ローランドのトリガーシナリオ、
『シャロンの大冒険』の後編をお送りいたします。
当シナリオは戦闘寄りの「レガリス戦記」と対となる、冒険寄りのシリーズとなり、
今回で完結となります。
前回の参加パートによらず選択パート制限はございませんので、
今回初めての方も是非ご参加下さい。
なお、ゲームマスターについては前編から変更なく継続しての担当となる予定です。
■シナリオの参加報酬について
本シナリオに参加した方は、アクション締め切り後、
シナリオ報酬として経験値・社会性・お金(G)に加え、
冒険者等級の貢献点(ランクアップポイント)が手に入ります。
さらにシナリオ内で活躍したキャラクターにはリアクション公開後、
シナリオの内容や活躍に応じて、追加の貢献点をはじめとした様々な特典がプレゼントされる可能性があります。
冒険者等級の詳細や貢献点のシステムは
こちらをご覧下さい。
■基本的な状況
雷電の双星による「竜族は生きていた!? 美人冒険者たちと行く、秘境“竜の谷”ツアー」に集まった面々は、
森や竜への敬意を持っていた者が多かったこともあり、どうにか竜の谷へ辿り着くことができました。
魔族の足止めに回っていたレミ、エクレール、シャロンの三人や他の冒険者も、
シャロンが精霊?の案内を受けたことにより、無事に合流できています。
谷では長である竜族、“灰竜”ヴィヴェルディスヴュリアス(長いので以下ヴィーヴ)が冒険者たちを迎え入れました。
竜人体は若い青年の姿ですが、実際は谷で最年長です。
大戦期のことは割と覚えていますが、それより昔のことは漠然としてしか記憶に残っておらず、
『竜の黄昏』(前時代)から生きているかどうかもはっきりしない程度に曖昧なようです。
竜族は実体はあるものの生物よりも霊的存在に性質が近いらしく、寿命については自分たちでもよくわかっていません。
竜の谷で暮らす竜族は百人に満たないものの、竜の姿でも暮らすことから、谷自体は比較的広くなっています。
平穏と静寂を望む彼らの生活は人族とは大分異なるらしく、年齢へのこだわりも特にないため、
自分の歳を知らない者も多いです。
基本的に人族だろうと魔族だろうと、特に何の感情も抱いておらず、彼らの望む生活の邪魔さえしなければ寛容です。
かつての大戦の時も辿り着いた冒険者は、
地域によって十英雄の一人に数えられる“片翼の歌い手”ダリアをはじめ何人かいるらしく、
彼らの感覚的には「またか」程度のものです。
なお、当時も訪れた全員に力を貸したわけではなく、帰れと追い返した者もいるようです。
なお、彼らは森を散々痛めつけたクルエルとアラッソ兄妹に対し激しい怒りを覚えており、
冒険者たちにも「奴らは生かしては返さん。共に戦うというのなら、力を貸さんでもない」と、
共闘の意思を示しています。
一方、残虐兄妹を監視していた四魔将のイサカは置き土産とばかりに、山に火を放っていきました。
この火はただの火ではなく、魔法による闇の炎であり、麓かつ川下にあたるコーラルに被害が及ぼうとしています。
※イサカはその後ルクサスに帰還したため、登場しません。
★死亡(アバター死亡)判定
本シナリオでは、難易度を鑑みず無茶な行動をしたとき、勝てない敵と戦ったときなど、
冒険者が死亡するケースがあります。
世間的に公にはなっていませんが、教会には「死んだ直後」であれば生き返らせる事が可能な蘇生術式があり、
転生者やそれに準じる者が多く死ぬ可能性がある状況での使用が許可されています。
ただし蘇生してもしばらくの間はまともに戦うことができない状態となり、
システム上では一定期間死亡時のアバターにチェンジできなくなります。
ただ、アバターが死亡したことで別のアバターで再度参加したとしても、
過去の功績などが消えることはありません。
死亡の場合は「死んだと思っていたが、実は生きていた」扱いとなります。
■各パートについて
シナリオガイドに登場している聖剣グロリアスですが、全パートで使い手となれる可能性があります。
なお、プリシラ家に伝わる逸話によれば、
剣聖ルクスの手元を離れても、彼が望めば遠い場所にあっても手元に戻ってきたと言われています。
なお、グロリアスは両手剣であり、シャロンは「趣味じゃない」と言っているため、彼女が使うことはありません。
シャロンは竜の試練を受けた上で、残虐兄妹と戦うつもりでいます。
雷電の双星は試練は受けませんが、シャロン含め【1】【2】どちらでも関わる事ができます。
竜族の力は、試練でも残虐兄妹との戦闘でも得られる可能性がありますので、
