『三千界のアバター』の
「高難易度シリーズ」『Xover(クロスオーバー)』の第三章です。
ガイアに限らず過去の『三千界のアバター』で展開されたシリーズの内容やキャラクターが出てきますが、
基本的な情報は本シナリオガイドで得られるようになっています。
一部リンクが貼ってある箇所がございますので、気になった方はそちらもチェックしてみて下さい。
また、本シリーズでは「G.G依頼発注証明書」が獲得できます。
「G.G依頼発注証明書」はアクション締切後、MCのシナリオ報酬を受け取ると獲得できます。
●本シナリオについて
メインとなるワールドはガイアですが、ジョン・ディーの持つ境界の鍵の力によって、
限定的ながら異世界の法則がそのまま適用される状況となっています。
そのため、ガイア以外も対応ワールドとなる「複数ワールド」のシリーズとなります。
第三章はシステム表記上「ガイア」「セフィロト」「ゴダム」が対応ワールドとなっていますが、
【1】【2】のルーヴルパートは「ワンダーランド」も対応しています。
※ワンダーランド以外の三世界は全パート共通で補正を受けた状態となります。
今回も対応ワールドであるガイア・セフィロト・ワンダーランド・ゴダムいずれがメインアバターであっても
功績(ランクアップ)の対象となります。
※ただし、ガイアでの活動実績(ライセンスおよび称号の所持)のある方となります。
また、ワンダーランドの場合【1】【2】のみです。
対応ワールドの力だけでなくサブアバターも駆使し、
特異者としての全力を振り絞ってご参加頂ければと思います。
●ライバルキャラについて
今回、焔生 たま(SAM0003964)様とにご考案頂いたライバルキャラである
・霞ヶ城 光祈
が登場します。
焔生 たま様が参加し、パート【4】をご選択された場合は積極的に関わってきます。
★スキル・アイテムのシナリオ上の運用について
スキル・アイテムの「クエストでの効果」は解説の内容を踏まえ、
大きく乖離しないものが基本的には設定されています。
ただしこれらはあくまで「クエスト」で適用されるものであり、
シナリオにおいては解説の内容が優先されます。
(範囲を確認する際にスキル効果のターゲット数を参考にすることはあります)。
特に状態異常の付与・対策で顕著ですが、絶対の有効性を保障するものではなく、
敵の強さや状況、対策に使用するスキル・アイテムの解説によっては効果的でない場合があるためご注意下さい。
★アバター死亡/停止
本シナリオでは、難易度を鑑みず無茶な行動をしたとき、勝てない敵と戦ったときなど特異者が死亡する、
あるいはアバターが機能停止に陥るケースがあります。
そうなった場合、一定期間アバターチェンジできなくなります。
ただ、アバターが死亡したことで別のアバターで再度参加したとしても、
過去の功績などが消えることはありません。
死亡の場合は「死んだと思っていたが、実は生きていた」扱いとなります。
★ライセンス停止/剥奪
ウィザードとして依頼を受けたにも関わらず、依頼内容に反する行動をとった場合、
ライセンス称号が使用停止となることがあります。
また、犯罪結社に与する、ギルドに敵対的な行動を取り、かつライセンスを所持している場合も同様です。
こちらは最悪剥奪となることもあります。
ライセンス停止/剥奪を受けると、ランクアップができなくなりますのでご注意下さい。
■基本的な状況
薔薇十字団の復活宣言を受け、各地では薔薇十字団の理念を受け継いだ者たちが動き出しました。
しかしジョン・ディーは彼らを統率することはなく、必要に応じて力を貸すにとどまっています。
キョウやジェーンは「目的達成のための時間稼ぎ」と見ており、
世界的な混乱に乗じて薔薇十字団の思惑とは関係のない行動を起こす者も確認されています。
ニコルは薔薇十字団を心酔するポリシネルの『グラン・ギニョール』に合流し、
指導を乞われたドナテッロも辿り着きました。
しかし芸術性の違いにより対立してしまっています。
ルーヴル警視庁がサーカスのある公園を包囲していますが、
“被害者”のあまりの惨状に精神にダメージを受けており、攻めあぐねています。
