クリエイティブRPG

ミルキーウェイの攻防

リアクション公開中!

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ミルキーウェイの攻防
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:アーク
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2021年07月21日公開!

シナリオガイド

アステロイドベルト“ミルキーウェイ”はアークにとって三途の川となるか!?

シナリオ名:ミルキーウェイの攻防 / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム



“流浪の世界”アーク

超巨大浮遊大陸アークを起動したアーケディア王国の第一王女ロミア・レンスター
謎の敵バルバロイに対抗すべく異世界召喚を行い、
「外法の者」を呼び集めました。
異世界から来た者たちはアーケディア王国騎士団と共に、アーク防衛を任されます。
伝説の楽園「シャングリラ」に辿り着くために――。

■□■


 ――アーケディア王国、レンスター城、円卓の間(ブリーフィングルーム)

「わぁ……綺麗……」
「本当ですわね。空にこのような川のようなものがあるとは……」

 思わず感嘆の息を漏らすアークの航界士ルイーズ・ウィックローに、ロミア・レンスターも頷きました。
 アークの進路の先には、白い川のような流れが見えていました。
 木の浮遊大陸ユッピテルと、火の浮遊大陸マールスの間に位置する浮遊群島(アステロイドベルト)“ミルキーウェイ”です。

『遠くから見れば綺麗かもしれませんが、今まで立ち寄った浮遊大陸ほどではありませんが、小さな、様々な小浮遊大陸が集まって形成されています。小浮遊大陸同士の衝突が頻繁に起こっていますから、航界には十分注意してください。とはいえ、小浮遊大陸のおおよその動きはアークの電探で感知できますから、それに従って航界をお願いします』

 ロミア王女専属のオペレーションAI・ミレナスがアークに搭載されているレーダーから送られてくる情報を、円卓の中心にあるモニターに投影したその時です。

「ルイーズ! 右舷にオーロラフィールドを展開させろ!!」
「は、はい!?」
「つべこべ言うな!!」
「は、はい!!」

 ゼピュロス・マンスターの怒声に一瞬驚くルイーズですが、有無を言わさない気迫に、言われるがままにアークの兵装であるオーロラフィールドを右舷――ヒノモト地方側――に展開させます。
 間髪入れず、巨大なアークが左右に揺れたのです!

「ミレナス、今の揺れは!?」
『は、はい、小浮遊大陸が数個、右舷に衝突した模様です。ゼピュロス様の指示で展開したオーロラフィールドのお陰で損害はありませんが、この起動はおかしいです!?』

 クローヴィス・キルデアに報告するミレナス自身が困惑していました。
 アークにぶつかってきた小浮遊大陸は、彼女が予想していた軌道から大きく外れ、アークへの直撃コースを取っていたのです。

『電探に感有り! これは……ドラグーンアーマー!? えっ!? バルバロイ!?』

 更にアークのレーダーが捕らえたものに、ミレナスは益々困惑してしまいます。

「ミレナス、モニターに映しなさい」
『は、はい』

 ロミア王女に言われ、ミレナスはレーダーが捕らえたものをモニターに映します。
 そこにはドラグーンアーマーが映っていました。ただ、木の浮遊大陸ユッピテルに現れた、バルバロイが“外法の者”たちとの交戦データを元に創り出したドラグーンアーマーに似ていて、どこか生物じみています。

「また、バルバロイたちの猿真似ではあるまいな」
『いえ、それが……このアーマーからは、D因子の反応もバルバロイの反応もするのです。しかも、それだけではありません。近くに【星詩】の反応も見られるのです』

 モニターを睨み付けるゼピュロスに、ミレナスも訳が分からないといった様子で、ありのままを報告します。
 その時、モニターに割り込んでくる人影がありました。

「ひっ……」

 それを見たルイーズは思わず息を呑みます。
 半身は人間でありながら、半身は甲虫型バルバロイを鎧の様に纏った男性だったからです。

「私たちは故郷をバルバロイに滅ぼされ、この浮遊大陸アークで楽園(シャングリラ)を目指して旅をしているのですわ。バルバロイでなければ戦う理由はございません。退いて頂けないでしょうか?」
『嬢ちゃんがこの浮遊大陸の首領か。シャングリラを目指しているだぁ、これはお笑い草だな!』

