クリエイティブRPG

ヒロイックソングス!

眠れぬ夜のノスタルジア

リアクション公開中!

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眠れぬ夜のノスタルジア
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:ヒロイックソングス!
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2022年05月18日公開!

シナリオガイド

アイドルvs恐怖映像!? ノスタルジアの深夜帯をノイズから救え!

シナリオ名:眠れぬ夜のノスタルジア / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム



 あらゆる世界の人々の夢と繋がる人工世界、ノスタルジア。
 ノスタルジアの住人がマイナス感情を抱くと“夢”を通じて他の世界の人々にも悪影響が及んでしまうため、
 アイドルたちはノスタルジアに潜む悪夢の原因を探っていました。
 
 一方で、ノスタルジアを創ったデミウルゴスという人物もこの世界に身を潜めているとされ、
 聖歌庁とグランスタ、そしてワンダーランドからはユニがそれぞれの思惑の下で彼女の行方を追っています。

 一時は人々に危険視され、ノスタルジア内の自由な移動を禁じられていたアイドルたちでしたが
 グランスタ主催の“ジャッジメント・フェス”が功を奏し、真の意味で歓迎されるに至りました。
 しかしノスタルジアの女神DTMだけは、アイドルたちが危険であると
 各区画のジャンルマスターたちに信号を発し続けているのでした。


★☆★


 ノスタルジア、ユーロビート区画

「うぁー……」
「おぉ~……」

 時刻は深夜2時半過ぎ。
 だというのに、街のあちらこちらで夢遊病のように街を徘徊している住民が見受けられます。

「これ、ぞんび……なのよ?」
「人間だ。“悪しきノイズ”に冒されているだけで」

 聖歌庁の白陽 秋太郎マルベル・クロルユニ時計ウサギ戦戯嘘、そしてアイドルたち――
 静まり返るこの深夜の街の異様な光景に、彼らは息を潜めて様子を窺います。

 疎らに見える住民たちはいずれも生気の無い顔をしているようです。
 そして街全体を微弱なノイズが覆っていました。

 聖歌庁の調査によれば、街が弱いノイズで覆われる現象は以前から稀に起こっていたらしいとのこと。
 秋太郎たちは今回、実地調査と対処を行うべく、秘密裏にノスタルジアにやってきていたのでした。

「このノイズは一夜の内に全てが消えて無くなるようだ。
 寝ている間に知らず知らずノイズに冒された者ならば、朝になって目覚めた際には記憶にも残らない……
 そのためにこれまでノスタルジアでは表沙汰になりにくかったのだろう
 だが、他の世界の人々の夢や精神には着実に影響を及ぼしてはいる

「調査した上で来てるとはいえ、やっぱ不気味だワ……。
 あっちこっちで流れてるあの変な映像、本当にノイズの発生源じゃないノ?」

 顔をしかめたマルベルの言う通り、街頭ビジョンやモニター、携帯端末の画面のいくつかには
 女性がさみしげな歌を歌っている、なんとも不気味な映像が流れていました。
 しかし不気味なだけで、それがノイズを発しているわけではないようです。

「そうだ。しかし、人々はあの歌に反応して動いている……
 それに彼女はこの世界の重要人物であるという情報も入っている」

 ノスタルジアの中心の塔を調査したアイドルによれば、
 彼女は塔の上層階にてカプセルのような容れ物の中で眠っていた人物で間違いないというのです。

「調査は後だ。ひとまず今はノイズの対処を――」

 秋太郎がアイドルたちに指示を出そうとしたその時。
 街頭で流れる女性の歌声が大きくなり、急激に濃いノイズがあたりに満ちました。

「うおぁあ……」

 そして歌に呼応するように、突如あらゆるモニター、アイドルたちのスマートフォンの画面にまで女性の映像が流れ始め
 あちらこちらから更に多くのノイズに冒された人々が現れたのです!

「これは……いや、やはり映像からノイズは出ていない」
「っていうかこの感ジ、ノイズの発生源って徘徊してる人のほうじゃナイ!?
 どーなってんノヨ、過去にこんな事例はないワヨ……!?」

 一般人から次々とノイズが発生し始めるという明らかな異常事態に慌てるマルベル。
 さらにこれはユーロビート区画だけでなくノスタルジア全域で起こっているようだと秋太郎は告げました。

「この映像は『ドリーム・レコメンド』
 あらゆるメディアに優先して、ノスタルジア内の人気配信を強制表示するシステムを使って流されている。
 全ての区画の対処となればとても間に合わない」

「こ、このままじゃみんなの夢がノイズでめちゃくちゃになっちゃうのよ……!」

 ――そのとき。
 街角のビルについていたひとつのモニターに、気の抜けたタイトルロゴが表示されました。
 正面に映っているのは、なんとネヴァーランドの神様です!

