クリエイティブRPG

ユーラメリカ

激闘! ダイナソアブロイラー! 後編

リアクション公開中!

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激闘! ダイナソアブロイラー! 後編
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:ユーラメリカ
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2016年09月30日公開!

シナリオガイド

たった一人を救うために……駆け抜けろヒーロー!

シナリオ名:激闘! ダイナソアブロイラー! 後編 / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム



ヒーロー連盟(ソサエティー)本部ビル、市長室。

デルタシティに対するダイナソアブロイラーの攻撃を退けて
今日までブロイラーの調査を命じていた
アイゼン・ハワード市長の手元にはブロイラーの情報が集まっていました。
資料を次々と確認し、アイゼンは頷きます。

「ok……これならいけるわネ!」

□□□

アイゼンは前回のブロイラーとの戦いの当事者である
アレクサンドロス・ルートヴィッヒ、ハンマーポップン、フリーデンを呼び
現在のブロイラーの状況を説明します。

「じゃあリィラを助けにいけるの?」

「of course! ただ、表向きに全ヒーローを動員はできないワ……」

「け、結局いけないってこと!?」

食い付くハンマーポップンを制し
アイゼンが話を続けます。

「デルタシティの防備もあるから、それはわかって。
 だから今回は精鋭だけで行くのヨ」

「それってつまり……
 敵の本拠地に少数で乗り込むってこと、だよね?」

アイゼンは静かに頷きます。

「他のヒーローも戦ってくれていた前回とは数的な不利があるワ。
 今度は敵の本拠地で戦うことにもなる。地の利は向こうにある。
 かなり厳しい戦いが予想される……それでもいいかしら?」

厳しい戦いを予見しハンマーポップンは即答しません。
代わりにフリーデンが口を開きました。

「逆に考えればいい。
 こちらが相手を戦闘不能にし続ければ数の利はこちらに出てくる」

「それ逆じゃないよね!? ……でも、そうか。
 とにかく敵を倒さなきゃだもんね。……やるよ。
 リィラを救えるのなら、ブロイラーの1つや2つ壊滅させるよ!」

「……決まりだな」

フリーデン、ハンマーポップンの快諾を見て
アレクがハルバードを軽々と持ち上げて市長室を後にしようとします。

「stop! こっちは少数精鋭で挑むと言ったでショウ?
 あなた達もより強くなるわヨ! レッツゴー!」

そう言われ、三人はアイゼンに引きづられていきました。

■■■

ダイナソアブロイラーの本拠地、巨大浮遊母艦内。

「さて、よろしくお願いしますねぇ?」

デイノニクスは、捕らわれ身動きが取れないリィラ・オットー
食材を出すように催促していました。

「……」

「……黙ってたらわかりませんねぇ!」

デイノニクスの鋭い爪が一閃し、
リィラの衣服の一部と肌を傷つけます。

「……っ」

「やめろ、デイノニクス」

一緒にいた三恐衆のトリケラトプスがデイノニクスを止めます。

「……ちっ。まあいいです。
 どうせあなたは死ぬまで、ここで力を使い続けるだけなんですからねぇ!」

(……私が……我慢……すれば、いい)

デイノニクスの高らかな笑いが響く中
リィラは自分の本当の心を押し殺して
ひたすらに耐えるのでした。

■■■

本部ビル、地下開発室。
本部の中でも機密情報が多いこの場所に引きづられて来た三人は
それぞれ新しい装備を装着していました。

「前回、本拠地から持ち帰ってくれた情報を元に
 皆にあった改修をしたワ」

「……ヤツラの力というのが気に食わないが、
 強くなれるのならそれも甘んじて許そう」

ガラりと外見が変わったアレクは
新スーツを確かめるように各種部位を稼動させます。
フリーデンはアレクが使っていたハルバードを改修したものを
ハンマーポップンはリィラが落としたペンダントを改修したものを身に着けていました。
三人が新装備を確かめていると
アイゼンが神妙な顔で話し出しました。

「リィラの能力は連盟でも把握していたワ。
 だからブロイラーに発見されないようにしていたノ。
 でなければ彼女は一生ブロイラーに狙われることになる……そう思ってネ」

「だがどうして今このタイミングで見つかったんだ?」

「……デスクライムか」

フリーデンの疑問を他所に
アレクはデスクライム仕業であると呟きます。

「yes。最近デスクライムは活発化し始めているワ。
 恐らくブロイラーを利用してデルタシティを壊滅させるつもりヨ」

「デスクライム……許せない!」

「……このままブロイラーにリィラが捕らわれたままなら
 長年ブロイラーを悩ませていた食料事情は解決。
 ブロイラーは成長を遂げ、更なる被害拡大が予想される」

熱くなるハンマーポップンとは対照的に
アレクは冷静に状況を分析します。
アイゼンが何も言わないのは、その分析が間違っていないことを意味していました。

「デスクライムは、私たちがリィラを助けに向かい消耗することも計算済みのはず。
 正直、このまま乗り込めばデスクライムの思う壺ヨ。それでも……!

