クリエイティブRPG

カルディネア

黒妖精の支配を阻む竜神族の青年

リアクション公開中!

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黒妖精の支配を阻む竜神族の青年
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:カルディネア
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2023年03月10日公開!

【!】このシナリオは同世界以外の装備が制限されたシナリオです。
シナリオガイド

闇竜による黒妖精の支配を企むトラバントの野望は潰えていなかった!

シナリオ名:黒妖精の支配を阻む竜神族の青年 / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム


●プロローグ
 世界の創造主たる“神竜”との新たな契約によって、カルディネアの地と呼ばれるリュクセール王国が平穏を得てから千年、
 この地を守護する竜神族の青年アイオーンに仕えるヴァルキリー、フィルツェーンは神竜より、

「再び世界が闇に包まれようとしている」

 という神託を受け、アイオーンは悠久の命を持つ大魔道士エスターシャの元を訪問し、いくつかの知恵を授かりました。

 一つは、千年前の仲間の意志を継ぐ者、【守護星印】を持つ者を探して協力を得ること。
 一つは、闇に対抗すべく、ひとつの街と共に封印された魔導兵器の封印を解く、16枚の“譜”を集めること。


 でした。

 アイオーンはフィルツェーン、そして自ら“滅竜士(ドラゴンスレイヤー)”を名乗り、ドラゴンを探す少女キャロルや冒険者たちの協力を得て、
 16枚の“譜”を手に入れ、黒焔竜ブラックオニキスを依り代に復活しようとしていた“闇竜”を、
 魔導兵器を以て倒したのでした。

 しかし、黒焔竜ブラックオニキスの元にスヴァルト・トラバントの姿はなく、竜神族として嫌な予感を覚えたアイオーンは、冒険者と共にボヴィーグ山脈へと急ぐのでした。

■□■


●ボヴィーグ山脈

「アイオーン様……」
「フィル、魔導兵器の起動、お疲れ様だ。お陰で黒焔竜ブラックオニキス……いや、闇竜を倒すことができた」
「いえ、それが私が主より与えられし使命ですから」

 ボヴィーグ山脈の水中神殿の麓で、アイオーンは疲労困憊のフィルツェーンと合流しました。
 16枚の“譜”に書かれた旋律は、神竜より遣わされたヴァルキリーである彼女でなければ紡ぐことができず、魔導兵器を起動させるために膨大な魔力を使い切り、同行していた冒険者たちに支えられている状態でした。
 そんなフィルツェーンを労うアイオーンですが、冒険者たちとの交流も影響もあってか、出会った頃に比べればかなり年相応の青年らしくなっています。
 一方のフィルツェーンは、まだまだ事務的に仕えているところが大きいようです。

「キャロルはどうした?」
「まだ、魔導兵器のところにいるはずですが……でも、どうして?」
「闇竜のところにトラバントがいなかった。奴が闇竜を復活させようとしているのは明白だ。フィルが聞いた神竜の神託も、奴のことで間違いないはずだ。奴を倒さない限り、リュクセール王国の闇は晴れないはずだ」
「まさかキャロルがトラバントの協力者ですか?」
「その逆だ。彼女に限って魔導兵器を悪用するとは思えないんだが……」

 神竜に仕えるヴァルキリーであるフィルツェーンにとって、“滅竜士”を名乗り、ドラゴンを倒すキャロルは未だに相容れない存在のようです。
 しかし、アイオーンは今までの冒険を通じてキャロルの人となりを信用しているようで、フィルツェーンの言葉を否定しました。

「「!?」」

 その時、アイオーンとフィルツェーンの身体を、巨大な闇の波動が駆け抜けていきました。
 見れば、水中神殿からサルベージされ、闇竜を倒してエネルギーが尽きかけていた魔導兵器が起動しようとしているのです。

「やはりキャロルが!?」
「フィル、一旦そこから離れろ。先程の闇の波動は闇竜のものだった……少なくともキャロルじゃない。トラバントが魔導兵器を使って何かを企んでいる、と考えるべきだ。お前はそこで休んでいろ。奴との決着は俺たちが付けてくる。誰か、フィルを頼む」

