クリエイティブRPG

ヒロイックソングス!

Frag-Connect~LINE.2『展開』~

リアクション公開中!

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Frag-Connect~LINE.2『展開』~
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:ヒロイックソングス!
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2021年02月03日公開!

シナリオガイド

自分の意思を奪われたグラを救出し、明日に繋がる路を展開しよう!

シナリオ名:Frag-Connect~LINE.2『展開』~ / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム


かつて『悪しきイドラ』によって地球から完全に切り離され、長く忘れ去られていた世界フラグランド

元はひとつの大地であったフラグランドは『悪しきイドラ』の切り離しの力、デッド・スプリットによって分断され、人類は直後に出現したエグズーダーに生活を脅かされていました。

放っておけばフラグランドは悪しきノイズに包まれ、他の世界にも影響を及ぼしかねない――。
聖歌庁がゲートを繋いだことで行き来できるようになったアイドルたちは、フラグランドから悪しきノイズを払い、世界を救うために旅立ちます。

ばらばらになった欠片を、再び繋ぐために――。
アイドルたちの新たな冒険が始まります。


■□■


 ――フラグランド:フィフスシティ

「グラ。お願い、無事でいて……!」
 ぎこちない笑みを浮かべているグラ・ワイズが映ったフォトグラフィーを見つめ、アメリア・ワイズが手を組んで祈りを捧げていました――。

 アイドルを始めとする特異者の協力を得て、フィフスシティの地下には住民が集まり楽しむことができるステージが製作されました。機能を停止していた加工場も元よりパワーアップして復旧を遂げ、住民同士の結束が強まりました。
 しかし、エグズーダーの大量発生に見舞われたMラインへ向かったグラが無人プラントの調査中に敵対勢力と思われる者の攻撃を受け、今もフィフスシティへ帰ってきていません。

 現在フィフスシティではグラと、グラと一緒に居た者たちの救出準備が進められていました。戦闘が予想されるため交戦経験のあるアダプターを中心に、エグズーダーの攻撃に耐えられる装甲、振り切れるだけの速度を持った装甲車を用意する計画が上がっています。
(Mラインの無人プラントからはOCMを回収できませんが、街の外を調査してくださった方のおかげで別のプラントが見つかりました。そこから回収したOCMを使えば、装甲車の用意はできます)
 そこまで考えたところでアメリアは、世界を再び繋ぐためのイベント『Frag-Connect』をより効果的な形で開催するための案が今も頭を離れないことに、何回も首を振りました。
(大地に生じた裂け目、デッド・リージョンから吹き出しているのは、エグズーダーと同質のもの。アダプターの攻撃でも破れなかったそれを破れるとすれば……私たちの歌)
 最初アメリアは、ポントリンを使い擬似的なステージを設置するつもりで検討していました。だが街の住民のためにと製作したステージを見て、そして「外に出たい」という住民の声を聞いて、製作途中にアイドルたちのライブやパフォーマンスを見てきたアメリアの内には「このステージでFrag-Connectを開催することができたら、世界を分断している壁を取り去ることができる」という思いが生じていたのです。

