クリエイティブRPG

地の浮遊大陸の支配者

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地の浮遊大陸の支配者
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:アーク
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2021年06月11日公開!

シナリオガイド

“環”に潜む脅威――アークを守り、王女を救い出せ!

シナリオ名:地の浮遊大陸の支配者 / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム


“流浪の世界”アーク

超巨大浮遊大陸アークを起動したアーケディア王国の第一王女ロミア・レンスター
謎の敵バルバロイに対抗すべく異世界召喚を行い、
「外法の者」を呼び集めました。
異世界から来た者たちはアーケディア王国騎士団と共に、アーク防衛を任されます。
伝説の楽園「シャングリラ」に辿り着くために――。

■□■


 ――『地』の浮遊大陸サートゥルヌス
 大きな“環”に囲まれた、岩でできた浮遊大陸です。

 サートゥルヌスに住む種族ドヴェルガーは、
 地下に都市を築くことでバルバロイの魔の手から逃れた、と言われていました。

「ドヴェルガーの長、ウベル様。
 このたびはお目通りかない、光栄に存じます」

 ドヴェルガーの地下都市の王城、大広間にて。
 王女ロミア・レンスターは、ウベルと呼ばれた大柄のドヴェルガーに深くお辞儀をしました。
 彼女のうやうやしい礼に、ウベルは強面を頷かせます。

「そちらも遠路はるばる、よくサートゥルヌスまでたどり着いた。
 簡単だが、歓迎の用意もしておいた。ゆるりと休むがいい」

「歓迎、感謝いたしま――」

 そう言いかけた時、周囲のドヴェルガーの兵士がロミア王女たちを囲みます。
 重武装の兵士たちに囲まれ、射撃武器で王女を狙われ、
 同行していたクローヴィス・キルデアは武器にかけた手を離しました。

「どういうつもりですか、長?」

「ドヴェルガーの民のためだ。
 貴様らには、バルバロイへ差し出す生贄になってもらう


■□■


 ――アーク、王都レンスター。
 円卓の間(ブリーフィングルーム)に警報が響き渡っていました。

『無数のバルバロイの群れが多数接近中!
 中心に小型艇と思われるバルバロイが4匹!』

 円卓の中央に、アークとバルバロイの位置関係が立体映像で映し出されます。
 進路を予測する矢印は王都レンスターを指しており、猶予もそれほどないことを示していました。

 そしてロミア王女専属のオペレーションAIミレナスの報告に、
 留守を預かる王弟ゼピュロス・マンスターは眉間の皺を寄せました。

「なぜここまで接近を許した」

サートゥルヌスの“環”です!
 環を構成する岩の塊やガスに紛れて、こちらの探知を誤魔化していたものと思われます!
 もしくは、環自体がバルバロイの巣の可能性も考えられます』

「こういう事態があるから、迂闊に他種族との接触は控えるように言ったのだ……!」

『議論をしている場合ではありません!
 小型艇の狙いは王都レンスター近郊……騎士団の駐屯地と思われます。
 早く騎士団の出撃を――』

 ミレナスの言葉に、ゼピュロスはにやりと意味深な笑みを浮かべました。

「ならば、オーバーハング・ノヴァを起動する」

 アークの主砲、オーバーハング・ノヴァ。
 たしかにそれならば、この群れを一掃することも可能かもしれませんが――

『アークの状態はまだ十全ではなく、地上にも少なくない被害が及びます!
 それに、射線の先には地下都市……ロミア様がいるんですよ!

 ミレナスの鬼気迫る音声とは裏腹に、
 それがどうした、と言わんばかりにゼピュロスは鼻を鳴らしました。

「お前の意見など聞いていない。
 バルバロイと、バルバロイに与したドヴェルガーを一掃するだけのことだ。
 アークがシャングリラへと辿り着くためには、多少の犠牲はやむを得まい」

『やむを得まいって――わかりました。
 ではこちらも、ロミア様のアポストルとして独自の判断をさせていただきます』

 こうしてミレナスは王女派の騎士たち、そして“外法の者”たちに
 近づいてくるバルバロイの群れを倒すよう、協力を仰いだのでした。

■□■


 ――再び、サートゥルヌス。

 その、地下牢。

「ドヴェルガー……
 まさか、バルバロイに降っていたなんて……」

 王女ロミアは険しい表情を浮かべつつつぶやきました。
 彼女はクローヴィス・キルデアほか騎士団長とともに、この地下牢に閉じ込められていました。

「招待を受けた時は、僕も生き延びていたと歓喜に震えたものですが。
 まさか誘いだす罠だったとは」

「それもそうですが、バルバロイにそのような知性があったのにも驚きですわ」

「そう考えるのは時期早々かと存じます。
 ドヴェルガーがそう思っているだけで、
 奴らは定期的に餌にありつけるから生かしているだけの可能性もありますし」

 いまだ十全でないアークを修理するため、ロミアたちはサートゥルヌスに住む種族ドヴェルガーを頼りました。
 しかし友好的に思われたドヴェルガーは、バルバロイの支配を受け入れて生き延びていたのです。
 そしてドヴェルガーの長ウベルに謁見したロミア達は、その場で捕らえられてしまったのでした。

「助けを呼ぼうにも、騎士団は頭を押さえられていますしね」

「それよりも、問題はアークがここに留まっていることですわ。
 おそらくバルバロイは、空白を利用してアークに襲撃をかけるでしょう。

 なんとかして、危機をアークに知らせなくては……」

「――だったら、てめぇ直接行けばいいだろ」

 そのとき。
 地下牢の岩壁を破って、一人の少女が現れたのです!

