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Correct the Cosmos Archives 序章

リアクション公開中!

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Correct the Cosmos Archives 序章
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:アトラ/アルテラ
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2023年03月22日公開!

シナリオガイド

カオスによって歪まされた“三千界の過去”を正す戦いが始まる!

シナリオ名:Correct the Cosmos Archives 序章 / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム



“カオス”が振りまく滅亡因子に蝕まれ、
崩壊の危機に瀕している“混沌の世界”アトラ。
カオス第一次危機(ファースト・クライシス)を生き延びた人類は、
世界の崩壊を防ぐべく『コスモス機関』を設立し抵抗を始めました。

地上を跋扈する、滅亡因子が生み出した怪物「混沌の獣」を倒せるのは、
コスモス機関で開発された対カオス武装「コスモスアーム」を扱える戦士、メディエーターのみです。

ワールドホライゾンの特異者はコスモス機関に協力し、メディエーターとなって混沌の獣、
そしてその先のカオスそのものとの戦いに身を投じる事となったのです。

しかし滅亡因子の脅威はアトラだけでなく、三千界そのものにも迫っていました――。

■ □ ■


――新東京、コスモス機関本部司令室。

「カオスアラート? だが、この反応は」

紫藤 安治(しどう やすはる)ヴェーダによる警報に、顔をしかめました。
ヴェーダはコスモス機関本部のメインシステムを担うコンピュータであり、滅亡因子の観測装置でもあります。
しかし、ヴェーダの役割はそれだけではありません。

「この世界じゃなくて、三千界の大世界に生じた『滅亡因子由来の歪み』だねぇ。
 こいつは厄介だよ、アンジー君」

シャオメイが真面目な顔になり、モニターにヴェーダの観測データを表示しました。
三千界そのものを観測・記録し、三千界における世界の誕生から終焉までをシミュレーションする、
三千界の“神々”が創った世界シミュレーター。
それがヴェーダの真の役割です。

「ああ。滅亡因子が、三千界の過去を歪めようとしている。
 観測され、一度確定した結末は覆らない。
 たとえ過去に介入する術があったとしても、三千界に働いている力が歴史を正しく修正しようとする。
 だが……」
「そう。何事にも限界がある。
 あまりに大きな歪みとなれば修正する事ができず、現在の世界が耐えられずに崩壊する
 突然過去に挟み込まれた異物によって、今を生きる人たちがまとめて吹き飛んでしまうのさ」

安治とシャオメイはヴェーダが観測した、滅亡因子が流れ込んだ世界と時間軸を確認します。

「世界名アルテラ、場所は王国暦980年のコルリス王国。
 ――第二次デモニス侵攻」

そこはワールドホライゾンの特異者たちが初めて経験した「決戦」の時でした。


■ □ ■


――ワールドホライゾン、市長室。

「状況は大体把握したわ。カオス……滅亡因子はアトラだけじゃなくて、三千界そのものを侵そうとしている、と」
『ああ。歴史の分岐点となった過去を歪める形で世界に負荷をかけ、君たちが救ってきた世界を無に帰そうとしている』

安治から観測データを受け取ったワールドホライゾンの市長明夜・ワーグナーは息を呑みました。

「ヴェーダによって観測されたのは過去のアルテラ。
 ワールドホライゾンにとって、特異者にとっての“最初の試練”となった戦いです。
 ただ安治さん、シャオメイさん。
 私たちがすべきことは把握しましたが、疑問があります」

クロニカ・グローリーがコスモス機関の二人に尋ねます。

「どのようにして過去に介入するのか。
 『観測され、一度決定した結果は覆らない。たとえ過去に遡れたとしても、正しい現在となるよう修正される』
 それは鍵守であるヴォーパルさんと同じ見解です。
 ブランクという大世界がありますが、そこは『スポット』を通じて滅ぶ前の過去と現在を行き来できたものの、
 世界が滅ぶという結果自体は変えられませんでした。
 例外的に滅亡を覆した事例はありますが、それは様々な条件が揃った上で起こった奇跡のようなものです。
 ホライゾンからのゲートを過去に繋ぐことはできません」
『それについては、こちらに手があるから大丈夫よ、クロニカちゃん。
 コスモス機関本部の基幹システムは「ヴェーダ」が担っている。
 ヴェーダは一種のシミュレータなわけで、三千界の過去の状況も再現できる。
 要はヴェーダで滅亡因子が流れ込んだ時間軸を再現し、実際のその世界と一時的に同期させることで、
 疑似的なタイムトラベル・過去介入を可能とする、という感じだよ。