『やっほーみんな、“ヤバいトラックメイカーの神様TV”の時間だよ!
 これを見ている勇敢なアイドルは僕のスタジオにおいで。
 一緒にノスタルジアのてっぺん目指そ!』

 今の風景とギャップがありすぎる映像に、マルベルや嘘はあ然としていました。
 しかし秋太郎と時計ウサギは、神様のやろうとしていることに気づいたようです。

「自分の配信を盛り上げてドリーム・レコメンドに表示されれば、あの映像を止めることができる。つまり――」
「システムを逆手に取って、この事態を納めようというわけですね」

 そして秋太郎はアイドルたちに、神様のオファーに応じるよう呼びかけました。
 アイドルの配信でドリーム・レコメンドを埋め尽くし、不気味な映像を塗り替えるという作戦です。
 さらには画面越しとはいえアイドルがライブを行うことでノイズに冒されている人達も多少落ち着くだろうとのことでした。

 神様は応援が来るまで自らトーク配信を続けようとします。

『やっぱ数字取るにはゴシップ&スキャンダルでしょ♪
 ってことでー、みんなはデミウルゴスって人を知ってるかなぁ。
 聖(規制音)とかいうヤバい組織に追われてるらしいんだけど、そのデミウルゴスって人も相当やらかしてるみたいで~
 なんと色んな世界を炎上させて行方が分からないままなんだって! うわぁ怖いよね~』

 いささか脚色を織り交ぜながら配信を続ける神様。
 そのフランクなようでつかみどころのないトークを聞きながら、ユニは「そういえば」と口を開きます。

「あの神様ってひとも、わたしと同じように創られたんだよね。わたしのおにいちゃんだね!」
「なっ、おにいちゃん……!? わ、私は些か彼にはその器が足りないと思いますが……。
 まあ、不特定多数への呼びかけにより、デミウルゴス様が動かざるを得ない状況にしたのは悪くはない策でしょう」

 果たして神様がそこまで考えているかはさておき、神様の行動は
 アイドルたちに打開のきっかけを作り、今後の状況を左右しうる状態にしたと言えるでしょう。

 しかし。

『だから、何か情報があったらコメントに――』

 ガシャン!!

「ゴシップ好きとかさ~、おまえらマジ陰キャか?
 DTM様――ウチの女神様の歌を遮ってんじゃねーっつの」

 たった一枚しかなかった神様の映る画面。それを破壊したのはギラギラしたハートのエフェクトでした。
 そのアグレッシブなVボイスを放ったギャル風の少女は虚ろな目でアイドルたちを見回します。
 彼女も明らかにノイズの影響を受けているようでした。

「ギャル系美少女追加なのよ!? それにあの怖い女の人が女神様!?
 はふ、私ってば陰キャのオタクくんだから超混乱しちゃうのよっ」
「アンタみたいなのが陰キャなワケないデショ。
 っていうか、これは無視して通れる感じじゃなさそうネ。それにあのコ、確か――」

 身構えるマルベルだけでなく、アイドルたちも彼女が只者ではないことを直感します。

「ああ、あれはこの“ユーロビート”区画のジャンルマスターで間違いない。
 それに……囲まれているな。我々の妨害をしたいようだ」

 秋太郎の言葉に驚いてアイドルたちが周囲を見回すと、
 濃いノイズの気配の中に一際強いノイズを発する者がもう二人、アイドルたちをじっと見つめていたのです。
 その内1人は先日はノイズの兆候など無かったはずの丹頂鶴で、さらに動揺は広がります。

 そんな張りつめた空気に、はー子D.Cちゃん――二人のジャンルマスターが割って入りました。

「夜中に辛気臭い配信が急上昇してると思ったら……ンだよ、このくっせぇ雰囲気はよ」
「むー、何ともないのは私たちの区画だけみたいです。パトロールに来て正解だったですねっ」

 彼女たちは以前区画ごとノイズの被害を受けた際、アイドルがノイズを払い救った者たちでした。
 理由は不明ながら、どうやら二人はDTMの歌の影響を受けていないようです。
 彼女たちの援護があれば、アイドルたちは神様のスタジオにたどり着くことができるでしょう。

 状況に光明が見え、秋太郎はつぶやきました。

「……蒔かれた悪夢の種が既に浄化された区画、か」
「意味深な台詞言う暇があったら走れクソガキ!」

 怒号を飛ばすはー子。
 しかしその内心では、姿の見えない後輩――ゆにかを気にかけていたのでした。

(ゆにか、無事だよな。
 あいつどうせ徹夜で曲作りでもしてて、こんな騒ぎ気づいてないだろうし……)