 キャロルの裏切りに固執するフィルツェーンを半ば命令で言い聞かせると、回復魔法を持つ仲間に彼女を託し、アイオーンは冒険者と共にボヴィーグ山脈を登ってゆきます。

■□■


 魔導兵器が鎮座していた場所には、満身創痍のキャロルの姿がありました。

「キャロル!?」
「アイオーン? ……いやー、参ったよ、“滅竜士”ともあろうあたしがドジ踏んじゃうなんてね」

 体中には複数の得物による傷跡が残されており、生きているのが不思議なくらいの重傷ですが、キャロルは軽口を叩きます。

『意外と早かったな』
「トラバント!?」

 その時、沈黙していた魔導兵器からトラバントの声が聞こえてきました。
 今まで魔導兵器の側面しか見えていませんでしたが、くるりと正面の方を向くと、そこには闇竜の一部である“闇の欠片”と半ば融合し、得体のしれない生き物のように“ドク……ドク……”と鼓動を刻む魔導兵器と半身を融合させたトラバントの姿がありました。

『黒焔竜ブラックオニキスは、神竜の力が強く、完全に闇竜を復活させることは叶わなかった。ならば、私自身が核となり、この魔導兵器に闇竜を甦らせる!』
「何故、闇竜を甦らせようとする!? スヴァルトも闇竜に倒されたんだろう!?」
『それはスヴァルトが闇竜を抑えられなかったからだ。だが、今度は違う。私自身が闇竜の核となり、神竜の巫女を取り込むことで、闇竜を制御し、スヴァルトが支配するカルディネアを創造する!!』
「その魔導兵器の中にセレスティーヌが!? そのためにセレスティーヌを攫ったのか!?」
『腐っても神竜の巫女だからな。闇竜の内に居れば、制御に役立ってくれる』
「アイオーン、気を付けて!」

 愛剣である七支刀を構えるアイオーンに、キャロルが叫びました。
 その声に反応し、とっさにその場から飛び退くと、5つの黒い影がアイオーンのいた場所に攻撃を仕掛けました。
 それは黒い水晶でできた戦士たちでした。

『“闇の欠片”で作った、闇竜を守る戦士たちだ。それらを倒さなければ俺は倒せぬぞ』
「……セレスティーヌの愛したカルディネアを、仲間たちと出会えたカルディネアを、多くの人が住まうカルディネアを、お前に踏み荒すことは、神竜からこの世界を預かる竜神族の俺が許さない!!」

 七支刀を構えるアイオーンはそう言い放ちました。

■□■


 その頃、ボヴィーグ山脈の麓、フィルツェーンが冒険者たちの治療を受けている際、神聖セレスティア皇国の特務機関“ブランコスモス”のメンバーと思しき者たちが、ボヴィーグ山脈を目指していました。

「トラバントにはしてやられたが、奴の情報によれば、リュクセールを守ってきた神竜の加護は竜神族によるものという」
「しかし、相手は天変地異を操る竜神族だぞ?」
「今のトラバントと戦えば、竜神族とてただでは済むまい。その逆も然り。トラバントが竜神族に勝ったとしても力を使い果たしていることだろう。そこを狙い、我々が竜神族を倒す、もしくは魔導兵器を手に入れれば、我々の力をアレクサンドロス様に示せるというもの」

 彼らはトラバントとアイオーンの戦いの後の漁夫の利を狙っているようでした。

「まだ本調子とはいきませんが……ここで動かなければ主より遣わされたヴァルキリーの名折れです」

 “ブランコスモス”をボヴィーグ山脈へ行かせないよう、愛用の槍を杖代わりに立ち上がると、フィルツェーンも戦いの場へと赴くのでした。

■□■


 平和であった千年王国に下された神竜の神託は、トラバントによる“闇竜”の復活のことでした。
 アイオーンとフィルツェーン、キャロルは冒険者たちの協力を得てそれを阻止しようと動きます。
 それを変えられるかは、あなたの行動(アクション)かもしれません!
担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

『新約カルディネアの神竜』の冒険のメインシナリオ
「黒妖精の支配を阻む竜神族の青年」をお届けします。

本シナリオのシナリオガイドをお読みいただければアクションを掛けられるようになっていますが、

ティザーサイト
ワールドガイド
アバター一覧(『新約カルディネアの神竜』)

をお読み頂くと、現状がより分かりやすくなると思います。
また、

“新約カルディネアの神竜”フェロー第1弾『千年王国の勇士たち』
スペシャルフェロー『恐怖に打ち勝つ輝く力』

フェローをご活用いただくことでキャラクターを強化し、
新たなスキルやアイテム、クラスを入手することも可能です!