「あなたは……?」

「オレはネーヤ
 バルバロイに差し出される生贄――に、なるはずだった。
 親父は、代わりにてめぇらを差し出すつもりみてーだがな」

 ネーヤ曰く、自身は長であるウベルの娘で
 近くバルバロイに生贄として差し出されることになっていました。

 ドヴェルガーは滅ぼされない代わりに、バルバロイへ定期的に生贄を捧げており
 妻、弟、父、母……と身内を次々と差し出して、次はネーヤの番――と言うところで、ロミアたちがやってきたのです。

「渡りに船、ってやつだったんだろうな。
 娘可愛さに他人を巻き込みやがって……。
 でも安心しな、てめぇらはオレがちゃんと外まで送ってやる」

「しかし、多勢に無勢。
 抜け出したと悟られて、太刀打ちできるか……」

「大丈夫だ。オレの手のモンが、アークにこっそり通信を入れてある。
 たしか――カオルコとか言ったか。陽動を引き受けてくれるってよ」

「何から何まで……本当にありがとうございます」

「気にすんな。それに、ちょっと信じてもいいと思ってんだ。
 ――てめぇらなら、ひょっとしたらバルバロイを倒してくれるかもしれねーってな」


 ……アークにバルバロイが迫る中、ロミアたちは脱出に向けて動き出しました。
 主砲が発射されるまでにバルバロイの群れを止め、ロミアを救えるか否かは
 外法の者である皆様の行動にかかっています!

担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

新シリーズ『悠久の聖櫃(エターナル・アーク)』のトリガーシナリオ第三弾
「地の浮遊大陸の支配者」をお届けします。

お待たせしております「生存力」のルールにつきましては、
近日中に公開予定ですので、今少しお待ちいただけますと幸いです。


■シナリオの参加報酬について
本シナリオに参加されると、シナリオ参加アカウントごとに1つ、
アイテム交換で「星種」などと交換できるアイテム「星屑砂」が課題でプレゼントされます。
※課題の実装は後日を予定しております。

また、シナリオで活躍された方には「アーケディア王国功績証」が配布されます。
詳しくは「騎士団(エターナル・アーク)」をご覧ください。


■基本的な状況
性能を十分に発揮できていないアークを修理してもらうため、
王女ロミア・レンスターは地の浮遊大陸サートゥルヌスの地下都市へ赴きました。
しかし、サートゥルヌスの種族ドヴェルガーはバルバロイの支配を受け入れることで生き延びていたため
ドヴェルガーの長ウベルによってロミアはバルバロイへの生贄として捕らえられてしまいます。

時を同じくして、サートゥルヌスの“環”に潜んでいた
バルバロイの小型艇が王都レンスターへ接近していました。
留守を預かる王弟ゼピュロス・マンスターはこれを一網打尽にすべく
アークの主砲オーバーハング・ノヴァの準備を始めます。
しかし主砲の射線には、ドヴェルガーたちの住む地下都市も存在していたのでした。

アークの主砲を撃てばバルバロイは倒せるかもしれませんが、
それは同時に王女ロミアを失いかねない危険性も孕んでいたのです。


【1】地下牢からロミアを救出する 難易度:6(5)
ウベルの娘ネーヤの手引きで、王女ロミアを地下牢から救出します。

地下牢から王城を抜け、都市外縁まで連れ出す必要があり、
ルート上で警備している兵士を倒すほか、
王女の脱出を誰にも悟られないよう立ち回ったり、
人々に王女の正体がバレないよう策を講じることも必要でしょう。

ドヴェルガーは力自慢のものが多く、兵士は主に大きな斧やハンマー等で武装しています。
また、バルバロイへの恭順の証として空を飛ぶ兵器を破棄しているものの、
高い機械技術を生かしてショットガンやマシンガンなどを秘かに作っていたようです。

「ロミア王女たちを捕らえた」非はドヴェルガー側にあるので、
兵士たちを倒してしまっても構いませんが、
「アークを修理してもらう」交渉を考えると、不殺に留めた方が有利に交渉できます。

基本的には外から脱出を支援する形になりますが、
各騎士団長、および挨拶掲示板の書き込みでゾロ目が出たPCは
ロミアとともに囚われている状況からアクションをかけることができます。

