クリエイティブRPG

ヒロイックソングス!

Eight  emotions 第2章「アゴンの入り口」

リアクション公開中!

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Eight  emotions 第2章「アゴンの入り口」
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:ヒロイックソングス!
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2021年06月09日公開!

シナリオガイド

封印された帝王の証。砂漠に隠されたアトリビュートを呼び覚ませ!

シナリオ名:Eight  emotions 第2章「アゴンの入り口」 / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム



 小世界パトリア。
 南のオアシスアゴンの入り口には観客席が組まれ、大勢の人々が集まっていました。
 しかし人々の中には緊張感が漂い、ピリピリとしています。
 理由は集まった人々の中に新生パトリア帝国の皇帝を自称するダーガンと彼に従う軍の兵士達、
 そしてそれに反発するレジスタンス側の人々の両方がいる事でした。

「ヴェントスちゃんと、セプタティオさんは……あっち側のライブに参加するんだよね……」
 そう、少し不安げに口にするのは「恥」の楽巫トリオナリスです。
 新生帝国軍側の観客席の最前列には玉座に座ったダーガンがおり、2人の人物が傍らに従っていました。
 8人の楽巫の中で現在新生帝国軍側についている「怒り」の楽巫ヴェントス
 そして「嫌悪」の楽巫セプタティオです。

「焦ってはだめよ、トリオナリス。今日はとにかく、ライブを成功させることだけを考えましょう」
 「愛情(信頼)」の楽巫ザウシータがトリオナリスにそう声をかけました。
 その傍らで、「不安」の楽巫オリエムも頷きます。
「セプタティオとヴェントスをこのままにしておきたくない気持ちは私達も同じだ。
 だが、2人を取り戻すためにもまずは……この地下に眠るアトリビュートに相応しい王を選ばせ、
 残虐なダーガンに皇帝の資格などないことを明らかにしなければならん」

 レジスタンスのリーダープラジアは「頑張ろうね!」とアイドル達に声をかけます。
「この中から、アトリビュートが王様に相応しい誰かを選ぶ。オリエム様のお考えだと、
 伝承歌にある南東の地域に所縁のある3つのアトリビュートが現れる可能性があるんだって」
「南、南東、東は果物や穀物などの豊かな農作物が育ち、豊かな土壌が広がるこの世界の『台所』ともいうべき地です。
 未来永劫、この世界の人々が飢える事がないよう……よい王様が選ばれるといいですね」
 ミイレンもそう言って頷きます。
 セピアナの歌姫であるミイレンはダーガンの1人娘ですが、ダーガンがアトリビュートに選ばれ、
 このまま権力を持ち続ける事はやはり望んでいないようです。

「ダーガンは、この豊かな3地域を手に入れることで、新生パトリア帝国皇帝としての地位を確かなものにできると考えているようだな」
 愁いを帯びた表情で、「悲しみ」の楽巫メリディムはそう口にしました。
「そして、アトリビュートがダーガンを選ぶ事があれば、自分に反発する者達も黙らせることができるだろう、と」
「そうだね、兄さん。ダーガンも自分でライブする気満々だもんね」
 「喜び(興奮)」の楽巫メリディスもそう言って頷きます。

 ダーガンは早々とステージに上がり、発声練習を始めています。
 セピアナとは思えぬ透明感のない毒々しい赤黒さが際立つ皮膚に尖った耳、ギラギラした金色の大きな瞳は、
 何か底知れぬものを秘めているような怪しげな光をもっています。
 しかしダーガンが歌い始めると、地の底から響くようなその力強い歌声に反応し、大地が大きく震え始めました。

「ライブに関しては、なかなかの実力者のようですね……あのダーガンという方も」
 セブンスフォールのカンタレーヴェ国王リンアレル・シングラントがごくりと唾を飲み込みました。
 パトリアはこの音楽と呼応する「ガラテア」という元素で構成されており、
 その結晶であるアトリビュートも同じく力強いライブに反応し、王を選ぶと考えられています。
 そのため、ダーガンや彼を支持する者達も自分達が選ばれることに自信を持っているようでした。

