クリエイティブRPG

『セレクター』の脅威

リアクション公開中!

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『セレクター』の脅威
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:アルテラ/大和/RWO
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:不可
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2021年05月27日公開!

シナリオガイド

界賊からの宣戦布告。三千界の“悪意”が牙を剥く――。

シナリオ名:『セレクター』の脅威 / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム



三千界管理委員会から依頼された「特務ルドラの捜索と保護」から一ヶ月。

ワールドホライゾンでは先達の特異者である最初の八人が中心となって三千界の上位領域“神域”へと至るための鍵を探しつつ、
引き続き界賊九鬼一族の動向を追っていました。

“世界を終わらせる者”を自称する、別次元からの来訪者ギャラルホルン
彼が本命として見出したサヤと、その仲間たち。

“死の商人”山本 大國をも寄せ付けなかった、破壊者であり破綻者。

先の近海域でのビューレイスト一派との戦いは前哨戦に過ぎないと言わんばかりに、
ワールドホライゾンと“最悪の特異者”との真の戦いが始まろうとしていました――。


■□■



――ワールドホライゾン、市庁舎。

「ヴォーパル!?」
「強い悪意と、負の感情がゲートに流れ込んで……」

ヴォーパルがゲートの異常の影響を受け、よろけました。
市長の紫藤 明夜は即座にクロニカ・グローリーに指示し、異変が起こった世界の特定に当たります。

「このパターンは……イェルシャウト、ハーリーバリー。
 アルテラと大和で地界霊が発生しています!」
「アルテラはローランド、大和は扶桑と繋がったことで多少“裏”の影響は受けているけど、
 世界そのものは安定しているわ。
 地界霊が自然発生するほどの負のエネルギーは、今はない」

地界霊とは、各世界に怪物として顕現する界霊です。
世界間の界域に発生するものとは異なり、負のエネルギーが弱まればヴォーパルの浄化がなくとも消滅させられるものです。

「悪意と強い負の力を持つ者……界賊によって引き起こされたものだわ」
『ニャアアア、次から次へと!』

市長室に、さんぜんかい いきたねこから通信が入りました。
送信元はニャンテック社です。

「そっちは何があったの!?」
『サーバー攻撃ニャ! 不正アクセスとチートコード……ただでさえアンチボディの暴走に手を焼いてるのに、
 そのアンチボディを活発にさせるんじゃニャい!』

さんぜんねこはTRIALや三千界統合機関のアマネの力も借りて対処に当たっていますが、
RWOユーザーは異常に気付き始め、不安と動揺が広がりつつあります。

「……不味いわね。クロニカ。至急、ホライゾンと各世界にいるみんなに連絡を!」


■□■


――アルテラ、コルリス王国。交易都市ステイティオ。

コルリス最大の商業都市は炎に包まれていました。
街道を獣の形をした炎が這い、空には鮫のような姿の地界霊イエルシャウト。

「さあ、逃げなさい。ご安心下さい、まだ殺しませんから」

赤いローブの男は、逃げ惑う市民に直接手を出さず、観察していました。
界霊を維持する負のエネルギーを確保するには、生きて恐怖や不安に駆られていた方が都合がいいのです。

「ふむ。もう少し刺激というか、メリハリが必要ですか」
「この騒ぎを起こしたのは君みたいだね」
「おや、これはかの有名な冒険家ジュリー殿ではありませんか」

ジュリーが剣を抜き、男に斬りかかりました。
しかし男は炎へと変わり、ジュリーの背後を取ります。

「再会を喜びたいところですが、あなたは私を覚えてはいないでしょう」
「そうだね、僕と君は初対面のはずだ。せめて名前くらいな名乗ったらどうだい?」
「本来の名前などとうの昔に捨てましたよ。あなたと同じように。
 そうですね、赤のフラウスとお呼び下さい」

帽子を目深に被り、素顔をはっきりと見せないままフラウスは笑いました。

「さて、そろそろもう一人ゲストをお呼びしましょうか」

フラウスの前に魔法陣が展開され、ジュリーによく似た青い少女が現れます。

「ここは帝都……じゃない。
 君の誘いを断ったことへの意趣返しかい?」
「違いますよ。さあ、故郷の危機を救うチャンスです。“彼”の前で頑張って下さい」

リルことリリアナはすぐに状況判断し、青の元素を纏って消火に向かいました。

「彼女を守りながら、どれだけ戦えるか見せてもらいますよ」
「守られるような子じゃないと思うけどね、あの感じだと」

■□■


――大和、京校外。

「まったく、六鬼衆をまとめて相手にしている気分だ」
「あたしらで足止めが精一杯とはね。しかもあの女、まだ全然本気になっちゃいねぇ。
 ……どう思う、狐っ子?」
「霊力の波長が全く掴めないのです。
 ですが……禍津穢神(マガツエノカミ)を前にした時のような胸のざわつきを感じるです」