 ピンポイントで滅亡因子による歪みに対処できるけど、本当に過去の世界そのものに行くわけじゃない。
 だからその時本来なら接触していないはずの人物と接触したとしても、
 相手の過去にその事実は挿入されないし、現在時間軸に影響することもない』
「滅亡因子は世界に負荷をかけるのに、私たちの存在はそうじゃないのはどういうこと?」

明夜の疑問に答えたのは、安治でした。

『それはワールドホライゾンが三千界の特異点となり、“バランサー”となったからだよ。
 数多の世界を救ってきたことで、ワールドホライゾンと特異者は三千界の歪みを正す役割を担う存在として、
 再定義されることとなった。
 つまり君たちが世界に介入し、歪みを正すのは三千界の摂理に則ったもの。
 救ってきた世界を守り抜くこともまた、君たちの使命になったという言い方もできる』

ホライゾンが新生したことで、それが可能になったのだと彼は告げます。

「分かったわ。
 疑似的とはいえ、過去に介入するにあたって特異者の子たちに気を付けてもらいたいことって他にあるかしら?」
『歴史を歪めている“起点”は、滅亡因子に侵されている。
 カオス化と、便宜上呼称しているが、それに対してはその世界の法則が通じない』
「混沌の獣同様、コスモスアームでなければ対処できない。そういうことね?」

安治とシャオメイが頷きました。

『起点以外にも、滅亡因子に侵食されているものはあるわ。
 それらはみな、“外”の影響を受けたもの。
 歪みを正せるのは特異者だけど、同時に滅亡因子が付け入る隙、“綻び”もまた特異者に起因する。
 逆に言えば、その世界の摂理に基づくものまでは侵せない、ってこと』

明夜はこれらの情報をまとめ、特異者に発信しました。
そしてアトラのヴェーダを通じて、過去のアルテラへ行く特異者を募るのでした。


■ □ ■


――アルテラ、理の領域。

(世界から“色”が失われようとしている。これは……)

アルテラの管理者領域から世界を見守っている者――“純色の魔女”ルーミリアは、
ヴェーダから異変を伝えられました。

映し出された、歪んだ歴史。
越界聖具“時空剣”アイオーンに触れ、封印を解いた直後。
ルキアは魔人の姿となり、仲間たちを薙ぎ払う。

(これが“歪みの起点”。
 本来であれば元に戻っているはずのルキアが魔人化したままで、時空剣を手にしてしまった。
 戦況を覆す切り札が、コルリス滅亡の決め手となってしまった可能性)

過去に向かう特異者たちには、当時ルメナスよりもたらされた三つの聖具による加護はありません。
そして彼女にできることもまた、見守る事だけです。

「これはきっと、カオスとの戦いに始まりに過ぎません。
 ですが……頼みましたよ、わたしたちの世界を救ってくれた特異者たち」


担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

新シリーズ『アナザーコスモス』のプレシナリオ第三弾、
「Correct the Cosmos Archives 序章」をお届けします。

当シナリオは『アナザーコスモス』の展開の一つである、
アトラ外、これまでの「三千界のアバター」のワールドを巡る「特殊作戦」のプロローグとなります!

