クリエイティブRPG

人界の真王

リアクション公開中!

 0

人界の真王
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:ローランド
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2020年11月30日公開!

シナリオガイド

ソウルイーターを破壊し、“蛇”の野望を打ち砕け。

シナリオ名:人界の真王 / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム



人が“闇”に抗う剣と魔法の世界ローランド

グラン・グリフォン都市同盟の構成国の一つ、ディオール市国
広大な廃鉱山の調査が冒険者によって進められ、ディオールの人々に隠された鉱山の秘密が明らかになりました。

密かに工場を稼働させ、魔導剣“ソウルイーター”の復元を試みた者がいたこと。
未踏領域の奥深くで、ドワーフたちが信仰する『地の大精霊』が眠りについていたこと。
大精霊と一人のヒューマンが生命進化の秘宝によって“魔女の心臓”へと作り変えられたこと。

その裏には旧デルク帝国の執念がありました。
国を奪われた帝家の生き残りは流浪の魔導師と共に『組織』を立ち上げ、人知れず活動を開始しました。
それが“双頭の蛇”の起源です。

魔導師の正体は魔界の十三魔王、“知の魔王”イスレロ
デルク帝国によって倒された魔王が、自らの目的のために知恵を授けたのです。

イスレロは学術都市プレジールの考古学者ガヤルドとして調査に参加していましたが、
魔女の心臓を発見すると正体を現し、持ち去ってしまいます。

同じ頃、蛇の実行部隊との戦いとも決着がつき、冒険者たちは幹部会の一員である暗殺部隊の隊長
――デルク王国第三王子エドヴィンをも追い詰めました。
しかし魔王の出現により、撤退を許すこととなりました。

“混沌の支配者”ミリア。

エドヴィンは魔王と協力関係にあったのです。

二人の魔王と、ソウルイーターを手にした亡国の末裔。
デルク王国を飲み込まんとする革命の波。

北部地方を大きく揺るがす一大事が起ころうとしていました――。


■ □ ■


――ディオール廃鉱内、中継地点。


「状況を整理するわね。パティ」
「はい、商会長」

ベアトリス・マリオンは秘書のパトリシアから報告書を受け取り、集めた冒険者たちに告げました。

「まず最初に言っておくことがあるんじゃねぇんですかい、“人形遣い”さんよ」
「ウサ子、やっぱそいつ斬っていいかい?」
「……気持ちは分かるが落ち着け。ジークは少し黙れ」

赤兎団の団長ユーセイカが呆れつつ、
にやにやと笑うジークと微笑みを浮かべたまま剣を抜こうとするホランドを制止します。

「先日の私の誘拐はジークと示し合わせた上での自作自演よ。
 まんまとソウルイーターを奪われてしまったのは失態だけれど、おかげで蛇の尻尾は掴めたわ」

ベアトリスは自らが実行部隊の人形遣いであることを明かし、
その上で蛇と旧デルクの繋がり、魔王の関与について説明しました。

「デルク王国の第三王子エドヴィンは、鉱山の視察中に奴隷に襲われて死亡。
 王族を殺したことで後に引けなくなった奴隷たちは革命を起こすべく蜂起し、エドヴィン配下の部隊を壊滅させた。
 この一件がきっかけとなってデルク各地の虐げられていた者たちが立ち上がり、反乱が起こってる。
 ……これがデュラン市長に届いた『対外的な情報』よ」
「だが、実際は違う。死んだのは替え玉だ。
 エドヴィン王子は今も生きている。と、いうより革命を扇動している張本人だ」

ユーセイカの言葉に、ベアトリスは深く頷きました。

「遺跡のデルク領内での調査中、暴徒に襲われた冒険者がいるわ。
 エドヴィンは精神干渉の魔導具を持っていた。
 数人だけでいい。暴れさせたら、他の者たちも煽って焚きつける。
 そうすれば、火は勝手に燃え広がる。
 火が王国全土に回ったところで曰くつきの武器を克服した“救国の英雄”が降臨。
 魔族――魔王すらも従え、悪しき王国を討ち滅ぼす……筋書きとしてはこんなところかしらね。
 王国への復讐とデルク帝国の復活。
 もちろん、あの男の目的はそれだけじゃないでしょうけれど」

