クリエイティブRPG

月に嗤う 前編

リアクション公開中!

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月に嗤う 前編
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:バイナリア
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2021年10月21日公開!

シナリオガイド

純血同盟が欲する遺産「進化の揺籃」への手掛かりを追え!

シナリオ名:月に嗤う 前編 / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム




“壁”に分断された大陸、バイナリア

かつて存在した超大国『オデッサ連邦』は、
壁の東側の東オデッサ連邦と西側のオデッサ共和国に分かれ、長きに渡り対立状態にあります。
壁の存在によって仮初の平和が保たれていますが、
その裏では東西による情報戦――“見えない戦争”が繰り広げられていました。

戦争を知らない世代が増えた現代。
この“諜報の世界”で、真の意味で戦争を終結させ、平和を実現させんとする者たちが動き出しました。

東西陣営の和平派によって秘密裏に立ち上げられた秘密組織、『A機関』

しかし、A機関の敵は少なくありません。
東オデッサの治安維持を担い、不穏分子の摘発を行う『国家保安局』
“遺産”の力を手に入れ世界の覇権を握ることを目論む、人工種族の闇組織『純血同盟』
東オデッサの整備・美化――人工種族や魔族の駆除を秘密裏に行う暗部を有する『再生公社』

東オデッサの首都、東トリスで発生した『グール化事件』を皮切りに、様々な勢力が動き出し
――壁の撤去と終戦へと繋がる“A”の遺産を巡る攻防が、本格的に始まろうとしていました。


■□■


――東トリス市内、A機関東トリス支部。

「よぉ、夜鷹(ヨタカ)の姐さん。しばらく見ないうちに随分ちっさくなったじゃないか」
「何度もこの姿になってただろう。久しぶりなのだ、大鷲(オオワシ)
 西での任務から急に呼び出して済まないのだ」

A機関の支部長であり、東トリスのエージェントを統括するリュドミラ・カラシニコワこと夜鷹は、
西オデッサで活動中だった昔馴染みを招集しました。
それが逆立った赤茶色の髪が特徴的な、サングラスをかけた男――コードネーム、大鷲です。
現在は西オデッサ空軍のパイロットフリッツ・ハルトマンとして、
軍内部の好戦派派閥の監視に当たっていました。

「なに、ここ最近の仕事は“壁越え”をしようとするバカを止めるくらいしかなかったからな。
 ちゃんと正規の手続きで長期休暇も取ってきたし、根回しも済ませておいた。
 それで、オレを呼び戻すってことは、結構な大仕事ってことだろ?」
「うむ、その通りなのだ。まずはこの資料を見て欲しい」

夜鷹はイングリッド・ヴァルツァーこと鶯(ウグイス)と、本部直属の燕(ツバメ)からもたらされた情報を、大鷲に共有しました。

「ツバメちゃん、いや君だっけか。今どっちの姿がメインなのかは知らないが、元気そうだな。
 ……なるほど、グール化事件に違法薬物の流通拡大。
 純血同盟が【裏】だけにとどまらず、【表】も引っ掻き回すようになっているってことか。
 それで保安局も手を焼いている、と」
「市民の不安を煽り、裏社会の者たちを焚きつけ始めた。
 だがこれはあくまで陽動に過ぎない、と私は考えている。
 東トリス市内で混乱が広がれば、保安局や公社の目は引かれざるを得ないのだ」
 
あえて騒ぎを起こすことで陽動とし、その間に本来の目的を為そうとしている。
夜鷹はそう考えていました。

「“遺産”だな、連中の狙いは。
 姐さんのこの資料と奴さんらの目的から察するに、欲しがってるのは……」
進化の揺籃(ゆりかご)
 我々もまだ情報はほとんど掴めてないが、ライカンスロープやヴァンパイアを進化させ、覚醒者へと至らしめるもの、と推定される。
 要は『番号持ち(ナンバーズ)』と同等の完全体――純血種を生み出すための道具なのだ」

ランクはS。
この遺産は、影の戦争の勢力図を大きく塗り替えることになる。
無事な状態で現存していればの話ですが、
A機関としても、エージェントの力の安定・強化のために、確保したい代物でした。