さらにポリシネルはネロとミンナを攫い、ネロにはアズラエルの核を移植し、
ミンナは赤化させ星の深層と繋ぐべくニコルとドナテッロに押し付けます。
その頃、パダーニャではマフィアの抗争が勃発していました。
しかし何やら様子がおかしく、
抗争というよりも機械の少女たちによる犯罪組織の討伐のような有様となっています。
ウルフマン調べでは、シラクーザ・ファミリーは比較的真っ当な組織とのことですが……。
★「次回の行き先選択」の結果
投票の結果は【2】のルーヴルが最多で、次いで【3】のロンバルディアでした。
これにより、今回はゴール共和国とパダーニャ王国の二国が舞台となります。
【2】はドナテッロが合流してしまいましたが、ニコルが冷遇されているため付け入る隙があります。
【3】はロンバルディアのくず鉄通りで戦いがまさに始まる、というタイミングとなります。
他選択肢の現在時点における状況は下記の通りです。
【1】ヴィクトリア連合王国北部サザーランド(アルテラ/ローランド):“ソニー・ビーン”が狩りを開始。
内なる49人の家族を解き放つ。サザーランドの住民はサザーランド城に避難中。
【4】コロンビア(ユーラメリカ):覆面集団を調べようとしたピンカートン・オフィスが次々消息を絶ち、調査が打ち切りとなる。
時期を同じくして、異人労働者の失踪者も増加。
今回の第三章が成功すれば、次回はこの二つが舞台となります。
ただし、結果次第ではルーヴルやロンバルディアの状況が引き継がれたパートも出る可能性があります。
■パートについて
難易度はあくまで推奨レベル帯となります。
今回は
アイテム「マナフォン」限定でキョウ・サワギ、ジェーン・モースタンらがいるメトロポリス第七支部と連絡を取り合うことができます。
※国を跨いでいるため、最も安定したガイアの通信手段のみが対象となっています。
今回の留守番組は瑞野 春緒、メグ、アンジェリカです(ギアのメンテナンス中)
※ギアとガイア以外の世界の能力を併用した時のデータは引き続き集めようとしています。
【1】【2】は境界の鍵に加え、グリムがワンダーテラーの力でネロに干渉し、ワンダーランドの領域を広げています。
鍵守ではない上に今の彼女は越界聖具も持っていないため、精神の凄まじい負荷がかかっています。
特異者のため、ではなくポリシネルの非道な行為が許せないという思いが強いです。
【1】『グラン・ギニョール』を終わらせる 難易度:9
ポリシネルを倒し、この残酷劇を終わらせることが目的となります。
敵はポリシネル、ドナテッロ、ネロですが、ネロはポリシネルにも制御ができておらず、
昔のような状態です。
アズラエルの核を破壊し、冷静にさせれば元に戻ります。
また、第一章のアズラエルとは異なり、あくまで人サイズの域を出ません。
ポリシネルが演者(キャスト)としている市民たちは元の精神が残っているものの、
身体の自由は効かず、ポリシネルに命令されるがままに動きます。
また、“演出”のためと痛覚も残されています。
性質としては前回までのヘルハウンド・悪魔と同じで、高い魔法耐性を持ちます。
一度異形となった市民はポリシネル曰く「変化は不可逆でこの世界に元に戻す方法はない」とのことで、
ルーヴル警視庁のフランソワーズ・ポワロは「楽にしてやるのが慈悲だ」と苦渋の決断を迫られています。
ポリシネルは肥満体の中年で球体のような身体をしたマージナルですが、詳細な能力は不明です。
精神は完全に狂気に支配されており、話は一切通じません。
ドナテッロは前回切り札も含め作品を失っているため、自前の能力のみで戦います。
このパートにはオリヴァー・ツイストとトマス・トウェインのA級コンビ、フランソワーズ・ポワロ、トワイライト、
グリムが登場します。
【2】ニコルと勝負する 難易度:10
ルーヴル塔を上ってニコルの元に辿り着き、ミンナを救出してニコルと決着をつけることが目的となります。
冷遇されていたニコルは内心退屈しており、ジョンの言っていることも難しくてよくわからないため、
少し不満を抱いています。
エステル・リンドバーグはそんな彼女に「ゲーム」の提案を行いました。