魔王とは互いに、目的のために利用し合う関係。
少なくとも、エドヴィンの為そうとしていることは魔族にとっても利のあることだろうと、
ベアトリスは考えていました。

「何にせよ、だ。
 あたいはそのクソ王子が持ってるソウルイーターをどうにかしてくれって言われたんだ。
 そいつが魔王と組んでるとなりゃ、どんな崇高な目的があろうが関係ねぇ。
 輝神オータスの名の下に断罪する。それだけだ」

教会の執行官、“鎖の聖者”ペトラがベアトリスを睨みました。
彼女はソウルイーターへの対処のために総本山であるウェール教国から呼ばれましたが、
ようやくディオールに到着したと思ったら肝心の物は敵の手に落ちており、
それがベアトリスの自作自演のせいということもあってかなり不機嫌です。

「ソウルイーターの力は、私たちじゃどうしようもない。
 頼りにしてるわ、執行官様。
 もちろん、私もちゃんと力になるわ」

魔導人形を繰り、ちゃんと“現地でも”協力することをアピールします。

「で、魔王共の巣の当たりはついてんのか?」
「それを今から言おうとしたところよ。ただで逃がしはしないわ」

資料をめくり、エドヴィンたちが潜伏していると推定される場所を確かめました。

「エドヴィンの魔力反応が消失したのは、山脈沿いに北上したこの地点」

人形に地図を広げさせ、ポイントを指差します。
そこは現在のデルク王国とレガリス王国の国境であり、かつての帝都があった場所でした。

「今はもう都市の面影もない、壁と砦だけの殺風景なところよ」
「街の遺構は見える範囲では存在しない、だったな。
 あの辺りは魔物も多く、好き好んで近づく者もほとんどいない。
 魔物、隷属の首輪……」

ユーセイカが目を見開きます。

「ええ。旧デルクの遺構はまだ存在してるわ。
 “蛇の頭”はそこにいる」

エドヴィンの野望を阻止すべく、旧帝都に乗り込む。
そのための人員を冒険者から募ろうとするベアトリスですが、

「ちょっと待って。王国の反乱はどうするの!?」

シャロン・ライトフィールドが声を張り上げました。

「……そっちはデルク王国の問題よ。
 私たちがすべきはエドヴィンの打倒とソウルイーターの破壊。
 そして魔王二体を撃退すること」
「でも、このままじゃたくさんの人が……ウサ子さん!」

ユーセイカは首を横に振ります。

「赤兎団は人族同士の争いには干渉しない。我々はあくまで冒険者であり、傭兵ではないからだ。
 それにデルク王国のこれまでを考えれば自業自得だろう。彼らの反発感情は紛れもない本物だ」
 
ユーセイカが冷たく言い放ちました。
赤兎団の理念的にも、ファーリーである彼女たち五人の心情的にも、デルク王国に味方する理由はありません。
「レミ、エクレール!」
「シャロン。お前は冒険者の前に、プリシラ公国の公女だ」
「それがデルクの反乱に介入した、ってなったらどう見られると思う~?」
「うっ、それは……」
「それに、俺らは教授にしてやられてんだ。落とし前つけてもらわねぇとな」

立場上、シャロンも反乱を止めには行けないことを自覚します。

「俺たちが行く」
「アスト君?」

決意の表情で告げたのは、『アカツキ』のアストでした。

「デルクの味方をする気なんてないけど、デルクのヒューマン全員が悪いわけじゃない。
 でも、虐げられてた人たちの怒りは国とヒューマンに向いてる。
 このままだと、罪のない人も大勢が犠牲になる」
「で、デルクの連中は『首輪付き』を抱えてる。
 隷属の首輪で意思を奪った“同族”をぶつけ、殺し合いをさせる」
「それに対してさらに怒り、ヒューマンへの憎しみは増す」
「人族同士で憎しみ合う必要なんて、ないのです」

