三千界のアバター

≪GOE≫黒獅子と“空”の王

リアクション公開中!

≪GOE≫黒獅子と“空”の王
基本情報

マスター:三千界のアバター運営チーム
ワールド:ガイア
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:3
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2018年02月13日公開!

シナリオガイド

揺れる帝国。漆黒の暴君が見つめるのは、何か。

シナリオ名:≪GOE≫黒獅子と“空”の王 / 担当マスター:三千界のアバター運営チーム


※※当シナリオは全体的に難易度が高めに設定されております。
シナリオガイド、およびマスターコメントをよくお読みの上、参加をご検討下さい。※※




“灰色の世界”ガイア。

この世界には、星導技術を発展させた七つの大国があります。
その中でも、ギアの発祥の地であるヴィクトリア連合王国と並ぶ星導技術保有国が、
ライン帝国です。

スカイシップを生んだアレクサンダー社を中心に、航空産業に強みを持っていることで知られていますが、
ここ数年はその技術の大部分を軍備の拡大に用いていました。
それを推し進めているのが若き皇帝レオンハルト一世です。
彼の即位後、国は大きく変わりました。
彼は国中にギアを行き渡らせ、国民が豊かな技術を享受できるようにしました。
しかしその一方で、自分にとって有益にならないものは徹底的に排除し、外交も強硬的な姿勢を貫いています。
また、汽人を重視し過ぎており、生身の軍人を冷遇してもいます。
そのため、国外から警戒されるだけでなく、国内でも不満を抱く者は少なくありませんでした。

そのような状況の中で、「反レオンハルト派」は密かに勢力を拡大していました――。

★ ★ ★


 ――首都グロースベル。

「先の汽人工廠襲撃・破壊を受け、軍は“敵”の最終目標が陛下だと判断。
 現在王宮の警備を強化しています。
 首都防衛隊の配置には一見不自然な部分はありません。
 “隙間なく”王宮を守るように展開されております」

「なるほど、実に分かりやすい。いい退屈凌ぎになりそうだ」

側近のレヒトの報告を受けたレオンハルト一世はにやりと笑いました。

「“ドッペル”を潜らせておきました。アレクサンダー社への依頼も済んでおります。
 軍の中で陛下を支持する者は魔物への対処のために北部、あるいは先日の軍事協力に基づきパダーニャに派遣。
 例の二人の回収にも成功したとのことです。
 これで陛下のお望み通り、国内には“陛下を嫌う軍人”しか残っておりません」
「ドッペルにはこう伝えておけ。『男は殺すな。女子供を徹底的に殺せ』と。
 男を殺したところで泣き喚くのは身内だけだが、女子供の死は無関係な者たちの同情も誘う。
 大した思い入れがなくとも、周囲に同調して“悪者”を糾弾するものだ」

それを“正義の味方”が駆逐する。人間よりも、統制のとれた汽人にこそ国民を守る力があるのだと。

「この国は余と、余の花嫁のものだ。ちゃんと綺麗にせねばな。
 くく、はは、ははははは!」

高笑いするレオンハルトの元へ、リンクがやってきました。

「陛下、大変ー。あの子、いなくなっちゃった」

悪びれることなく報告する彼女に、レヒトが剣を放ちます。

「見張っておけと伝えたはずよ?」
「ごめんごめん、お姉ちゃん。
 そんなわけでボク、捕まえに行こうと思うんだけど……あの子、すっごく強い力を持ってるんだよね、ね?」
 愉しそうなリンクを見て、レヒトは察しました。

「俺が行こう」

そう応じたのは、食客である桔梗院 恭耶です。

「彼女はアーカーシャを呼び覚ます鍵。それに、陛下には『クーデターへの対処』があるでしょう?」
「そうだな……余は貴様ら“兄妹”を買っている。任せるとしよう」

恭耶は刀型のギアを抜いて空間を断ち――姿を消しました。

★ ★ ★


――ライン帝国北部、北海沿岸。

「ツァウバーフローテ、起動」

アレクサンダー社の新製品である“魔笛”の音が響き渡り、帝国軍人、アレクサンダー社警備部門の社員、
そしてギルドの依頼を受けたウィザードたちがギアを構え、戦闘態勢に入ります。