京に迫るイノシシのような地界霊ハーリーバリーと、呼応した妖魔。
そしてそれらを率いるヤナギ サヤと名乗った女を止める者が三人。

京の大陰陽師であり鴨 希一の実父、阿倍 清明(あべのきよあきら)。
夕凪の師匠、紫御前こと坂上 紫子(さかのうえの ゆかりこ)。
そして霊力の化身、神祇である“白狐”幻清(びゃっこ げんせい)

京の最高戦力である陰陽師、侍、神祇です。
しかし彼らをもってしても、何とか応援が来るまで耐えるのが精一杯でした。
現在は京に身を置いている輝生和尚(きせいおしょう)が世界眼で状況を見ており、
何かあればすぐに人を送れるようにしています。

「人の身にしては粘ったほうじゃな。その狐娘は力を出し切れておらぬようだが。
 お主らが知ってるかは分からぬが、一つ聞きたいことがある」

妖艶な笑みを浮かべ、サヤは言いました。

「“覇道弓”神忌は今、どこにある?」
「ホライゾンの連中んとこじゃねぇのか、サヤさんよぉ」
官兵衛、口を挟むな。そうであったとしても、この世界で“使われた”のは確かじゃからの」

琵琶をかき鳴らす婆娑羅の男をサヤは睨みます。

「しかしお主は界霊や妖魔とつくづく相性が良い。亡霊兵を従えるようにこやつらを操るとはの」
「亡霊兵も呼びだせりゃ都なんざオレ一人で潰せるんだがな」

幻清がじっと二人を見据えました。

「あなたたちは何者です?」
「そうじゃな。界賊などと呼ばれておるが、わらわたちは――」

『セレクター』

選別する者であると、そう告げました。


■□■


――RWO、ポリアナード王国、サルマティアの街。

「街にアンチボディが溢れている、だと?」

マリナ・アクアノート(RWO名アクアマリン)は24時間騎士団の団員から報告を受け、街へ駆け出しました。

「インカネーターが界霊に憑依している……セキュリティがプレイヤーの不安を除去しようとして、
 かえって界霊に取り込まれているのか!」

アンチボディ同士でつぶし合い、プレイヤー、街のNPCは否応なくそれに巻き込まれてしまっています。
しかし問題はそれだけではありません。

「か、身体が言うことを聞かない。助けてくれ!」
「端末が操作を受け付けない。アカウントが乗っ取られてる!」
「私じゃない。誰かに操られてるの、早く殺して強制ログアウトさせて!!」

何者かに自由を奪われたプレイヤー同士でも戦闘が起こっています。
アクアマリンにも肥大化した騎士団を落ち着かせることはできず、混乱は広がるばかりでした。

「大変だねー。このままだと負のエネルギーが膨れ上がって、色んな世界に逆流しちゃうよ?」
「……仕組んだのは貴様か」

アクアマリンを囲むように、くノ一の格好をした妖艶な女が複数現れました。
RWO名は「くくりひめ」と表示されています。

「団長さんも、私様ちゃんの人形にしてあげるよ♪」

くくりひめの魔の手が伸びようとした時、意外な人物が割り込んできます。

「バカが! いいザマだな、24時間騎士団!」
「貴様は――ウラバイヤー!」

それはウラバイヤーこと、タイル・影山でした。
その姿が増殖していきます。

「チートにはチートをぶつけるんだよォ!
 RWOがどうなろうと知ったこっちゃないが、俺の編み出したコード丸パクリは許さん。
 “九鬼一族”め」

その感情もありますが、実際にはマンフレッドから「従わなければアカウント永久停止の上で牢屋行きだ」と脅されたためです。

そしてチート増殖&多重ログインしたウラバイヤーは界霊アンチボディの注意を集め、
アクアマリンが動き、外部に連絡するだけの時間を作りました。

(このままだとRWOが滅茶苦茶になるどころか、界霊ホロビがまた生まれてしまう。
 それに……これを何とかしても、“本当のRWOの敵”だっている)



