三千界のアバター

≪GOE2≫烈火の戦士と聖華の騎士・前編

リアクション公開中!

≪GOE2≫烈火の戦士と聖華の騎士・前編
基本情報

マスター:三千界のアバター運営チーム
ワールド:ガイア
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2017年12月14日公開!

シナリオガイド

《教会》と《炎》。二つの戦いが向かう先は――

シナリオ名:≪GOE2≫烈火の戦士と聖華の騎士・前編 / 担当マスター:三千界のアバター運営チーム



「これより、魔物の討伐に参りますっ!」

 パダーニャ王国――首都ロンバルディアより離れた某所にて、少女の澄んだ声が響きました。
 魔物討伐を指揮する者としては随分と気の抜けた雰囲気の少女でしたが、周囲を取り巻く者達は真逆と言っても過言ではありません。
 引き締まった体躯を包む、鈍く光る重厚な甲冑姿。精鋭の騎士達と称するに相応しい者達です。

「…………フィオーレ。ちょっと……軽装過ぎないかな?」

 ふんふんと鼻歌交じりな首領と思しき少女――フィオーレ。その名を呼ばれた彼女は、怪訝な表情で言葉を発した少女へ一歩迫ります。
 そして甲冑の奥に隠された瞳を覗き込むようにして、辟易とした溜息を吐くのでした。

「キアーラちゃん? 残念ながら私は《教会》の甲冑を持っていないのですよ!」
「あ……そだね」

 キアーラは伝わらない真意に、小さな金属音と共に肩を落とします。
 そんなやり取りを横目に見ていた老練の男が、豪快に笑うと顔当てを上げました。

「キアーラよ。甲冑を纏わねば《教会》騎士団と言うこともあるまい」
「そうだけど……ロベール翁」
「そもそもユーグの娘は我々の監視役じゃ。援軍の協力者達もおる、案ずることはあるまい」

 携える巨斧を示し、豪胆に口角を上げる騎士――ロベール。
 民を苦しめる暴虐の魔物討伐。
 それは悪しき魔物を狩り善行を積む《教会》の本来あるべき姿でした。
 更に今回はかつての戦いにより協力者――即ち特異者達にも援護を要請。通常の魔物討伐としては、万全に尽きる状態です。

「しかしよぉ、今や落ち目の《教会》がこんな魔物狩りしたところで……名誉回復にはならんだろうよ」

 和やかなやり取りの中で突如、取り巻きを努める騎士の一人が、歩を進めながら発案者であるフィオーレへと兜を傾けます。
 現実問題で言えば様々な事情から時代に沈む《教会》の情勢は、確かに変わらないでしょう。
 そう考えればこの魔物討伐もどこかちっぽけに感じてしまうのも、ごく自然なことだったかもしれません。
 しかしフィオーレは、その穏やかな瞳に薄っすらと怒気を浮かべました。

「確かに名誉回復にはならないかもしれませんね」

 彼女に内包する騎士団長(父親)の血が、周囲の騎士達へ纏わりつくように。
 まさに一瞬の内に、沈黙へと誘いました。

「でも――無意味ではありませんよ」

 そして普段と同じように、柔らかくも颯爽とした足取りで前に進むフィオーレ。
 そんな彼女に、騎士達は己の武装を確かに握り直し、続くのでした。
 一同甲冑が擦れる金属音をかき鳴らし、ロンバルディアからほどなく離れた、目的の現場を目前に控えた時のことです。
 そこには、行路の安全を脅かす野犬のような魔物がいるはずでした。

 ――――しかし。

 誰ともなく、驚愕の声を漏らします。
 その視線の向こう側にいたのは、一介の魔物ではありませんでした。
 巨大な四肢を大地へ沈め、獰猛な二つの瞳に殺気を宿らせる、まさに怪物。
 周囲に衝撃波を届かせる咆哮が、騎士団を貫くように放たれます。それは事を穏便に済ませることは決してないと言う合図のようでした。

「まさか……べ、ベヒーモス……!? なんで……!?」
「四の五の言っておる暇はないぞ……!! ――来る!!」

 キアーラとロベールは、フィオーレを庇うように構えます。
 ベヒーモスは最近になって確認された大型の魔物であり、軍も辺境の廃村に撃退するのがやっとだったと言います。
 それがどうしてこんな場所に。
 そんな疑問を浮かべる暇もなく、《教会》騎士団と魔物との死闘が幕を開けたのでした。


■□■□


「なんで俺だけ残されるんだよ……あのヤロー」

 一方その頃、烈火の如き男――フーリアが一人ロンバルディアの地を踏み鳴らしていました。
 彼が苛立ちを隠せない原因はただ一つ、フィオーレ達が赴いた魔物討伐に一人外されたことです。
 憂さ晴らしにギルドで何か依頼でも請け負おうとしていた、その矢先のことでした。
 不穏な影が二つ。
 彼の背に迫っていました。

(…………つけてやがる、か)

