神州扶桑国のメインシリーズ『禍神伝』旧都編の第2話をお送りいたします。
当シナリオに先駆け、起と承の間を描くクエスト「四維の結界」がリリースされております。
また、7月6日(火)にも関連クエストがリリース予定となっております。
なお、基本的なことは本シナリオガイドから分かるようになっていますので、
今回からでもお気軽にご参加下さい!
■シナリオの参加報酬について
本シナリオに参加した方は、アクション締め切り後、
シナリオ報酬として経験値・社会性・お金(G)に加え、
隊士階級を上げる「行動点」が手に入ります。
また、シナリオ内で活躍したキャラクターにはリアクション公開後、
追加の行動点や今シリーズの新規アイテムと交換可能な「安濃津分校装備引換券」などがプレゼントされる可能性があります。
隊士階級の詳細や行動点のシステムの詳細や貢献点のシステムは
こちらをご覧下さい。
■基本的な状況
相楽の調査、行方不明隊士の捜索、砕禍衆との接触。
三つの任務が並行で進められました。
相楽では四花仙の腐搖と戦闘になったが、これを撃退。
相楽の人々の避難も無事に行え、京に関する文献も手に入りました。
行方不明隊士は結果こそ生存者一名だったものの、
四花仙の瘉奴慧の仕業であったことが判明。
その能力が穢れで死者を操るもの(暫定)であることも分かります。
謎めいた集団であった砕禍衆は修祓隊士を認め、
自分たちの正体が「からくりに精神を移植した、300年前の砕禍衆の生き残り」だと明かしました。
要は脳を含む全身の義体化ですが、彼らは自分たちを「生物ではない」と定義しています。
※種族の付喪神は生物として認識されています。
四花仙を退けたものの京周囲の穢れは濃く、霊脈を押さえられている限りは祓うのが困難。
かつて京を守っていた四維の結界の発動が必要となりました。
結界の位置は長らく不明でしたが、相楽の古い文献から判明します。
修祓隊は四つ全てに隊士を送り、結界の起動を試みます。
しかしそれを阻止すべく、四花仙もまた動いていました。
今回のアクションパートは、場所で分かれています。
四つ全ての結界を起動させることができれば大成功ですが、
二つ以上起動できていれば次回以後、四花仙含む京のマガカミが弱体化することになります。
結界の起動には全パート共通で、霊力に干渉する手段(直接霊体に触れるものを含む)が必要となります。
なお、各パートでは結界の起動や戦闘以外に調査を行う余地もありますが、ダブルアクションにはご注意下さい。
【1】大江 難易度:9(11~12)
北東の頂点が存在する大江の穢れを祓い、結界を起動します。
大江は山であり、かつては鬼の集落が存在していました。
時折穢れに飲まれそうになった鬼が暴れていたため、地形が入り組み、足場も悪くなっています。
既に鬼はいなくなって久しいですが、餓鬼というマガカミが徘徊しています。
餓鬼はマガカミに憑かれた鬼の成れ果てであり、体躯に恵まれた鬼とは異なり、やせ細った姿をしています。
また、常に霊力に飢えており、目に入ったものは生物・非生物関係なく「霊力が宿っているもの」を食べようとします。
餓鬼も霊脈の穢れの影響で強化されていますが、厄介なのは邪香です。
括弧内は邪香と戦い、撃破する場合の難易度です。
二ノ花である彼女は朱音の力を奪った張本人であり、
元々の固有能力に加え、朱音の審神者としての力も使えると考えられます。
また、鉄扇を武器にした近接戦闘にも長けています。
彼女だけでなく一ノ花、乙鑚もこちらに向かっていますが、彼は邪香を守ることが目的で、
邪香ともども結界発動の妨害は二の次のようです。
マガカミであるなら結界発動は何が何でも阻止しなければならないはずですが……。
こちらのパートには鹿島 佐士、久我 紫苑、ひさゑが登場します。
彼らは邪香を抑え、時間を稼ぐつもりでいます。
【2】河陽 難易度:7
河陽にはかつての京の中央貴族の荘園があり、景観の良さから離宮も築かれていたほどでした。
当時は陰陽師が常駐し、式神や妖怪と共にこの地を守っていました。
大災禍の際に神通者とマガカミが激しい戦いを繰り広げた古戦場でもあり、
その時点で既に結界は機能しなくなっていたようです。
結界はかつての離宮跡にありますが、穢れによってマガカミと化して自律稼働する式神や、
古戦場の遺物から生じたマガカミ鎧武者がいます。
また、幼体ではあるものの、何体もの大百足も生息しています。
