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第二次極東戦役 前編

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第二次極東戦役 前編
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:ゼスト
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2014年09月25日公開!

シナリオガイド

迫り来る心無き兵器達。インテグレーターとの真の戦争が、始まる。

シナリオ名:第二次極東戦役 前編 / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム



海洋の世界、ゼスト。

武装組織「インテグレーター」によって、この世界の人々は空を失いました。
しかし、人々はただ黙って支配されているわけではありませんでした。
国家連合は連合軍を組織し、現在もインテグレーターへの抵抗を続けています。

特異者たちが訪れる半年前に起こった「極東戦役」において、ゼスト東部の国家、帝政豊葦原を中心とする連合軍はインテグレーターが擁する未知の兵器に大敗を喫しました。

そして今再び、ゼスト極東において戦火が巻き起ころうとしていました――。

* * *


――ネイティブランド、帝政豊葦原軍総司令部。

「……インテグレーターめ、ふざけおって」

インテグレーターの参謀長、桔梗院 咲耶による宣戦布告を聞いた将官の一人が、苦々しく呟きました。

「閣下、東方にて敵性戦力を確認しました。
 “脚付”二十、“案山子”三十二が東部方面軍駐屯地へと進攻中です」

「宣戦布告と同時に行動を開始しおったか。だが、これは東方を取り戻す好機かもしれん」

陸軍大将ジロウ・イワサキは目を光らせました。

「進攻中の敵部隊は方面軍がそのまま引き付け、“別働隊”を用いて敵の中継基地を叩く。
 そこは無人兵器のコントロール施設だ。落とすことに成功すれば、敵前衛部隊を無力化できる」

「しかし閣下、半年前に喪失した戦力はまだ補えておりません。
 今の方面軍に、別働隊として動ける要員は……」
 
「既に“島”の連中に話はつけてある。今、わが国に増援部隊が向かっているところだ。
 我が豊葦原陸軍も、ゼスト連合軍の一部だ。つまらぬ意地を張った結果が半年前の大敗だという事を忘れるな」

イワサキ大将は既にゼスト連合軍本部と、それを介してのエリア16――ワールドホライゾンへの支援要請を完了していました。

「して、そちらはいかがかな、海軍大将殿? 敵揚陸部隊が東方海域に出現したとの報告が入ったが」

イワサキの視線の先にいる壮年の女性が口の端を緩めました。

「ご心配なく。“島流し”になった者も含め、現在各地に出向している装騎操縦者たちに陸海の別なく召集をかけました。今頃、山元艦隊に集合していることでしょう。
 ああ、こちらも例のエリア16にも支援要請を送っております。ここは、陸海共同で『東方作戦』を進めるとしましょう」

* * *


――ゼスト、東方海域。

「山元提督、総司令部から入電ニャ」

「ふむ、陸海共同作戦か……よかろう。ここで揚陸部隊を叩かねば、東方領域の奪還は困難になる」

巡洋戦艦「八海」の司令室で、山元 二九九(やまもと にくきゅう)提督は、総司令部からの連絡を受け取りました。
彼の率いる帝政豊葦原海軍東方艦隊は、旗艦である八海の乗員が提督も含めてさんぜんねこであることから、「猫の艦隊」と呼ばれ、山元提督が資源戦争を戦い抜いた数少ない生き残りであるために、ゼストでも畏怖されています。

「IFから通信ニャ。間もなく、ミサキ・ウツミ陸軍少尉が合流するニャ」

「陸のウツロギ君のところの秘蔵っ子か。実力のほどは知っているが、あの男もよく彼女に“参型”を与えたものだ」

それ以降も、次々と各地のIFが艦隊に到着しました。
戦いの準備は、着々と進んでいます。

「……あれからもう七十年か」

山元提督は、遠くへ視線をやりました。

「皮肉だな、アイザック。お前が平和のために生み出した技術が、世界を滅ぼそうとする者に利用されるとは。
 それとも……お前はこれさえも予期していたというのか」


担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

ゼストのトリガーシナリオ『第二次極東戦役』の前編をお送りします。
本シナリオは「LINK-AGE Ep04」直後の、ゼスト極東での展開となります。
ゼストで2つ目のトリガーシナリオとなり、全3回を予定しております。
本シナリオは極めてシリアスかつ難易度が高めのシナリオとなっておりますので、その点をご留意下さい。
最終的な結果はグランドシナリオにも影響を与えます。

最低限の情報については本ガイドにも記載しておりますが、ワールドガイド特設ページなどもご覧の上ご参加頂けると幸いです。

また、グランドシナリオとは違い基本的に全ての参加者が登場します。
以下、注意事項となります。

報酬について
シナリオに参加すると、

EXP:1800
G:1800
社会性:1

を獲得できます。
※LCを参加させている場合、LCも同じ報酬を受け取ることができます。
※フェローを参加させるとMC・LCの報酬社会性が+1されます。(フェローを何名参加させても+1となります)

★アクションの書き方

シナリオに参加した後、自分の行動に合わせて「アクションパート」のいずれかを選択してください。
自分の行動したい物がない場合でも、活動場所が近い物を選択してください。

アクションパートはクエストと同様の難易度が設定されていますが、
シナリオではアクションによって難易度の差を埋める、あるいは戦闘能力に左右されない行動をとることも可能です。