アカツキのメンバーの考えは皆同じようでした。
デルク王国を助ける義理はないが、エドヴィンにいいように弄ばれている彼らを止めたい。

「……あなたたちには何の得もないわ。反乱側、王国側。
 止めたところでどちらからも感謝されることはない。むしろ双方の怒りを買うかもしれない。
 それでも行くのね?」

ベアトリスは試すようにアストたちに問いました。

「ああ。今、死ぬ必要のない人たちを助けたい。
 冒険者として、ではなく俺たちがそうしたいから、そうするんだ」


こうして冒険者たちはエドヴィンの拠点に乗り込む者と、反乱を食い止める者とに分かれることとなりました。

■ □ ■


――旧デルク帝国、帝都地下。

「素晴らしい。これがソウルイーターの真の力か!」
「左様でございます。魔女の心臓が生み出す無限の生命によって、あなたの命が吸われることはありません。
 むしろ……その有り余る生命力は、あなたに永遠の命をもたらします」
「そうか。僕もお前たち魔王のように不死の存在となったわけか。くく、はははは……!」

エドヴィンは歓喜の声を上げました。
ソウルイーターが手中にある限り、彼の生命は維持される――不老不死となったのです。

魔王イスレロはそんな彼を興味深そうに観察しました。

「この世界全ての“生きるもの”の生殺与奪の権が、この手にあるわけだ。
 イスレロよ。まずはお前を滅ぼせるか試してもいいか?」
「ええ、やりたければどうぞ」
「なに、冗談だ。まだお前にはやってもらいたいことが山ほどある。
 それに……試すなら他の魔王でもできるさ」

果たしてソウルイーターの力はいかほどのものか。

(未完成のソウルイーターでは原書の呪縛から解かれることはありませんでしたが、これならあるいは……)

「ところでエドヴィン様、“これ”は好きに使ってもよろしいのですか?」
「ああ。そいつの下種な性格に見合う格好にでもしてやれ」

エドヴィンは一度城に戻り兄である第一王子を惨殺し、第二王子は“生命維持に最低限必要な物以外”を削ぎ、
遺体と削いだ残骸を城前に飾り付けてきました。
父であるデルク王に反乱の恐怖を与え、ヒューマン至上主義のもとやってきたことの報いを受けさせるためです。
「自分のせいで国が乱れ、家族を全員失う……父上はどんな気分かな?
 どう思う兄上? ……ああ、その体じゃ聞こえないし、喋れないか」

酷薄な笑みを浮かべるエドヴィンに、イスレロはわずかに気圧されました。
しかしそれは、かつて“英雄たち”と対峙した時のものとは別種のものです。

(人族でありながら、ここまで邪悪で醜悪になれるとは。魔族にもここまでの者はそういませんよ。
 ナイトロードとは異なる趣の狂気も持ち合わせている……)

そこへ、ミリアがやってきました。

「王子様、イスレロ君。気づいてるとは思うけど、魔力追跡されてるよ」
「ああ。こそこそと隠れる必要はない。
 今の僕には神をも殺せる力がある。
 手始めに、彼らの命を食らってやろうではないか」
「やる気満々だねぇ。まぁ、いいけど」

イスレロの方を向き、ミリアが告げます。

「これで最後だよ。あと、“死ぬまで頑張るつもりはないから”。
 そういえば、あの遺跡の邪竜に首輪つけるんじゃなかったっけ?」
「そのことですか。
 エラスモテリウムが制御できたので問題ないと思うのですが、
 さすがに同じものを用意するのは間に合わなかったのですよ。
 首輪が壊されず、回収できていれば良かったんですけどねぇ」

そんな魔王たちのやり取りを、グラス・テネーブルはじっと見つめていました。

(これが今の私にとっての最善。……何も迷う必要はない)