担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

『三千界のアバター』のトリガーシナリオ「『セレクター』の脅威」をお送りいたします。
当シナリオは「早春投票券2021」の投票によって、リリースが決定しました!
なお、本シナリオは「境界の破壊者」「【8周年】“神”を堕とす者」の流れを汲む、界賊・九鬼一族との戦いを扱ったものとなります。

また、キャンペーンで「アルテラ」「大和」「RWO」に投票された方には招待を出させて頂いております。
※参加費はお客様のご負担とさせて頂きます。何卒ご了承ください。

「嵐を呼ぶ者」が関連クエストとなっておりますが、
これまでの流れを知らなくてもご参加頂けます。

対応ワールドは「アルテラ」「大和」「RWO」となってますが、
今回はパートによって対応ワールドが限定されておりますのでご注意下さい。



■シナリオの参加報酬について

本シナリオは今後の三千界に影響を与える内容となっています。
活躍された方は、今後の関連シナリオへ招待させていただいたり、
新たな高レベルのスキルやアイテムが獲得できる場合があります。


■基本的な状況

ローランドをはじめとした裏世界での調査・冒険が続いている一方、
便宜上「表」としている三千界の各世界は比較的落ち着いていました。
しかし三千界を滅ぼさんとする来訪者ギャラルホルンや、彼に見出された界賊。
三大アバターを狙う九鬼一族など、ホライゾンや三千界管理委員会を直接狙う者たちが動き出します。

安定している世界に突如地界霊が出現。
それは人為的に顕現させられたものでした。
呼び出した界霊を維持し、成長させるべく、
ヤナギ サヤの率いる界賊『セレクター』は現地の人々を恐怖に陥れ、
世界のエネルギーバランスを負に傾けようとしています。
それはホライゾンに対する、一種の宣戦布告でした。

特にRWOは現在進行形で問題が起こっていることもあり深刻で、
最悪第二のホロビが誕生しかねない状態です。

なお、今回は「各世界に慣れている者があたった方がいい」とのことで、
特務の東郷 きららとリタ・F・ローゼンバーグはホライゾン待機です。
※リタは先日の一件があるので謹慎中。

敵が界霊中心のため、「対界霊装備」が極めて有効です。
※逆に「界霊由来の装備やスキル」は界霊の力に引っ張られるため非常に危険です。



■各パートについて

今回の目的はセレクターを倒すことではなく、あくまで各世界の被害を最小限に抑え、世界のバランスが負に傾くのを防ぐことです。
括弧内の難易度はセレクターに挑む場合のものであり、現時点で倒し切るのは極めて困難なものとお考え下さい。
それでも今戦いたいという方は、覚悟の上でアクションを掛けて下さい。



【1】アルテラ:ステイティオを鎮火する  難易度:9(12)

※対応ワールドはアルテラのみです。

赤のフラウスと名乗るセレクターによって、ステイティオの街は炎上しています。
彼は「負の感情を集めるには生かしておいた方がよい」という理由だけで市民には手を出していませんが、
効率が悪そうなら見せしめも必要と考えています。
また、イェルシャウトを完全に制御しているわけではないため、あえて見殺しにすることはあります。

イエルシャウトは空を飛ぶ巨大な鮫のような姿をしていますが、
負のエネルギーが弱い事もあり、パートの難易度相応の実力があれば、
一人で複数体相手取ることも十分可能な程度です。
しかしフラウスが生み出す火炎獣は自立しており、赤の元素が周囲にありさえすれば自動で復活するという厄介な代物です。
ジュリー(ユリウス)の見立てでは、
フラウスは「低く見積もって大賢者、神聖エテルナ帝国軍の師団長クラス」と、
仮に青の王の力があったとしても確実に勝てるとは言い難いと戦慄を覚えるほどです。

あくまでも負の感情と地界霊の相関を確かめることが目的のため、界霊が全滅すれば撤退します。

地界霊イェルシャウトは一体だけでなく十数体おり、人々の不安や恐怖に呼応するように市街に散らばろうとしています。

こちらのパートにはジュリー、リルが登場します。
ジュリーは人々を襲うイェルシャウトへの対処、リルはフラウスの火炎獣への対処がメインとなりますが、状況に応じて臨機応変に対応します。
また、ジュリーは必要とあれば神聖武装を解放し、かつての青の魔導騎士として戦います。


★魔導騎士の性質について
認定称号「××の魔導騎士」を持ち、魔導騎士のアバターで参加した場合、
公的な身分証明を持つ者として扱われます。

既に自分の性質を呼び覚ましている方は性質を使用することが可能です。
※技能覚醒スキルとして取得された方に限ります。


【2】大和:妖魔とハーリーバリーを祓う  難易度:10(12)

