クリエイティブRPG

ワールドホライゾン

異界ゲーム

リアクション公開中!

 159

異界ゲーム
基本情報

マスター:クリエイティブRPG運営チーム
ワールド:ワールドホライゾン
 
 

料金

MC参加:150ポイント
LC参加:100ポイント
フェロー追加:25ポイント
LC/フェロー最大追加数:4
文字数追加:50ポイント

スケジュール

2022年01月07日公開!

シナリオガイド

勝てば天国、負ければ破滅!? “界賊連合”を撃退せよ!

シナリオ名:異界ゲーム / 担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム



――ワールドホライゾン 市庁舎

「ホライゾンが第二の特異点――地球になりつつある?」

「それは……どういうことです?」

ヴォーパルの報告に、紫藤 明夜木戸 浩之は首をかしげました。
ホライゾンに長くいるほど、その言葉はにわかには信じがたいことだったのです。

「これまで、特異者たちは多くの世界……三千界の外界、内界、そして別次元と繋がり、それらの力を集めてきました。
 神域へ至るために必要な聖具も集まりつつあります。
 
 それらが影響を及ぼし、ホライゾンは新たな大世界、
 地球と同様の特異点になろうとしているのです

しかし、ホライゾンの進化によって近界域は不安定な状態になっており
今はヴォーパルが結界を張ることによって平穏が保たれているとのことでした。

「結界の外はどうなってるの?」

「ホライゾンの力に刺激されて、界霊の活動が活発になっています。
 そして大世界ともなれば、界賊に座標を特定される危険もあるでしょう

界賊。

それは三千界の各世界で破壊や略奪を繰り返すものたちの総称です。
目的は私利私欲から三千界の破滅まで様々ですが、いずれもホライゾンとは敵対している集団でした。

特異者たちは恐るべき界賊『セレクター』を辛くも退けましたが、構成員はいずれも健在であり、
三千界の破滅を標榜するギャラルホルンも今なお、セレクターやあまたの界賊にその意思を吹き込んでいます。

「いまのところは何も起こっていませんが、
 こちらに探りを入れているものがいることは間違いなく――
 
 ……っ!」

そのときヴォーパルは話を止め、はっと外へ顔を向けました。

「噂をすれば影が差す、ですか」

「そういうことね」

浩之がそう言うと、明夜がうなずいて答えました。
しかしヴォーパルは、二人が思うよりもさらに危機的な状況であることを告げます。

「セレクターの存在も感じます。しかし、今警戒すべきは――
 結界に、複数の界賊が取り付いていることです


■□■



――セレクターのアジト、その一室。

ホライゾンの結界へ集まりつつある界賊たちの配置を盤と駒で描きつつ、
“鬼神”ヤナギ サヤはつぶやきました。

「そろそろホライゾンの連中も気づくころかのう。
 でなければ、こちらも張り合いがないんじゃが」

「よく言うよ。高みの見物の立場でさ」

そう答えたのは、天使の姿をした悪意――ギャラルホルンでした。

「ホライゾンの戦力は十分“敵”に値する。じゃが、何よりも奴らの強みなのは成長の速さじゃろう。
 ……新たな力に目覚めている可能性も考慮し、こちらも少しばかり増強しておきたい」

「でも、足手まといはいらない。
 だからボクらのネットワークを使って、結界の位置をリークした。
 
 他の界賊をホライゾンにけしかけて、『セレクター』のメンバーに値する逸材を見出せるように。
 ホライゾンを使った耐久テストってわけだ」

ギャラルホルンの言葉を、サヤは沈黙で肯定しました。

サヤは自分たちセレクターが、ギャラルホルンの求める『世界を滅ぼしうる存在』として有望であることをだしに、
ギャラルホルンを利用し、戦力の拡大を図っていたのです。

ネオ・ネバーランド。
 星界連合。
 百鬼夜行。
 
 あ奴ら程度で特異者どもを倒せるなどとは思うておらんが、せいぜい選び甲斐のある戦いをしておくれ」


■□■



――ワールドホライゾン近界域。

「ラッパ吹きにそそのかされたと言えば、その通りだけど
 私たちは目の前にいる仇を放っておけるほど、悠長な子供じゃない。
 感じる、憎き“アリス”を……。
 さあ、“飛ぶ”わよ!」

