『レヴァナント・クロニクル』第二部、「双頭の蛇編」の第四話をお送りします。
「双頭の蛇編」は当シナリオをもって完結となります。
第二部で北部地方を舞台とした大きなシナリオは一区切りとなる予定です。
※今回はあくまで「双頭の蛇編」の最終話であり、第二部自体はもう少し続きます。
また、10月20日(火)に、トリガークエスト「レヴァナント・クロニクル 第22話」がリリース予定です。
なおアクション締切は【10月26日10:30】と
通常のパブリックシナリオより長くなっております。
●ライバルキャラについて
前回に引き続き「宿命のソーマ」にて天峰ロッカ(SAM0000564)様とエル・スワン(SAM0036539)様にご考案頂いたライバルキャラである
・グラス・テネーブル
・ルシア・エルシオ
が登場します。
グラスはミリアと共に冒険者を迎え撃つため【1】に、
ルシアは無意味な犠牲を減らすべく【3】に登場するため、該当パートに参加した場合は関わる事となります。
■シナリオの参加報酬について
本シナリオに参加した方は、アクション締め切り後、
シナリオ報酬として経験値・社会性・お金(G)に加え、
冒険者等級の貢献点(ランクアップポイント)が手に入ります。
さらにシナリオ内で活躍したキャラクターにはリアクション公開後、
シナリオの内容や活躍に応じて、追加の貢献点をはじめとした様々な特典がプレゼントされる可能性があります。
冒険者等級の詳細や貢献点のシステムは
こちらをご覧下さい。
■基本的な状況
超獣エラスモテリウムの討伐に成功し、廃鉱への侵攻を食い止めることに成功しました。
しかし超獣には「隷属の首輪」と思しきものが巻かれており、
さらにデルク側から狂戦士と化した鉱山奴隷が現れるなど、いよいよデルク王国が怪しくなってきます。
アイリーンは冒険者の前から姿を消したままですが、
その後中継地点に現れ「無事だから心配いらない」とメッセージを残しています。
そんな中、シャロンをはじめとした未踏領域に閉じ込められた冒険者たちとの合流を果たします。
しかしそこにガヤルド教授の姿はなく、彼こそが魔王イスレロであったことが告げられました。
イスレロはデルク帝国の帝家の生き残りを利用し、生命進化の秘宝を授けて「魔女の心臓」の生成を試みていたのです。
地の大精霊を素材とすることで魔女の心臓は完成し、その魔力は坑道内に様々な影響を及ぼしていました。
イスレロは正体を現し、それを回収。そのまま姿を消しました。
一方、救出部隊が組まれたベアトリス誘拐は、彼女とジークが双頭の蛇の懐に潜り込むべく共謀したものでした。
ベアトリスは自身が人形遣いであることを明かし、蛇の幹部を追い詰めます。
幹部の正体は、デルク王国の第三王子エドヴィンでした。
奴隷の蜂起で死んだのは影武者であり、死を装って奴隷たちを扇動しつつ、
暗殺部隊の長として実行部隊に合流していたのです。
一度は拘束したものの、魔王ミリアが彼を救出し、
ソウルイーターは彼の部下であるグラスに奪取されてしまいます。
エドヴィンは魔王と協力関係にあり、デルク王国を滅ぼすべく入念に準備を進めているようでした。
しかし反乱者たちを煽りこそすれ統率まではしておらず、
かつてのデルク帝国の帝都のあった地で混乱がデルク全土に広がるのを待っているようです。
ベアトリスやユーセイカは、エドヴィンが魔王と組んでいることから「ろくでもないこと」だと考え、
一刻も早く彼らを倒すべきだとしています。
ソウルイーター対処のために派遣された教会の執行官ペトラも到着し、人族の脅威の排除のため冒険者に呼びかけました。
デルクの反乱には関わる必要はないと彼女たちは主張しましたが、
このままでは罪のない多く人々まで犠牲になると、
「アカツキ」をはじめとした一部の冒険者たちは反乱を止めに向かうことになります。
今回は「紫等級以上推奨」ですが、紫等級未満でも参加自体は問題ありません。
ただし魔王やソウルイーターと戦うことになるため、死亡リスクは非常に高くなります。
反乱を止めにいくのは「冒険者の本分ではない」こともあり、等級制限はありません。
★死亡(アバター死亡)判定
本シナリオでは、難易度を鑑みず無茶な行動をしたとき、勝てない敵と戦ったときなど、
冒険者が死亡するケースがあります。
世間的に公にはなっていませんが、教会には「死んだ直後」であれば生き返らせる事が可能な蘇生術式があり、
転生者やそれに準じる者が多く死ぬ可能性がある状況での使用が許可されています。
ただし蘇生してもしばらくの間はまともに戦うことができない状態となり、
システム上では一定期間死亡時のアバターにチェンジできなくなります。
ただ、アバターが死亡したことで別のアバターで再度参加したとしても、
過去の功績などが消えることはありません。
死亡の場合は「死んだと思っていたが、実は生きていた」扱いとなります。
【1】魔王ミリアを退ける 難易度:10
立ち塞がる魔王ミリアと、エドヴィンの配下であるグラス・テネーブルを退け、
旧帝都地下(かつてのデルク城の地下部分)への道を切り拓くのが目的となります。
こちらのパートが失敗した場合、ミリアかグラス、あるいは両方が【2】に合流することになり、
【2】の難易度がさらに上昇することになります。
※【1】での消耗は引き継がれます。
フィールドは山間の開けた荒野となり、足場はあまりよくありません。
ミリアは
ある理由から一部の冒険者に知られていますが、
北部地方における知名度は低く、彼女の詳細については不明な部分が多くなっています。