 対話を試みるロミア王女に、男性は嘲笑を浮かべます。

『まぁ、俺たちも境遇は似たようなもんだ。ずっと前にバルバロイに故郷を滅ぼされた人間の末裔さ……このミルキーウェイが俺たちにとってのシャングリラみたいなモンだ。ここにいれば食うものには困らねぇし、てめぇらのような奴から寝床を奪えるしな』
「食べ物に困らない……こんなところで、ですか?」
『見りゃ分かんだろ、バルバロイを喰ってるんだよ』
「そんな……バルバロイは寄生生命体ですわ。食したら逆に体内に巣食って、苗床にされてしまう……」
『おめぇらの中にも食った奴がいるとは豪気だな! そうよ、普通はバルバロイになっちまうのさ。ただな、極稀にバルバロイに支配されず、こうしてバルバロイの力を得られる奴がいるんだよ。それが俺たち“バンデッド”だ』
『バルバロイの支配に打ち勝つ……だから、あなたからD因子とバルバロイの両方の反応があったのですね!?』

 ロミア王女とバンデッドの会話に割り込んでくるミレナス。
 彼女の言葉にバンデッドの男性はニヤリと顔を愉しそうに歪ませます。

『そうだな……さっきの退いてやる件だが、そのアークとやらの右の島を寄越せば考えてやらんこともない』
「ヒノモト地方をですか!?」

 バンデッドの申し出に、ロミア王女は円卓の間にいる騎士団長たちを見回します。
 中にはカオルコ・オワリのように、ヒノモト地方出身であったり、駐屯地を持つ騎士団もいます。
 おいそれと渡せるものではありません。

「……その条件は飲めませんわ」
『なら交渉決裂だな。どの道、てめぇらは俺らの飯の種だから、はなっから通す気はねぇんだけどな!』
「身体だけではなく、精神までバルバロイに堕ちたか、下劣な奴らめ!! お前たちはもはや人ではない!!」
『人じゃねぇか……いいねぇ、その言葉。おうよ、俺らは人やバルバロイを超えた存在だということを、てめぇらに思い知らせてやるよ。男は不味そうだが飯の種だ。女は……』
「ミレナス、通信を切れ!」

 ロミア王女の返答は想定していたようで、吼えるクローヴィスにバンデッドの男性は舌なめずりをします。
 見るに見かねたゼピュロスがミレナスに通信を切るよう告げ、バンデッドとの戦端を開くことになりました。
 彼らはアークの構造上脆そうなヒノモト地方を執拗に狙ってきています。
 ヒノモト地方を守りつつ、ミルキーウェイを抜けられるかどうかは、“外法の者”である皆様の行動にかかっています!
担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

『悠久の聖櫃(エターナル・アーク)』のトリガーシナリオ
「ミルキーウェイの攻防」をお届けします。

■シナリオの参加報酬について
本シナリオに参加されると、シナリオ参加アカウントごとに1つ、
アイテム「星屑砂」が課題でプレゼントされます。
※課題の実装は6/21(月)中を予定しております。

また、シナリオで活躍された方や騎士団(の参加されているPC)には戦功報酬が出るかもしれません。
詳しくは「騎士団(エターナル・アーク)」をご覧ください。

●招待について
各騎士団の団長と役職のPCに招待を出させて頂いております。
また、今回はヒノモト地方が主戦場となることから、
ヒノモト地方に駐屯地のある騎士団員全員にも招待を出させて頂いております。
※参加費はお客様のご負担となります。予めご了承ください。
※役職PCがLCの場合、MCのへの招待となっております。