担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

小世界ノスタルジアを舞台とした「ヒロイックソングス!」のシリーズ「インフィニット・ドリームス」の
第三回となるトリガーシナリオ、『眠れぬ夜のノスタルジア』をお届けします。
どなたでもご参加頂けますので、お好きなパートをお楽しみ頂ければ幸いです。

■シナリオ参加報酬
当シナリオに参加いただきますと、
アワード・オブ・ノスタルジアにおいて影響力を上げることの出来る

「ウルトラチャント」

が一つ手に入ります!
「ウルトラチャント」は課題から受け取ることが出来ます。
※シナリオにご参加頂いても、期限までにデイリーボーナスページを開いていない場合、プレゼントは貰えませんのでご注意ください。

■ノスタルジアでの影響力
「インフィニット・ドリームス」シリーズはヒロイックソングス!のどの世界とも異なる性質の世界が舞台のため、
芸能力はライブにほとんど影響を与えません。
代わりにノスタルジアでの影響力を示すことができるアワード・オブ・ノスタルジアという制度があります。
このランクを上げることで、ノスタルジアではより優れた者として人々やジャンルマスターに認識されます。

当シナリオで特に注目を集めたり活躍したりした方には、
アワード・オブ・ノスタルジアのランクを上げることのできる「ウルトラチャント」が付与されます!

■各組織からの信頼
当シナリオでグランスタ、または聖歌庁へ貢献する行動を行った方がいた場合、
各組織の思惑により深く関われる立場が与えられます!
また、該当の方には立場を証明する称号が与えられます。
さらに、既に称号をお持ちの方が十分に活躍された場合は称号のステータスを強化させていただきます!
加えて、活躍次第では次回のシナリオガイドに登場させていただく場合があります!


【基本的な状況】
秋太郎の招集により、秘密裏に夜のノスタルジアへ向かったアイドルたち。
ノスタルジアでは「夜の間だけ、人々がノイズに冒されて徘徊する」という怪現象が起こっており
その怪現象の対処が今回の目的でした。

しかし、あちこちで流れていたDTMの映像の量が増えたことに呼応して、
さらに多くの人々がノイズに苦しみだしたのです。
このままでは他の世界の人々がこれまで以上にノイズを帯びた酷い悪夢に囚われてしまいます。
しかもノスタルジア全域で同じ現象が起こっているであろうことから、普通の手段では対処できません!

そんな状況を打開するため……かは定かでないものの、
神様がアイドルたちへ自分の配信に参加して盛り上げるように呼びかけます。
ノスタルジアでそのとき盛り上がっている配信を画面に表示する
ドリーム・レコメンドというシステムを使ってアイドルたちが配信を盛り上げれば
レコメンドの表示数を増やし、ノスタルジア中の画面を塗り替えて
不気味な映像を止めることができるのです。

ですが、ノイズによって暴走しているジャンルマスターたちが
アイドルたちを妨害しようとしてきます。
表字数を増やして事態を収束させるには、ライブ対決や戦闘を行って
ジャンルマスターたちを止めなければなりません!


【1】ジャンルマスターたちと戦う 難易度:4~6
悪しきノイズによって暴走しているジャンルマスターの対処が目的のパートです。

彼らはアイドルの映るモニター類を破壊したり、スタジオを襲ったりすることでアイドルの作戦を妨害しようとしています。
アイドルたちがライブバトルや戦闘を行うことで、ノイズを払って止めることが可能でしょう。

ユーロビート区画には下記の3名のジャンルマスターが集結しているようです。

・丹頂鶴(難易度:4)
“アンビエント”のジャンルマスターであるトラックメイカーです。
琵琶型のシーケンサーでゆったりとした音楽を奏で、様々な鳥類のイメージをあらゆる角度から具現化してきます。
鳥の群れに一斉に襲われるイメージはかなり大きく体力を削られてしまいますが、
自分も具現化したイメージをぶつけることで鳥たちをある程度無力化することも可能です。
戦闘は得意分野ではないらしく、全て体力を削るのみの攻撃となります。

・ゆろてゃ(難易度:5)
“ユーロビート”のジャンルマスターであるリデザイアです。
サイケでハッピーなVボイスによってミラーボールをいくつも具現化し、
そこから極彩色に輝く灼熱のレーザーを放って距離感を問わない攻撃を行ったり、
爆発するハートのエフェクト群を帯びた近接攻撃を行います。
ミラーボールは攻撃によって破壊することも可能なようです。
彼女は主に街頭のビジョンや徘徊中の住民のスマホを焼くことでこちらを妨害しているようです。