※対応ワールドは大和のみです。

地界霊ハーリーバリーは全身に苔の生えた巨大なイノシシのような姿をした界霊です。
突進は正面から受け止めるのは極めて危険で、体に触れると苔が浸食してきます。
幸い、【1】のイェルシャウトと同じく負のエネルギーが弱い事もあり、
パートの難易度相応の実力があれば一人で十分相手取ることが可能です。
【1】のイェルシャウト同様、ハーリーバリーも数体います。
ただしこちらはイェルシャウトよりも少なくなっています。


敵は地界霊だけでなく、ハーリーバリーに引き寄せられた妖魔もいます。
妖魔はかまいたちや夜雀、鉄鼠とお馴染みの動物型のもので一体一体は大したことはありません。
ただし数が多く、さらにセレクターの官兵衛に使役されています。
彼は千国の英傑である黒田官兵衛ですが、地球人特異者、特に竹中半兵衛(直子)マーリン(バルバラ)に強い恨みを抱いています。

戦場は京の市街ではなく校外のため、開けています。

サヤも官兵衛も「ほんの挨拶」のつもりで、界霊と妖魔が消えれば去るつもりでいます。
セレクターのリーダーであるサヤは見た目は女子高生ですが、
対峙した者は「明らかに人外」と判断するだけのオーラを放っています。
また、幻清は「間違いなく神格」と捉えており、
「本能が滅ぼせと命じているが、自分の方が消滅する」として、身体が無意識に竦むほどです。

このパートには阿倍 清明、紫御前、幻清が登場します。
輝生(RWOのほえみ)は現地には来ませんが、世界眼で見ているため、
通信手段があれば連絡を取り合うことはできます。

清明は「土蜘蛛」をはじめとした式神によって妖魔&官兵衛の、紫御前はハーリーバリーの足止めを行います。
幻清はサヤの警戒に当たっていますが、必要に応じて妖魔・ハーリーバリーどちらの対処にも回れます。



【3】RWO:混乱を収める  難易度:11(12)

※対応ワールドはRWOのみです。

やるべきことは「くくりひめ」に操られたプレイヤーの避難(ログアウト)、界霊インカネーターの始末、
そしてそれらを妨害しようとする九鬼一族への対処と、主に三つに分かれます。
※それぞれで一つの行動ですので、ダブルアクションにはご注意下さい。

アンチボディはあえてチートを使っているウラバイヤーが引き付けていますが、
既に界霊に憑依、もとい融合した個体はプレイヤーやNPCの負の感情に呼応し、
そちらを優先して襲うようになっています。
また、襲った相手を取り込むことで成長し、時には共食いもして肥大化していきます。

アバターとしてはレプリカントとして識別され、かつ界霊の性質も持っているため、
対界霊装備が特効を持つこととなります。

九鬼一族は『“神”を堕とす者』レイラとユーリが特異者の妨害要員として送り込まれており、
RWOアバターになることで本来の暗殺者としての技能も偽装しています。
九鬼一族は死を恐れず、時に自分の命すら道具として平然と使い捨てます。
手の内を知られた者の存在価値はなくなるため、
一度任務に失敗して「後がない」二人は、捨て身の行動に出る可能性は十分あります。

アクアマリンは被害を最小限に抑えるべく、操られたプレイヤーを離脱させつつ、
同盟クランにも呼び掛けることでこの事態に対処しようとしています。
また、裏では運営サイドが一連の出来事を「ゲリライベント」の演出として誤魔化そうとしていますが、
さすがに無理があるのかあまり一般プレイヤーを落ち着かせることはできていません。

このパートにはアクアマリン(マリナ)、ウラバイヤーが登場します。
また、ほえみはこちらにも登場可能です。



★アバター死亡

本シナリオでは、難易度を鑑みず無茶な行動をしたとき、勝てない敵と戦ったときなど、特異者が死亡するケースがあります。
特異者が死亡した場合、その時のメインアバターが機能停止に陥り、一定期間アバターチェンジできなくなります。
ただ、アバターが死亡したことで別のアバターで再度参加したとしても、過去の功績などが消えることはありません。
「死んだと思っていたが、実は生きていた」扱いとなります。



それでは、みなさんの参加をお待ちしております。

【2021年4月20日19:00 追記】
パート【1】【2】の地界霊の数、およびNPCの動きについて追記を行いました。

【1】アルテラ:ステイティオを鎮火する

9

【2】大和:妖魔とハーリーバリーを祓う

10

【3】RWO:混乱を収める

11