「ここ最近、魔物が増えて不安がる者もいるが、我々としては実に僥倖。
 ふむ、笛の調子もなかなか良さそうだ。
 さて、掃除を始めましょうか、皆様」

アレクサンダー社、本社役員の一人であるハインツ・アレクサンダーが合図を送ります。
魔笛の音色につられ、魔物たちが集まってきました。
海から這い上がってきたサハギンや陸の魔狼といった小物は、圧倒的な武力で蹂躙されていきます。

しかし、変化は突然訪れました。

「何事だ?」

「哨戒中のスカイシップが一機撃墜されました。攻撃元は――」

ハインツが空を見上げると、そこには黒い犬を連れた狩猟者の集団がいました。
彼らの姿はどこかおぼろげですが、スカイシップや地上のウィザードめがけて攻撃を仕掛けてきます。

「ヴィルト・ヤークト……」

それはワイルドハントとも呼ばれる、伝承で語られる存在でした。
ハインツは怯えることなく機械式グラスで観察し、あることに気づきます。

「マナの流れが見える。幻術の類か、使役霊か……いずれにせよ、どこかに術者がいるはずだ。
 ウィザードに伝達。術者を探し、無力化せよと。
 舐められたものだ。“空の支配者”に、時代遅れの魔法で挑むなどとは……」

★ ★ ★


(あの歯車が飛んでる女は何を考えてるんでしょうか……)

M.G(メグ)は宮殿を抜け、物陰に隠れながら市街を移動していました。

(どうにかして、反レオンハルト派の指導者か、それに準じる人に会いませんとね。
 クーデターを起こしても無駄死にするだけだと伝えなければ)

★ ★ ★


「その情報は確かか?」
「はい。この写真の汽人が宮殿から出て行くのを目撃した、と」
「だが……証言者の女、瑞穂皇国からの特使だろう? なぜ陛下ではなく我々に知らせた?」

その頃、反レオンハルト派の軍人はメグの存在を知りました。

「連合王国、メトロポリスで汽人を破壊して回っていたという、危険な汽人。
 そして、陛下はそれを匿い、何かに利用しようとしている……」
「どうなさいますか、ベルガー将軍?」

問われた将軍は、逡巡し……決断しました。

「見つけ次第破壊しろ。だが、我々の優先事項は、あの黒獅子を玉座から引きずり下ろすことだ。
 それを忘れるな」

★ ★ ★


「さて、はるばる本社まで足を運んだわけだが……」

ブレイク・マグノリアの事を問い詰めるべくメトロポリス法人に赴いたキョウ・サワギでしたが、
あちらで門前払いを食らったため、然るべき手続きを経て彼の採用を決めたという本社へ直接乗り込みました。
しかし担当者が北部へ出張中とのことで、情報収集がてら帝国観光を行っていました。

「それにしても、妙に人が少ないね。
 軍人がこれだけ張って警戒しているのだから、当然か」

一般市民の姿はほとんどなく、いるのは帝国軍人です。
行政区としてのグロースベルは市内の治安維持をギルドに委託しており、軍とギルドのウィザードの間で連携が行われています。
ただ、現在はウィザードの多くは中心部からは外れた場所を任されていました。

「いわくありげな国だが……暇潰しの時間くらい、平和であって欲しいものだよ」

★ ★ ★


「予定では、春ちゃんらの方が早う着くんやけどなぁ……」

桔梗院 桜華瑞野 春緒の一行とは別ルートでライン帝国を目指していました。
しかし何かトラブルがあったのか、合流地点にはまだ到着していませんでした。
水元 環が桜華を見ました。