 フーリアは鋭い眼光を光らせつつも、何食わぬ顔で歩を進めます。
 向かう先をギルドから町の外へと変え、人気のない場所で迎撃を試みる彼でしたが――
 凄まじい衝撃波がその背目掛けて迸ったのです。

「……馬鹿なッ!?」

 反射的に腰に据えた剣を引き抜いた彼は、それを相殺。
 白昼堂々の暴挙に出た二つの影に視線を定めます。
 そこには、かつてのフィオーレ襲撃事件より敵兵として凶刃を向ける兵士、バルメとアンドレアの姿がありました。

「どもっス」
「こんなところで戦闘なんてしないとか、思っちゃったか?」

 言い終えぬ内に、アンドレアは背に備えていた機関銃を構えると、所構わず乱射を始めます。
 制止の言葉も発せないまま、無数の弾痕が周囲の建物に亀裂を走らせ、人々を阿鼻叫喚の地獄に叩き落しました。

「おらーー!! 早くしないと住民に負傷者出ちまうぞーー!!」
「気が進まないけど……仕方ないっスね!!」

 次いでバルメが周囲の住民目掛け、重力を伴う閃光を轟かせます。
 応じてフーリアがそれを庇う形で弾き返します。

「……クソヤローどもがッッ!!」

 フーリアが刀身を炎を滾らせ、一歩踏み込もうとします。
 しかしながら、それは彼の肩を掴んだ女の手によって阻まれたのです。
 そして振り返るその視界の端に、彼と同じ炎を宿したかのような揺れる長髪が映りました。

「落ち着きなさい、野獣さん」
「何しやが……ッ……――クロエ!?」

 憤怒の相を浮かべるフーリアではあったものの、女――クロエの姿を目に留めた彼は表情に一滴の冷静さを宿らせます。
 彼女はかつての襲撃戦で彼らを助けた特異者の一人。
 故に猛獣の如きフーリアも、僅かながら踏みとどまることができたのでした。

「よくよく縁があるものね。――さて、今回はまた最悪の状況ね」
「……ああ、住民に被害が及ぶのはまずい」
「本当に性格の悪い手段ね。増援は呼ぶわ、住民は任せなさい!」

 矢継ぎ早に言葉を並べたクロエは、踵を返してギルド――そして特異者達の元へと駆けていきました。
 それを見るやバルメが眉間を寄せて手を掲げます。

「さぁて、やるっスよ!!」

 合図を皮切りに――物陰に潜んでいた兵士達が、住民目掛け凶刃を向けていったのでした。
 
担当マスターより

▼担当マスター:三千界のアバター運営チーム

マスターコメント

ガイア第二部トリガーシナリオ、第二弾です!
ガイアでは引き続き世界の各都市を舞台に、それぞれ異なるストーリーが展開されます。

同日に公開されている「≪GOE2≫地よりとぶもの、空をおりるもの・前編」に予約・抽選参加している場合
こちらのシナリオは参加できませんのでご注意下さい。
ただし追加参加になった場合はその限りではありません。


シナリオガイドをご覧いただきまして誠にありがとうございます。 
パダーニャを担当させていただきます、砂糖しろくろです。
一時の平穏を経て、《教会》の復興に立ち上がったフィオーレと日常に戻ろうとするフーリア。
しかし市街区で仕掛けていたバルメ&アンドレアと、何故か手負いの凶悪な魔物ベヒーモスがそれぞれの行く手を阻みます。
不可解さを帯びつつも、否応なく戦闘は始まりました。この戦いが一連の事件への決着に向かっていくのか。
今回はフィオーレとフーリア、それぞれの戦いから物語の幕が上がります。


以下、注意事項となります。


★報酬について
シナリオに参加すると、

EXP:3600
G:1800
社会性:1

を獲得できます。
※LCを参加させている場合、LCも同じ報酬を受け取ることができます。
※社会性は獲得できませんが、
フェローを参加させるとMC・LCの報酬社会性が+1されます。
(フェローを何名参加させても+1となります)
アイテム「G.G依頼発注証明書」につきましてはアクション締切後、1アカウントにつき1つ配布させて頂きます。
入手数が変更となっておりますのでご注意下さい。


★アクションについて
シナリオに参加した後、自分の行動に合わせて「アクションパート」のいずれかを選択してください。
自分の行動したい物がない場合でも、活動場所が近い物を選択してください。

アクションパートはクエストと同様の難易度が設定されていますが、
シナリオではアクションによって難易度の差を埋める、
あるいは戦闘能力に左右されない行動をとることも可能です。

具体的なアクションの書き方が分からない方は、プレイガイドをご覧ください。


★アバター死亡/停止
本シナリオでは、難易度を鑑みず無茶な行動をしたとき、勝てない敵と戦ったときなど特異者が死亡する、
あるいはアバターが機能停止に陥るケースがあります

そうなった場合、一定期間アバターチェンジできなくなります。
ただ、アバターが死亡したことで別のアバターで再度参加したとしても、
過去の功績などが消えることはありません。
死亡の場合は「死んだと思っていたが、実は生きていた」扱いとなります。