迷いを捨て、己が信念のため……グラスは覚悟を決めました。



担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

『レヴァナント・クロニクル』第二部、「双頭の蛇編」の第四話をお送りします。
「双頭の蛇編」は当シナリオをもって完結となります。

第二部で北部地方を舞台とした大きなシナリオは一区切りとなる予定です。
※今回はあくまで「双頭の蛇編」の最終話であり、第二部自体はもう少し続きます。

また、10月20日(火)に、トリガークエスト「レヴァナント・クロニクル 第22話」がリリース予定です。

なおアクション締切は【10月26日10:30】と
通常のパブリックシナリオより長くなっております。


●ライバルキャラについて
前回に引き続き「宿命のソーマ」にて天峰ロッカ(SAM0000564)様とエル・スワン(SAM0036539)様にご考案頂いたライバルキャラである

・グラス・テネーブル
・ルシア・エルシオ

が登場します。

グラスはミリアと共に冒険者を迎え撃つため【1】に、
ルシアは無意味な犠牲を減らすべく【3】に登場するため、該当パートに参加した場合は関わる事となります。

■シナリオの参加報酬について

本シナリオに参加した方は、アクション締め切り後、
シナリオ報酬として経験値・社会性・お金(G)に加え、
冒険者等級の貢献点(ランクアップポイント)が手に入ります。

さらにシナリオ内で活躍したキャラクターにはリアクション公開後、
シナリオの内容や活躍に応じて、追加の貢献点をはじめとした様々な特典がプレゼントされる可能性があります。

冒険者等級の詳細や貢献点のシステムはこちらをご覧下さい。


■基本的な状況

超獣エラスモテリウムの討伐に成功し、廃鉱への侵攻を食い止めることに成功しました。
しかし超獣には「隷属の首輪」と思しきものが巻かれており、
さらにデルク側から狂戦士と化した鉱山奴隷が現れるなど、いよいよデルク王国が怪しくなってきます。
アイリーンは冒険者の前から姿を消したままですが、
その後中継地点に現れ「無事だから心配いらない」とメッセージを残しています。

そんな中、シャロンをはじめとした未踏領域に閉じ込められた冒険者たちとの合流を果たします。
しかしそこにガヤルド教授の姿はなく、彼こそが魔王イスレロであったことが告げられました。
イスレロはデルク帝国の帝家の生き残りを利用し、生命進化の秘宝を授けて「魔女の心臓」の生成を試みていたのです。

地の大精霊を素材とすることで魔女の心臓は完成し、その魔力は坑道内に様々な影響を及ぼしていました。
イスレロは正体を現し、それを回収。そのまま姿を消しました。

一方、救出部隊が組まれたベアトリス誘拐は、彼女とジークが双頭の蛇の懐に潜り込むべく共謀したものでした。
ベアトリスは自身が人形遣いであることを明かし、蛇の幹部を追い詰めます。
幹部の正体は、デルク王国の第三王子エドヴィンでした。
奴隷の蜂起で死んだのは影武者であり、死を装って奴隷たちを扇動しつつ、
暗殺部隊の長として実行部隊に合流していたのです。
一度は拘束したものの、魔王ミリアが彼を救出し、
ソウルイーターは彼の部下であるグラスに奪取されてしまいます。
エドヴィンは魔王と協力関係にあり、デルク王国を滅ぼすべく入念に準備を進めているようでした。

しかし反乱者たちを煽りこそすれ統率まではしておらず、
かつてのデルク帝国の帝都のあった地で混乱がデルク全土に広がるのを待っているようです。

ベアトリスやユーセイカは、エドヴィンが魔王と組んでいることから「ろくでもないこと」だと考え、
一刻も早く彼らを倒すべきだとしています。
ソウルイーター対処のために派遣された教会の執行官ペトラも到着し、人族の脅威の排除のため冒険者に呼びかけました。

