神判の世界セフィロトのトリガーシナリオ第四弾
『“魔神”覚醒』をお送りします。
セフィロトのトリガーシナリオは
基本的には
1本ごとに独立した内容となります。
各シナリオで世界の行末を左右する
聖遺物の争奪戦が行われ、
聖遺物がどの勢力に渡ったかがクライマックスの
グランドシナリオに大きく影響します。
またこのシナリオで聖遺物を手に入れるのに大きく貢献したPC様には
グランドシナリオで特別な展開がご用意される場合もございます。
各シナリオ、単体でも楽しめますので、ぜひご参加ください。
また、当シナリオはクエスト
「錬金術師の工房」と
「悪魔に魅入られし者」の内容を踏まえたものとなっていますが、最低限の情報は本ガイドに書かれておりますので、該当クエストをプレイしていなくても問題ありません。
また、セフィロトの世界設定についてより詳しく知りたい方は
ワールドガイドや
特設ページなどもご覧頂ければ幸いです。
以下、今回のシナリオについて説明します。
■基本的な状況
イーストキャピタル第4区の西部は神判直後に大量の魔族が発生したことで封鎖され、人体に有害な対魔兵器が使用された地域であり、現在も危険地帯とされています。
地上部分に錬金建築が存在せず、未だに東都時代の高層ビル群が廃墟となって残っていますが、魔獣や主を持たない屍鬼が跋扈しており、魔人や吸血鬼すらほとんど近づこうとしません。
ですが魔人教団ソロモン派はその状況を利用し、この地域一帯を使って大規模な錬成陣を構築していました。
第4区西部への出入りは教会によって制限されているものの、彼らの活動を許してしまっていたのは、エマヌエル二世の即位を快く思わない反教王派が手を回していたためであると推測されています。
十二聖遺物の一つである聖骸布(ホーリーシュラウド)は、アダム・カドモンの遺体を包んだとされる布であり、神人の血が染み込んでいると伝えられています。
ソロモン派はこの聖骸布の力を使い、高位悪魔の憑依に耐えうる“容れ物”を作ろうとしています。
長らく行方不明となっていた聖骸布ですが、ラウラという女吸血鬼が入手していました。
しかし彼女は流血帝国から追われる身であり、聖遺物ともども吸血騎士に狙われています。
アクションパート別の注意事項は以下のようになります。
【1】ゴーレムと戦う 難易度:2
エマヌエル祓魔学院講師ヨシュア・レヴィと共に、敵の錬金術師が操るアイアンゴーレムと戦うパートとなります。
このゴーレムは第4区の警備要員も担っていると見られ、東西の境界線上から旧都庁ビルに至るルートに多数配備されています。
ソロモン派に“教授”と呼ばれているゴーレムの使い手はセフィロト教会の動向をほとんど完璧に把握しており、レヴィは枢機卿クラスの人物か、あるいはバックに持つ者であると推測しています。
正体を知られる事を避けようとしており、第4区西部に術式を張り巡らせ、ゴーレムも半自動化しています。
しかし術者自体の魔力が必要であるため、第4区のどこかにいる事は間違いないようです。
ゴーレム自体はさほど強くありませんが、術式を解除しない限り何度も復活するため、錬金術師がどこかに刻んだ「術式刻印」を削る必要があります。
このパートには、レヴィ(と彼の助手)が登場します。
【2】祓魔師・錬金術師の救出 難易度:3
吸血鬼ラウラに敗れ、旧都庁ビルから宙吊りにされている教会の祓魔師・錬金術師を救出するパートとなります。
彼らはソロモン派が行おうとしている「悪魔召喚」の魔力源、そして吸血鬼であるラウラの「非常食」として生かされている状態です。
いずれも教会の中堅どころではありますが、現在は自由を奪われており、自力では脱出できない状態となっております。
その中には司祭の地位にある者もいますが、レヴィは彼らの中に内通者が紛れていると睨んでいます。
旧都庁ビルは魔人教団ソロモン派のアジトとなっていますが、魔獣と屍鬼の巣窟でもあり、そちらの対処も重要となります(この魔獣・屍鬼は共にソロモン派の指揮下にはありません)
このパートから、異端審問官であるヨハンナが合流します。
【3】ソロモン派を止める 難易度:4
旧都庁ビルの展望デッキで行われようとしている、「“魔神”降誕」の儀式を止めるパートとなります。
ソロモン派の幹部であるセバスチャンは「ソロモンの鍵」と呼ばれる悪魔召喚の儀典書を持ち、複数の悪魔の力を操る実力者です。
憑依し、核となる悪魔はサルガタナスであり、不可視化と物質転移の力を中心に使うようですが、完全憑依状態になると「魔界におけるサルガタナスの配下」の能力も用いる事ができるようです。
なお、儀式場となる展望デッキにはセバスチャンと、女吸血鬼のラウラの二人しかいません。
しかし、ラウラは“真祖”と呼ばれる「吸血行為によらずに発現した吸血鬼のうち、血族の大元となる者」の一人であり、彼女もまた強大な力を秘めていると思われます。
ラウラはセバスチャンが儀式を終えられるよう特異者たちを足止めしようとしてきます。
魔神の依り代となる、抜け殻状態のホムンクルスを破壊すれば儀式は一度中断せざるを得なくなり、セバスチャンは次の機会に向けて聖骸布を死守しようとせざるを得なくなります。
儀式が成功してしまった場合、魔神が魔人教団勢力に加わることとなります。
【4】聖遺物を確保する 難易度:4~6
十二聖遺物の一つ、聖骸布を確保するパートです。
【3】の儀式の成功・失敗に関わらず、最終的にどの勢力が聖骸布を手に入れるかはこのパートで決まります。
当パートの難易度は、【3】までの結果によって変化します。
特に魔人教団ソロモン派の戦力は【3】の結果で大きく変わってきます。
アンダーグラウンドから旧都庁ビルへと向かっていた吸血騎士イオンと、従騎士アンドレイの二人が聖遺物奪取とラウラ抹殺のため、強襲を仕掛けてきます。
イオンは異名持ちの吸血騎士であり、双剣の使い手である事がレジスタンスからの情報で判明しています。
また、彼は群れる事を嫌っており、従騎士であるアンドレイ以外の部下はいません。
しかしながら、従騎士アンドレイはダンピールであるものの、イオンに匹敵する潜在能力を持つといいます。
彼は両手剣の使い手ですが、能力を数段階に分けて制限しており、解放するにはイオンの許可が必要となっています。
一段階解放するごとにその力は飛躍的に増すようですが、どうやら弱点も付与されてしまうようです。
異端審問官のヨハンナも(無事であれば)ここに合流し、セフィロト教会に聖遺物を持ち帰るために戦います。
異端審問官は吸血騎士に対抗し得る戦力として「戦闘能力の高さ」と「信仰心の篤さ」によって選定されており、その多くは聖騎士(パラディン)であるとされています。
彼女がパラディンかは定かではありませんが、少なくとも単身で吸血騎士に匹敵する力を持つ事は確かなようです。
それではみなさんのご参加とアクションをお待ちしております!