『装甲車を連結させた装甲列車でステージのパーツと住民の皆さんを運ぶことができれば、最高の形で『Frag-Connect』を開催できる』

 しかしこの計画は言わずもがな、住民とアイドルの両方に負担を強いる上に危険を伴うものでした。もしこの場にグラが居たなら、身体を張ってでも止めてきただろう、アメリアもそのことは十分理解していました。
(だけど、Frag-Connectはお母様の夢……そしてお母様は私たちに希望を託して世界を繋ぐ礎になった。別の世界からやって来たアイドルの皆さんはアダプターとしても十分な力を持っている。計画をよりよい形で実現させられるのならば、私は諦めたくない)
 アメリアが心にそう口にした直後、部屋の端末が呼び出しを告げます。救出計画を指揮しているザイン・オールドマンが、計画の詳細を詰めたいと言ってきました。
『あと数時間で装甲車は完成させられる。夜遅くになっちまうから出発は明朝にするつもりだ』
 ザインから進捗を聞いたアメリアは、もっと早くならないのかといった言葉を口にしませんでした。皆が無理をして作業をしているのは見ていましたし、何よりザインが悔しそうな顔をしているのが見えたからです。ザインは仕事で家を空けがちだったカリオの代わりに、アメリアとグラの面倒を見てきた過去があり、一人で行動することの多かったグラが慕う数少ない人物のうちの一人です。
「はい、それでお願いします。ザインさん、どうか無理はなさらず」
『ははっ、年食うとろくなことがなくって嫌になる。心配すんな、自分の身体のことは自分が一番よく分かってんだ』
 じゃあな、と手を挙げて、ザインが通信を切りました。自らもザインのことをよく知っているアメリアは、きっと彼は救出隊が出発する直前まで作業を続けるつもりだろう、と心に思います。
「皆さんに差し入れを作りましょう」
 焦って動き回るのは良くないと思いながらも、アメリアは何かできることは、と考えた末復旧を遂げた加工場に赴くことにしたのでした。


■□■


 ――フラグランド:Mラインの無人プラント

「あああぁぁぁ!!」
「ククク、あなたが優れたアダプターであるからこそ、とても良い声で啼く。
 さあ、そろそろ私に協力する気になりましたか?」
 邪悪な笑みを浮かべながらグラを翻弄する白衣姿の男性、オルガ・フールに両手両足を拘束されながら、しかしグラは荒い息を吐きつつ意思のこもった視線をぶつけて言い放ちます。
「何度聞いても答えはノーだ。あんたがどうしてそれほどの憎しみを抱えるに至ったのか知らないし知るつもりも無い、だがあんたのやろうとしてる『オルガノレウムの恩恵を受ける者すべてを抹殺する』はどんな理由であれ許されたもんじゃない。そんな計画に加担するなんて死んでもゴメンだ」
「あなたに許されなくとも、私にはそう願っていい理由があるのですよ、ククク……。
 仕方ありません、そこまで仰るのでしたら……こちらを使わせていただきます」
 嘆息したオルガが、オルガノレウムの輝きを放つ輪を取り出しました。
「なんだそりゃ? 首輪をつけてあたしを飼うつもりかよ」
「こちらはオルガノレウム研究の産物です。ええ、オルガノレウムを消耗したあなたへの餌ですよ」
「てめぇ……」
 殺意のこもった視線をぶつけていたグラでしたが、オルガによって首輪を嵌められると身体を痙攣させぐったりとしてしまいました。
「これであなたは私の指示に従うエグズーダーです。次にあなたが目を覚ました時には、あなたが死ぬほど嫌っていた『オルガノレウムの恩恵を受ける者すべてを抹殺する』者になっていることでしょう。
 さあ、仲間の元に返してあげましょう、ククク……」
 オルガの不敵な笑みが部屋に響きました――。
担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

新たな世界、フラグランドでの新シリーズ、
『Frag-Connect~LINE.2『展開』』をお届けします。
どなたでもご参加頂けますので、お好きなパートをお楽しみ頂ければ幸いです。

本シナリオは先に公開されましたクエスト第3話、および後日公開予定のクエスト第4話の展開を受けた内容となります。
クエストに参加せずとも本シナリオに参加できますが、参加しておくとより本シナリオへの理解が深まるでしょう。


●基本的な状況
『Frag-Connect~LINE.1『結束』~』において、アイドルたちはアメリアと共に住民をライブで癒やしながら、
最終的にアイドルたちがライブやパフォーマンスをすることができるステージを製作することができました。

また、グラが懸念していた街の北にある加工場が、こちらもアイドルたちの働きによって復旧を遂げることができました。
様々な設備が前よりもパワーアップしており、この二つの成功によって街の暮らしは改善されました。

ですが、Mラインに大量発生したエグズーダーの制圧、その後の食料とOCMの調査・回収に向かったグラが
調査中に敵対勢力と思われる者の攻撃を受け、現時点でまだ帰ってきていません。

アメリアと街の住民はグラを救出するべく、準備を進めています。
一方、グラを捕らえたオルガと名乗った男性は、オルガノレウムの研究の産物だという装置をグラに取り付けました。
「これであなたは私の指示に従うエグズーダーです」という言葉を残したオルガ、
果たしてこの言葉の意味するところは何なのでしょう?