ご自身に合った方をお選び下さい。
竜族の長であるヴィーヴもシャロンと同じく【1】【2】両方に登場し、【1】では手合わせも可能です。
【1】竜の試練に挑む 難易度:6
竜の谷で試練に挑むパートです。
試練とヴィーヴは言っているものの仰々しいものではなく、一言で言ってしまえば「自己アピール」です。
もちろん、竜族と直接戦って示したい、というのであればそれに応じます。
難易度は試練に挑めるアバターレベルとなります。
25以下でも挑戦自体は可能ですが、突破するのは非常に難しくなります。
竜族はシャロン、レミ、エクレールの三人が転生者であると見抜いており、
他の冒険者(特異者たち)も転生者あるいは転移者が多いと判断しています。
ローランドという世界に思い入れがあり、竜族の力を欲する、あるいは認めてもらいたい強い理由、
加えて「その人らしさ」が重要であり、時としてローランドにはない力も強みになりえます。
どのようなやり方でも構いませんが、基本的に使えるものは自前の装備品のみとお考え下さい。
ちなみにかつてダリアは「いいから私の歌を聞け」と歌一本で乗り切ったらしいです。
なお、こちらのパートでは試練を受けずに竜族との交流するだけのアクションも可能ですが、
「MCは試練、LCは竜族と交流」のような行動はダブルアクションとなるためご注意下さい。
※試練を見守る、応援する分には問題ありません。
【2】残虐兄妹から竜の谷を守る 難易度:8
竜族と共に四魔将アラッソと、その妹クルエルと戦うパートです。
本来二人と真正面から戦う場合は10以上となりますが、竜族が彼らの排除に積極的で支援を受けられるため、
その分難易度が下がっています。
竜の谷は傾斜が急ではあるものの開けており、障害物は点在する竜族の家屋くらいで、
森に比べれば少なくなっています。
地形が竜形態でも問題なく移動できることが前提となっていることもあり、
広範囲攻撃を使っても谷への被害が出る心配はほとんどありません。
ただしそれは、クルエルとアラッソもまた自由に動き回れることを意味します。
クルエルは前回の戦いで速度に特に強みがあり、さらに魔道具となる短刀を得物としていることが判明しています。
兄のアラッソについては未だ不明な部分が多いものの、闘気を用いたモンクに近い性質を持っていること、
また、その闘気を自身の分身とし、独立して戦わせることもできるようです。
ただし分身はアラッソ本体に比べ数段劣ります。
クルエル曰く「普段はミダスより弱いが、闘気を完全開放すれば四魔将最強になる」といい、
(扉絵ではもう変身後ですが)ある程度消耗すると真の姿となります。
前編にて関連称号をお持ちの方は彼らの優先標的となりますが、
「特に好み」と思われている方は、「楽しみは最後に取っておく」として後回しにしようとします。
竜族は竜人形態、竜形態のどちらでもサポートしてくれますが、
力を認めた者に対しては、直接手を貸してくれます。
なお、竜族は残虐兄妹を小物扱いしており、まだ彼らの力を正確には判断できていない節があります。
【3】山火事を消火する 難易度:7
山に向かい、近衛騎士たちと共に消火活動を行うことがメインのパートです。
※コーラルで瘴気に蝕まれた住民の浄化も可能です。
冒険者等級が高ければ、それだけ近衛騎士団の信用を得、彼らの力を借りやすくなります。
山では火が燃え広がっており、「森そのもの」が悲鳴を上げ、助けを求めているような状態です。
通常は森に満ちている自然の力によって火は収まるようになっていますが、今回はそれが働いていません。
場合によっては、荒れ狂う森の木々を鎮める必要が出てきます。
また消火活動に向かう者、(アラッソが失敗した場合の備えとして)竜の谷から帰還した者を排除する目的で、
イサカを迎えに来た者が、彼を回収する代わりにトロールを山に投下しました。
トロールは毛に覆われた一つ目の魔族で、オークの亜種とされます。
※詳しく知りたい方は「レヴァナント・クロニクル」トリガークエスト7話~10話をご覧下さい。
非常に高い再生能力を持っているためしぶとく、一体倒すのも十数人がかりという相手です。
幸い今回のトロールは一体のみであり、“生きている森の木々”を除けば魔物の類の姿はありません。
こちらのパートには近衛騎士団および、団長のハロルドが登場します。
それでは、皆様のご参加をお待ちしております。
【2019年11月18日12:00 追記】竜の長ヴィーヴの登場パート、【3】の敵について追記を行いました。