■基本的な状況
楽園シャングリラを目指すアークの旅も大詰めを迎えようとしています。
木の浮遊大陸ユッピテルと火の浮遊大陸マールスの間には、
浮遊群島(アステロイドベルト)“ミルキーウェイ”が存在しています。

そこを通過しようとした際、因子を持ちながらもバルバロイの力を得た
“バンデッド”を名乗る一団の襲撃を受けます。
彼らは各因子を持ちながらも、バルバロイの力も得ており、
アークの人々は捕食対象でしかないようです。

元々交渉する気はなかったようで、アークの構造上脆い右舷のヒノモト地方を執拗に狙っており、
そこを破壊することでヒノモト地方を手に入れ、あわよくばアークを破壊するつもりでいます。

今までと異なる敵に、ロミア王女はヒノモト地方を守りつつ、
バンデッドとミルキーウェイの強行突破を図ろうとしています。

なお、浮遊群島は小浮遊大陸が集まっていますので大気はあるようです。


【1】人々を避難させる/接合部の破壊を防ぐ 難易度:6

万一、ヒノモト地方がアークから脱落してしまったら、
その人的被害は計り知れません。
そのため、ロミア王女は各騎士団員にヒノモト地方の住民の、
王都レンスターへの避難を指示しました。

ヒノモト地方の人々は避難には慣れっこなので、既に集落ごとに荷造りを終えている状態です。

ただ、厄介なことに、バンデッドの一団が既にヒノモト地方とアーク本体の接合部分に取り付いており、
内部から破壊しようと試みています。

そのため、ヒノモト地方の住民を避難させつつ、
接合部の破壊を食い止めるのが目的になります。

接合部は地下迷宮のようになっているため、
ドラグーンアーマーやスタンドガレオンでは侵入できません。
基本的にサイズM以下での生身での参加となります。

ただ、バンデッドの厄介なところは、
彼らは因子を持ちながらバルバロイの特性も持っている点です。
つまり、生身でありながら「支配領域(テリトリー)」を形成することができるのです。
そのため、ドラグナーやマシーナリーが彼らを倒すためには、
【星詩】の加護が必要になります。

アークの接合部分に取り付いているバンデッドは20~30人程度で、
いずれもスライサー型の鋭い鎌と、カノン型のカノン砲を装備しています。

このパートにはNPCルイーズ・ウィックローとウィックロー魔法師団員、
ファニス・リーシュとリーシュ騎士団員、
カオルコ・オワリとオワリ武芸団が参加します。
ルイーズとファニスは避難誘導を優先し、カオルコは接合部分の破壊の阻止に動きます。
【星詩】の支援が受けられない場合、各騎士団員が支援してくれる場合があります。


【2】小浮遊大陸弾を阻止する 難易度:7

シナリオガイド冒頭で書かれているように、
バンデッドたちは小浮遊大陸を加速させ、弾丸のようにアークに当てることで、
ヒノモト地方の外からの破壊も同時に行っています。

第一陣はアークの防御兵装であるオーロラフィールドで防ぐことができましたが、
アークの兵装である以上、生存力を使用するため、連続使用は避けたいとロミア王女は考えています。

バンデッドたちはスタンドガレオンで小浮遊大陸の第二弾を加速させているようですので、
バンデッドたちのスタンドガレオンを破壊してください。

バンデッドたちのスタンドガレオンは20~30機程度が確認されています。
いずれもエイヴォンMVタイプのようで、PCたちを見付けると近くの小浮遊大陸を撃ち出してきます。
彼らも「支配領域(テリトリー)」を持っていますので、
ドラグナーやマシーナリーが彼らを倒すためには、【星詩】の加護が必要になります。