※「特殊作戦」自体の詳細については、当シナリオのリアクション公開後、
 トリガーシナリオとしての本編開始に合わせて公開予定です。


今回は「三千界のアバター」の記念すべき最初のパブリックシナリオ『アルテラ・サーガ』を追体験する内容となります。
「アナザーコスモス」カムバックキャンペーンが実施中ですので、
アトラのアバターで参加できますので、再び遊んでみたい方、
当時の事を知らない方も気軽にご参加頂ければと思います。

アトラの特徴や独自ルールについてはワールドガイドをご覧下さい。

■シナリオの報酬について

『アナザーコスモス』のパブリックシナリオでは、
活躍に応じて、「専用武装開発」の素材や設計図そのもの、
その他シナリオ由来のプレゼント等が行われる可能性があります。
※分隊を組んでいる場合、分隊員の一人が活躍すれば分隊員全員に配布される予定です(一アカウントにつき一つ)。

■基本的な状況

地球とは異なる階層(レイヤー)に存在するもう一つの地球、アトラ。
この世界では『カオス第一次危機(ファースト・クライシス)』と呼ばれる未曾有の大災害を生き延びた人類が
『コスモス機関』を発足し、
世界の滅びを回避するために戦っていました。
しかし、五年前の『カオス第二次危機(セカンド・クライシス)』を経て、世界中に広がっていた滅亡因子はさらに増大。
そこから生まれる異形の怪物『混沌の獣』もまた、より強大な力を持つようになっていました。
ワールドホライゾンはコスモス機関との接触に成功すると、
その現状を知り協力を約束すると特異者の派遣を決定したのです。

ワールドホライゾンとコスモス機関の協力体制の下、アトラでの活動が始まりましたが、
ある時、コスモス機関の基幹システムを担う「ヴェーダ」が、アトラ外で滅亡因子による歪みを観測しました。
それが生じているのは現在時間軸(ワールドホライゾンからゲートが繋がっている世界の時間)ではなく、
過去です。
滅亡因子は現在の世界ではなく、過去を歪めることで世界に多大な負荷をかけ、滅びに導かんとしているようです。
そして今回観測されたのは、第一世界アルテラ。
ワールドホライゾンにとって、特異者たちが初めて挑む決戦の時でした。

特異者たちはヴェーダの力を借りる事で過去に飛び、カオスによる歪みを正すべくその“起点”と、
滅亡因子に侵された存在への対処を行う事となります。

※シナリオ参加が可能なNPCフェローのうち、
 対象ワールドが「アルテラ」のNPCはフェロー追加での登場が可能です。
 なお、本来時間軸と違う場所にいたり、同一人物同士の邂逅(ルキア)になっても、特に問題ありません。
 また、今回は通常のフェロー追加と同じポイントでの追加が可能となっております。


『アルテラ・サーガ』が初めての方につきましては、
概要や主要登場人物につきましては、『アルテラ・サーガ ティザーサイト』をご覧ください。


★カオス化について

滅亡因子に侵され、アトラの混沌の獣と同じ性質を持つに至ることを、
コスモス機関は「カオス化」と呼んでいます。
カオス化した存在には現地の力が通用せず、
“獣”同様アトラのコスモスアームでなければ有効打が与えられません。
なお、完全にカオス化しておらず、滅亡因子に影響されている程度である場合は、
現地とアトラの両方の力が通用する事となります。

★アイテム・スキルの使用制限について(2月20日16:00 追記)

現時点ではワールドがアトラの時は基本的にアトラ以外のアイテム・スキルに使用制限がかかった状態となりますが、
当シナリオではアトラ以外のスキル・アイテムも使用可能となっております。
ただし、まだコスモスアームは他世界の能力使用に対応していないため、
全世界共通を含め「使用可能だが十全な力を発揮するのが困難」な状態です。
このため当シナリオでアトラのアバターで参加される場合は、
アトラのスキル・アイテムのみの装備を推奨いたします。
※他世界のアバターの力を学習させることを目的に、
アトラのアバターをメインアバターとして他世界のアイテム、スキルを使用するのは問題ありません。



★魔導騎士の性質について(2月17日11:00 追記)
認定称号「××の魔導騎士」を持ち、魔導騎士のアバターで参加した場合、
公的な身分証明を持つ者として扱われます。

