三千界のアバター

サルマティアの死神 前編

リアクション公開中!

サルマティアの死神 前編
基本情報

マスター:三千界のアバター運営チーム
ワールド:RWO
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2018年03月29日公開!

シナリオガイド

PKを断罪するPKクラン。彼らが標的に定めたのは――ほえみ!?

シナリオ名:サルマティアの死神 前編 / 担当マスター:三千界のアバター運営チーム



世界を超えて広がるオンラインの世界RWO
この世界では、ヴォルテックスと呼ばれる巨大ダンジョンがその規模を少しずつ拡大しており、
やがては世界中を飲み込んでしまうかもしれないといわれています

ヴォルテックスの発生源に最も近い王国ポリアナードの若き王女アリサは、
ヴォルテックス攻略に向けた大規模なクエスト群を追加。

さらにRWO第七サーバの運営会社「ニャンテック社」が冒険者の闘技大会『サルマティアグランプリ』の開催を宣言。

RWOの冒険者たちは、この大きな動きの中に心を躍らせていました。

しかし――

■□■


「聞いたか? “PKクラン潰し”だってよ」
「またか。PKクランを潰すPKクラン。この調子でデスジャーマンも潰してくれればなぁ」
「なぁ……コイツを見てくれ」

冒険者の一人がある掲示板の書き込みを見つけました。

『ヴォルテックス攻略に向けて頑張っている冒険者の皆さんへ。

 多くの方が最深部への到達に燃えていることでしょう。
 しかし、彼らの中には先を行く攻略組を妬み、陥れようとする悪意ある者がいます。
 また、強くなりたいと望む者に、不正な手段を提供したり、騙して利用する者少なくありません。
 
 もし、そういった“悪”による被害に遭われましたら、下記にご連絡下さい。
 我々が“正義”をもって、お救いします。
 悪を排除し、健全な冒険者皆の力で、ヴォルテックスを攻略しましょう!』


連絡先にはクラン名が記載されていました。

「ヘブンジャスティス」と。

このクランは冒険者からの“通報”を受け、該当するプレイヤーやプレイヤーが所属するクランを攻撃して回っており、
巷で噂となっていました。
彼らは倒した冒険者やクランの装備品を押収し、被害に遭ったプレイヤーやクランに寄贈しています。
そうすることで、ヘブンジャスティスは「健全なプレイヤーのクラン」を強化し、
ヴォルテックス攻略に一役買っています。
明らかなチート行為でない限り、RWO運営はプレイヤーに直接干渉することはありません。
そのため、ゲーム内で許された手段で裁く彼らの名は瞬く間に広まりましたが、PKはPKと嫌う者もいます。

「これ、もしも真っ当なクランを通報したらどうなるんだ?」
「スルー安定じゃね?」
「あ、もう送っちまった……ま、悪戯だって思われるだけだよな。はははは」

この後、彼ら“ヘルファング”はヘブンジャスティスの襲撃を受け、壊滅しました。

■□■


 ――ヴォルテックス115層。

「にぃに、ねぇね――グレーターヒール!!」

RWOの大手クランである“ヴァンガード”と“ランプの貴婦人”、
その初心者~中級者を中心とした合同パーティは、レアモンスターであるミノケンタウロスの討伐を行っていました。
教導役を務めるのはヴァンガードのサリーと、ランプの貴婦人のほえみです。
二つのクランは既に発表された『ヴォルテックス攻略プロジェクト』で密に連携しており、
これも攻略に向けた冒険者育成の一環です。

「セシリアちゃんも、すっかりヒーラーとしての動きが板につきましたね^^」
「ありがと。ねぇねのおかげだよっ♪」

当初は言葉もモーションも硬かったランプの貴婦人新メンバーのセシリアですが、
ほえみの手ほどきや、クラン自体が女性PCが多いこともあり、すっかり「妹系ロールプレイ」に慣れていました。

「すっかり『花組』の子らも頼りになるようになったじゃん。
 この調子なら、ヨシミツさんやほえみんのようなガチ攻略組のサポートも夢じゃないぜ☆
 何だったら、お兄さんとこ来てもいいんだぜ、せしりん」
「サリーにぃに、調子乗るとグローライトだよっ」

