クリエイティブRPG

旧都千年宵桜 結

リアクション公開中!

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旧都千年宵桜 結
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:神州扶桑国
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2021年12月29日公開!

シナリオガイド

千年の嘆き、千年の祈り。九厄・静華を祓う時。

シナリオ名:旧都千年宵桜 結 / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム



災厄の化身“禍神(マガカミ)”が人知れず蔓延る禍(わざわい)の世界、神州扶桑国。

霊力の暗黒面とされるマガカミに対抗できるのは、霊力に触れられる異能者――「神通者」のみ。

神通者は帝都・扶桑市に設立された「六明館学苑」に所属し、
対マガカミ部隊「修祓隊(しゅばつたい)」として、
日常の裏で扶桑国の人々をマガカミから守っています。

分校の一つである安濃津分校から、かつての都、京で異変が起こっていると報告がありました。
六明館学苑本校は、「修学旅行」の名目で安濃津分校に隊士を派遣。
調査が進む中で、京を支配する九厄「静華(しずか)」と配下の『四花仙』の存在が明らかとなります。

京をマガカミから解放すべく隊士たちは「四維の結界」を再展開し、京を覆う穢れを弱めました。
そして京へと乗り込み、一織 朱音の霊力を奪った二ノ花邪香(ジャコウ)を倒しました。

残るは一ノ花乙鑚(オトギリ)と静華のみ。
京を解放するための、最後の戦いが始まります――。


■ □ ■


――京、大内裏。

朱雀門を突破し、隊士たちはかつての正庁への入口である応天門の前に集まりました。

「ようやくここまで来れたわね」
「この先に静華がいるんですね」

二階堂 夏織 キャロライン(にかいどう かおる きゃろらいん)は、浅間 早苗の声に頷きました。
旧帝宮は正庁の北、大内裏の中心に位置しています。
この場所からでも、正庁の奥で花を咲かせる、妖しい桜の木が見えました。

「うん、強い霊力を感じる……でも、うちらの近くにはもうマガカミはいないみたい」

三野 美那子が周囲の霊力反応を探りますが、腐搖の残骸は霊力を使い果たし、完全に消滅していました。
泥のように広がっていた腐肉も既になく、朱雀門の朱音たちや五重塔の佐士たちを待つ間に、
負傷した突破組の隊士の治療を行っています。

「お待たせ、みんな!」
「朱音様! 邪香を倒したんですね」

朱音が笑みを浮かべ、強く頷きました。
霊力も邪香から取り戻しており――むしろ、奪われる前よりも更に強力な霊圧を帯びているように見受けられました。

「朱音ちゃん師匠、体はなんともない?」
「……ま、霊力反応見れば分かっちゃうよね。
 あたしは大丈夫だよ。ちゃんと一織 朱音のままだから」
「霊力が戻る時、邪香の霊力も流れ込んだんだよ。
 だから今、朱音ちゃんの霊力反応は前とは違ってるのさ」

“三代目”久重 元内(ひさしげ げんない)が、邪香を祓った直後に起こったことを簡単に説明します。

「ボクが見た限りでも、邪香が死に際に朱音ちゃんを乗っ取った……ってことはないから大丈夫にゃ」
「そうみたいね」

そこに神剣を携えた鹿島 佐士ら五重塔組が合流し、子ノ三班が揃いました。
いつの間にか睦美 景(むつみ かげ)も姿を表し、傍には百地 雪奈(ももち ゆきな)が控えています。

「……神剣を手にして、思い出したことがある」

佐士は戸惑いを浮かべながら、自分が憑霊術の開祖である坂上 赤紫自身であると告げました。
大災禍から時が過ぎ、再び九厄が復活する時に備え“神”の力でこの時代に飛ばされた。
しかし時間跳躍は上手くいったわけではなく、霊力と記憶が失われてしまっていた、と。

