クリエイティブRPG

レガリス戦記 中編

リアクション公開中!

レガリス戦記 中編
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:ローランド
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2019年11月14日公開!

シナリオガイド

今こそ反撃の時。ルクサスへの道を切り拓け!

シナリオ名:レガリス戦記 中編 / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム



人が“闇”に抗う剣と魔法の世界ローランド

“魔王”ヴェイロン率いる魔界の軍勢の侵攻によって窮地に立たされたレガリス王国。
『王都奪還』を掲げ、諸侯たちは劣勢の中で抵抗を続けていました。
そんな彼らに転機が訪れました。
冒険者たちの活躍によって陥落寸前だったアーデン領のテュリン砦が守られ、秘匿していた兵器『時の閃』も復活しました。
ヴェイロンの側近である“四魔将”ミダスの増援部隊も撤退。

報告を受けた城塞都市アーデンはこの勝利に沸き、
諸侯たちは今が反撃の狼煙を上げる時と、すぐに次の戦いに向けて動き始めました。


■ □ ■


――城塞都市アーデン。

「先の戦いで魔族共に与えた傷は大きい。奴らを追い詰め、ルクサスまでの道を拓くのは今が絶好の好機」

領主のアーデン侯がにやりと笑いました。

「こちらから魔族の勢力圏に攻め込むと言うのですか?」
「その通りだ。ルクサスを取り戻すためには、まず兵站を確保せねばならない。
 我々の奪われた土地を奪還する時が来たのだよ、グランヴィル伯」

グランヴィル領は、その大半が魔族に奪われています。
グランヴィル伯はアーデンにいるため安全ですが、
領主である自分が領地を離れていることに負い目を感じていました。
アーデン侯はそれを見抜いたかのように、にやけ面のままグランヴィルを見つめています。

「……でしたら、我が領のルイス城がちょうどテュリンとルクサスの中継地点となります。
 ここを取り戻すのが、戦略的にも重要となるでしょう」
「この機に乗じて、自領の奪還ときたか」

別の諸侯がグランヴィル伯を嘲笑しますが、彼は眼鏡を押さえ、臆せず言葉を続けます。

「都合がいいこととは重々承知です。
 ですが、それは私でなくとも“アーデン領以外の領主”にとっては同じ事。恥じることもありますまい。
 今回の戦いでは、冒険者を支援すべくグランヴィル騎士団も出します。
 『時の閃』を運べば勝てましょうが、城が瓦礫になってしまったら元も子ありませんので」

アーデン侯の狙いを察して牽制し、グランヴィル伯は教会のクレリックであるキキを介し、
冒険者たちに『ルイス城奪還作戦』の概要を伝え、志願者を募りました。

「グランヴィル伯は冒険者に対し慎重な方です。
 その方が直々に依頼してきたのですから、皆様は確実にいい影響を与えています、です」

その裏で、キキは冷静に戦いのことを考えていました。

(自分も“奇跡”――蘇生術の使用を考慮せねばです)

そして準備は順調に進みましたが……

■ □ ■


――数日後。

「大変です、グランヴィル卿! ルイセントで反乱が発生しました!!」
「何ですと!?」

冒険者と騎士団がアーデンを出発した直後のことです。
領地からの突然の報せに、グランヴィルは目を見開きました。

「どうなさいますか? 今ならまだ進軍中の騎士団に伝え、戦力を割くことが可能かと」

書面には反乱を扇動している者がおり、魔王軍の魔族と手を組んで騎士団と戦っていると記されていました。
反乱に加わっていない市民たちも巻き込まれており、このままでは多くの犠牲が出てしまいます。

「くっ……!」

しかし、グランヴィル伯はすぐに決断できませんでした。
ここで戦力を減らせばアーデン候に作戦の主導権を握られかねないからです。

(見てられんな)

