション期間が通常より長くなっております。


■基本的な状況

地球とは異なる階層(レイヤー)に存在するもう一つの地球、アトラ。
この世界では『カオス第一次危機(ファースト・クライシス)』と呼ばれる未曾有の大災害を生き延びた人類が『コスモス機関』を発足し、
世界の滅びを回避するために戦っていました。
しかし、五年前の『カオス第二次危機(セカンド・クライシス)』を経て、世界中に広がっていた滅亡因子はさらに増大。
そこから生まれる異形の怪物『混沌の獣』もまた、より強大な力を持つようになっていました。
ワールドホライゾンはコスモス機関との接触に成功すると、その現状を知り特異者の派遣を決定。
協力体制が築かれます。

シャオメイは特異者たちの戦闘データを分析。
異世界の力をアトラに最適化するにはまだ時間はかかるものの、確かな手応えを得ました。
また、既に特異者たちだけで連携し、混沌の獣を狩れるだけの力があることも分かったため、
聖 幸喜を開発責任者に据え、
特異者用の武装開発計画「コスモスアーム開発計画」を始動させます。

混沌の獣、カオスとの戦いに大きな変化が訪れようとしている中、
「カオス研究機構」、通称カ研のエヴェレット博士からコスモス機関にコンタクトがありました。
彼女はシャオメイの元部下で、滅亡因子の研究と実験方法を巡って衝突し、機関を去った人物です。
エヴェレットはカ研とコスモス機関共同での獣狩りを持ち掛け、そこで戦力を紹介する、と告げます。
そのために選んだのが横浜地区の金沢島でした。
安治とシャオメイは不穏なものを感じながらも、それを承諾しました。

その矢先に横浜地区でコスモス機関の物資が強奪されるという事件が発生。
今回は犯人が分かっており、奪還のために金沢島とは別に隊員を向かわせます。



【1】新東京での訓練に参加する 難易度:5

新東京のコスモス機関の訓練施設で戦闘訓練を行います。
製作した専用武装を実戦での使用前にテストしておきたい、という場合はこちらになります。

訓練方法は二通りあり、

・実戦を想定した混沌の獣(第二種、第三種)との戦闘
・コスモス機関のメディエーターとの模擬戦

を選ぶことができます。
模擬戦の場合はトリガークエストに登場している
アカリ(ブレイブ)、スミス(ワイズ)、セリーヌ(タクト)を指名する事が可能です。
また、分隊として模擬戦を行う場合は、三人と戦う事となります。

あくまで訓練ではあるものの、訓練の様子はシャオメイと安治がモニタリングしているため、
結果次第では功績の対象となります。

なお、訓練をせず単にNPCと交流する事も可能です。

こちらのパートには樋口 アカリ、スミス・クラーク、セリーヌ・G・ラプラス、
紫藤 安治、シャオメイが登場します。


【2】強奪された物資を取り返す 難易度:6

海外の支部から横浜地区に輸送されてきたコスモスアームのパーツや素材を、
武装組織『混沌義勇軍』から取り戻すパートです。
混沌義勇軍は名前こそカオスに抗うため、自主的に立ち上がった志の高い者の集まりのようですが、
その実態は「シェルター都市に入れない者をカオスから守るためという建前で略奪を繰り返す犯罪集団」です。

構成員にはコスモス機関や民間軍事会社に不信感を持っている者もいるものの、
大半は第一次危機以前から裏社会にいた者たちです。
一応は獣と戦えるコスモスアームの適合者(特異者)を数人擁していますが、
コスモス機関のエースほどの実力はありません。
ただし「人との戦い」には慣れており、自分たちに有利なフィールド作りを得意としています。

彼らはあえて横浜地区の倉庫に物資を保管していますが、
これは取り返しに倉庫にやって来た者たちを返り討ちにするためです。
相手は人間ですが裏社会で長く生きてきた生粋の悪人たちのため、油断はしない方が良いでしょう。


こちらのパートにはメイジー・ショウが登場します。
対人戦には気乗りがしないメディエーターは少なくありませんが、
メイジーは正義感が強く、漫画やアニメのヒーローの影響を受けてきたこともあって、
悪人を懲らしめることに抵抗は一切ありません。


【3】金沢島の“獣”を狩る 難易度:8

金沢島(かねさわじま)は、かつて大規模なレジャー施設だった人工島です。
大規模な水族館が島の目玉でルカやシャチ、サメ、クジラといった大型の水生生物と触れ合うことができましたが、
生き物たちは滅亡因子に侵食されて混沌の獣と化し、
水生生物ベースの第三種ラクシャスである『ラクシャス・アクア』が蔓延る魔の島となっています。

なお、水中よりも動きは鈍りますが、ラクシャス・アクアは陸上でも活動可能です。
表皮が滑らかなめ、通常個体や植物性のラクシャス・プラントよりも貫通耐性が高く、
ダメージを通しにくくなっています。
また、水に潜っている時は攻撃自体当てにくいこともあり、難易度は高くなっています。
倒す事ができれば、ラクシャス・アクアの特性や水に関連した素材を確保できるため、
それらが新たに交換素材に追加される事となります。

こちらのパートには丹波 志道とナタリー・ワイスが登場します。
ナタリーは現在タクトですが、欧州支部にいた頃はワイズだったため現代魔法も使えます。

また「カオス研究機構」から派遣されたメディエーター、ラナもこちらに登場します。
彼女の主であるエヴェレット博士曰く
「コスモス機関のブレイブ、ワイズ、タクトとは別種の力の使い手」とのことですが、
その正体は実際に会ってからのお楽しみ、と開示されていません。


それでは、皆様のご参加をお待ちしております。


【2023年4月13日 変更】
リアクション公開予定日を『2023年4月18日』へ変更させていただきました。
ご参加頂いたお客様にはお待たせしてしまい大変申し訳ございませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。

【1】新東京での訓練に参加する 【現在のMC参加人数:11】

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【2】強奪された物資を取り返す 【現在のMC参加人数:30】

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【3】金沢島の“獣”を狩る 【現在のMC参加人数:35】

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