「正直まだ整理できてないから、今まで通りでいい」
「ま、サジはサジのまま、ってこった。変に畏まったり気ぃ遣う必要ねぇさ」

轟 豪がドン、と佐士の背中を叩きました。

「じゃあ、あたしからも。九厄・静華について」

朱音は空に伸びる桜の木を見上げ、静華の正体を告げました。
静華は京ができた時に帝宮に植えられ、京の歴史を見続けてきた千年桜
それが穢れ、マガカミと化したもの。

「静華が京の霊脈を支配できたのは、元々千年桜が京の守り神として、霊脈の中心に植えられたからだよ」
「そうなると、静華が消えると霊脈の流れが大きく乱れて……」
「京を解放するどころか、今後数百年に渡って人もマガカミも立ち入れなくなるでしょう。
 最悪の場合、安濃津にまで届きかねません」

夏織が息を飲み、ひさゑが目を伏せました。

「先に霊脈と静華の繋がりを断ちつつ、霊脈に干渉して霊力の流れを変える。
 その上で、本体である千年桜を祓う必要があるってことね」
「元々霊脈と切り離すのは、静華を祓う上で不可欠だ。
 だから……これを確保する必要があった」

夏織の言葉を受け、佐士が神剣を掲げました。
そして、朱音に渡します。

「これは師範が持つべきだ」
「サジ君、あたしに渡すってことは、君は……」

佐士が使い慣れた刀を手に、朱音に告げます。

「一ノ花、乙鑚。静華の前に、アイツがいる。
 俺はあのマガカミと決着をつける」


■ □ ■


「…………」

乙鑚は帝宮へと向かってくる神通者の姿を捉えました。
先の五重塔の戦いでの傷は癒えておらず、失われた二本の腕も再生できていません。
四維の結界による清浄な霊力は、確実に彼の身体を蝕んでいました。

「来たな、神通者たちよ」

乙鑚は二振りの穢れを帯びた妖刀の大太刀を抜き、構えました。

「……我が主の元へは行かせん。通りたくば、俺を倒すことだ。
 この一ノ花、乙鑚を」
「乙鑚。お前の相手は俺だ」

佐士が神纏を顕現させ、乙鑚に斬りかかります。

「いや……俺たち、だな。師範、今のうちに――行け!」

佐士ら子ノ三班が足止めをした隙に、朱音と静華へと向かう隊士たちが一気に帝宮へと駆け抜けました。

「坂上、神剣抜きで俺に勝つつもりか?」
「ああ。かつて、神剣はお前に折られた。それに……今の俺は、お前の知る坂上 赤紫ではない」

距離を取り、佐士は仲間たちを見遣ります。

「六明館学苑修祓隊。子ノ三班、鹿島 佐士。この名を覚えて、逝け」


■ □ ■


「なによ、カッコつけちゃって」

朱音についていった分校隊士の久我 紫苑(くが しおん)が呟きました。
佐士の正体を知った時は驚いたものの、彼に対する態度は今も変わりません。

「いいじゃない、こういう時くらい」
「……心配じゃないんですか?」
「うん、あの子たちなら大丈夫だよ。
 たとえサジ君が開祖じゃなかったとしても、あたしの答えは変わらなかったと思う」