 たった一人の少女すら救えなくて何がヒーローか!!」

力強いアイゼンの言葉が地下開発室に響きました。

「だからお願い。ブロイラーを倒し、リィラを救って」

アイゼンは深々と頭を下げました。

「当たり前だ! 食料を永遠に賄える力、そんな重要戦力を失うわけにはいかない!」

「……えっ?
 フ、フリーデンってリィラがかわいそうだからって協力してくれたんじゃないの?」

「そうだ。貴重な戦力として活躍もできぬまま敵の捕虜になるとは惨めすぎる」

「そういうことだったの!? ……何か力抜けちゃったよ」

フリーデンの真意を知ったハンマーポップンは驚きますが
それが代えって入りすぎていた力を抜いてくれます。

「……呆れたやつだ。こんなヤツに殴られるとは。
 まあいい。そのせいで強くなれたんだから」

「great! 一致団結ってやつネ!
 それじゃ精鋭ヒーローたち、出動よ!」

アイゼンはすぐさま、
ワールドホライゾンにも連絡を取り協力を求めました。

■■■

ダイナソアブロイラーの本拠地、要塞内。

「あの女の処遇を改善したほうがいいだと?」

ダイナソアブロイラーの長、
メガトンボンブに進言をしたのはトリケラトプスです。

「あのままじゃ少女は力を使いません。
 非効率です。せめてもう少しまともな部屋に……」

「ふざけるな。家畜風情に部屋など必要ない。
 死なない程度で良い。使えなくなったら少量の食料として使え」

「ですが……」

トリケラトプスが続けようとしますが
それを遮るようにギガントサウルスが現れました。

「デルタシティで動きがあったとデスクライムから連絡があったぜ」

「……愚かだな。たかが一人のために我が本拠地へ来るとは。
 良いだろう。全兵に通達しろ、ヒーローは皆殺しだ、とな」

「おう」

メガトンボンブがギガントサウルスにそう命じました。

「ほれ行くぞ、クソ真面目トプス野郎」

「言われなくても行く、黙っていろ」

トリケラトプスの言葉に
舌打ちをしたギガントサウルスは、傷ついた瞼をなぞります。

「……全員殺す。俺を傷つけたこと、死んで後悔させてやるよ」

ギガントサウルスは殺意を隠そうともせず呟きました。

たった一人の少女を救うため
筆舌に尽くしがたいであろう激闘が、今始まろうとしていました――。

担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

ユーラメリカのトリガーシナリオ
『激闘! ダイナソアブロイラー! 後編』をお届けします。

本シナリオは定員150人、予約定員45人となります。
またアクション締切は9月9日の10:30までとなっており、
通常のトリガーシナリオよりも長めとなっています。

本シナリオは「ヒーローランキング」の対象シナリオになります。
本シナリオで活躍した方には『ヒーロー功績』が贈られ
ランキングの階級アップ対象となります。
なおevilでないにもかかわらず悪事を働くなどした場合、降格する場合がありますのでご注意ください。

詳しくは、コチラをご確認ください。

★アバター死亡/停止
本シナリオでは、難易度を鑑みず無茶な行動をしたとき、勝てない敵と戦ったときなど特異者が死亡する、あるいはアバターが機能停止に陥るケースがあります。
そうなった場合、その時のメインアバターが機能停止に陥り
一定期間アバターチェンジができなくなります。
ただ、アバターが死亡あるいは停止したことで別のアバターで再度参加したとしても、
過去の功績などが消えることはありません。
死亡の場合は「死んだと思っていたが、実は生きていた」扱いとなります。

■基本的な状況
前回のダイナソアブロイラーとの戦いから
様々なデータを揃えたデルタシティ側はブロイラーの本拠地へ乗り込み、
ブロイラーを倒して、巨大母艦内にいあるリィラを助け出そうとしています。

ですが、全てのヒーローを動員するわけもいかず
少数精鋭で乗り込むことになるため
かなり厳しい戦闘が予想されています。

敵も多数存在している上に
今回はブロイラーの強敵『三恐衆』である
トリケラトプス。ギガントサウルス、デイノニクスがいます。
更には敵の親玉であるメガトンボンブもいます。

この厳しい戦いを少しでも払拭するため、
収集したブロイラーのデータを活かし
アレクたち三人は強化スーツや装備をもって
特異者たちと共にブロイラーの本拠地へと向かいます。

■各パートの詳細

【1】本拠地中央で陽動をする 難易度4~
ブロイラーの本拠地前で陽動を行います。
陽動がなければメガトンボンブなどがいる巨大要塞内や
リィラが捕らわれている巨大母艦内に多数の敵がいるままになります。
それを打開するために陽動をして多数の敵を引き寄せることが必要になります。