なお、小浮遊大陸は小さくても浮遊大陸ですので、
ドラグーンアーマーやスタンドガレオンの兵装で破壊するのは困難でしょう。


このパートにはNPCゼピュロス・マンスターとマンスター騎士団員が登場します。
【星詩】の支援が受けられない場合、各騎士団員が支援してくれる場合があります。


【3】バンデッドドラグナーを倒す 難易度:8

バンデッドのドラグナーの撃破が目的となります。
ロミア王女に通信してきた首領はカリバーンと同系統、部下はフレシェットと同系統のアーマーに乗っており、
それぞれ「支配領域(テリトリー)」を持っています。

何より、彼らの背後に控えるトルバドールが【闇詩】と呼ばれる【星詩】を唄ってきます。
これは、S因子・M因子共に、4Lv未満の【星詩】と【星音】の加護・効果を打ち消してしまいます。
加護を打ち消されると、ドラグナーやマシーナリーではバンデッドドラグナーを倒すことはできなくなりますので、
因子レベルに注意が必要です。

カリバーンは1機だけですが、フレシェットは10~20機近く存在しています。
いずれのアーマーも近接・遠距離武器を装備しています。
また、バルバロイと融合しているようで、多少の損傷であれば修復してしまうようです。
シナリオガイド中でオペレーションAIのミレナスが困惑していたように、
彼らはドラグーンレーダーの表示では、ドラグナーと扱われてしまう場合がありますので注意してください。

このパートにはNPCクローヴィス・キルデアとキルデア騎士団員が登場します。
【星詩】の支援が受けられない場合、各騎士団員が支援してくれる場合があります。


■NPC騎士団について
「騎士団(エターナル・アーク)」のページでもご説明しておりますが、
本シナリオでもNPCの騎士団に所属することが可能です。

【1】ウィックロー魔法師団(団長はルイーズ・ウィックロー)
【1】リーシュ騎士団(団長は団長はファニス・リーシュ)
【1】オワリ武芸団(団長はカオルコ・オワリ)
【2】マンスター騎士団(団長はゼピュロス・マンスター)
【3】キルデア騎士団(団長はクローヴィス・キルデア)

ただし、所属するにはそれぞれの騎士団が活動しているパートへ行く必要があります。

なお、各NPC騎士団に所属している状態で活躍すると、
役職(分団長等)を与えられることもあります。


■外法の者について
エターナル・アークのアバター以外のアバターになっているPCは外法の者として扱われます。
※厳密にはアークのアバターになっていても呼称は「外法の者」になります。
ワールドが「アーク」である以上、ワールドの制限は受けますが、
バルバロイにダメージを与え、倒すことが可能です。

通常のシナリオ参加報酬に加え、戦功を挙げれば王女ロミアによって個別の戦功報酬の対象となります。
ただし、アークの加護が受けられないため、因子由来の力やアポストルたちのサポートは受けらません。
また、アークの守護下から外れるので、それを踏まえてアクションをお掛けください。


■アバター死亡/停止
本シナリオでは、難易度を鑑みず無茶な行動をしたとき、勝てない敵と戦ったときなど特異者が死亡する、
あるいはアバターが機能停止に陥るケースがあります。
そうなった場合、一定期間アバターチェンジできなくなります。
ただ、アバターが死亡したことで別のアバターで再度参加したとしても、
過去の功績などが消えることはありません。
死亡の場合は「死んだと思っていたが、実は生きていた」扱いとなります。
ただし、NPCが死亡した場合はこの限りではありません。


それでは、皆様のご参加をお待ちしております。


【2021年7月2日17:00 変更】
リアクション公開予定日を『2021年7月21日』へ変更させていただきました。
ご参加頂いたお客様にはお待たせしてしまい大変申し訳ございませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。
【2021年6月22日15:40 修正・追記】
 【2】パート のパート名を修正し、追記を行いました。
【2021年6月21日14:20 追記】
 【2】パート に追記を行いました。

【1】人々を避難させる/接合部の破壊を防ぐ 【現在のMC参加人数:44】

6

【2】小浮遊大陸弾を阻止する 【現在のMC参加人数:21】

7

【3】バンデッドドラグナーを倒す 【現在のMC参加人数:28】

8