『レヴァナント・クロニクル』のトリガーシナリオ
「レガリス戦記」の後編をお送りいたします。
予定変更となり中編が挟まりましたが、
当シナリオにてこちらのシリーズも完結し、
グランドシナリオへと繋がることになります。
なお、12月にダレストリス帝国が舞台となるスペシャルシナリオがリリース予定となっております。
●ライバルキャラについて
当シナリオには「宿命のソーマ」にて天峰ロッカ(SAM0000564)様にご考案頂いたライバルキャラである
・グラス・テネーブル
が登場しております。
※天峰様への招待は中編の功績にて発行されております。
※参加費はお客様負担となります。ご了承下さい。
グラスは蒼等級の冒険者として活躍する一方、裏社会の仕事人の顔も持ち、
現在は北部を旅し「表で人助け、裏で各国の要人(主に貴族)の暗殺」を行っています。
なお、天峰ロッカ様のことは「先の戦いで活躍し、勲章を授与した冒険者」として既に認知しており、
パートに【3】に参加された場合は積極的に接触を図ってきます。
※必ずしも【3】を選択する必要はございません。
■シナリオの参加報酬について
本シナリオに参加した方は、アクション締め切り後、
シナリオ報酬として経験値・社会性・お金(G)に加え、
冒険者等級の貢献点(ランクアップポイント)が手に入ります。
さらにシナリオ内で活躍したキャラクターにはリアクション公開後、
シナリオの内容や活躍に応じて、追加の貢献点をはじめとした様々な特典がプレゼントされる可能性があります。
冒険者等級の詳細や貢献点のシステムは
こちらをご覧下さい。
■基本的な状況
少なくない犠牲が出ながらも、レガリス王国はルイス城の奪還に成功しました。
キキをはじめとした教会のクレリックによる浄化や、
グランヴィル伯が城の修復のために兵を各地から回したことが功を奏し、
さほど日数がかからずにルイス城は中継拠点として機能するようになりました。
しかし、ルクサス奪還にはダヌビス河という最後の障害が残っています。
唯一の道は建国を記念して建てられたレガリス大橋であり、当然のように厳重に守られています。
とはいえ、ここを確保することができれば、魔王軍は地上部隊を満足に展開できなくなります。
グランヴィル騎士団のダニエル団長は、下手に戦力を分散するよりも橋に戦力を集中させ、
正面突破を狙うことを決めました。
諸侯たちにも変化がありました。
アーデン候を除く諸侯が協力体制を築き、オルフォード候、ランカスター候、キャンベル伯はアーデンを去り、
各々の仕事に早速取り掛かっています。
しかし、それが面白くなかったアーデン候は、誰にも頼らず魔王ヴェイロンを倒してやると、
アーデン地下に封印されている鋼鉄のゴーレム兵団を起動しようとします。
動力となる魔力はアーデン市民の生命力で賄うつもりですが、守るべき民を犠牲にすることを一切躊躇わず、
アーデン候は感情に任せて完全に暴走してしまっています。
ただ、前回の冒険者たちの働きかけの結果アーデン市民の負の感情は弱まっており、
それが理由なのか魔力の補給に時間がかかっています。
アーデンに潜伏していた魔族は諸侯が去ったこのタイミングで街を混乱に陥れようと画策していましたが、
アーデン候のせいで頓挫。鋼鉄兵団の確保へと目的を切り替えました。
★死亡(アバター死亡)判定
本シナリオでは、難易度を鑑みず無茶な行動をしたとき、勝てない敵と戦ったときなど、
冒険者が死亡するケースがあります。
世間的に公にはなっていませんが、教会には「死んだ直後」であれば生き返らせる事が可能な蘇生術式があり、
転生者やそれに準じる者が多く死ぬ可能性がある状況での使用が許可されています。
ただし蘇生してもしばらくの間はまともに戦うことができない状態となり、
システム上では一定期間死亡時のアバターにチェンジできなくなります。
