クリエイティブRPG

真白の庭園

リアクション公開中!

 152

真白の庭園
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:ローランド
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2023年05月26日公開!

【!】このシナリオは同世界以外の装備が制限されたシナリオです。
シナリオガイド

輝神教会の聖地で冒険者達に与えられる試練とは!?

シナリオ名:真白の庭園 / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム



人が“闇”に抗う剣と魔法の世界ローランド

砂漠地方での『ヴュステラント連合国』と『機械帝国(マキアスライヒ)』の戦争は終結。
機械族を巡る課題は山積みですが、概ね平和な状態が続いています。

北部地方もまた、ダレストリス帝国での“邪竜騒動”以後、大きな事件は起こっていませんでした。

そのような中、北部地方と砂漠地方の教会から、冒険者に向けてある依頼が出されます。
依頼主は『ウェール教国 教皇庁』――教会の総本山からでした。


△▼△▼△


――砂漠地方南部、湾岸都市ラボエ。


冒険者向けウェール教国入国審査?」
「はい。これまでは腕が立ち、信用に値する方に直接声を掛けていたのですが、
 教皇庁の方針が変わりましてね。
 “再生の魔王”アルファオメガの再来に備え、本国外からも広く戦力を募りたい、という意向なのです」

依頼書に目を丸くしたカリンは、
教会の執行官アガサから説明を聞きました。

「ちなみに、あなたは本国から頂いた『直接勧誘リスト』に記載されています」
「え、あたしが? じゃあハイネやマックスも?」
「いえ、あなただけですね。別に来ても問題ないですが」
「うーん……マックスはリーラの手伝いもあるだろうから、一緒に来れそうなのはハイネだけかなぁ」

頭を抱えるカリンの前に、白い少女がやってきます。

「あ、シロちゃん!」
「誰がシロちゃんよ。わたしもそれ、行くから」

元機械帝国の幹部、ヴァイスです。
半機械族ともいうべき存在ですが、現在は敵対しておらず、教会も人族の脅威でないと判断しています。

「えー……。あ、でもシロちゃんいるなら一人っきりじゃないし、いっか」
「……知り合いが誰かいればそれでいいのね」

二人の仲は良いわけではないものの、
戦後のクラーケン狩り以後も交流の機会が多く、
依頼の際も時に競い・時に共闘するライバルのような関係になっていました。
ある意味で安心できる相手のため、カリンはパーティメンバーは呼ばずに行くことを決めました。

(このリストはおそらく転生者と転移者……オータス様が認め、本当に我々と共に戦う資格があるのか。
 人界に仇名す者でないのか……それを早急に確かめねばならない者たちです)


△▼△▼△



――北部地方プリシラ公国、リスタの町。

「と、いうわけです。今回は私も、“本来の立場”で同行します」

砂漠地方から帰ってきたアストシャロンを呼び、
教会のリアナが告げました。

「でも、なんで俺とシャロンなんだ?」
「砂漠地方に行った北部の冒険者だから、かな? 
 それならウサ子ちゃんや金ぴかさんにも声がかかっているのかも」
「ユーセイカさんもリストに載ってましたが、赤兎団の団員の事を考慮して辞退。
 ゴールディさんの名前はありませんね」

本国から送られてきた『直接勧誘リスト』の共通点は転生者。
あるいは精霊や竜と契約し、その力を行使できる者。
アストとシャロンは両方に該当しています。
リストに載っているのはあくまで現役冒険者のため、
転生者でもダレストリス一世やベアトリス・マリオンの名前はありません。

「“雷電の三連星”については、シャロンさんだけじゃなくてレミさん、エクレールさんの名前もあります。
 この場に呼んだのは、シャロンさんから直接お伝え頂ければ問題ないと判断したためです」
「“アカツキ”は俺だけか。でも、そのリストに載ってなくても行って大丈夫なんだよな?」
「はい。魔王の再来に備え、各地方から冒険者を募りたいというのが本国の意向です。
 審査に受かるかは別として、依頼への応募は自由ですので」

シャロンは三人で行くと即答し、アストはアカツキのメンバーと相談した上で決めるとリアナに言いました。

△▼△▼△


――ウェール教国領。

入国審査が行われる場所へは教会の転移術式による移動で、
冒険者たちは大陸のどこかを知る事なく到着しました。

「アスト、シャロン、久しぶり!」
「カリンちゃんも来たんだね、元気だった!?」

シャロンとカリンが再会を喜ぶ中、アストは同行するモニカに、彼女の事を紹介します。
今回は熱心な輝神教徒であるモニカが来たいということもあり、アカツキからは二人が来ることになりました。