旧帝宮に踏み込み、庭園に躍り出た朱音たちは、ついに静華と対峙しました。
桜の木に背中を預ける女性が、口を開きます。

「ついにここまで来てしまいましたか、神通者」

朱音は神剣を抜き、炎を纏いました。
炎から浮かび上がった神纏は、邪香の姿を取っています。
それを見て、静華は微笑みました。

「お菊、あなたの願いは叶ったようですね。あなたの思い描いた形とは違っていても」
「そのお菊ちゃんから頼まれてね。千年桜を解放してくれって」

神纏の像と目を合わせ、朱音は神剣の切っ先を静華へと向けました。

「私が求めるのは、静寂と安息のみ。ですが……この世に人の生ある限り、それは叶わぬもの」

桜の花が舞い、庭園の風景が変わっていきます。
まるで、千年桜の記憶を映し出すかのように……。

「千年の嘆き、悲しみ、絶望。
 それを知ってなお、あなた方が私にそれをもたらすことができるというのならば……受け入れましょう」



担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

神州扶桑国のメインシリーズ『禍神伝』旧都編の最終回をお送りいたします。
シナリオに先駆け、関連クエスト「千年桜」がリリースされております。

なお、本シナリオはアクション投稿期間が長くなっており、
アクション締切は【2021年11月22日(月)10:30】までとなっております。


■シナリオの参加報酬について

本シナリオに参加した方は、アクション締め切り後、
シナリオ報酬として経験値・社会性・お金(G)に加え、
隊士階級を上げる「行動点」が手に入ります。

また、シナリオ内で活躍したキャラクターにはリアクション公開後、
追加の行動点や今シリーズの新規アイテムと交換可能な「安濃津分校装備引換券」などがプレゼントされる可能性があります。

さらに今回は、「旧都編」のこれまでの活躍・実績も踏まえた上で、
伝位が奥伝の方は「免許皆伝」となる可能性がございます。
また、既に皆伝となり、独自流派を興している方については、新たな流派スキルを得られる場合があります。



隊士階級の詳細や行動点のシステムの詳細や貢献点のシステムはこちらをご覧下さい。


■基本的な状況

京を穢れから守る「四維の結界」が発動したことで、修祓隊士は京に乗り込むことが可能となりました。
準備を整え京に入り、隊士たちは四花仙の二ノ花、邪香を倒します。
朱音の奪われていた霊力は彼女に戻りますが、その際に邪香の霊力も朱音に移りました。

かつて、憑霊術の開祖である坂上 赤紫が武器としていた神剣も五重塔で発見されましたが、
佐士はそれに触れたことで、自分の出自を思い出すこととなります。
彼は赤紫その人であり、大災禍の時代から現代まで飛ばされたことが判明しましたが、
彼自身どのような力が働いてそうなったかまでは分かっておらず、戸惑いを隠せずにいます。
考えても仕方ないため、とりあえず自分は自分と、これまで通りの態度を貫くことになりました。

九厄・静華の正体は千年桜と名付けられた桜の木が依代となったマガカミです。
植えられた時から霊脈と繋がっており、元々は“神”が宿っていました。
しかし負に偏り過ぎた結果マガカミ堕ちし、霊脈も穢したことで京を穢れで覆うようになり、
九厄の一角となってしまったようです。

大災禍当時は霊脈から生み出した分身を動かしており、千年桜が本体であるとは見抜かれてませんでした。
これは京の人々、特に貴族たちにとって京の象徴であり、神聖なものという認識が強かったためです。

このため、静華を祓うためには霊脈との繋がりを断つのはもちろん、
霊脈に直接干渉し、霊力の流れを整える必要があります。


【1】乙鑚と決着をつける 難易度:10

四花仙の最後の生き残り、乙鑚を倒すパートです。
倒しきれなかった場合、乙鑚は静華を守るべく旧帝宮へ向かうことになります。

乙鑚は大内裏内、旧帝宮へ向かう道の途中で待ち構えていましたが、
大災禍前の時点で既に正庁は祭礼以外で使われておらず、築地塀も崩れているため、
正庁内も戦場となります。
このため、大人数でも戦うのには問題なく、
範囲攻撃も味方を巻き込まないように行う余地が十分にあります。

乙鑚は前回の戦いの傷が癒えておらず腕も四本になっていますが、
佐士曰く「傷を負ってからが本番」と、万全の状態の時以上に警戒する必要があるとしています。

大太刀の二刀流による、長い年月で鍛え上げられた剣技の時点で非常に強力ですが、
マガカミとしての固有能力である“真断”は、一切の防御を無視し、
たとえ物理的に触れられない霊体だろうと切り捨てるという、回避以外の対処法がない代物です。
ここぞという時以外は使わないため、乱発できない理由があるようですが、
純粋に地力が高いため、あまり彼自身重要視はしていないようです。

