ローランド/アルテラのスペシャルシナリオ
『色の追想』をお送りいたします。
当シナリオは『レヴァナント・クロニクル』や『アルテラ・サーガ』の本編では直接触れる事のない、
過去の時代を扱ったサイドストーリーとなります。
内容は独立しており、本シナリオガイドの内容だけで最低限の状況ややる事は把握できるようになっておりますので、
これまでのローランドやアルテラのシナリオの内容を知らなくてもお気軽にご参加下さい。
■シナリオの参加報酬について
本シナリオに参加した方は、アクション締め切り後、
シナリオ報酬として経験値・社会性・お金(G)に加え、
冒険者等級の貢献点(ランクアップポイント)が手に入ります。
さらにシナリオ内で活躍したキャラクターにはリアクション公開後、
シナリオの内容や活躍に応じて、追加の貢献点をはじめとした様々な特典がプレゼントされる可能性があります。
冒険者等級の詳細やランクアップポイントのシステムは
こちらをご覧下さい。
今回はローランド、アルテラ両方のアバターが功績対象となりますので、
パーティ(GA)がローランドとアルテラの混成になっていても問題ありません。
■基本的な状況
ローランドの砂漠地方で決戦が行われている頃、
北部地方では時空の乱れが発生しており、ダレストリス帝国在住の魔王アクロノヴァがそれに気づきました。
彼女はすぐに“時”の理の権能と自身が編み出した術式で時空に干渉、修復を試みます。
原因はどうにも魔界にあるようですが、
そもそもかつて異世界とローランドを繋ぐ門を作ったのはアクロノヴァのため、
何事もなく正常な状態に戻せる……はずでした。
ところがアクロノヴァはこの時空の乱れを利用し、門を別の時間軸に繋いで自身をも転移させてしまいました。
その際に冒険者を巻き込みつつ、北部地方に転移門となる歪みをあえて残し、
教会の依頼書の中にも仕込んでいるほどです。
リアナは魔王が本当におかしなことをしてくれたと、冒険者に声をかけ、自身も転移します。
異変はローランドだけではなくアルテラでも起こっていたらしく、
リルとフィオナが巻き込まれていました。
元の世界に戻るには飛ばされた地の元素の乱れを解決し、
アクロノヴァの魔力が万全になる必要があるとのことで、
アルテラ組の二人は状況を良く知らないまま彼女に協力する事となります。
なおアクロノヴァが言うにはローランドとアルテラの直接の過去ではないため、
ここで何か起こっても未来の双方の世界に影響はないとのことです。
今回参加者の皆様は
・リアナから依頼を受けてローランドから転移してきた
・ローランドから偶発的に(アクロノヴァに巻き込まれて)飛ばされた
・アルテラから偶発的に(リルやフィオナのように引き寄せられて)飛ばされた
と、いずれかの経緯で転移してきたことになります。
★魔導騎士の性質について
既に自分の性質を呼び覚ましている方は性質を使用することが可能です。
※技能覚醒スキルとして取得された方に限ります。
★簡単なNPC紹介
・魔王アクロノヴァ:十三魔王の一人で“時の魔王”。現在は人族の味方。
黒(闇)系統の魔法を人間で初めて極め、確立させたことから“極黒の魔女”の異名を持つ。
・リアナ:北部地方の冒険者窓口担当の受付嬢。実は教会総本山から派遣された戦闘のプロ“執行官”の一人。
ローランドで活動していた冒険者(PC)の顔は大体覚えている。
・リル:本名リリアナ。コルリス王国出身、神聖エテルナ帝国に留学中のエンハンサーかつ青の魔導騎士。
実はコルリス王家の一員でジュリー・カルス(ユリウス)の妹。
・フィオナ:サキュバスクイーン。女性デモニス(魔族)の国、アルカサス女王国の女王。
幻惑を得意とするが、国で最強のデモニスが女王に即位するため、直接の戦闘も凄まじく強い。
■各パートについて
【1】地竜退治を行う 難易度:8
転移先の山(名称不明)はアルテラのアルビオン渓谷や、
ローランド北部地方の竜の谷に近い地形となっています。
この山には地竜と呼ばれる「翼のない竜族」が住んでいますが、
山の元素の乱れによって狂暴化してしまっています。
地竜もまた竜族の一種のため本来は人化し、様々な種族の言語を解すこともできるはずですが、
ほとんどただの巨獣と化しています。
飛べない代わりに非常に硬い鱗で覆われており、黄の元素の加護によって不安定な足場だろうと、
巨体で自在に駆け回る事ができます。
地竜はローランド、アルテラ両方で絶滅していますが、巨獣や超獣の一部がその血を引いているとされています。
このためPC視点では初遭遇時点で竜族と見抜くのは困難です。
リアナは地竜から魔獣とは異なる魔力の気配を感じており、殺さず無力化にとどめた方がよいと考えています。
なお、リアナは同行しているものの執行官仕様ではないため、あくまで神聖術によるサポートとなります。
こちらのパートにはリアナが登場します。
【2】山の元素の乱れを正す 難易度:10
元の世界に帰還するため、山に満ちる黄の元素の乱れを解消します。
黄竜ランディスシェイィエン(以下ランディス)と、フルーウァが鍵を握っており、
彼らと共に乱れの根源に対処する事となります。
ランディスは人々から黄竜王と畏怖されていますが、自身はまだ黄の王に認められていないと主張し、
集落から離れた場所に一人で住み、山と山に暮らす人々・同胞を守っています。
“元素の試練”を乗り越えた竜が王となる資格を得るようで、今この時を彼は試練と判断していますが、
乱れは半分くらいアクロノヴァのせいです。
山には“重黄の渦”と呼ばれる凄まじい重力が発生している穴があり、
大岩すらも落とせばすぐに押し潰されて形をなくしてしまうほどとなっています。
その重力は穴底にある強大な魔力を秘めた黄の魔石が生み出していますが、
どうやらこの魔力が暴走してしまったのが山全体の乱れの原因のようです。
重力に押し潰されずに穴底に到達し、黄の元素を中和することができれば乱れは解消されますが、
魔石も抵抗すべく魔力によって小精霊(リトルスピリット)を生み出しけしかけてきます。
自前の装備だけで穴底に行く場合は難易度12相当になりますが、
ランディスやアクロノヴァとの力を借りる事で表記上の難易度となります。
フルーウァがランディスと協力する事になればさらに下がりますが、
シナリオ開始時点では「竜である彼に食べられてしまう」と怯えており、逃げようとしています。
こちらのパートにはアクロノヴァ、リルが登場します。
リルは付加魔法で耐えるつもりですが、基本はフルーウァの保護です。
【3】山の集落を目指す 難易度:6
山の集落を目指し、人々との交流を図るパートです。
住人の多くは獣人(ファーリー/セリアン)で、獣寄りの姿をしています。
耳と尻尾以外ヒューマンと変わらない、という者はいないため、
フィオナはここをアルテラのオリエンティア大陸のどこかだと判断したほどです。
フルーウァは獣人ではなく人間ですが両親はいません。
集落ではフーちゃんと呼ばれて可愛がられているものの、
そのこともあってか、人間である自分は黄竜に生贄として捧げられるのだと思ってしまったようです。
フィオナは幻惑で操った獣人の後を追って集落の場所を特定しており、
フルーウァや黄竜の事を聞こうとしています。
なお、集落の者たちは見知らぬよそ者を警戒するため、態度によらず戦闘になる場合があります。
このため少し難易度が高めに設定されております。
こちらのパートにはフィオナが登場します。
それでは、皆様のご参加をお待ちしております。