●現状の概要とこれまでのあらすじ

彼らの物語に初めて特異者達が関わったのは、フィオーレと呼ばれる少女が何者かに襲撃されたことが発端です。
特異者達が襲撃集団を退けると、彼女の護衛を買って出ていた友人フーリアが敵の本拠地に向かいます。
しかしそれは罠であり、フィオーレ襲撃事件は、彼を捕えるためのものであったことが判明しました。
どうやらフーリアは強大な力を秘めているようですが……? 本人から自身が何者なのか、その真実が語られたことは現状ありません。

その背景には汽化に反目し歴史の陰に沈んだ《教会》と呼ばれる組織がありました。
《教会》騎士団を操ることでフーリア奪取を目論んだ黒幕――オーディオ。
彼は現在バルメやアンドレアを始めとする敵の残党と共に逃亡を計っていましたが、今回の街中でのフーリア襲撃と言う暴挙に出ました。
そして一方では歴史の陰に沈むことで、黒い感情が渦巻いてしまっていた《教会》。
その立て直しのために元騎士団長の娘であるフィオーレが、敵の手から復帰した親友キアーラと共に、本来の役目である魔物討伐を行っていました。
情報では野犬のような魔物が行路の安全を脅かしているとのことでしたが、ベヒーモスと呼ばれる強大な魔物と対峙することになったのでした。

特異者達はギルド(またはフィオーレかクロエ)より依頼を受け、彼らだけでは手に負えない戦闘の解決を行うこととなります。


■アクションパートについて

【1】魔物討伐 難易度:6
最近になって確認された大型の魔物、ベヒーモスを討伐することが今回の目的となります。
巨大な牛のような風貌が特徴の魔物で、口裂の両端に生えた堅牢な牙を用いた攻撃には注意が必要です。
何故かは不明ですが手負いで興奮状態にあるため、軍がようやく追い払った記録と比較しても非常に凶暴な状態にあります。
また、直線状に轟く咆哮は一時的に動きを鈍らせる効果も備えています。それらの連続攻撃に耐え得る防御が求められるかもしれません。
魔物討伐に長けた《教会》騎士団内でもこれと言った弱点のない種族として知られており、防御と攻撃隊を分けたバランスの良い戦術で攻めることを推奨しています。
受けている傷も興奮状態にさせるために仕掛けたと思しきもので、そこを突くには少々浅いと考えられます。

その他周囲には本来討伐目的であった、凶暴な野犬のような魔物が群れを成しています。
これらはベヒーモスほどの能力はありませんが、素早い集団攻撃に注意が必要です。
行路であるためベヒーモス討伐が最優先依頼となりますが、本来の目的を果たすためにも退治をしておくと良いかもしれません。

※こちらのパートでは、味方としてフィオーレや彼女の親友であるキアーラをはじめとする《教会》騎士団が参戦します。


【2】バルメ&アンドレア迎撃 難易度:6
街中で突如としてフーリアへ襲い掛かったバルメ&アンドレアの制圧が目的となります。
フィオーレ襲撃事件当初より特異者達と刃を交えていた彼女らですが、実力を隠しているような節がありました。
バルメの「気が進まない」と言った発言から、何か裏があるようですが……。

バルメは双剣から長剣へと可変するギアを武器に、重力波を駆使した戦法を得意としています。
長剣にした際の火力は凄まじいですが、初めての交戦で見られたように支援を得意とするタイプの戦士です。
対してアンドレアは猪突猛進、機関銃のような大型のギアを駆使した広範囲かつ破壊力に優れた力を有しています。
前回交戦時のように狭いエリアでの必中攻撃の可能性が低い反面、町そのものが人質のような状態です。
高火力の一撃を確実に当てるべく、バルメが多彩な攻撃で援護する形が予想されます。

※こちらのパートでは、味方としてフィオーレの護衛フーリアが参戦します。


【3】住民の警護 難易度:3
敵兵から住民を守ることが目的のパートです。
フーリアは罪もない民が戦いに巻き込まれることを危惧しており、本来の実力を発揮できていません。
彼を援護する意味でも、住民を避難させる必要があるかもしれません。

敵は様々な近・遠距離に特化する様々な武装を有し、徹底し住民を狙っています。
襲撃地点がロンバルディアのメインストリートであることから、それなりの人通りです。
更に先日起こった一件から、住民の軍への信頼は著しく低下しています。
だからこそ非常に大きな混乱が巻き起こっているため、避難誘導も一筋縄ではいかない可能性があります。

クロエの他、巡回中のパダーニャ王国軍の兵士数名が現場を目撃しています。
それによりこちらのパートは一定時間防衛に成功すれば、兵士が要請した援軍到着による援護を受けることが可能です。

※こちらのパートでは、味方として特異者クロエが参戦します。


魔物討伐

6

バルメ&アンドレア迎撃

6

住民の警護

3