しかし、和気あいあいしていると突然ほえみが真顔になり、ホーリーライト(見た目はレーザービーム)を放ちました。

「……さすがは最古のプレイヤーの一人。スキル発動前に“気配”で気づくとは」
「何の用です、ウラバイヤー?」
「若い芽を摘みにきた……のもそうだが、君に忠告しに、ね。
 『ヘブンジャスティス』のことは君たちも知っているだろう?
 独善的で反吐が出る連中だよ。ああいうのが、現実世界でも人殺しを正当化するんだろうね」
「へいへい、ウラバイヤー君よぉ。余計なことはいいから本題に入ろうぜ」
「ヴァンガードとランプの貴婦人は……正確にはその一部が“ヘブンジャスティス”の執行対象になっている。 
 君たちは攻略の柱。健全で真っ当なクランなのに、どうしてかなぁ?
 虚偽の通報を行えば通報者が罰せられるのに、そうじゃないってことは――後ろめたいことがある、ってことだよねぇ?」
「…………」

ほえみは何も言い返しませんでした。

「おいおいほえみん、いつものように笑顔で正論返しなよ」

「“サルマティアの死神からは逃げられない”。
 この言葉の意味、古参の君にはよく分かるだろう?
 君たちが潰れてくれればデスジャーマンには都合がいいし、ヘブンジャスティスを倒してくれてもそれは変わらない。 
 まぁ、せいぜい足掻きなよ」

そう言い残し、ウラバイヤーの分身は溶けて消えました。

「ほえみん、どういうことだってばよ?」
「……ただの挑発。私を不安にさせて、クランの統率を乱したいだけだよ」

不穏な空気の中でこの合同パーティは、120層での大規模イベント『四獣征討』に臨むことになりました。
これは120層の四方に出現した四体の大型獣それぞれを複数のクラン・パーティで討伐するというもので、
成功するとそれぞれの獣に因んだ報酬が手に入るとのことです。

このイベントの案内は特異者たちにも来ていました。

■□■


 ――TRIAL。

「すっかりゲームを満喫してるじゃないか、セシル」
「ええ。やってみると楽しいものですね……あんな姿じゃなければ、もっと!」

TRIAL副代表のセシル・ブラウン・ウォーカーは顔を真っ赤にして技術部長のジェシカ・丸山に言いました。

「ああ、悪ぃ悪ぃ。適当に遊びで作ったスキンそのままにしてたわ。
 ま、もう慣れちまったんだからいいだろ?」

セシルのRWOのキャラクターは、あろうことか年端もいかない少女の姿だったのです。
事故みたいなものですが、堅物なセシルが幼女の姿ということで、ジェシカは当初大笑いしていました。

「安心しな。リサにも言ってないから」
「ええ。これがバレたら、TRIALはもう終わりです。私まで奇特な人間だと思われてしまう……」

だから「セシリア」のリアル割れは絶対に避けなければならない。
そう思っているところに、代表のリサ・グッドマンがやってきました。

「うーたんうーたん、ちょっち手ぇ貸して。RWOのこと、色々調べてたんだけどさ」

セシルがパソコンを開くと、リサに奪われました。

「これ、ログイン情報。
 “一度もログアウトしていない”アカウント、多過ぎると思わない?」
「ええ。いくらいろんな世界からログインしていると言っても、これではまるで……」

リサはRWOの世界を調べ、一つの仮説を立てていました。

「なんでNPCのアリサ姫にログイン記録があるんだろうね~?」


担当マスターより

▼担当マスター:三千界のアバター運営チーム

マスターコメント

RWO(レディアントワールズオンライン)のトリガーシナリオ第三弾
『サルマティアの死神 前編』をお届けします。

アクション締切は3月10日10:30までとなっております。


●基本的な状況

『ヴォルテックス攻略プロジェクト』と『サルマティアグランプリ』が発表されたことで、
RWOは大いに賑わっています。
特に攻略の中核である“ヴァンガード”と“ランプの貴婦人”はより多くの冒険者を深層に行かせるべく、
クランメンバーの育成にも熱心です。
しかしゲームが盛り上がる裏で、ウラバイヤー率いる“デスジャーマン”をはじめ、闇クランが暗躍していました。
それを裁くべく立ち上がったのが“ヘブンジャスティス”です。
彼らは掲示板を通じて通報することで、悪事を働くプレイヤーを懲らしめにいきます。
デスジャーマンは何度か交戦しているようですが、チート行為を駆使することで、辛うじて生き延びています。

しかし、どういうわけかヴァンガードとランプの貴婦人の一部メンバーも標的にされており、
いつヘブンジャスティスが出現するか分からない状況です。

そのような中で、120層で大規模討伐イベント「四獣征討」が行われることとなりました。
基本探索層が低い人でも参加でき、報酬としてレアアイテムも入手可能なものですが難易度は高めで、
クラン一丸となっての攻略が求められるものです。

本シナリオで活躍したPCやクランには、より下層への探索権が与えられる場合があります。
探索権については『ヴォルテックス・ランキング』をご覧下さい。
クランにつきましてはFAQ(RWO編)をご覧ください。