グランヴィル伯を見かねたウェストリア辺境伯ティーゼルは、
「市民のことを少しでも考えているだけアーデン候よりマシ」と、秘密裏に助け舟を出すことにしました。

「ゴールディ。君に……いや、“君たち冒険者”に頼みがある」
「みなまで言わずとも分かるさ。反乱を鎮めるなど、僕のこの輝きをもってすれば造作もない」

英雄装備である「黄金の鎧」の光をアピールしながら、“金色”のゴールディが胸を張ります。
ティーゼルの前には、ゴールディが紹介した冒険者たちの姿もありました。

「グランヴィル伯をあまり責めないでやって欲しい。アーデン候は下種な男だが悪知恵が働く。
 ……ここであの男に貸しを作るわけにはいかないのだ。だが」

ティーゼルはグランヴィル伯を呼び出し、拘束しました。

「な、何をするのですか!? 乱心したのですか、ティーゼル将軍」
「乱心などしてはいない。貴君の葛藤は理解できるが、民を捨てていい理由にはならない。
 私たちと共に来い。その目で、彼らの姿を焼き付けたまえ」

当主自ら動いたことが公になれば、大事になってしまいます。
そこでティーゼルは影武者を立てた後、魔導具で自分とグランヴィル伯の正体を偽り、
一介の冒険者としてルイセントへと向かいました。

■ □ ■


――グランヴィル領ルイス城

「いいかい、お前たち。あたしらはミダス様からこの城を預かっているんだ。
 人族を甘く見るな。あたしらの敗北は、ミダス様の敗北と知れ!」

“四魔将”ミダスの副官であるネラは厳かな“戦士の鎧”に身を包み、
手には魔石の埋め込まれた禍々しい槍を握っていました。
今の彼女には人族に対する侮りも慢心もなく、魔族を束ねる厳格な指揮官の顔になっています。

「しかしネラ様、本当にあの腑抜け共が攻めてくるんですかねぇ? けひ、けひひ……アバッ!?」
「侮るなと言ったのが聞こえなかったのかい? 連中は大戦期の兵器を持ち出した上に、高位の冒険者も動いている。
 気を引き締めな。この城にある使えるものは全て使え」

ネラの態度の変化に魔族たちは戸惑いつつも、人族の襲撃に備えて持ち場に戻ります。

「……ミダス様に恥をかかせぬためにも、ここは何としても死守するわ」

■ □ ■


――“魔都”ルクサス ルクサス城

「やはりお前の差し金か、シグ。……余計なことを」

ミダスが四魔将のシグを睨みました。

「これもまた戦略ですよ。既にアーデンにも私の部下を送り込んでおります。
 ……あの無能領主は殺すよりも生かしたままの方が有益かもしれませんが。
 それに転移者がいる以上、少し噂を流せば人族同士で疑心暗鬼に陥り、勝手に崩れてくれることでしょう」

ルイセントの反乱を扇動するダークプリーストの様子を、シグはゲイザー越しに窺っています。

「やはりお前やアラッソのやり方は気に食わん」
「それで結構。私はあなたの戦士としての在り方に敬意を持っているつもりです。ですが」

真顔になり、ミダスを見上げます。

「私たちがしているのは、“決闘”ではないのですよ。そこをはき違えないで下さい。
 あなたには少々困った悪癖がありますので」

シグは「強者との戦い」を期待しているミダスに釘を刺しました。

担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

『レヴァナント・クロニクル』のトリガーシナリオ
「レガリス戦記」の中編をお送りいたします。
※前編の予告では後編となっていましたが、中編に変更となりました。ご了承下さい。


■シナリオの参加報酬について

本シナリオに参加した方は、アクション締め切り後、
シナリオ報酬として経験値・社会性・お金(G)に加え、
冒険者等級の貢献点(ランクアップポイント)が手に入ります。

さらにシナリオ内で活躍したキャラクターにはリアクション公開後、
シナリオの内容や活躍に応じて、追加の貢献点をはじめとした様々な特典がプレゼントされる可能性があります。