十英雄の“白銀の乙女”アナスタシアが戦った「最強の魔王」の名前も北部までは伝わっていませんが、
ベアトリスは断片的な情報からミリアではないか、と考えています。
ミリア曰く「今、人界で発揮できる力は本来の三割程度」ですが、それでも精霊や竜すらも震えさせるほどです。
“元素の申し子(エレメントマスター)”の異名を持つことから魔法に長けていると予想されます。
なおプレイヤー情報になりますが、彼女は「死ぬまで頑張るつもりはない」とイスレロに言っており、
ある程度満足したら引き上げるつもりでいます。
「現代の英雄の実力を知りたい」と思ってもいるため、異名・二つ名持ちに対し特に興味を持ち、期待しています。
一方、グラスは隷属の首輪をつけた魔狼を数体従え、魔物や岩陰を利用しながら暗殺者らしく立ち回ります。
エドヴィンに対し思うところはあるようですが、「彼の元にいるのが現状最善」と判断し従っています。
ただし彼女もまた、死ぬまで彼の元で足掻くつもりはないようです。
こちらのパートにはユーセイカら赤兎の五人、“竜殺し”ジーク、シスター・グレンが登場します。
ユーセイカが応援、ライラックが回復と防御による全体支援。
ホランドとジークが対ミリアのメイン、グレンが魔物&グラスの対処となり、
ヴァーニィ、セイルは状況に応じて立ち回ります。
【2】ソウルイーターを破壊する 難易度:11
ソウルイーターを破壊し、エドヴィンの野望を食い止めるのが最大の目的となります。
エドヴィンと魔王イスレロは地下の“儀式の間”と呼ばれる場所におり、
そこにある魔導具を使ってデルクの反乱と貴族たちが苦しむ様を眺めています。
完成したソウルイーターの副作用により、エドヴィンはソウルイーターが健在な限り死なない身体となっています。
このためソウルイーターこそがエドヴィンの本体のような状態ですが、
・直接ソウルイーターに触れる:即死
・盾や結界でガードする:防御越しに生命力・魔力を吸収される
と、まともに攻撃を受ければかすっただけでも死は免れられず、防御も危険です。
また、エドヴィンは魔剣と不死身を抜きにしても卓越した剣の腕があり、
ソウルイーター抜きでデルク王を守る近衛兵を単身で全滅させたほどです。
暗殺部隊隊長としては様々な魔導具や毒を駆使していましたが、
本来のエドヴィンは「搦め手は下策」と考えており、予備の剣こそ帯剣していますが、
自身の地力とソウルイーターの力のみで戦います。
エドヴィンは完全に剣を制御していますが、彼自身は遠距離攻撃の手段を持ちません。
また、執行官のペトラは「大精霊の意思がそう簡単に消えるはずがない」と、
地の大精霊の精神がまだ魔女の心臓の中で生きていると考えており、
それを呼び覚ますことでソウルイーターの力を弱めれば、鎖で封印・破壊ができると判断しています。
ペトラが要になることはイスレロにも分かっており、
彼は造りたての合成魔獣と魔法でエドヴィンを援護します。
イスレロは戦闘面では自他共に認める「魔王最弱」のため、直接戦闘は基本的に合成魔獣に任せます。
この合成魔獣は急造品で一体のみですが「完成度は悪くない」と、
エラスモテリウムほどはないものの、それなりに強力です。
なお、冒険者はこれがデルク第二王子の成れの果てだとは知りません。
こちらのパートには雷電の三連星(シャロン、レミ、エクレール)、ベアトリス・マリオン、ペトラが登場します。
雷電の三連星はイスレロと、ベアトリスとペトラはエドヴィンと戦います。
【3】反乱を止める 難易度:8
鉱山奴隷から波及しつつある、デルクの反乱を止めることが目的となります。
場所は主戦場となっている、デルク王国側の鉱山一帯です。
既にエドヴィンによるお膳立ては済んでおり、
王都に攻め入ることさえできれば容易く国王を抹殺できる状態になっています。
しかし各地の王国軍は健在、さらに隷属の首輪によって自由意志を奪われた者たちが軍の戦力として控えています。
反乱者たちは首輪からの解放を目指していますが、戦力差は大きく、
このままでは「勝ったとしても多大な犠牲が出る」ことになります。
反乱そのものは仕組まれたものですが、虐げられた者たちの怒りは本物であり、
デルクのヒューマンの多くが優越感に浸っていたのも事実です。
しかし中には疑問を抱きながらも王族・貴族に歯向かえずにいた者もおり、
双方の良識派を見出し、説得することができれば争いを止めることができるでしょう。
こちらのパートには『アカツキ』の五人(アスト、サラ、モニカ、テッド、アンディーン)、
ルシア・エルシオ、デルクの元鉱山奴隷であるバングが登場します。
デルク側の地理に詳しいバングが案内役を務め、デルクへと導きます。
アカツキは王国軍の抑止、ルシアは隷属の首輪の破壊、バングは同胞である反乱者の抑止&説得を行おうとします。
【4】その他 難易度:5
上記に含まれない、「ディオールでやり残した事がある方向け」のパートとなります。
中継地点の整備や遺跡の探索、文献・遺物の整理といったものが主となります。
難易度は仮のものであり、内容に応じて変化します。
あくまでこれまでの「双頭の蛇編」における補完的な意味合いのため、
「鉱山都市ディオール」から「デルクの遺志を継ぐ者」の内容に関係のないアクションの場合、
不採用とさせて頂く場合がございます。ご注意下さい。
それでは、皆様のご参加をお待ちしております。
【2020年10月19日18:30 追記】
パート【2】について追記を行いました。
【2020年10月23日14:30 追記】
パート【1】【3】のNPCの動きについて追記を行いました。