★☆★


「ねー、早く始めようよー。やるんならさっさと決めたいじゃん?」
 ヴェントスが立ち上がり、つかつかとトリオナリスに近づきます。
 そして腰に差した剣を抜くと、こう口にしました。
「てかさ、ライブでアトリビュートの所有者を決める、って言われたけど、
アタシがダーガン様から聞かせてもらったのとちょっと違うんだよねぇ」
「ヴェ、ヴェントスちゃん……どういうこと?」
 トリオナリスがおどおどと口を開きます。
 するとヴェントスはニヤリと笑ってこう言いました。

「オリエムがそっちで研究してる間に、ダーガン様もとっくにアトリビュートに関する情報は手に入れてたって事!
 『誰よりも強さを示す者にアトリビュートはもたらされん』ってね!」
 ヴェントスはその剣に、真っ赤な炎を纏わせました。
 そして何らかの短いメロディーを口ずさむと、真っすぐに刃を振り下ろします。
「咲け! 狂い火のアザレア!!」
 
 爆発するように炎が上がり、辺り一面真っ赤に咲き乱れるように燃え広がりました。
 トリオナリスが「下がって!」と周囲の者達に向かって声を上げ、前へ出ます。
「ま、守って……! 流砂のダーズンローズ!!」
 トリオナリスが高速でステップを踏むと、飴色に輝く12輪の結晶の花が周囲を取り囲み、防御壁を築きました。
 その時――砂の中から大きな光の球体が飛び出すのが見えました。
 光は空中を浮遊し、ヴェントスの周囲をぐるぐると回り始めました。

「……強力なガラテアの光球……まさか、アトリビュート……なの?」
「ハハハッ! あの伝承歌のとおりじゃん! どーするトリオナリス!? このままだと、この子はアタシを選んじゃうよ?」
 ヴェントスがそう、トリオナリスや周囲のアイドル達に向かって挑発するように声を上げました。
 トリオナリスは戸惑っていますが、ヴェントスが言うように、このアトリビュートは強い力を持つ者を選ぼうとしているようです。

★☆★


 そしてさらにアゴンの入り口では別の異変が起きようとしていました。
 ダーガンやヴェントス、トリオナリス等がライブを始めたことにより、地下に眠るアトリビュートが反応し、動き始めたのです。
「ハハァ!! 来るぞ来るぞ、でかいのが!!」
 ダーガンが笑い声をあげます。
 周囲にある砂のガラテアが何かに引き寄せられ――そしてそこに現れたのは、大きな翼と3本の尾を持つ巨大な獅子(ライオン)でした。

「オォオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」
 ライオンは大きく頭を振って咆哮し、その口からは金色の光線が吐き出されました。
 「驚き」の楽巫ウェスタが「危ない!」と声を上げ、その前方に飛び出します。
 ウェスタが手にした弦楽器をかき鳴らすと、光線は弾き飛ばされ、方向を逸らしました。
 すると逸れた光線の先にあった数十メートルもの大きな岩が1つ、その威力に弾かれ、一瞬にして粉々に砕けり散りました。

「見たかセプタティオよ! これこそがアトリビュートが真の力を示した姿だ!」
 ダーガンが興奮気味に声を上げます。
 さらにダーガンはセプタティオにこう命じました。
「俺が1つ、ヴェントスが1つ、それからてめぇが1つだ。
 アトリビュートは3つとも我が新生パトリア帝国軍のものとする。あの獅子を従えて来い」
「御意。必ずや陛下のご期待に応えて見せましょう」
 セプタティオはダーガンの命に従い、2丁の銃を手に獅子に向かっていきます。
 そしてそれに続き、周囲にいたセピアナの兵士達もセプタティオと共に武器を取ります。