ただ、アバターが死亡したことで別のアバターで再度参加したとしても、
過去の功績などが消えることはありません。
死亡の場合は「死んだと思っていたが、実は生きていた」扱いとなります。
■各パートについて
赤兎団のユーセイカの力により、いわゆる「高揚状態」となっており、
【1】【2】パートのPC/NPCは通常時よりも能力が強化されております。
※ただし対象はローランドアバターのみ。
これにより、通常時よりも攻撃力・魔法攻撃力が2割増しとなっており、
中位魔族以上にもダメージを通しやすくなっています。
(この状態の上に、さらに各々の能力強化スキルを使うことも可能
基礎となる攻撃力・魔法攻撃力が上がっているものとお考え下さい)
ただし敵の攻撃でユーセイカが力を使えない状態となってしまうと解除されてしまいます。
なお【1】と【2】の難易度は、この能力強化を踏まえた上でのものです。
★時の閃
『時の閃』の運用要員となった方たちは、【1】【2】で時の閃を使うことができます。
使う場合運搬のため、前線で戦う騎士団の戦力(NPC)が相当数減ることになります。
なお【2】で運用を試みる場合、
【1】が成功していないと破壊されている、あるいは射線が確保できず、思うように撃てない可能性があります。
この点はあらかじめご了承下さい。
★挟撃作戦
「グランヴィル功労勲章」を授与された方、あるいは紫等級に達している冒険者の方は、
ダニエル団長から信頼され、
教会の術式が施された小型船と騎士数人が貸し出され、大橋での戦いに合わせてルクサス側に渡河することができます。
「無事に辿り着ける戦力なんて、たかが知れている」と言っていたダニエルですが、
その少数の戦力に精鋭を当てることで、監視塔のダークエルフやミダスを突き崩すのが狙いです。
監視塔は大橋から直結していますが、河向こうの外敵の監視が主のため、ルクサス側は非常に手薄になっています。
ダークエルフも背後に気を回せない状況なことから、渡河してから塔に着くまでの間の障害はないものとお考え下さい。
このため【1】【2】において、アクション次第では奇襲を成功させ、魔族のペースを大きく乱すこととなります。
※こちらの作戦を受けるかはあくまで任意です。また、渡河には成功したものとして扱いますので、
渡河を成功させるためのアクションを書く必要はありません。
パーティを組まれる場合、グランヴィル功労勲章の所持者、あるいは紫等級冒険者は代表となる方が一人いれば大丈夫です。
【1】レガリス大橋を確保する 難易度:6
レガリス大橋に展開されている魔族を倒し、橋の確保を目指すパートです。
橋の横幅は「適性人数のパーティが3、4組横並びになっても問題ない」程度には広く、
魔族側はゴブリンウォーリアー、ホブゴブリン、オークの順に橋に展開されており、
ルクサス側に近づくにつれ強くなっていきます。
ただ、一体あたりのサイズが大きくなっていくこともあり、強い魔族ほど数は少なくなります。
オークは訓練されたオークウォーリアではないため、前編・中編の隊長格よりは弱くなっています。
ルクサス側は通関兼監視塔となっており、塔の上からダークエルフの射撃部隊が撃ってきます。
人数はわずか6人ですが、四魔将イサカ直属の熟練したマギアシューターのため、
こちらに対処できるかが大きなポイントとなります。
四魔将のイサカは赤兎団の団長を仕留めること、次いで時の閃の破壊を優先していますが、
それを除けば基本的に支援役です。
ただし四魔将なだけあって、射手であっても近接戦の心得はあることでしょう。
パートの難易度はあくまで橋を確保するための難易度であり、
イサカを倒す場合は難易度10以上となります。
今回、騎士団が懸念していた飛行部隊や魔術部隊(ダークプリースト)はおらず、