また征討イベントの成功やRWOの秘密の調査の成果によってはヴォルテックスの
「基本探索層」がプラスされる場合もございます。


■各パートについて

【1】四獣撃滅を目指す 難易度:5

今回のメインイベントである、120層の討伐イベントの攻略を行うパートです。
四獣はそれぞれ別の場所におり、四体のうちいずれかと戦うことになります。
複数指定した場合ダブルアクションとなり、いずれか一体となりますのでご注意下さい。

ダンジョンは普通の石の迷宮となっており、トラップの類はありません。
しかし低層のイベントとはいえ、推奨が「中級冒険者以上」となっているため、難易度は高めです。

四獣はその名前の通り中国の四神がモデルであり、いずれも十数メートル級の大型モンスターです。
特徴は下記の通りです。
四体とも高い知性を持っており、人語を解します。

ホワイトタイガー:巨体の割に素早く、攻撃は爪が中心。全攻撃が「連撃」扱い。
レッドバード:常時飛行。一定範囲内を焼き尽くす炎を不定期に放つ。
グリーンタートル:動きは鈍いが防御力が非常に高く、物理攻撃でダメージを与えるのは困難。また、ダメージの一部を反射する。
ブルードラゴン:ブレスや爪で攻撃を行う。風の結界を展開でき、その間はダメージ無効。

撃破できた場合、四獣にちなんだアイテムが後日実装されます。
なお、このイベントには「隠しフラグ」が存在し、それを発見した上で攻略した人は、
倒した四獣と契約し、騎乗が可能となると言われています。

NPCのセシリア含むランプの貴婦人花組はこちらに登場します。
彼女たちは持久戦が予想されるグリーンタートルに向かうプレイヤーの支援を行います。


【2】“ヘブンジャスティス”に備える 難易度:4

“ヘブンジャスティス”は「悪意あるプレイヤーを排除する」ことを目的としていますが、
オープンフィールドダンジョンでの不意打ちや待ち伏せ、
クランメンバー一人だけをあえて殺さず瀕死にした上で釣り餌に使う、
と、盗賊ロールプレイしている者たちも真っ青なくらいに手段を選びません。
助けってもらった冒険者の証言では、クランは少数精鋭で、メンバー全員が衣装の色を白で統一しているとのことです。
また、クランリーダーと思しき者は“純白の鎧を纏った竜騎兵”であり、
深層の高難易度クエストでのみ契約できるドラゴン「八大竜王」の一体と契約しています。
上級者で構成されるPKクランも容易く葬っていることから、
ほえみ同様の古参プレイヤーであると推測されます。

ターゲットとなっているのはほえみであり、彼女はそれを薄々感じているため、
他の四獣イベント参加者とは距離を取っています。
しかし普段のスタンスからほえみの動揺を誘うためだけに、四獣討伐に参加している冒険者を巻き込む事も考えられるため、
サリーはそれとなく警戒要員を募っています。

ほえみへの「執行」を一旦諦めさせることが目的なため難易度は4ですが、
倒そうとした場合の難易度は遥かに高くなります。

こちらにはほえみ、サリーが登場します。


【3】TRIALでRWOの調査 難易度:3

特異者組織のTRIALで、RWOについて調べるパートです。
ゲームであると同時に異世界であるというRWOは、三千界を研究するTRIALにとっても興味の対象であり、
代表のリサと副代表のセシルをはじめ、多くの者がプレイしています。
ただし「RWOはRWOとしてエンジョイしてちょ」というリサの方針により、
TRIALでの人間関係は基本的にRWOに持ち込んでいません。
そのためリサはセシルのキャラを、セシルはリサのキャラを知りません。

RWOはゲームであり、各世界にある運営会社がデータの操作・復元ができるとされていますが、
リサはそこに不可解な動きを発見しています。
また、プレイヤーだけでなくNPCにもログイン情報が存在することも突き止めました。

ゲーム内のモニタリングは基本的にTRIALメンバーが行うため、
皆さんはTRIALの指示で指定の場所へ向かうこととなります。

皆さんが向かうのは、70層にある「水辺の村」です。
村は怪魚の脅威にさらされているという設定のシーエルフの村ですが、そこをレプリカントが荒らしているようです。
怪魚やレプリカントと戦闘を行ったり、
NPC(村人たち)の反応を窺ったり、といった行動を試みることが可能です。

なお、現実世界でアクションを掛けることも可能ですが、
RWOプレイヤーの個人情報の詮索や、ゲームのデータ操作といったことはできません。

こちらにはTRIALのNPCであるリサ、セシル、ジェシカが出ます。


それでは、皆様のご参加をお待ちしております。

【1】四獣撃滅を目指す

5

【2】“ヘブンジャスティス”に備える

4

【3】TRIALでRWOの調査

3