なお、

関連クエストが【2023年1月31日】に公開予定です。
お楽しみに!


■シナリオ・アクションとは?
シナリオとは、あなたが冒険している世界で発生している様々な事件やイベントが
「シナリオガイド」という小説で紹介されています。
このシナリオガイドもそのうちの一つとなります。

このシナリオガイドに掲載された情報を元に、
自分の行動を文章にまとめたものを「アクション」と言います。
このアクションは、やりたい事を一つに絞って書くようにしましょう。

シナリオ・アクションの書き方などについては

・マニュアルの「シナリオ」
・プレイガイドの「シナリオアクションの書き方(基本編)」 / 「シナリオアクションの書き方(発展編)」

こちらご参考になりますのでぜひご覧いただければと存じます。

最初ですのであまり難しく考えず、ご自身が楽しめることを第一に、
一つ、自分が何をしたいのかを明確にした上で、アクションを書いてみましょう。


■基本的な状況
世界の中心、カルディネアと呼ばれたリュクセール王国。
神竜の加護によって守られ、千年もの間平穏を保ち、千年王国として世界に名を馳せていました。

しかし、この世界を守護する竜神族の青年アイオーンに仕えるヴァルキリーのフィルツェーンは、

「再び世界が闇に包まれようとしている」

という神託を受けます。
アイオーンはかつての仲間を探すために、悠久の時を過ごす大魔道士エスターシャの元を訪れると、
彼女から【守護星印】を持つ者を探すよう言われ、同時にエスターシャは魔導兵器の復活のための譜を渡されます。

アイオーンが冒険者たちと黒焔竜ブラックオニキスを依り代として甦ろうとしていた“闇竜”と戦っている間に、
フィルツェーンは揃えた16枚の“譜”の旋律を朗々と唄い上げ、
キャロルがレグルタ王国の潜水艇でサルベージした魔導兵器の起動に成功し、
魔導兵器の力を以て闇竜を倒すことに成功しました。

しかし、黒焔竜ブラックオニキスがいた場所に、トラバントと彼が攫った神竜の巫女セレスティーヌは居ませんでした。

竜神族の勘からか、ボヴィーグ山脈へと向かったアイオーンは、
満身創痍のキャロルと、自ら闇竜と融合し、魔導兵器を肉体としようとしているトラバントを発見します。
しかも闇竜の制御に神竜の巫女セレスティーヌを使うというのです。

加えて、闇の欠片で造られた闇水晶の戦士たちが行く手を阻みます。

また、トラバントと戦った後のアイオーンを倒して漁夫の利を得ようと、神聖セレスティア皇国の特務機関“ブランコスモス”が動き始めています。

カルディネアの地で冒険者を生業とするあなたは、
アイオーンやフィルツェーン、キャロルと共にこれらの事件へと関わっていくことになります。

活躍に応じて全パートで【守護星印】が配布される予定です。


●招待について
【守護星印】を持つPCに招待を出させて頂いております。
※参加費はお客様のご負担となります。予めご了承ください。
※【守護星印】を持つPCがLCの場合、MCのへの招待となっております。


「復活の闇竜」の【守護星印】及びアイテムは今週中に配布予定です。
少々お待ち頂けますと幸いです。


【1】闇水晶の戦士たちを倒す 難易度:6

闇竜の欠片である、闇の欠片から生み出された闇水晶の戦士たちを倒すパートです。
チェスのように

・ポーン/武器:素手(格闘家系)
・ルーク/武器:剣(戦士系)
・ナイト/武器:槍(騎士系)
・ビショップ/武器:杖(僧侶系)
・クイーン/武器:鞭(魔法使い系)

と役割が分かれているようです。
5人で連携してキャロルを倒しているので、それぞれが相応の強さを持っていると見るべきでしょう。

回復手段があれば、キャロルを回復させて戦線に復帰させることが可能です。

彼らを全員倒さないと、【2】パートの難易度が上がりますのでご注意ください。

彼らは闇竜の力を得ていますので、
銀製、もしくは竜を素材を使用した武器と「浄化」「聖剣」といった神聖魔法が、効率よくダメージを与えられます。
キャロルが持つ「滅竜の大剣」もその一つです。