「……どうする?」
「そやなぁ」

不自然に光る遠くの空へと目を遣り、応じました。

「乗り込む前の準備運動、しよか。二人とも」

桜華は環と、もう一人の弟子であるトワイライトに微笑みかけました。


今、役者は旅の終着点――ライン帝国に集おうとしています。


担当マスターより

▼担当マスター:三千界のアバター運営チーム

マスターコメント

ガイアのトリガーシナリオ帝国編、『黒獅子と“空”の王』をお届けします。
当シナリオはトリガークエスト「ギアーズ・オブ・エタニティ」と深く関わっております。
参加をご検討の方は、先にトリガークエストをプレイしておくことを推奨します。

なお、≪GOE≫とついていますが、当シナリオは他のシリーズとは違い、定員75人、予約定員23人となります。

また、今後のガイアの展開に関わる重要なシナリオとなるため、

・当シナリオリリース時点でB級になっている方

には招待を発行させて頂いております。
※参加費用はお客様のご負担となります。


※参加報酬のアイテム「G.G依頼発注証明書」につきましては引き続き、
アクションを投稿した方1アカウントにつき1つ配布となっておりますのでご注意下さい。

当シナリオのマスタリングは、

・藤村 悠生

がメイン担当予定ですが、状況に応じて複数のGMでのマスタリングとなります。


▲このシナリオのシリーズにおける位置づけ

当シナリオの結果は、トリガークエスト21話のラストと繋がる予定です。
そして22話以降の展開に影響を与えます。
また、アクション次第ではグランドシナリオの状況にも大きな影響を与えることになるかもしれません。


★アバター死亡/停止
本シナリオでは、難易度を鑑みず無茶な行動をしたとき、勝てない敵と戦ったときなど特異者が死亡する、
あるいはアバターが機能停止に陥るケースがあります。
そうなった場合、一定期間アバターチェンジできなくなります。
ただ、アバターが死亡したことで別のアバターで再度参加したとしても、
過去の功績などが消えることはありません。
死亡の場合は「死んだと思っていたが、実は生きていた」扱いとなります。


★ライセンス停止/剥奪
ウィザードとして依頼を受けたにも関わらず、依頼内容に反する行動をとった場合、
ライセンス称号が使用停止となることがあります。
また、犯罪結社に与する、ギルドに敵対的な行動を取り、かつライセンスを所持している場合も同様です。
こちらは最悪剥奪となることもあります。
ライセンス停止/剥奪を受けると、ランクアップができなくなりますのでご注意下さい。


●基本的な状況

ヴィクトリア連合王国と並ぶ星導技術保有国、ライン帝国。
現在のレオンハルト一世の統治下に置かれて以後は軍拡と社会の汽化を推し進め、国を大きく発展させてきました。
また、技術の一部をパダーニャ王国に貸与し、フィードバックすることで「より洗練された」技術へと繋げてもいます。

その一方国自体はレオンハルトの独裁であり、若くカリスマに溢れる彼を心酔する者がいる一方、
「統治者として相応しくない」と不満を抱く者も少なくありません。
また、彼は異常ともいえる「汽人愛好者」であり、側近や王宮に置いている者のほとんどが女性型汽人という徹底ぶりです。
そして人間を軽んじており、それが今回のクーデターに繋がっています。

彼こそがメグを狙っていた張本人ですが、メグは王宮から逃走し、それを協力者である桔梗院 恭耶が追っています。
なお、リンクは性格が性格なため、勝手に動くこと必至です。
クーデター阻止を目指すメグですが、軍部には「メトロポリスで大事件を起こした汽人」と誤解されており、
このままでは危険な状態です。

その頃、帝国の北部では大規模な魔物の掃討戦が行われていましたが、
突如現れた「ヴィルト・ヤークト」によって苦戦を強いられています。

●PC情報とPL情報

・メグが帝国にいる事
・クーデターが起こる事
・桜華一行が気まぐれに北部に向かっている事

これらは全てPL情報であり、PCが知らないものとなります。

基本的にPCは、ギルドの依頼や観光、あるいは色々と曰くありげな帝国の調査に来ていた等々、
それぞれの目的で滞在しているところが起点となります。

当シナリオには、ワールドホライゾンの特異者に対し「共通する目的」は設定されていません。

そのため、いかにPCの視点に立って物事を捉え、
PLの知っている情報へ至る道筋を立てる事ができるかが重要となってきます。

※このように書いてますが、シナリオを楽しんでこそですのであまり気構えなくて大丈夫です。
ただし、迂闊な行動には相応の報いがあるかもしれませんので、その点はご覚悟下さい。