「君は……」
「あら、わたしがカリンちゃんと仲良くしてるのがおかしいかしら?」

機械帝国崩壊後、ヴァイスがどうなったのかはアストたちも砂漠地方を去る前に耳にしていたものの、
こうして人族側に立っているのは不思議に感じられます。

「それにしても……不快なところね。人族には神聖なものに感じるんでしょうけど」

ヴァイスが不機嫌そうに周囲を見回します。
古めかしい石造りの建造物が立ち並んでいますが、至るところに白い花が咲いていました。

「ここは真白の庭園
 遥か昔、オータス様を導き、聖戦の後に彼を祀った――輝神教の基礎を築いた“真白の聖女様”の聖地です。
 真白の聖女様が作り上げた庭園であり、花々には強い光の力が宿っています。
 この地には不浄なる者、すなわち魔族や人界に仇名す者は踏み込むことができません」

人族であっても、邪な者は転移する事ができず弾かれ、来ることができていません。
この場所にいる以上、最初の篩いに落とされなかったことを意味していると、執行官のアガサが告げました。

この場にいる執行官は三人。
アガサ、リアナ、そしてペトラ。
彼女たちが入国審査を見届けるようです。

「んじゃ、あたいから審査の説明を行う。
 教国の結界を越えられるのは、オータス様が“資格あり”とお認めになった者のみ。
 本国は常に、魔王アルファオメガの脅威に晒されていると言っていい。
 信仰心が篤いだけじゃ、いざって時に生き残れねぇ。
 先に言っておくが、信仰心はそこまで重要じゃない。
 人界に仇名す者ではなく、“ウェールの力”に適合できる素質を持つ者。
 それがウェール入国の資格だ」

審査の方法は二つ。
一つは、庭園の守護者相手に実力を証明する事。
もう一つは、庭園の花の中から、“真の聖花”を探し出す事。

「真の聖花、“真白の涙”。見た目の上では他の花との違いはほとんどありません。
 もしも誤った花を抜いてしまったら、神罰が下る事となります。
 ただ魔力を追うだけで見つけられるとは思わない方が良いでしょう」

リアナが補足した直後、執行官のものでない声が響きました。

『三つ目。聖域を侵す魔王を撃退する事』

空間が歪み、二つの人影が出現します。

「魔王ミリア……! それに、魔王アクロノヴァ!!」
「いくら魔王とはいえ、ここは真白の聖女様の領域。入れるはずが……」

執行官三人が戦闘態勢に入る中、アクロノヴァが告げました。

「ミリアに協力するつもりはなかったんだが、
 ウェールが放ったアナスタシアのせいで色々と大変な目に遭ったのでな。
 文句の一つ、言ってもいいだろう?
 それに、汝らの“真白の聖女”とやら、知らぬ者でもないしな。
 そうだろう、“新緑”のリーシア」

冒険者の一員として来ていたリーシアは、アクロノヴァとミリアを見上げました。

「“真白”ね。“深緑”の名を継いだ者として、私も無関係じゃない。
 でも今は、冒険者としてなすべきことをなすよ」
「クロちゃんにしてはノリノリだね。ま、そんなわけだから執行官の皆。
 ――ちょっと遊ぼうよ。あたしらとやり合いたい冒険者も、まとめて相手してあげる♪」


こうして真白の庭園で、波乱の入国審査の幕が開くのでした――。


担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

ローランドのスペシャルシナリオ
『真白の庭園』をお送りいたします。

今回は「レヴァナント・クロニクルⅡ」と、
2023年中に開始予定の「レヴァナント・クロニクルⅢ」の幕間の物語となります。

内容は独立しており、本シナリオガイドの内容だけで最低限の状況ややる事は把握できるようになっておりますので、
これまでのローランドのシナリオの内容を知らなくてもお気軽にご参加下さい。

※今回の舞台は北部地方、砂漠地方のどちらでもないため、
ローランドのお好きなアバターを問題なくお使い頂けます!
ただし「ローランド以外の装備に制限のあるシナリオ」となっています。



■シナリオの参加報酬について

本シナリオに参加した方は、アクション締め切り後、
シナリオ報酬として経験値・社会性・お金(G)に加え、
冒険者等級の貢献点(ランクアップポイント)が手に入ります。

さらにシナリオ内で活躍したキャラクターにはリアクション公開後、
シナリオの内容や活躍に応じて、追加の貢献点をはじめとした様々な特典がプレゼントされる可能性があります。

冒険者等級の詳細やランクアップポイントのシステムはこちらをご覧下さい。


■基本的な状況

砂漠地方での戦いも一段落し、落ち着いた状態のローランド。
しかし、依然として魔族の脅威は身近にあり、
輝神教会の総本山であるウェール教国は、周期的に襲来する魔王アルファオメガの脅威に晒され続けています。
現在は周期から外れているものの、前の戦いでの損耗は大きく、失った戦力の補填は追いついていません。
元々は本国の者を主軸に、他地方から招聘した高位冒険者を加える事で対応していたものの、
教皇庁の方針が変わり、より多くの冒険者の力を借りるべく、各地の教会を通じて募集を行うことになりました。
その際、従来のように素養のある者(転生者)はリスト化し、直接声掛けできるようにもしています。