ルールはシンプルです。
1.ニコルの攻撃や放った怪物を乗り越え、最上階の展望室まで辿り着く。
2.飛行禁止(スキル効果に「飛行」があるもの。恒常的でない短距離跳躍・浮遊・滑空程度なら可)
3.全員を追い払えばニコルの勝ちで特異者は撤退。誰か一人でも辿り着けば特異者の勝ち。
4.特異者が勝った場合、抵抗はしない(命の危機があれば逃げてもいい。逃げられるなら)
ニコルはこのゲームに乗ります。
なお、今回はメトロポリス星導学校で出した怪物ではなく、
第二章でジョンが召喚した「白い化物」がメインとなります。
※塔のイメージはエッフェル塔をご参考下さい。なお、エレベーターは使えません。
エッフェル塔同様の三層構造ですが、最上階まで階段で上がれるようになっています。
ただし二層から最上階までの階段は非常用のため、二層までに比べ狭く急になっています。
ルーヴル塔は一層がレストラン、二層が会議場、最上層が純粋な展望室となっており、
最上層に繋がる階段へ行くには二層の会議場を通る必要があります。
このパートにはエステル・リンドバーグ、ノエル、金田 一夫、明智 彰子、ケイ・ギブソンが登場します。
エステルはガイドでは飛んでますが、地上から特異者たち一緒に入り、サポートを行います。
【3】抗争を止める 難易度:8
シラクーザ・ファミリーとグレコ孤児院の戦いを止めることが目的となります。
パダーニャ半島の南部はカンパニア公国という別の国ですが、南北統一の機運が高まる中、
異人比率の高いカンパニアには併合され、隷属させられるのではないかという不信感があり、
支配者への抵抗勢力がマフィアとなって台頭しました。
決して戦争を起こしたいわけではなく、あくまで「市民を代弁しての話し合い」を望み、
ロンバルディアまで進出してきました。
本国の過激派が動く前に穏便に事を済ませようという思惑がシラクーザ・ファミリーにはありましたが、
協力関係にあった孤児院の攻撃によって潰えようとしています。
孤児院のグレコ院長は教会の修道女で、身寄りのない子供に慕われ、ファミリーにも信頼されていた老女です。
しかし裏では子供たちに闇汽化手術を施し、闇社会の兵士として“出荷”していました。
子供たちは「院長に褒めてもらう」ために嬉々としてマフィアを殲滅しようとします。
相手が見知った子供たちであるため、シラクーザ・ファミリーは積極的に攻撃することができません。
ただ、ファミリー以外のくず鉄通りへの侵入者を見つけたら自分たちの領域に介入したとして攻撃してきます。
獣人が多いため、身体能力による格闘と旧式銃器が主な武器ですが、ウィザードとしてギアが使える者もいます。
※コネや伝手を得る手段があればその限りではありません。
グレコの子供たちは人体にとっての危険域まで改造されており、
高い戦闘能力に対して負担は非常に大きくなっています。
セージのようですが、どういうわけか「ガイアではない力」を宿しているようです。
このパートにはウィリアム・ヘルシング、ウルフマン、クラリス・バルサモが登場します。
【4】孤児院の秘密を掴む 難易度:11
グレコ孤児院に侵入し、子供たちが持つ「異世界の因子」の正体を探るパートです。
星導技術を運用していることから薔薇十字団との関わりはなさそうですが、
何かしら「他世界」の影響を受けていると見られます。
孤児院はグレコ選りすぐりの姉妹たちの中でも年長者である三人に守られており、
【3】の子供たちとは違い、はっきりと自分の意思でグレコに従っています。
ピースメーカーとしての力が使えるため非常に手強いですが、
マナを用いた武装の具現化・実体化という隠し玉を持っています。
その外観はどことなく武姫の霊兵装を彷彿とさせるものですが……。
グレコ自身には戦闘能力はなさそうですが、老婆と侮るのは危険かもしれません。
こちらのパートには霞ヶ城 光祈、武田 信玄、桔梗院 桜華、水元 環が登場します。
それでは、皆様のご参加をお待ちしております。
【2020年8月24日18:30 追記】
対応ワールドについての補足、およびパート【2】に追記を行いました。