 ダーガンはそれを見ながら、ニヤニヤと笑っていました。
「あいつと手下どもだけじゃいかんせん不安だが、セプタティオはピスキルだからなぁ。
 いざとなればあの手もある。そうすればセプタティオ1人でもあれくらいは……
 まぁ、その後は使い物にならなくなるかもしれないがな」
「お前……まさか!」
「兄さん、まずいよ! セプタティオを1人で戦わせたら……!」
 ダーガンとセプタティオの会話を聞いていたメリディムとメリディスの表情が変わりました。

 獅子は向かってきたセプタティオを見ると、素早く身をかわしました。
 そして彼の銃撃を避けながら、部下のセピアナ兵たちに向かって突っ込んでいきます。
「馬鹿者! 下がれ!!」
 セプタティオは声を上げますが、間に合いません。
 攻撃を受けたセピアナ兵達は地面に叩きつけられ、一瞬にして総崩れとなりました。

「何をしてる。さっさと倒せ」
 ダーガンの声が低く響きます。
 すると「御意」と口にしたセプタティオの目が黒と金の色を帯びました。

「なんかよく分かんねぇが、あの赤い羽が生えてる奴を1人で戦わせるとやべえんだな!」
 リンアレルの傍についていた兄のクロシェルも剣を手にし、飛び出していきます。
 そんな周囲の動揺を見ながら、ダーガンは笑い声を上げ続けていました。

「さぁ、ライブを始めようか! そっちが言い出したことだぜ? 誰からステージに上がるんだい?」

担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

ヒロイックソングス!の小世界、パトリアでの新シリーズEight  emotions 第2章「アゴンの入り口」をお送りします。
本シナリオは先に公開されました「Eight emotions 序章「喜びと愛の宮殿へ」の展開を受けた内容となりますが、
初めての方でも参加できる内容となっておりますのでどなたでもご参加ください!

本シナリオは先に公開されましたクエスト「俺が兄貴だ!!!」「8人の「楽の長」」の展開を受けた内容となります。
クエストに参加せずとも本シナリオに参加できますが、参加しておくとより本シナリオへの理解が深まるでしょう。

また、本日5月14日から開始予定のキャンペーンでも
当シナリオにも関連するインヴォーカーのアイテム等を手に入れることが出来ます!

●基本的な状況

 ダーガン率いる新生パトリア帝国軍によるルーデンサおよび「恵まれぬ者」に対するジェノサイドを止めるため、
 アイドル達はプラジアをリーダーとするレジスタンスに協力し、共にこの世界の平和を取り戻す約束をしました。

 今回、パトリアが抱えている問題を解決するため、
 聖歌庁から派遣されたセブンスフォールのリンアレル、クロシェルの提案もあり、パトリアの世界に王様を選ぶ事に決まりました。
 この地に封印されている「アトリビュート」という特別なアイテムは古代の帝王の証であり、自ら王に相応しい者を選ぶとされています。
 ダーガンもアトリビュートを呼び覚まし王を選ぶライブの開催に同意し、ライブが終わるまでは新生帝国軍の活動を休止することに合意しました。
 
 ダーガンがアトリビュートを手に入れてしまうと、その強大な力を悪用されてしまう可能性があります。
 ダーガン達がアトリビュートに選ばれるのを阻止するため、
 アイドルたちが王としてアトリビュートに選ばれなくてはいけません。


●パトリアのアバター「インヴォーカー」について

 小世界パトリアは「ガラテア」という音楽に呼応する性質を持つ存在によって構成されています。
 このガラテアには、ガラテアと繋がれない者を攻撃する性質があり、異世界からやって来たアイドルもシナリオに登場する敵以外にこのガラテアから攻撃を受けてしまう場合があります
(今回のシナリオでは屋外の戦闘が主となる【2】【3】パートに参加する場合、この可能性があると考えてください)

 しかし、メインアバターもしくはサブアバターに「インヴォーカー」を装備していればそういったことはなくなり、
 またシナリオ内での活躍に応じてNPCの「楽巫」から特別な称号やスキルが付与されます。