■各パートについて
アクションパート別の注意事項は以下のようになります。
アクションパートを跨いだアクション、グループアクションはダブルアクションとなり不採用となる場合がございます。ご注意ください。

今回、活動場所は大まかに「北部」と「グロースベル」に分かれます。
【3】は唯一目的が明記されたパートですが、選択される場合は説明をよく読んだ上でご選択下さい。


【1】ライン帝国北部 難易度:7

ウィザードとして依頼を受け、魔物の掃討に参加している、というのが基本となります。
魔物自体の数は多いものの、特異者とライン帝国の戦力を合わせると怪我人の一人すら出ない程度です。
しかしヴィルト・ヤークト(ワイルドハント)出現により、微かに動揺している者もいます。
ヴィルト・ヤークトはマナの塊のようなものであり、倒しても一定時間すれば復活する上に、
飲まれると意識を奪われ、「軍勢の一員」として使役されるという恐ろしいものです。
近くには森があり、術の規模の大きさから術者はそう遠く離れていないと推測され、そこに潜んでいると思われます。
術者の正体は現時点では不明です。
何やら魔女狩りの名目で捕らえられた魔女や魔法使いが、
帝国と一触即発の状態であるモスコヴィア連邦に送られていたようですが……。


【2】グロースベル 難易度:8

クーデターが起こる前に滞在していた、というのが基本となります。
難易度の高さは「NG行動の存在」に起因します。
厳戒体制下のため、いかに協力態勢にあるウィザードといえど、
不審な動きをすれば軍や「防衛設備」から即攻撃されかねません。

クーデターそのものはどうしても起こってしまいますが、
立ち回り次第でレオンハルトの思惑を潰せる余地はあります。
なお、あくまで帝国の様子見だけが目的であれば、行動そのものはクーデター前に終わることになります。
その場合の難易度はぐっと下がります。
キョウ・サワギは平和に過ごしたいと言ってますが、残念ながら叶いません。

戦闘が起こり得るのは、クーデター勃発後です。
このクーデターが成功する目はまったくありませんが、ある程度王宮への突入目処が立つまで、
レオンハルトは手持ちの戦力を動かしません。

メグとの接触を図るのもこのパートとなります。
また、接触する場合は恭耶やリンクもくっついてくる可能性があります。
恭耶のアバターはピースメーカーのようですが、厄介なギアを持っています。


【3】レオンハルトの打倒 難易度:10

クーデターの機に乗じて、レオンハルト打倒を狙います。
ただし常に側近のレヒトがついている他、彼女の指揮下にある女性型汽人が複数王宮内にいるため、
玉座の間へ辿り着くのは非常に困難です。
ただし、王宮への侵入だけならそこまで難しくありません。
幼少期のレオンハルトには今のような汽人愛好者、暴君となる兆しはまるでなかったようですが、
一定の空白期間の後、少し雰囲気が変わったといいます。

何やら皇帝や帝国の過去に秘密があるようですが、
それが後にレオンハルトを倒すための手がかりとなるかもしれません。



変えられるもの、変えられないもの。当シナリオにはその両方があります。
しかし、結果が失敗に見えても、後に何らかの形で影響が及ぶということはあり得ます。

それでは皆様のご参加をお待ちしております。


【2018年2月6日19:00 変更】リアクションの公開予定日を『2018年2月13日(火)』へ変更させていただきました。
ご参加頂いたお客様にはお待たせしてしまい大変申し訳ございませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。

【1】ライン帝国北部

7

【2】グロースベル

8

【3】レオンハルトの打倒

10