「ライカンスロープとムーンチャイルドの生みの親は、アレクサンドロフ博士だ。
 進化の揺籃が“A”の遺産なら、“A”の正体が博士であるという説への答えもあるかもしれない。
 あの“壁”を取っ払う手掛かりも、あるいはな」

無論、そう考えているのは政府直下の保安局や公社も同じでしょう。

「純血同盟のここ最近の行動から、あいつらは何らかの情報を手に入れたのは間違いないのだ。
 大鷲、君には純血同盟の幹部になってもらいたい
「潜入任務……かと思ったが、また随分大きく出たもんだ。
 まぁ、オレはナンバーズじゃないが、それなりに力には自信がある。
 それに……オレより強いのが一緒にいりゃ、そいつに任せるって手もあるしな」

A機関は既にダミー会社を用意し、先んじて裏社会に潜入しているエージェントにも声を掛けていました。

「仲介屋をやってる雲雀(ヒバリ)がある程度顔が利くのだ」
「知らない名だな、オレが西に行ってから入った奴か。美人だといいな」
「よく女だとわかったのだ」
「姐さんのことだ、そういう顔繋ぎ役は女に任せそうだと思ってね」

大鷲には純血同盟への潜入任務を一任しつつ、夜鷹はエージェントたちに並行して与える任務をまとめました。
今回は大鷲の任務を軸とした長期的な任務となります。

1.大鷲の下で純血同盟に潜入する

2.郊外に住む戦後復興財団代表の調査

3.純血同盟絡みの事件を解決する

4.保安局の足止め



「足止め? 珍しいな、保安局をそこまで警戒するなんて」
保安局一課特殊部隊『チェルノボーグ』
 疑わしきは全て狩り尽くせ、がモットーの保安局のエリートたちなのだ。
 東トリスの事態を収束させるためにも、保安局はあいつらを解き放つだろう」

普段の保安局はA機関にとっては取るに足らない相手ですが、チェルノボーグが出てくれば話が変わります。
彼らは何の証拠もなくとも、ただの勘であろうと「疑わしい」と思った相手は容赦なく検挙します。
【表】で真っ当に事件に挑んでいる者たちだろうと気分一つで捕まってしまいかねないことから、
妨害の必要ありと夜鷹は判断しました。

「例えるなら、相手は魔女狩りの異端審問官。
 とりあえず、今は時間が稼げればいいのだ。
 特に注意すべき者について、共有しておくのだ」

夜鷹はエージェントたちに、警戒リストを回すのでした。

「姐さん、一つ聞きたいんだが……オレのダミー企業、芸能事務所ってことでいいんだよな?」
「うむ。興行の類は裏との繋がりが深いからな。君には社長として頑張って欲しいのだよ」

■□■


――東トリス市内、中央区。

「今日も月が赤い。いい夜だよ、魔素を肌で感じられる」

保安局員の前に立った一人異なる制服を纏った少年が月を見上げ、微笑みました。

「気分が良さそうで何よりです、中尉
「そりゃあ久しぶりの現場だからね。おっさんも蛇女もいないし、僕のやりたいようにやれる。
 楽しくもなってくるさ」

中尉と呼ばれた少年は、全身を切り刻まれて倒れ伏す半魚人の頭を踏みつけます。

『もが、ががが』
「あれ、半魚人ってエラ呼吸じゃないの?」
「中尉、ここは水中じゃないので関係な」
「お前も黙れよ」

保安局員が呼吸ができなくなり、膝をつきました。
少年は特に手を触れたわけでもありません。

「今回の隊長は僕。お前ら、弱いんだから黙って従ってればいいんだよ」

中尉の笑みは子供らしいものから、嗜虐的なものへと変わっていました。


担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

『ダブルフェイスゲーム』のトリガーシナリオ第一弾、
「月に嗤う」をお届けします。

今回から敵性勢力との攻防や“遺産”の争奪戦も本格的に始まることになります。
トリガーシナリオはトリガークエスト同様『ダブルフェイスゲーム』のメインストーリーとなりますので、
是非ご参加ください!