具体的なアクションの書き方が分からない方は、プレイガイドをご覧ください。

以下、今回のシナリオについて説明します。

■基本的な状況
ゼスト東部の国家、帝政豊葦原は国家連合加盟国の一つで、第二次世界大戦以前の日本に似た趣を持っています。
「空の喪失」以後、本格的にインテグレーターと交戦した唯一の国であり、「極東戦役」と呼ばれるその戦いで大敗を喫しました。
現在、豊葦原領であったゼストの東方領域の一部はインテグレーターに占領されており、豊葦原侵攻のための中継地点も作られてしまっている始末です。
しかし豊葦原軍も水面下でゼスト連合軍協力の元、戦力の増強を行っており、反攻に転じる機会をうかがっていました。
そして連合軍からの増援部隊が動き始めたところで、インテグレーターからの宣戦布告を受け取る形となったのです。
それに合わせて東方でもインテグレーターが動き出したため、総司令部はそのまま援軍を別働隊とし、インテグレーターの中継基地を叩く事を決定しました。
時同じくして東方海域でも敵の兵器を積んだ揚陸部隊が向かっており、それに対処すべく山元提督率いる猫の艦隊も動いています。


★階級について
トリガーシナリオでは、連合軍に貢献する(実績を積み上げる)事で、階級を上げていく事が可能です。
これは戦闘のみならず、技術開発など他の様々な分野も含まれます。


★重傷判定

当シリーズでは、PCが著しいダメージを負った場合「重傷」と判定される場合があります。
重傷を負った場合、当シリーズを含めたゼストのトリガーシナリオにおいて、アバターを問わず行動を制限される事になりますので、ご注意下さい。

なお、行動制限がかかるのはゼストのトリガーシナリオのみであり、プライベートシナリオには影響しません。

アクションパート別の注意事項は以下のようになります。
※シナリオにおける難易度は単純な敵の強さではなく、シナリオ目的の達成難易度となっております。


【1】インテグレーターの中継基地を制圧 難易度:3

ネイティブランド(陸地)にある、インテグレーターの中継基地の制圧を行うパートとなります。
この中継基地は駐屯地に進攻する無人兵器群のコントロール施設でもあり、ここを破壊する事で【2】の敵戦力も停止します。
中継基地には防衛設備があり、施設そのものにはバリアが張られています。
これは触れた物を消滅させるほど強力なものですが、バリアを展開している装置自体は施設外にあるため、これを破壊すれば内部への突入が可能となります。
この装置は極めて巨大かつ頑強なものであるため、破壊するには火力の高いランチャーウィザードの武器、あるいはIFが必要となります。
また、装置は全部で四つで、それぞれに対空砲やガトリングなどの武器が搭載されています。

内部は施設管理を行うインテグレーターの研究員がいる程度で、突入さえできれば制圧はさほど難しくありません。


【2】東部方面軍駐屯地を防衛 難易度:4

帝政豊葦原の東部方面軍と合流し、駐屯地の防衛を行うパートとなります。
こちらは敵部隊が集中しているため、難易度が高くなっています。
敵部隊は豊葦原が「脚付」と呼ぶ多脚歩行戦車「タランチュラ」が二十輌、「案山子」と呼んでいる「スケアクロウ」が三十二機となっています。
なお、スケアクロウのうち性能の高い「エリート」が7機、それよりもさらに強力な「コマンダー」が1機となっており、「コマンダー」は無人機であるにも関わらず有人IF数機を相手にできるだけの性能を誇ります。
対し、東部方面軍は戦車10輌、六八式装騎(帝政豊葦原の旧型IF)8機、振電4機、振電弐型4機と、特異者たちが合流する前の時点では、数の上では劣勢です。
豊葦原はランチャーウィザードの数が非常に少ないため、旧時代の兵器で火力を補っています。

こちらでは「極東戦役」後に連合軍から出向してきた歳若い士官、シャルロッテ・ディートリヒ大尉が戦車に乗り、部隊の指揮を執っています(扉絵の女の子です)


【3】敵揚陸部隊を叩く 難易度:難易度:2

山元 二九九が率いる艦隊「猫の艦隊」に合流し、東方領域のインテグレーター基地に向かおうとしている敵揚陸部隊を叩くパートとなります。
こちらは戦力が十分に整っており、各エリアから出向していたリンクデバイサーが戻っているため、他パートに比べて難易度が低めに設定されております。
IFは艦隊に所属する空母、護衛艦から発艦可能となっています。
敵揚陸部隊は無人兵器を積んだ揚陸艦とそれを護衛する戦艦、IF空母から成り立っています。
敵の空母はそれ自体が無人機のコントロール施設ともなっており、沈めればその艦に属するIFも機能を停止します。
敵の艦にはインテグレーターによって洗脳されたブーステッドやランチャーウィザードがおりますが、ほとんど自我を奪われているため、さほど強くはありません。

こちらには、エリア15の防衛艦『シャーロット』から、ミサキ・ウツミが振電参型に乗って合流します。
彼女は今回のみの登場で、当シナリオの後にシャーロットに戻る予定ですが、戦死した場合はその限りではありません。
※彼女が合流するまでの経緯は、トリガークエスト5話の中で触れられる予定です。


それではみなさんのご参加とアクションをお待ちしております!


【1】インテグレーターの中継基地を制圧 【現在のMC参加人数:33】

3

【2】東部方面軍駐屯地を防衛 【現在のMC参加人数:42】

4

【3】敵揚陸部隊を叩く 【現在のMC参加人数:25】

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