・黒風(難易度:6)
“トランス”のジャンルマスターであるトラックメイカーです。
ギター型のシーケンサーから麻薬的な音楽を放ち、それを闇色の濃霧として具現化しています。
霧を吸うと酔ったような状態になり、意識がぼやけて前後不覚に陥ってしまうため
自分や仲間を奮い立たせるようなライブで意識を保つ必要があるでしょう。
また、彼は光のスケートボードを具現化してスタジオ周辺を高速で周回しながら
霧でスタジオを覆ってアイドルたちの配信を止めようとしているようです。
それを止めようとすると濃霧を凝縮した弾丸を雨のように浴びせる攻撃を行います。

※このパートでは、はー子、D.Cちゃん、戦戯嘘、白陽秋太郎、マルベル・クロルにアクションをかけることができます。

【2】DTMの映像に対抗する配信を行う 難易度:6
神様の配信を盛り上げることで『ドリーム・レコメンド』の表示数を増やし
ノスタルジア全土に流れる謎の映像を止めることが目的のパートです。

ノイズに冒された住民の興味を引くため、
動画映えを意識したライブやパフォーマンス、トークなど
とにかく注目を集める必要があります!
興味を持って見られるほどレコメンドの表示が増え、ノイズの被害を抑え込めるでしょう。

配信は神様が用意してくれたスタジオから行います。
スタジオはある程度の広さのあるライブステージのほか、
少し狭めですが合成によって背景のみを任意の風景写真や映像に変えられるセットもあるようです。

また、ちょうどグランスタ男子寮で夜更かしをしていたらしい鷹人、真蛇、ナオヤ、クロシェル、イザーク(とスピカ)が
神様に「数字が取れそう」と強制的に連れてこられています。皆少し眠そうです。

また、このパートではデミウルゴスに関するアピールを行うこともできます
リスナーにデミウルゴスの情報収集を呼び掛けたり、
デミウルゴス本人へのメッセージとなるパフォーマンスを披露するなど、内容は自由です。
※リアクションでデミウルゴスの情報を得たり、デミウルゴスからの反応があった場合
 ウルトラチャントとは別に、ユニや神様からお礼がもらえる場合があります!

※このパートにはユニ、時計ウサギ、神様のほか
 鷹人、真蛇、ナオヤ、クロシェル、イザーク(とスピカ)にアクションをかけることができます。


■ノスタルジアで使用できるアバター
ノスタルジアではヒロイックソングス!の全てのアバターが使用可能です。
また、タレント(神多品学園都市)、ディーヴァ(ワンダーランド)、ワンダーウォーカー(ワンダーランド)、
トルバドール(アーク)、ジオマンサー(アーク)
のアバターも
本来の80%の力で使用することが可能です。

さらに、ノスタルジアのアバターリデザイア、トラックメイカーについては
従来のヒロイックソングス!のアバターに比べ120%の力を発揮することができます。
加えてノスタルジアでは人々の支持や信頼を得やすくなり、
他のアバターに比べて「ウルトラチャント」を得やすくなります。

■ライブバトルについて
ノスタルジアではセッション形式のライブ対決が戦闘の代わりに主流となっています。
1曲を演奏しきるのではなく、ターン制で数小節ずつライブを行っていき都度自分の実力を示します。
ノスタルジアでライブバトルを行った場合、
リデザイアやトラックメイカーが具現化した攻撃的なイメージを受けてしまうと、
実際のダメージは無くとも徐々に体力が削られて最後には気絶してしまいます。
そのため、同じくVボイスやシーケンサーで対応し相手の体力を奪っていくのが効果的です。
スキルの【バトル時効果】にある内容も実際にはダメージの無い攻撃として具現化することも可能です。

また、スーパーチャントと呼ばれるノスタルジアの住人の声援を得られれば
他のアバターでも歌や音楽、パフォーマンスによって相手の体力を削ることが可能になります。
リデザイアやトラックメイカーのイメージもさらに強化されるので有効活用すると良いでしょう。
ただしライブバトルで相手の対応をしながら観客への気配りも必要になるので、難易度は上がります。
スーパーチャントは配信など画面越しでも受け取ることができます。


それではみなさんのご参加とアクションをお待ちしております。

【2022年5月16日追記】
リアクション公開予定日を『2022年5月18日』へ変更させていただきました。
ご参加頂いたお客様にはお待たせしてしまい大変申し訳ございませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。

【2022年4月27日追記】
リアクション公開予定日を『2022年5月17日』へ変更させていただきました。
ご参加頂いたお客様にはお待たせしてしまい大変申し訳ございませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。

【1】ジャンルマスターたちと戦う 【現在のMC参加人数:21】

6

【2】DTMの映像に対抗する配信を行う 【現在のMC参加人数:24】

6