【2】トラバントが融合した魔導兵器に挑む 難易度:8(10)

黒焔竜ブラックオニキスの身体を媒介として復活しようとしていた“闇竜”を一撃で葬った古代の魔導兵器。
トラバントは自身に“闇竜”の欠片を移植して自らが核となると、魔導兵器を取り込んで肉体とし、
闇竜を新たに甦らせようとしています。

ボヴィーグ山脈の地下にある神竜の神殿に安置されていた神竜の巫女セレスティーヌを攫ったのも、
闇竜の力を抑制し、自らが操れるようにしようとしていたからだということが分かりました。

彼は闇竜を復活させ、破壊による恐怖と混乱を起こして黒妖精の時代の再来を目論んでいます。
そのためには強大な力を持つ闇竜や魔導兵器が必要なようです。
カルディネアの地を守ってきたアイオーンはもちろんのこと、
この地に住まう皆さんもトラバントの目論見を阻止してください。

魔導兵器自体には、“闇竜”を一撃で葬った攻撃を放つエネルギーは残されていません。
ですが、砲のようなものは4つ健在で、PCたちを闇の魔法のようなもので攻撃してきます。
また、自己修復機能があるようで、1つを破壊しても一定時間が経つと修復してしまうようです。

加えて、トラバント自身がスヴァルトで、毒の霧を撒き散らす「病毒素」や白昼夢の悪夢を見せる「悪夢」、
触れた者・物を腐敗される「魔手」、負の感情やトラウマを引き摺り出し混乱させる「弱知」といった暗黒魔法を使ってきます。

古代兵器は非常に硬いですが、闇竜の力を得ていますので、
「滅竜の大剣」など、対竜装備や竜を素材を使用した武器は特攻を持ちますし、
“闇竜化”している今であれば、精霊銀製の武器も効果を発揮するでしょう。
アイオーンが持つ「七支刀」もその一つです。

なお、【1】パートで闇水晶の騎士たちを倒せていない場合、邪魔をしてきますので、
難易度が10になりますからご注意ください。


【3】“ブランコスモス”の企みを阻止する 難易度:5

トラバントと協力体制にありながら、彼に裏切られた神聖セレスティア皇国の特務機関“ブランコスモス”は、
トラバントとアイオーンたちの戦い手が終わった後、疲弊しているアイオーン、もしくはトラバントを倒そうと企んでいます。

フィルツェーンは満身創痍の身体を押して、“ブランコスモス”の企みを阻止しようとします。

“ブランコスモス”は、近接戦に長けている者や、攻撃・幻覚の魔法を使う者、モンスターを使役するものなどがいるようです。
フィルツェーンも本調子とは言えませんので、倒されてしまう可能性があります。
油断なく戦ってください。

彼らをボヴィーグ山脈へ通してしまった場合、【2】パートの戦いが終わった後、
アイオーンが倒される、もしくは神聖セレスティア皇国に魔導兵器が奪われる可能性があるので注意してください。


■アバター死亡/停止
本シナリオでは、難易度を鑑みず無茶な行動をしたとき、勝てない敵と戦ったときなど特異者が死亡する、
あるいはアバターが機能停止に陥るケースがあります。
そうなった場合、一定期間アバターチェンジできなくなります。
また、敵によってはメインアバターだけではなく、サブアバターすら機能停止に陥らせる場合があります。

ただ、アバターが死亡したことで別のアバターで再度参加したとしても、
過去の功績などが消えることはありません。
死亡の場合は「死んだと思っていたが、実は生きていた」扱いとなります。


それでは、皆様のご参加をお待ちしております。


【2023年2月23日17:20 変更】
 リアクション公開予定日を『2023年3月10日』へ変更させていただきました。
 ご参加頂いたお客様にはお待たせしてしまい大変申し訳ございませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。

【1】闇水晶の戦士たちを倒す 【現在のMC参加人数:22】

6

【2】トラバントが融合した魔導兵器に挑む 【現在のMC参加人数:12】

8

【3】“ブランコスモス”の企みを阻止する 【現在のMC参加人数:13】

5