四花仙がいないため難易度は一番低いですが、【1】よりもさらに穢れが濃いため、
離宮跡の中は対策が弱いとダメージを継続的に受け、体力・霊力が減っていきます。
こちらのパートには“三代目”久重 元内、睦美 景、翁(砕禍衆の長)が登場します。
元々は非常に良質な水が取れる場所であり、元内と翁は結界展開後、
水も浄化されたなら確保しようとしています。
※霊子兵器や隊士向けの補給飲料を作るために良質な水が欲しいようです。
【3】会坂 難易度:9
会坂にはかつて関所があり、京と西国(西扶桑)とを結ぶ交通の要衝でした。
人と一緒に穢れが流れ込んで来ないよう人の往来を厳重に管理しており、
現在も大災禍時の状態で、門をはじめとした施設が現存しています。
結界は関所の中にありますが、既に腐搖によって支配されています。
腐搖は分身に結界展開の妨害を行わせつつ、自身は隊士たちの退路を塞ぎ、
関所内に閉じ込めてじわじわとこちらの戦力を減らすことを目論んでいます。
また、砕禍衆は腐搖との相性が非常に悪いため、こちらにはほとんど戦力を割かず、
【4】の瘉奴慧に注力しています。
このパートの結界の起動に成功した場合、
ここを京奪還のための前線基地として使用することができるようになるため、
次回での戦力拡充に繋がります。
こちらのパートには子ノ三班の轟 豪、浅間 早苗、三野 美那子が登場します。
【4】和迩 難易度:8
淡海(あふみ)と呼ばれていた巨大な湖のほとりにあり、
かつては船で京へ向かえる湖上交通の要所でした。
和迩の地名は神代の水神の使いが由来とされ、結界の頂点も湖上にあります。
現在は船が存在しないため、何らかの水上移動手段が必要となります。
結界の頂点は湖上に築かれた社で、そこには一応陸地となっています。
このため一切足場がないわけではありませんが手狭で、妨害してくる瘉奴慧の対処もするためには、
地上以外も足場に出来た方が良いでしょう。
ただし湖にも穢れが満ちているため、水中から黒い手が伸び、水底に引きずり降ろそうとしてきます。
また、大災禍の際に多くの人が沈んでいるようで、瘉奴慧はそれらにも穢れを注いで操ります。
瘉奴慧は前回、隊士を傀儡化して生前のように振る舞わせるのに力を割いていましたが、
今回は自らに穢れを集約し、姿も若返っています。
霊脈による恩恵もあるため、霊力への干渉力も前回より高まっており、
その力は五星流の皆伝に匹敵するほどです。
砕禍衆は「自分たちには瘉奴慧の力が通用しない」と考えており、
瘉奴慧もまた前回PCたちと遭遇前、腐搖が破壊した砕禍衆には穢れを注ごうとはしていませんでした。
元内も霊子からくり人形が瘉奴慧攻略の鍵になると予想しています。
こちらのパートには百地 雪奈、二階堂 夏織 キャロライン、狐島、中御門が登場します。
★死亡(アバター死亡)/マガカミ化判定
本シナリオでは、難易度を鑑みず無茶な行動をしたとき、勝てない敵と戦ったときなど、
修祓隊士が死亡する場合があります。
ただしスキル「布瑠の言」のように、極めて限定的な条件で可能な蘇生術があるため、
「真の意味での死」は回避できます。
しかし蘇生してもしばらくの間はまともに戦うことができない状態となり、
システム上では一定期間死亡時のアバターにチェンジできなくなります。
ただ、アバターが死亡したことで別のアバターで再度参加したとしても、
過去の功績などが消えることはありません。
死亡の場合は「死んだと思っていたが、実は生きていた」扱いとなります。
また、死亡の特殊判定として
「マガカミ化」することがあります。
死亡時にマガカミの依代となることで、下級マガカミと同じ本能で動く死人状態となります。
この場合、システム上のアバター制限は行われませんが、
次回シナリオ参加時はNPCとして扱われ、アクション内容に関わらず自発的な行動が不可能となります。
※登場パートはシナリオガイドにて指定いたします。
※参加費はお客様のご負担となります。
※次回のシナリオに参加しなかった場合、マカガミ化は無効となります(NPCによって浄化されます)
なお、味方によって浄化されれば元に戻れますが、その際に改めて死亡処理が行われることになります。
それでは、皆様のご参加をお待ちしております。
【2021年7月7日18:30 追記】
【4】の結界の位置と湖上の状況について追記を行いました。