ほぼタフさとしぶとさに定評のある白兵戦力で構成されています。
こちらのパートにはキキ、アーデン騎士団のトムリン隊長、グランヴィル騎士団のダニエル団長、
ユーセイカをはじめとした赤兎団の面々が登場します。
ダニエル団長はガネーシャのような見た目の、大柄な象のファーリーです。
【2】ミダス本隊と戦う 難易度:9
四魔将ミダスと、脇を固めるジィド、グレオスの三体に絞って戦うパートです。
いずれも「強者との戦い」を望む戦士であり、互いに連携はせず、各々が敵と認めた相手と個別に戦います。
味方からの横槍も嫌っているため、【1】の時点で橋の確保に至らずとも、
彼ら三人との戦いに限れば影響はありません。
ミダスは関連称号を持つ者との戦いを「どの程度成長したのか」と楽しみにしており、
見つけ次第積極的に戦おうとします。
ミダスの大刀は前編で片方が折れましたが、鍛え直したことで「魔剣」としての力を得ました。
PC視点では判明していませんが、魔神の加護の強化によって魔法を直接斬れるようになりました。
神聖術も例外ではなく、“結界崩し”も行えます。ただし、一撃で結界越しに致命傷を与えるほどではありません。
ジィド、グレオスは上級魔族ではありませんが、ミダス同様人界の言語を話せます。
ホブゴブリンのジィドは剣士を自称しており、
魔界にいた頃から倒した相手の武器(主に魔剣)を収集する武器コレクターです。
人界では英雄の武器や、「見たことのない武器」を狙っており、
該当する装備を所持している者を優先的に狙おうとします。
オーガのグレオスはただ力任せに殴ることを良しとせず、“格闘術”を用いる武闘家です。
人界のモンクが編み出した様々な技に興味を持っており、拳を交えた相手からラーニングし、
学んだ技で何人ものレガリスのモンクを葬ってきました。
そのため優先的に狙うのは、モンクをはじめとした「格闘術の使い手」です。
ミダス単体の強さは前編と変わりありません。
このパートにはゴールディが登場します。
ゴールディはジィドと戦うつもりでいます。
【3】アーデン候を止める 難易度:7
アーデン城の地下に向かい、アーデン候の暴走を止めるパートです。
地下はダンジョンとなっており、最深部の鋼鉄兵団以外にも、
アーデン候が収集させた様々なものが眠っています。
防衛機構のようなものは存在しないものの備え付けの照明がないため暗く、
潜伏していた魔族たちが侵入しており、冒険者たちを見かければ襲ってきます。
数はさほど多くないものの、中位~高位魔族で構成されていると見られ、
中編では冒険者の行動を逆手に悪い噂を流そうともしていたことから、頭も回る者がいるようです。
職業構成はローグ、マーセナリー、ダークプリーストと推測されます。
また、前回ルイス城にいた暗黒騎士オブシディアンも街の混乱に乗じて合流し、地下最深部を目指します。
中編リアクションより、オブシディアンはヴェイロン側近の暗黒騎士とは別人であることが判明しています。
アーデン候は説得が通じるような相手ではないため、力尽くで止める必要があります。
最深部では稼働したゴーレムを使役する他、アーデン候自身も戦います。
一見ただの小太りの悪徳領主ですが、グランヴィル伯は「そう見られることも計算のうち」と考え、
上級冒険者を見下せるだけの実力は持っているだろうと読んでいます。
騎士団と共に街の人々の救護活動を行う方も、こちらのパートとなります。
アーデン栄誉勲章、グランヴィル功労勲章を授与されている方は、騎士団からの信用を得やすくなります。
このパートにはティーゼル、グランヴィル伯ルイス、グラス・テネーブルが登場します。
それでは、皆様のご参加をお待ちしております。
【2019年11月26日16:00 追記】挟撃作戦、監視塔、ゴールディの標的、暗黒騎士について追記を行いました。