こちらのパートには子ノ三班の五人(鹿島 佐士、浅間 早苗、三野 美那子、轟 豪、ひさゑ)が登場します。


【2】静華と霊脈の繋がりを断つ  難易度:9

静華の本体である千年桜と、霊脈を切り離すパートです。

このパートでは、霊力によって形成される仮想領域である“霊界”にアクセスし、
そこから霊脈を辿って干渉する事になります。
今回は“三代目”久重 元内が「あかりんシステム」と名付けた、
七難会のマガカミ“灯”を利用した霊界アクセスシステムを用いるため、特に装備がなくても霊界で活動できます。
なお、自前の霊界へアクセス手段があれば、より行動しやすくなります。
アクセス手段の装備についてはシナリオ「夢幻に揺蕩う灯火」の時同様、
「アカウント内のキャラクター1名」が持っていれば問題ありません。


霊脈は川のようなものに見え、そこに空から木の根のようなものが伸びています。
これが千年桜と霊脈を繋いでおり、これを切り離す必要があります。
ただしこれを斬ろうとすると、根が攻撃してきます。
また根が暴れれば、霊脈にも乱れが生じてしまうため、霊力を安定させながら根と戦う必要があります。

こちらのパートには“三代目”久重 元内、睦美 景、百地 雪奈、砕禍衆(翁、怪士)が登場します。
景と雪奈は根の誘導を行い、元内と砕禍衆で霊界を安定させ、霊脈干渉の土台を整えます。


【3】静華を祓う  難易度:12(→10)

静華の本体である千年桜を祓うパートです。
【2】で霊脈との繋がりを断つのに成功すれば、最大で括弧内の難易度まで下がります。

木に半ば埋まっている女性が「静華」を名乗っていますが、
これは四花仙と接するための端末のようなものです。
これを傷つけたとしても、千年桜本体へのダメージは大きくありません。

静華は非常に高い霊力干渉・支配能力を持ち、霊脈を封じられたとしても、
強力な幻術や精神支配を行使することができます。
五星流に通じるものがありますが、霊脈と繋がっている状態では師範の五星 梓よりも上です。

また、過去の様々な京の光景を見せ、精神的な揺さぶりをかけてきます。

無論、防衛手段を持っていないわけではなく、霊力による結界や、
桜の花びらによる攻撃、付着した花びらを介しての霊力支配、
木の枝による物理的な攻撃等、多岐に渡ります。

こちらのパートには一織 朱音、久我 紫苑、狐島、二階堂 夏織 キャロラインが登場します。



■ゲームマスターについて
本シナリオは引き続き

・東雲東
・茸

がリアクション執筆を担当する予定です。



★死亡(アバター死亡)判定
本シナリオでは、難易度を鑑みず無茶な行動をしたとき、勝てない敵と戦ったときなど、
修祓隊士が死亡する場合があります。
ただしスキル「布瑠の言」のように、極めて限定的な条件で可能な蘇生術があるため、
「真の意味での死」は回避できます。
しかし蘇生してもしばらくの間はまともに戦うことができない状態となり、
システム上では一定期間死亡時のアバターにチェンジできなくなります。
ただ、アバターが死亡したことで別のアバターで再度参加したとしても、
過去の功績などが消えることはありません。
死亡の場合は「死んだと思っていたが、実は生きていた」扱いとなります。


それでは、皆様のご参加をお待ちしております。

【2021年11月15日17:15 追記】
【2】の「霊界へのアクセス」について追記を行いました。

【1】乙鑚と決着をつける 【現在のMC参加人数:15】

10

【2】静華と霊脈の繋がりを断つ 【現在のMC参加人数:19】

9

【3】静華を祓う 【現在のMC参加人数:29】

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