デルクの反乱には関わる必要はないと彼女たちは主張しましたが、
このままでは罪のない多く人々まで犠牲になると、
「アカツキ」をはじめとした一部の冒険者たちは反乱を止めに向かうことになります。

今回は「紫等級以上推奨」ですが、紫等級未満でも参加自体は問題ありません。
ただし魔王やソウルイーターと戦うことになるため、死亡リスクは非常に高くなります。

反乱を止めにいくのは「冒険者の本分ではない」こともあり、等級制限はありません。


★死亡(アバター死亡)判定
本シナリオでは、難易度を鑑みず無茶な行動をしたとき、勝てない敵と戦ったときなど、
冒険者が死亡するケースがあります。
世間的に公にはなっていませんが、教会には「死んだ直後」であれば生き返らせる事が可能な蘇生術式があり、
転生者やそれに準じる者が多く死ぬ可能性がある状況での使用が許可されています。
ただし蘇生してもしばらくの間はまともに戦うことができない状態となり、
システム上では一定期間死亡時のアバターにチェンジできなくなります。
ただ、アバターが死亡したことで別のアバターで再度参加したとしても、
過去の功績などが消えることはありません。
死亡の場合は「死んだと思っていたが、実は生きていた」扱いとなります。


【1】魔王ミリアを退ける 難易度:10

立ち塞がる魔王ミリアと、エドヴィンの配下であるグラス・テネーブルを退け、
旧帝都地下(かつてのデルク城の地下部分)への道を切り拓くのが目的となります。

こちらのパートが失敗した場合、ミリアかグラス、あるいは両方が【2】に合流することになり、
【2】の難易度がさらに上昇することになります。
※【1】での消耗は引き継がれます。


フィールドは山間の開けた荒野となり、足場はあまりよくありません。
ミリアはある理由から一部の冒険者に知られていますが
北部地方における知名度は低く、彼女の詳細については不明な部分が多くなっています。
十英雄の“白銀の乙女”アナスタシアが戦った「最強の魔王」の名前も北部までは伝わっていませんが、
ベアトリスは断片的な情報からミリアではないか、と考えています。

ミリア曰く「今、人界で発揮できる力は本来の三割程度」ですが、それでも精霊や竜すらも震えさせるほどです。
“元素の申し子(エレメントマスター)”の異名を持つことから魔法に長けていると予想されます。

なおプレイヤー情報になりますが、彼女は「死ぬまで頑張るつもりはない」とイスレロに言っており、
ある程度満足したら引き上げるつもりでいます。
「現代の英雄の実力を知りたい」と思ってもいるため、異名・二つ名持ちに対し特に興味を持ち、期待しています。

一方、グラスは隷属の首輪をつけた魔狼を数体従え、魔物や岩陰を利用しながら暗殺者らしく立ち回ります。
エドヴィンに対し思うところはあるようですが、「彼の元にいるのが現状最善」と判断し従っています。
ただし彼女もまた、死ぬまで彼の元で足掻くつもりはないようです。

こちらのパートにはユーセイカら赤兎の五人、“竜殺し”ジーク、シスター・グレンが登場します。
ユーセイカが応援、ライラックが回復と防御による全体支援。
ホランドとジークが対ミリアのメイン、グレンが魔物&グラスの対処となり、
ヴァーニィ、セイルは状況に応じて立ち回ります。

【2】ソウルイーターを破壊する 難易度:11

ソウルイーターを破壊し、エドヴィンの野望を食い止めるのが最大の目的となります。
エドヴィンと魔王イスレロは地下の“儀式の間”と呼ばれる場所におり、
そこにある魔導具を使ってデルクの反乱と貴族たちが苦しむ様を眺めています。

完成したソウルイーターの副作用により、エドヴィンはソウルイーターが健在な限り死なない身体となっています。
このためソウルイーターこそがエドヴィンの本体のような状態ですが、