既に自分の性質を呼び覚ましている方は性質を使用することが可能です。
※技能覚醒スキルとして取得された方に限ります。


【1】カオスルキアを倒す 難易度:5

※「アトラ」のアバター向けのパートです。

『アルテラ・サーガ』における「“時空剣”アイオーンの確保」の再現となりますが、
舞台は同じなものの、状況は大きく異なっています。
カオス化したルキアを倒し、“時空剣”アイオーンを守り抜くことができれば、
歴史の修正が完了となります。
当時は地下区画の探索とガーディアンとの戦いがありましたが、
探索はなく、アイオーンが補完されていた封印の間の手前からスタートとなります。

ガーディアンもまたカオスルキアの影響によってカオス化しており、
カオスルキアがアイオーンを手にするための時間稼ぎを行おうとしてきます。

カオスルキアは魔人ルキアが元ですが、滅亡因子の影響で自我はなく、
剣技や体捌きはルキア本人には遠く及びません。

なお、魔人ルキアを倒しても滅亡因子が消えるだけで、
本来のルキア本人には影響はありませんのでご安心ください。


また、当時の再現のため、リンシア(過去)もこちらのパートにいます。


【2】魔族を迎え撃つ 難易度:6

「アトラ」「アルテラ」両方のアバター向けのパートです。

『アルテラ・サーガ』における「アルビオン完全奪還」の再現となり、状況は概ね同じです。
異なるのはデモニスの軍勢(魔王軍)のダークエルフと魔人が滅亡因子の影響を受けている事、
指揮官であり、アルテラの異変の黒幕であったダークエルフ・アドウェルスがカオス化により、
ダークエルフとセリアン(狼)の姿を自在に変化させられるようになっている事が異なります。

アドウェルス自身はこれを“魔王”ロートゥスと同じく、
自身もまた理から魔王の権能の一部を授かったものと解釈しています。

アドウェルスもカオス化しているものの、侵食度合いは【1】のカオスルキアほどではないため、
アトラ、アルテラ両方のアバターの力が通用します。
ただし、アルテラのアバターによるダメージは半減される事となります。
なお、アドウェルスの放つ魔法や物理攻撃は滅亡因子による侵食作用があるものの、
アルテラの結界術式や治癒魔法でも対応可能です。


当時の再現のため、エルフの戦士であるアレクシード、
一條 勇人と星川 鍔姫も登場します。
なお、アドウェルスはカオス化の影響か、
鍔姫の持つ越界聖具“回帰杖”ウロボロスに強く引かれています。


【3】“魔王”を倒す 難易度:8

「アルテラ」のアバター向けのパートです。

『アルテラ・サーガ』における「王都防衛戦」の再現となりますが、
当時の聖具による特異者の強化がないため、難易度が上がっています。

コルリス王国の大賢者であるロートゥスが魔王化した裏にはアドウェルス、
さらにその背後に「三千界統合機関」の影があったため、
ここも滅亡因子が付け入る綻びとなっています。
そのためロートゥスもまたカオス化してもおかしくありません。

本来の歴史では“時空剣”アイオーンを持ったルキアの登場を機に戦況が一転しましたが、
“魔王が倒されている”という結果が一致していれば、この場面は問題ないようです。

なおロートゥスは、彼一人の存在が魔導大国である神聖エテルナ帝国を牽制したほどの、
その後の王剣戦争を経た現在でもアルテラ最高クラスとして名の上がる魔法使いです。
そのため本来であれば難易度はもっと高くなりますが、
魔王と化したことで本来ほどの元素への干渉力を発揮できていないことから、表記上のものとなっています。

当時の再現のため、テオドルスもこちらのパートに登場します。



それでは、皆様のご参加をお待ちしております。

【2023年2月20日16:00追記】
「★アイテム・スキルの使用制限について」を追加いたしました。 また、「呼び出し可能なNPCフェローの追加」と「【2】魔族を迎え撃つ」にも追記を行いました。

【1】カオスルキアを倒す 【現在のMC参加人数:35】

5

【2】魔族を迎え撃つ 【現在のMC参加人数:34】

6

【3】“魔王”を倒す 【現在のMC参加人数:11】

8