■シナリオの参加報酬について
本シナリオに参加されると、シナリオ参加アカウントごとに1つ、
「エージェントポイント」が課題でプレゼントされます。
エージェントポイントは集めることで今後実装予定のバイナリアの上級アバターの覚醒アイテムや、
追加職能へのチェンジアイテムと交換が可能となります。
エージェントポイントの詳細については後日発表いたしますので、今しばらくお待ち下さい。
※課題の実装は9月27日(月)中を予定しております。

また、シナリオで活躍された方にはチケットアイテム「A機関アチーブメントパス」や、
“遺産”の支給などの報酬が出るかもしれません。


■基本的な状況

バイナリア大陸の東陣営と西陣営の“見えない戦争”の最前線、東トリス。
そこでは様々な勢力が日々諜報戦を繰り広げています。
東トリス市内の表社会に暮らす者にとっては国の情報操作もあってほとんど認知されていなかったものの、
最近になって状況が大きく変わろうとしていました。

市内で人が未知の伝染病に感染し、凶暴化するグール化事件。
違法薬物の表の人々への拡大。
突然変異種と思しき動物――魔獣の目撃例の増加。

裏社会では半ば公然となっていたものが表社会の人の目にも触れ始め、市民に不安が広がりつつあります。
一連の出来事の裏には闇組織『純血同盟』の影があり、
政府やA機関を引っ掻き回すために表で騒ぎを起こしているようでした。
トリガークエスト2話以後参照

純血同盟は注目を集めている間に、
Sランク遺産で、彼らにとっては非常に重要な意味を持つ「進化の揺籃」を確保しようとしていると、
夜鷹は考えました。
しかしA機関にはまだ進化の揺籃についての情報がほとんどないため、
西オデッサからベテランエージェントの大鷲を呼び寄せ、彼に純血同盟への潜入任務を託しました。

また、純血同盟幹部は表でもそれなりの地位を持っており、
表の顔でも強力な後ろ盾を得ていると思われるため、A機関は要人を何人かピックアップし、
夜鷹は復興財団の代表を今回の調査対象に選びました。

なお、純血同盟が騒ぎを大きくしたために、
保安局もエリート部隊であるチェルノボーグを動かさざるを得なくなっています。

本シナリオは複数回の「長期任務」のシナリオとなります。
このため、当シリーズ内限定で大鷲のチーム(表向きは芸能事務所)「ヴェレス」に所属する事も可能です。



■アクションパートについて

バイナリアのパブリックシナリオは、
状況に応じて「表の顔」と「裏の顔」を使い分けて参加するものとなっています。

アクションパートにはどちら向きか、あるいは両方問題ないかが記載されていますが、
こちらはあくまで推奨であり、強制するものではありません。

詳細はワールドガイドの「★バイナリアのパブリックシナリオとアクションパート」をご覧下さい。

今回のアクションパートは行き先で分かれています。
各パートには任務目標がありますが、
そのためのアプローチはある程度自由に行うことができるようになっています。

ただし任務とほとんど関係ない行動の場合、実行前に止められる、注意・警告が入ることがありますので、
シナリオ目的から外れ過ぎないようご注意下さい。



【1】【表裏】純血同盟に潜入する  難易度:5

任務内容:大鷲の下で裏社会との繋がりを得、純血同盟の構成組織と接触せよ


大鷲の指揮下で、純血同盟との接点を作り、加盟することが今回の目標となります。
「進化の揺籃」を純血同盟より先に確保することが最終目標ですが、
裏社会には戦時中の様々な物品が出回っているため、遺産を遺産と知らずに利用しているケースも存在します。
アクション次第ではそういったものの入手も可能です。


指揮下とあるものの、大鷲チームへの参加は任意です。
チームに参加する場合、種族がライカンスロープ、ヴァンパイアだと
純血同盟からの警戒を解きやすくなるでしょう。

【表裏】となっているのは、表向きの芸能事務所の所属者としての活動も可能なためです。
このためオーディションを受けに行ったり、取材を受けたりすることもできます。
職能がジャーナリストなら事務所専属の記者としても構いません。