北部地方、砂漠地方から冒険者が集められましたが、教国には誰でも入れるわけではなく、
入国審査で認められなくてはなりません。

審査が行われるのは、輝神教の聖地である「真白の庭園」。
強固な結界により決して魔族が踏み込むことはできない場所のはずですが、
突如魔王ミリアとアクロノヴァが襲来。
審査を見届けるはずの三人の執行官は、これに対処せざるを得なくなりました。


★簡単なNPC紹介

・アスト&モニカ:北部地方の冒険者。アストはヒューマンの精霊使い、モニカはエヴィアンのクレリック。

・シャロン:北部地方の冒険者で、プリシラ公国の公女。ヒューマンの精霊使い。
レミ(マーセナリー)、エクレール(マギアシューター)と雷電の三連星というパーティを組んでいる。

・カリン:砂漠地方の冒険者。ヒューマンのグラディエーター。

・ヴァイス:元機械帝国幹部。半機械族だが、結界に弾かれず人族として認識されている。

・リーシア:古代、竜神の巫女であった“深緑”のリーシアと同じ名前を持つ冒険者。風のスペルマスター。
 
・リアナ:北部地方の冒険者窓口担当の受付嬢。
 正体は教会総本山から派遣された執行官で“砲の聖者”
 ローランドで活動していた冒険者(PC)の顔は大体覚えている。

・ペトラ:執行官で“鎖の聖者”。ソウルイーターを巡る一件で冒険者(PC)と関わっている。

・アガサ:執行官で“杖の聖者”。砂漠地方に派遣され、機械帝国との戦いにも参加していた。

・魔王ミリア:十三魔王の一人で、ローランドにおけるトリックスター的存在。
 魔王の中で最強と謳われている。

・魔王アクロノヴァ:十三魔王の一人で“時の魔王”。
 黒(闇)系統の魔法を人間で初めて極め、確立させたことから“極黒の魔女”の異名を持つ。
 現在は人族の味方だが、今回は黒のアナスタシアの件で文句を言うためにミリアの誘いに乗った。
 

■各パートについて

※入国審査はアカウント単位となりますので、個人の場合は参加キャラクター全員が合格とならなくても問題ございません。
パーティを組んでいる場合はパーティ単位での判定となりますが、パーティを組めば有利とは限りません。


【1】庭園の守護者に挑む  難易度:9

真白の庭園には教会の神聖術によって生み出されたガーディアンがおり、
これに一定以上の実力を見せつけることができれば、入国資格ありと認められます。
勝利できなくても、“素質がある”と認められればよいため、
自分なりの力の使い方、戦い方で全力を出すと良いでしょう。

なお敵の強さは個人で挑む場合とパーティで挑む場合とで変わります。
また、庭園には花が咲いていますが、
それらを傷つけないように立ち回る事も必要となります。

こちらのパートにはアスト、モニカ、雷電の三連星(シャロン、レミ、エクレール)の
北部組が登場します。


【2】“真白の涙”を探す  難易度:7

真白の庭園に咲く花の中から、“真の聖花”を見つける事が目的となります。
見た目と魔力反応自体は他の花と変わらず、また大量に咲いているため、探すのは容易ではありません。
なお、間違えた花を抜いてしまった場合、神罰術式によって大ダメージを受けます。
一回だけで即失格となるわけではないものの、
片っ端から確保していく作戦も通じないと思った方が良いでしょう。

こちらのパートにはカリンとヴァイスの砂漠組が登場します。
ヴァイスはこの花に思うところがあるのか、強い不快感を抱いています。


【3】魔王を撃退する  難易度:12

突如現れ、第三の試練を担当すると言い放ったミリア、アクロノヴァと戦うパートです。
本来真白の庭園には魔王であっても入れず、
ミリア曰く「自分とクロちゃんが例外なだけで、他の魔王じゃ入れない」とのことです。

ミリアは“元素の申し子(エレメントマスター)”の異名の通り、属性魔法の扱いに長けます。
戦法は精霊使いに近いものとなります。

アクロノヴァは直接戦闘は得意ではないとしているものの、空間操作に長けており、
さらに闇と地の魔法をメインで使います。
あくまで「文句を言いに来た」だけなので本気で事を構えようとは思ってないものの、
試験官代わりとしてそれなりの力で冒険者と戦おうとはします。

こちらのパートにはリーシアと執行官(リアナ、アガサ、ペトラ)が登場します。


それでは、皆様のご参加をお待ちしております。

【2023年5月23日 変更】
リアクション公開予定日を『2023年5月26日』へ変更させていただきました。
ご参加頂いたお客様にはお待たせしてしまい大変申し訳ございませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。
【2023年4月21日 追記】
入国審査について追記を行いました。

【1】庭園の守護者に挑む 【現在のMC参加人数:37】

9

【2】“真白の涙”を探す 【現在のMC参加人数:16】

7

【3】魔王を撃退する 【現在のMC参加人数:19】

12