●アトリビュートについて

 今回は伝承歌にある南東の地域に所縁のある3つのアトリビュートが現れ、王に相応しい人物を選ぶ可能性があります。
 シナリオで活躍した方の中から各パートで1名ずつ、最大で3名にアトリビュートがアイテムとして付与され、この3地域のいずれかの王様に選ばれます。
 王様に選ばれた方はその地域で大きな発言力と人々の支持を得るほか、ガラテアを制御して国を守るための強大な力がアトリビュートによって与えられます。
 どんな王様になりたいか、パトリアをどんな風に導いていきたいかをライブで表現するか、もしくは強く願うことでアトリビュートがより反応しやすくなります。

 なお、ヴェントスとセプタティオ以外の楽巫およびプラジア、ミイレン、リンアレル、クロシェルは王様に選ばれる意思はないため対象者とはなりません。

【1】ライブで呼びかける 難易度:6(2)
 まだ姿を現していないアトリビュートに対し、ライブで働きかけ、覚醒させてください。
 このパートで出現しているアトリビュートは強い願いや思い、感情を込めたメッセージ性の強いライブに反応する性質があり、王様に相応しいと認めた者の前に現れます。

 このパートではダーガンが参加し、ライブを行います。
 対策を行わなければアトリビュートはノイズの気配に惑わされてまずダーガンに強く魅かれてしまいますが、
 ダーガンの歌う「力での支配」をライブで否定することでアトリビュートに正しく王様を選ばせることができます。
 王様に選ばれることを希望せず「ダーガンに対抗するライブ」のみを行う場合、難易度は2になります。

 また、このパートではプラジアミイレンザウシータリンアレルオリエムとの共演も可能です。

【2】ヴェントスと対決する 難易度:5
 怒りの楽巫・ヴェントスと、出現したアトリビュートに認められる権利を競って争奪戦を繰り広げます。
 好戦的なヴェントスはアイドル達との力比べができることも楽しみにしており、ガイド冒頭で見せたような炎と剣を用いた戦闘を行います。
 さらにこのパートで出現しているアトリビュートはライブではなく「戦って強い者」に魅かれる性質があります

 このパートではトリオナリスとの共闘が可能ですが、ヴェントスはもともとトリオナリスの親友であり、攻撃ではなく味方の防御を中心に行います。

【3】アトリビュートの獅子を止める 難易度:7
 覚醒したアトリビュートの獅子を止めるために戦闘、もしくはライブを行います。
 アトリビュートが周囲のガラテアを集めて翼と3本の尾を持つ巨大な獅子の姿になっており、
 口から強力な光線を吐く、尻尾や手足で叩きつけるなどの攻撃をしてきます。
 
 戦って力を示す、ライブで圧倒する、の両方の手段でこれをアピールすることが有効ですが、
 このパートで出現しているアトリビュートは}自分を圧倒的に従える力を持った主人を求めています。
 生命体でないため倒しても死ぬことはありませんが、
 巨大な荒ぶる獅子と化したアトリビュートを恐れる事なく向かって来てくれる相手を王として認める可能性が高いでしょう。
 
 このパートでは現在、ダーガンの命を受けた嫌悪の楽巫・セプタティオが戦っており、
 セプタティオはダーガンの特殊な洗脳下に置かれています。
 ピスキルという種族の特性により、ダーガンはライブでセプタティオの力を極限まで引き出すことができますが、
 セプタティオ1人で獅子を倒せるレベルの力を引き出された場合、
 戦闘後にセプタティオは廃人同様になるか、最悪の場合は死に至ることもあります。
 セプタティオはアトリビュートの入手を邪魔されないために共闘しようとする者を妨害しますが、
 アイドル達の働きかけ次第ではその態度も和らぐかもしれません。

 このパートではメリディムメリディスウェスタクロシェルとも共闘・共演ができます。

■ゲームマスターについて
本シナリオは

・九里原 十三里

がリアクション執筆を担当します。

 それではみなさんのご参加とアクションをお待ちしております。

【1】ライブで呼びかける

6

【2】ヴェントスと対決する

5

【3】アトリビュートの獅子を止める

7