裏の場合は仲介屋の雲雀の情報を元に闇組織を調べたり、先んじて工作を行うことができます。
ただし直接の繋がりがない状態のため、難易度は表よりも高くなるでしょう。

こちらのパートには大鷲、雲雀が登場します。
大鷲はグリフォンのライカンスロープで、こちらではハルチェンコと名乗っています。


【2】【表裏】戦後復興財団代表の調査  難易度:4

任務内容:東トリス郊外に住む戦後復興財団代表と邸宅を調査せよ


復興財団の代表を務める資産家の老人の元を訪れ、彼や彼の住む邸宅から情報を持ち帰ることが目標となります。
東オデッサの戦後復興に貢献し、再生公社とも深い繋がりがある慈善事業家でもありますが、

・戦時中の鹵獲品を集めて何かを作っている
・見たこともない不気味な生物をペットして飼っている
・月にまつわる美術品ばかり買い集めている

など、不穏だったり奇怪だったりする噂も流れています。
A機関からの根回しで正規の来客として訪問できますが、
職能によっては代表に雇われていることにすることも可能です。

なお、邸宅内をこっそり調べることもできるよう【表裏】となっていますが、
警備が厳重なため、【裏】で活動する時の難易度は表よりもかなり高くなります。


【3】【表】純血同盟絡みの事件を解決する  難易度:5

任務内容:東トリス市内に出現した魔獣を駆逐せよ


グール化事件の後も、純血同盟が関わっていると思しき事件は複数発生しています。
今回の任務で対処するのは、東トリス市内北部に現れた魔獣です。

北部は閑静な住宅街となっており、東トリス北公園があります。
月光園ほどの大規模ではないものの、動物が飼育されている自然公園ですが、
そこに体長10メートルを超える「明らかに普通じゃない熊」が突如出現し、暴れ回っています。
熊の他にもカラスが群がっており、こちらも人を積極的に襲うなど、普通とは違う状態です。

再生公社の害獣駆除担当(暗部の掃除役ではなく、あくまで公園の整備の一環)が現場にいるものの、
完全に化物となっている熊に歯が立たず、何とか公園から出さないようにするので精一杯となっています。

表の人の目があるため、このパートは【表】のみが推奨となっています。


【4】【裏】保安局の足止め 難易度:6(9)

任務内容:保安局のエリートを足止めし、事件解決の時間を稼げ


中央区から事件が起こっている北区へ向かおうとしている保安局員たちの足止めを行い、
エージェントによる事件解決から撤収までの時間を稼ぐことが目的となります。

保安局一課特殊部隊『チェルノボーグ』はスパイ・工作員狩りを専門としており、
夜鷹が「別格」と評するほどの手練れ揃いです。
しかし彼らの取り締まりがあまりに過激で、罪のない市民も疑いをかけられて何人も検挙されたことから、
保安局も「よほどの事態」に陥りない限りは動かさなくなっていました。
市民が保安局に恐怖心を抱いているのは彼らに対するトラウマが刻まれていることが大きいです。

今回の足止めは市街で行われますが、目をつけられたら危険なため、
市民は自主的に閉じこもってくれています。

チェルノボーグの一員で隊長の中尉以外はそこまでの脅威ではありません。
中尉は見た目は10歳前後の少年ですが、ムーンチャイルドのため実年齢はもっと上です。
かなり強力な超能力の使い手であり、直接触れずに全身を切り刻んだり、窒息させたり、
といった芸当が確認されています。

なお、括弧内の難易度は、中尉を倒して撤退させる際のものです。
ただ時間を稼ぐだけなら表記上の難易度となります。



★ミッションチームについて

「ダブルフェイスゲーム」では、任務用のチームである「ミッションチーム」を結成し、A機関に申請することが可能です。
ミッションチームの結成を希望する方は、

・MCが3名以上参加するGA(グループアクション)を結成。
・GA名を記載する際に「チーム:××」と、チームである旨を明記する


ことで、申請完了となり、
リアクション公開時に承認いたします。

ただし、MCが全員「バイナリアのアバターがメインアバターのチーム」に限ります。
戦功報酬が受け取れるのも同様の条件となります。


詳細はワールドガイドの「ミッションチーム」をご覧下さい。


それでは、皆様のご参加をお待ちしております。


【1】純血同盟に潜入する 【現在のMC参加人数:25】

5

【2】戦後復興財団代表の調査 【現在のMC参加人数:44】

4

【3】純血同盟絡みの事件を解決する 【現在のMC参加人数:14】

5

【4】保安局の足止め 【現在のMC参加人数:9】

6