・直接ソウルイーターに触れる:即死
・盾や結界でガードする:防御越しに生命力・魔力を吸収される

と、まともに攻撃を受ければかすっただけでも死は免れられず、防御も危険です。
また、エドヴィンは魔剣と不死身を抜きにしても卓越した剣の腕があり、
ソウルイーター抜きでデルク王を守る近衛兵を単身で全滅させたほどです。
暗殺部隊隊長としては様々な魔導具や毒を駆使していましたが、
本来のエドヴィンは「搦め手は下策」と考えており、予備の剣こそ帯剣していますが、 自身の地力とソウルイーターの力のみで戦います。


エドヴィンは完全に剣を制御していますが、彼自身は遠距離攻撃の手段を持ちません。
また、執行官のペトラは「大精霊の意思がそう簡単に消えるはずがない」と、
地の大精霊の精神がまだ魔女の心臓の中で生きていると考えており、
それを呼び覚ますことでソウルイーターの力を弱めれば、鎖で封印・破壊ができると判断しています。

ペトラが要になることはイスレロにも分かっており、
彼は造りたての合成魔獣と魔法でエドヴィンを援護します。
イスレロは戦闘面では自他共に認める「魔王最弱」のため、直接戦闘は基本的に合成魔獣に任せます。
この合成魔獣は急造品で一体のみですが「完成度は悪くない」と、
エラスモテリウムほどはないものの、それなりに強力です。
なお、冒険者はこれがデルク第二王子の成れの果てだとは知りません。


こちらのパートには雷電の三連星(シャロン、レミ、エクレール)、ベアトリス・マリオン、ペトラが登場します。
雷電の三連星はイスレロと、ベアトリスとペトラはエドヴィンと戦います。


【3】反乱を止める 難易度:8

鉱山奴隷から波及しつつある、デルクの反乱を止めることが目的となります。
場所は主戦場となっている、デルク王国側の鉱山一帯です。
既にエドヴィンによるお膳立ては済んでおり、
王都に攻め入ることさえできれば容易く国王を抹殺できる状態になっています。
しかし各地の王国軍は健在、さらに隷属の首輪によって自由意志を奪われた者たちが軍の戦力として控えています。
反乱者たちは首輪からの解放を目指していますが、戦力差は大きく、
このままでは「勝ったとしても多大な犠牲が出る」ことになります。

反乱そのものは仕組まれたものですが、虐げられた者たちの怒りは本物であり、
デルクのヒューマンの多くが優越感に浸っていたのも事実です。
しかし中には疑問を抱きながらも王族・貴族に歯向かえずにいた者もおり、
双方の良識派を見出し、説得することができれば争いを止めることができるでしょう。

こちらのパートには『アカツキ』の五人(アスト、サラ、モニカ、テッド、アンディーン)、
ルシア・エルシオ、デルクの元鉱山奴隷であるバングが登場します。
デルク側の地理に詳しいバングが案内役を務め、デルクへと導きます。
アカツキは王国軍の抑止、ルシアは隷属の首輪の破壊、バングは同胞である反乱者の抑止&説得を行おうとします。



【4】その他 難易度:5

上記に含まれない、「ディオールでやり残した事がある方向け」のパートとなります。
中継地点の整備や遺跡の探索、文献・遺物の整理といったものが主となります。
難易度は仮のものであり、内容に応じて変化します。

あくまでこれまでの「双頭の蛇編」における補完的な意味合いのため、
「鉱山都市ディオール」から「デルクの遺志を継ぐ者」の内容に関係のないアクションの場合、
不採用とさせて頂く場合がございます。ご注意下さい。



それでは、皆様のご参加をお待ちしております。


【2020年10月19日18:30 追記】
パート【2】について追記を行いました。

【2020年10月23日14:30 追記】
パート【1】【3】のNPCの動きについて追記を行いました。

【1】魔王ミリアを退ける 【現在のMC参加人数:26】

10

【2】ソウルイーターを破壊する 【現在のMC参加人数:27】

11

【3】反乱を止める 【現在のMC参加人数:25】

8

【4】その他 【現在のMC参加人数:9】

5