開けた場所での戦いになり
今回も大量の怪人、巨大生物、ミュータントが登場しますが
敵の本拠地での大立ち回りのため常に囲まれた状態です。
四方八方が敵であるということに留意し、長時間の戦いに備えてください。

またこちらにはギガントサウルスが登場します。
前回やられたことで特異者の認識を
“餌”から“敵”としており、以前あった慢心、油断の類はありません。
いつも装備している武装は全て外しており
攻撃方法は至ってシンプルな白兵戦に変わっています。
元々ギガントは白兵戦に長けていることもあり
巨体からは想像も付かない俊敏さと、抜群の戦闘センスで距離を問わず戦闘が可能です。

ただ、前回の傷が完全には癒えてないこともあるので
戦闘力自体は通常よりも落ちています。

本パートが成功した場合
他のパートに登場するブロイラーの戦闘員の数が少なくなります。

【2】リィラを助ける 難易度5
巨大浮遊母艦に捕らえられているリィラを助けます。
浮遊母艦は前回の攻撃により反撃することができないので
陽動が成功していれば簡単に乗り込むことができます。

浮遊母艦内は入り組んだ迷路のようになっています。
そのため多数ある通路を確認しつつ
どこかにいるリィラを探し出す必要があります。

そのため、本パートで活動する方には
リィラが持っていたベンダントを模倣した通信デバイスが貸し出されます。
これには通信機能、自動マッピング機能、マッピング情報を共有してくれる機能がついています。

ただし、浮遊母艦内にはデイノニクスがいます。
正面から戦わず、迷路を活かして闇討ちやだまし討ちを仕掛けてきます。
また特異者とリィラの距離が近くなると、照明を落とす妨害をしてきます。
そのため暗闇での活動を余儀なくされます。
またデイノニクスが私的に作り上げた戦闘部隊も存在しているため
戦闘する準備は整えておいた方がよいでしょう。

このパートにはハンマーポップンが登場します。

【3】要塞を爆破する 難易度6
要塞がある限りブロイラーたちはまた戦闘の準備を整え
何度でもリィラを攫いに来るため
ブロイラーの本拠地にある要塞を爆破します。

要塞を全て爆破するための火薬を持ち運ぶのが難しいため
このパートで活動される方には
ウィルスが仕込まれたカードスロット型のデバイスが貸し出されます。
これを情報統括室のコンピュータに挿すことで
ウィルスがコンピュータに侵入します。
ただしウィルスが侵入するまで少々時間を要するため、挿した後も油断は禁物です。

情報統括室は三恐衆の一人、トリケラトプスが防御を固めております。
他の二人と比べてもずば抜けた耐久力を有しており
中途半端な攻撃はまったく効かず、その隙を突いて手痛い一撃をもらうこともあります。
素早くはありませんが瞬発力は高いため油断はできません。

また頭には無骨で巨大な角が一対あります。
これと瞬発力を生かした、恐るべき速さの突進をしてきます。
連続で行う場合、フェイクを入れてくる場合もあります。

なお、リィラの処遇について快く思っておらず
ブロイラーたちのやり方に疑問を持ち始めています。
ですので唯一、話を聞いてくれる可能性があります

このパートにはフリーデンが登場します。

【4】メガトンボンブを倒す 難易度7
ブロイラーを統べるメガトンボンブを倒します。
メガトンボンブがいる場所は
装置を使って人工的にジュラ紀にあったような密林を再現され、
意図的に木々や植物が風に揺れたりなどするような様々な設定がされています。
また辺りには兵器が隠されているようで
メガトンボンブはこちらを使い、あらゆる兵器での攻撃が予想されます。

メガトンボンブは体長30メートル程の超巨大なティラノサウルスです。
通常は冷静で頭の切れる司令官のような側面もありますが
基本的には恐竜のような荒々しさを持っています。
三恐衆を全員相手取ったとしても勝てるほどの強さを持っています。

非常に完成度の高い光学迷彩装置を装着しており
密林に溶け込むようにして姿を消しています。
更に足音なども出ないよう消音装置をつけています。
これを無効化するためにはそれぞれ装置を破壊する必要があります。

またその巨躯を利用した『メテオクラッシュ』という技を使用してきます。
状況に応じて、頭、両足、体全体など使用してくる部位を使い分けてきます。
いづれも広範囲への強力な攻撃となります。
他にも攻撃手段があるようですがどのような攻撃をしてくるは未知数です。

このパートにはアレクサンドロスが登場します。

【1】本拠地中央で陽動をする 【現在のMC参加人数:59】

4

【2】リィラを助ける 【現在のMC参加人数:35】

5

【3】要塞を爆破する 【現在のMC参加人数:34】

6

【4】メガトンボンブを倒す 【現在のMC参加人数:22】

7