冒険者等級の詳細や貢献点のシステムはこちらをご覧下さい。


■基本的な状況

テュリン防衛に味を占めたアーデン侯は、このまま勢いを落とさず首都ルクサスへの道を拓くべく、
引き続き冒険者を重用する(こき使う)ことを決めました。
しかしアーデンからルクサスまでの兵站を確保するには、魔族の活動圏内にある要塞を奪還する必要があります。

六大貴族のグランヴィル伯は冒険者をあまり良く思ってませんでしたが、
貴族会議を言い訳に自分の領から逃げてきたことに負い目を感じており、都合がいいとは自覚しつつも、
自領のルイス城奪還作戦を提案。兵を挙げ、冒険者と共にこれを目指します。

ルイス城には“四魔将”ミダスの副官であるネラがおり、
「人族が奪還のために動く」ことを見越し、防備を固めています。
※ミダスは折れた大刀を鍛え直すべくルクサスに戻っているため、城にはいません。

そしてルイス城奪還作戦が始まりますが、時を同じくしてアーデンとグランヴィルの境界に位置する街、
ルイセントで反乱が起こりました。
扇動しているのは邪教徒のようですが、反乱に加担していない多くの市民も巻き込まれてしまっています。
アーデン侯はルイセントの反乱よりもルイス城奪還が重要と考え、ルイセントへの派兵は考えていません。
領主であるグランヴィル伯は市民を守りたいと思っているものの、
このままではアーデン侯に自領の主導権を握られかねないため、板挟みとなっています。
それを察したティーゼルは密かに、ゴールディら冒険者と共に鎮圧に向かおうとしています。
その際グランヴィルも半ば強引に連れていっていますが、彼とティーゼルは正体を偽っています。


★死亡(アバター死亡)判定
本シナリオでは、難易度を鑑みず無茶な行動をしたとき、勝てない敵と戦ったときなど、
冒険者が死亡するケースがあります。
世間的に公にはなっていませんが、教会には「死んだ直後」であれば生き返らせる事が可能な蘇生術式があり、
転生者やそれに準じる者が多く死ぬ可能性がある状況での使用が許可されています。
ただし蘇生してもしばらくの間はまともに戦うことができない状態となり、
システム上では一定期間死亡時のアバターにチェンジできなくなります。
ただ、アバターが死亡したことで別のアバターで再度参加したとしても、
過去の功績などが消えることはありません。
死亡の場合は「死んだと思っていたが、実は生きていた」扱いとなります。


【1】ルイス城を奪還する 難易度:7

魔族が占拠しているグランヴィル領のルイス城の奪還を目指すパートです。
城には人族の捕虜はおらず、完全に魔王軍に支配されています。

ルイス城は丘の上に築城されており、グランヴィル領が見渡せるようになっています。
そのため城門に辿り着くまでに城からの射撃・砲撃を突破しなければなりません。
幸いルイス城には「時の閃」のような大戦期の兵器はなく、射手・砲手はゴブリンがほとんどです。
ただ、力のあるオークが砲弾や岩などを直接投げてくることもあるため、注意が必要です。

魔族の本領は城内での白兵戦です。
内部には前回の生き残りであるミダス配下のオークウォーリアや、
ゴブリンとオークの中間くらいの体格をしたホブゴブリンがいます。
概ね「大柄な人間の男」と変わりませんが、素早さと高い腕力、武器や道具を扱う器用さを備えており、非常に厄介です。
また、ネラの配下ではありませんが、元々ルイス城の“門番”を任されていた魔人の暗黒騎士がいます。

今回のネラには前回のような油断はなく、最初から戦士としての全力を発揮します。
基本的に城内に入られるまで動きませんが、彼女はシル村での因縁がある者、次いでミダスに一目置かれている者を狙おうとします。
なお、砦の死守が使命のため、今回の彼女に撤退の選択肢はありません。