■アダプターライセンスについて
シナリオにメインアバター『アダプター』で参加し、様々な場面で活躍したPCは『アダプターライセンス』が上昇します。
獲得時、そして上昇時には特別な称号が発行され、称号所持者はフラグランドのシナリオで特別な行動が可能になります。

現在、アダプターライセンスは【AS01『Prone』】まで発行されています。
所持者はアダプターとして認知される他、今回のシナリオにおいては
『無人プラント内部の一部隔壁を開放し通り抜けることができます』


【1】街で救出作戦の支援を行い、アメリアに協力する 難易度:3
【2】パートで実施される作戦の支援として、

1.救出作戦に使用する装甲車を『OCM2』を使用して強化する
2.復旧した加工場で夜通し作業を続けている住民に差し入れを配る

など、戦闘以外で作戦を支援するパートです。

『OCM2』による強化は装甲車に新しく装甲や装備を追加する他、ライブをすることでオルガノレウムを充填、装備の効果を高めることもできます。
また、前回『Frag-Connect~LINE.1『結束』~』で製作したステージを利用可能ですので、グラと仲間が帰ってこないことで落ち込んでいる住民を元気づけることもできます。
アイテム『OCM2』はフラグランドのクエスト第3話で入手可能となります。

また、アメリアは『OCM2』回収の時に実現を匂わせていた
『皆と製作したステージのパーツと住民を『OCM』を使って作った装甲車でフィフスシティ西の地に運び、
そこで『Frag-Connect』を開催する』計画
を、悩みながらも実行しようとしています。
※アメリアの計画についてはクエスト第3話で知ることができます。
 これはPCが知っている情報として扱って構いません。

アメリアと住民に差し入れをしたり、ステージでライブをしたりしながら、
アメリアの計画に対しアドバイスをしたり、背中を押してあげたりしてあげてください。
アメリアの計画への関与次第で、第三回シナリオの内容に違いが出てきますので皆さま、
知恵を絞って使えるものは使って、『Frag-Connect』を形作ってください。

※こちらのパートにはNPCアメリアが登場する可能性があります。

【2】装甲車を守りながら、グラと仲間を救出する 難易度:5
グラの縁者であるザインが主導して計画した救出作戦に従い、製作された装甲車と共にMラインを走破、
無人プラントに到着後は装甲車が破壊されないように守り、グラと仲間を載せて無事にフィフスシティまで帰還するパートです。

装甲車は捕らえられたグラと仲間を載せられるだけの大きさを備えており、
万が一装甲車が破壊されてしまった場合は作戦失敗となります。
装甲車は素の状態でエグズーダー【W】と【B】の攻撃には何度か耐えられますが、
今回初登場の【S】には一撃で貫かれてしまいますので、注意してください。
※【1】パートで装甲車を『OCM2』で強化した場合はその限りではありません。
 また、ライブで装甲車を一時的に守ることもできます。

▲敵編成
・エグズーダー【B】:15体
・エグズーダー【W】:15体
・エグズーダー【S】:10体(無人プラント内では出現しません)

 エグズーダー【B】は大きな鳥の姿をしています。
 高所への移動を可能としており、アイドル一人程度であれば掴んでしまうほどの脚力を有しています。
 耐久力はそれほどではないようですので、攻撃を当てることが重要です。

 エグズーダー【W】は凶暴なオオカミの姿をしています。
 高所への移動はできません(数メートル程度の跳躍はできます)が突進力があり、
 噛みつきや飛びついての引っかき等、多彩な攻撃を繰り出してきます。