ただし、囚われた場合、武装は無し、スキルのみとなります。
例外として、【星詩】【星音】は装備可能です。

また、このパートではドラグーンアーマーやスタンドガレオンは使用できません。

このパートには、NPCロミア、クローヴィス、ネーヤが参加します。


【2】地下都市で陽動を掛ける 難易度:4
ドヴェルガーの地下都市で騒ぎを起こし、彼らの注意を引きつけることで
ロミアたちの脱出を援護することができます。
このパートでうまく陽動できれば、【1】の難易度が下がります。

【1】パート同様、ドヴェルガーの兵士は主に大きな斧やハンマー等で武装しています。
また、ショットガンやマシンガンなどで武装している者もいます。

ドヴェルガーは魔力を持つ武装や宝飾品、星屑砂など、様々なお宝を持っているらしく
騒ぎに乗じて探せば見つけることができるかもしれません。

なお、このパートはドラグーンアーマーやスタンドガレオンは使用可能です。
ただし、「地中」で「閉所」となります。

このパートには、NPCカオルコ・オワリが参加します。


【3】バルバロイの小型艇を迎撃する 難易度:6
サートゥルヌスの“環”からアークに、バルバロイの小型艇が迫っています。
小型艇の狙いは王都レンスターで、接近を許せば
レンスター近郊にある騎士団の駐屯地が被害をうける可能性があります。

小型艇を破壊するため、ゼピュロス・マンスターはアークの主砲を使おうとしていますが
発射されるとドヴェルガーの地下都市、つまり王女ロミアまで巻き込んしまう可能性があります。

これを止めるには、
主砲を発射されるより先にバルバロイの小型艇を撃墜しなければなりません。

近づいている小型艇は合計4機。
小型艇といっても全長はおよそ150mほどあり、ツララのような先端が尖った形をしており、拠点攻撃用と思われます。
また、素早いスライサー型と後方からの砲撃が可能なカノン型のバルバロイをそれぞれ10匹ずつ搭載しています。

小型艇を撃墜するには、バルバロイの群れを突破する必要があります。
群れを押し込む高火力の武装や、敵に陣形を整えさせない連携性が求められるでしょう。

主な舞台は「アーク上空=空」となります。
そのため、空気などは普通にあります。


このパートには、NPCゼピュロスとマンスター騎士団、ルイーズとウィックロー魔法師団が参加します。
ただし、ルイーズは後方から援護攻撃を行いますが、ゼピュロスは直接戦闘には参加しないようです。
【星詩】の支援が受けられない場合、各騎士団のトルバドールが支援してくれる場合があります。


■NPC騎士団について
「騎士団(エターナル・アーク)」のページでもご説明しておりますが、
本シナリオでもNPCの騎士団に所属することが可能です。

【1】キルデア騎士団(団長はクローヴィス・キルデア)
【2】オワリ武芸団(団長はカオルコ・オワリ)
【3】マンスター騎士団(団長はゼピュロス・マンスター)
【3】ウィックロー魔法師団(団長はルイーズ・ウィックロー)

ただし、所属するにはそれぞれの騎士団が活動しているパートへ行く必要があります。

なお、各NPC騎士団に所属している状態で活躍すると、
役職(分団長等)を与えられることもあります。

プレシナリオで、各NPC騎士団への所属を申請されている場合、
基本的に申請しているNPC騎士殿の所属として行動していただいて構いません。
ただし、プレシナリオ後のパブリックシナリオでは、一度だけ所属を変えられますので、
それを踏まえていただきますようお願いいたします。



■外法の者について
エターナル・アークのアバター以外のアバターになっているPCは外法の者として扱われます。
※厳密にはアークのアバターになっていても呼称は「外法の者」になります。
ワールドが「アーク」である以上、ワールドの制限は受けますが、
バルバロイにダメージを与え、倒すことが可能です。

通常のシナリオ参加報酬に加え、戦功を挙げれば王女ロミアによって個別の戦功報酬の対象となります。
ただし、アークの加護が受けられないため、因子由来の力やアポストルたちのサポートは受けらません。
また、アークの守護下から外れるので、それを踏まえてアクションをお掛けください。


■アバター死亡/停止
本シナリオでは、難易度を鑑みず無茶な行動をしたとき、勝てない敵と戦ったときなど特異者が死亡する、
あるいはアバターが機能停止に陥るケースがあります。
そうなった場合、一定期間アバターチェンジできなくなります。
ただ、アバターが死亡したことで別のアバターで再度参加したとしても、
過去の功績などが消えることはありません。
死亡の場合は「死んだと思っていたが、実は生きていた」扱いとなります。
ただし、NPCが死亡した場合はこの限りではありません。


それでは、皆様のご参加をお待ちしております。


【2021年6月10日10:30 変更】
リアクション公開予定日を『2021年6月11日』へ変更させていただきました。
ご参加頂いたお客様にはお待たせしてしまい大変申し訳ございませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。
【2021年5月11日1:30追記】
 【1】【3】パートに追記を行いました。

【1】地下牢から脱出する/脱出を支援する 【現在のMC参加人数:36】

6

【2】地下都市で陽動を掛ける 【現在のMC参加人数:19】

4

【3】バルバロイの小型艇を迎撃する 【現在のMC参加人数:42】

6