前編にて『時の閃』の運用要員となった方たちは、こちらのパートで時の閃を使うことができます。
攻城兵器としてテュリンから持ち出せるようにしましたが、
使う場合運搬のため、前線で戦うアーデン騎士団の戦力(NPC)が相当数減ることになります。


こちらのパートにはキキとアーデン騎士団のトムリン隊長が登場します。


【2】ルイセントの反乱を鎮圧する 難易度:6

グランヴィル領の都市ルイセントでは、シグの部下のダークプリーストが現状に不満を持つ者たちを扇動し、
反乱を起こさせました。
魔王ヴェイロンは侵略者ではなく、腐敗したこの国から民を解放する者であり、
真の悪は英雄の末裔を自称し支配者面している王族・貴族であるというのがダークプリーストの言い分です。

市民の多くは危険な邪教徒として彼から逃げていますが、一部の者は誘惑に乗ってしまっています。
騎士団にとっては反乱を起こした市民も守るべき対象であり、ダークプリーストを排除しようとしていますが、
ゲイザーやリザードマン、暴徒に阻まれ、近づけずにいます。
リザードマンは魔人やダークエルフほど高位ではありませんが、
ダークプリースト同様に魔法を使える者や魔獣を操れる者が多いため、手強い中位魔族として知られています。
扇動者のダークプリーストは人界のヒューマンですがシグに忠誠を誓っており、思考は完全に魔族に染まっています。

市民を傷つけず、魔族とダークプリーストを排除することが最大の目的となります。

前回は観察に徹していたゲイザーですが、今回は脅威となる者を見つければ積極的に攻撃を仕掛けてきます。
また、ゲイザーがいるのはこのパートのみとなっています。

こちらのパートにはゴールディ、ティーゼル、グランヴィル伯が登場します。
グランヴィル伯は研究者でもあり魔族や魔法に造詣が深いですが、
戦いに関しては最低限の護身術しか身につけていません。


【3】城塞都市アーデンの調査 難易度:5

アーデンに残り、街の様子を調べるパートです。
アーデン侯をはじめ、六大貴族たちは魔王軍の手の者が既に人族に紛れていると考えており、
冒険者だけでなく麾下の騎士団にも疑いの目を向けています。

潜伏している魔族は先の戦いで冒険者の中に「この世界にない力」を用いた者がいることを知っており、
それとなく噂を流してアーデン市民の不安を掻き立て、
それを重用しているアーデン侯への不信感を高めようとしています。
そうでなくても現在のアーデン侯は他の貴族、市民両方からの人望は皆無ですが、
「現在レガリスで最も安全とされるこの都市の支配者である」ことから、下手に逆らえずにいます。

今はまだ貴族たちが権力争いをしていた方が都合がいいことから行動を起こすつもりはありませんが、
潜伏者たちは入念な準備を整えた上で六大貴族の当主をまとめて葬るつもりでいます。

ただし確実に成功させるため、不穏分子や脅威となるものは早急に始末すべきと考えており、
冒険者の動き次第では何らかの行動を仕掛けてくるでしょう。

現在はまだティーゼル以外の諸侯は冒険者に対し懐疑的なため、先の戦いで戦果を挙げていたり、
騎士団の信頼を得ていたりしなければ直接顔を合わせることはできません。
残る諸侯はオルフォード侯、ランカスター侯、キャンベル伯ですが、
オルフォード候は犬のファーリー、ランカスター侯はヒューマン、キャンベル伯はエヴィアンで唯一の女性領主です。
オルフォード候は王家との親交が深く、キャンベル伯はオルディア、ランカスター侯はグラン・グリフォンと、
近隣国と独自の繋がりを持っており、互いに切り札を隠している状態です。

それでは、皆様のご参加をお待ちしております。


【2019年10月19日16:45 追記】ゲイザーの登場パート、ネラの優先標的、六大貴族について追記を行いました。

【1】ルイス城を奪還する

7

【2】ルイセントの反乱を鎮圧する

6

【3】城塞都市アーデンの調査

5