 エグズーダー【S】はサメの姿をしています。元は海の生き物のはずですが陸上でも普通に活動できるようです。
 エグズーダー【W】の比ではない突進力を持っており、装甲で強化された装甲車ですら食い破ってしまう脅威の攻撃力を持っていますが、動きが止まってしまうと死んでしまうという弱点を持っている他、三種類の中で最も防御力が弱くなっています。

 エグズーダーに対しては戦って倒す他、ライブをすることで自分に注意を引きつけ装甲車から離すなど行えます。
 優れたライブであればエグズーダーの動きを止め、地に還すこともできるでしょう。

こちらのパートは
1.フィフスシティからMラインを走破し無人プラントへ向かう
2.無人プラント周辺でグラと仲間が救出されるまで装甲車を防衛する
3.再びMラインを走破し、フィフスシティに帰還する。
の主に3つに分かれており、皆さんは3つ通して参加しているという体ですが、
どこか1つに絞ってアクションをかけると効果的なものになります。
※MCとLCで別の場面のアクションをかけたり、ダブルアクションを行った場合は不採用になる場合がございますのでご注意ください。

【3】操られてしまったグラと戦う 難易度:4~7
無人プラントの調査中に攻撃され、外の仲間に離脱するよう警告したグラはその後、
グラと仲間を捕らえたオルガの手によって操られてしまいました。
グラはOCMで作られた首輪を付けており、これが付いている間は自分の意思を奪われオルガの指示に従う状態になっているようです。
そしてオルガの指示は、『アダプターの抹殺』です。

グラと仲間を助けるためにやって来た皆さんの前に現れ、指示に従い戦いを挑んできます。
中距離ではアドプトガンによる攻撃を行い、近距離ではアドプトソードとOCMを盾にして攻撃を行います。
距離を空けても、使いこなせるようになったペネトレーションを使用したスナイプを行い、スキがありません。
難易度は7相当となっており、まともに戦うとなると強敵です。
オルガノレウムを消耗させ切ることで首輪が外れ解放されるようですが、激戦は免れないでしょう。

なお、このパートは『Frag-Connect~LINE.1『結束』~』に【3】パートで参加したPCに限り
グラと一緒に無人プラント調査に参加していたという状態から始めることもできます。(以下、このパートを【3’】パートとします)

【3’】パートの場合、『グラと一緒に捕らえられていた』『グラの警告を受け離脱しつつ、無人プラントの内部に隠れていた』などの状態からアクションをかけることができます。時間帯は救出作戦が開始される前日夜になります。
【3’】パートのPCは、グラに接触することでグラに首輪がつけられていること、首輪には【AS04】以上のアダプターライセンス所持者でないとアクセスできないようにセキュリティがかけられていることに気づきます。
ですがグラが目を覚まし、アダプターを抹殺するべく行動を開始する流れになります。

PCは同じく捕らえられていた街の住民を誘導するなどして守りながら、グラの追跡をかわしつつ首輪の弱体化を成功させてください。
無人プラントのある一部屋に行くことでグラの首輪の力を弱められるアイテムが手に入ります。
成功した場合、【3】でグラと戦う難易度は4に低下します。

■ゲームマスターについて
本シナリオは

・猫宮 烈

がリアクション執筆を担当します。

皆さんの活躍がフラグランドの結束を強める事にもなりますので、ぜひ頑張ってください。
それではみなさんのご参加とアクションをお待ちしております。

【1月8日 追記】
【3】パートでの【3’】パート参加条件について、「『Frag-Connect~LINE.1『結束』~』に【3】パートで参加したPC」と修正いたしました。

【1】街で救出作戦の支援を行い、アメリアに協力する 【現在のMC参加人数:22】

3

【2】装甲車を守りながら、グラと仲間を救出する 【現在のMC参加人数:9】

5

【3】操られてしまったグラと戦う 【現在のMC参加人数:19】

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