そう言ったのは、ネオ・ネバーランドを率いるウェンディです。

「委員会にせめて一太刀、皆がそう考えていることだろう。
 奴らが未だ健在ということは、中佐たちも地球には辿り着けなかったということだ。
 ならば我らに出来ることは、この三千界にいる仇敵を討つのみ。
 総力を結してホライゾンを叩く! 総員、戦闘開始!」

クレイグ提督の号令に、星界連合の部下たちが威勢よく応じます。

「野郎ども! 手あたり次第にぶっ壊せ!
 どうせ俺たちゃ三千界の鼻つまみ者、どうせ散るなら派手に咲こうぜ!」

鬨の声を上げた百鬼夜行の異形たち――
その中でもひときわ存在感を放つのが、彼らのカリスマ的存在九頭龍です。

「よくぞ集まった、絶対悪の同志よ。
 界賊連合、今こそその威をホライゾンに示すのだ!」

「「「いや誰だよ!?」」」

そしてなぜか彼らの先頭に陣取った田中 是空がまとめ役っぽいことを言い、全員から総ツッコミを食らいました。
ちなみに界賊連合は是空が勝手に名前を付けただけで、界賊たちは連携しているわけではないようです。

「連合総帥にして絶対悪である俺の顔を忘れるとは……」

「全員初対面でしょ。総帥でも何でもないし」

隣で呆れているのは大剣を携えた傭兵デュランダルです。
是空にツッコむときりがないので、雇い主とはいえ相手をするのに疲れはじめていました。

(こいつがいればホライゾンには侵入できる。無害すぎるからね。
 まぁ、今回は迎えがいるんだが……あのドMの変態、いつの間にかアタシの連絡先まで掴んでたし。

 サヤに挑むつもりなら、アタシの本気について来られないと話にならない……
 今のアイツらに、それだけの力があるか。図るにはいい機会だ)

是空とデュランダルをホライゾンに手引きしたのは、鄭国然です。
彼は狭間の岬で待っていると、連絡してきました。

(アイツにも何か思惑があるようだが……それともただの趣味か。まぁ、アタシにとっちゃどっちでもいい)

界賊たちの反応を無視し、大層な演説をしていた是空が勢いよく手を突き出しました。

「さあ始めよう。
 異界(いかい)での界賊同士のデスゲーム、つまりイカゲ……

異界ゲームだね

デュランダルが是空の言葉を遮ります。

――かくして。
『セレクター』の一員、サヤによって仕組まれた
界賊たちによるホライゾン侵攻という、
(界賊が生き残りをかけた)デスゲームの火蓋が切って落とされたのでした。

担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

『三千界のアバター』のレベルキャップ解放記念のスペシャルシナリオ
『異界ゲーム』をお送りいたします。

本シナリオは三千界のアバターのストーリーに関連する内容となっております!
「セレクター編」のインターバルシナリオという扱いですが、
セレクターが何か分からなくても特に大きな問題はありませんので、是非ご参加頂ければと思います!

また、本シナリオは「ワールドホライゾン」「全世界共通」対応となります。
ワールドホライゾンおよび第十七世界アーモリーまでの「三千界のアバター」のアバターが十全な力を発揮しますが、
「蒼空のフロンティアRe」や「ヒロイックソングス!」、「ローランド」以後の裏世界のアバターでもペナルティはありません。

■シナリオの参加報酬について
本シナリオは今後の三千界に影響を与える内容となっています。
活躍された方は、9周年を迎える来年リリース予定の関連シナリオへ招待させていただいたり、
新たな高レベルのスキルやアイテムが獲得できる場合があります。


■基本的な状況
世界の狭間の各世界を結ぶ中継点であったワールドホライゾン
しかし多くの世界を救い、別の次元と繋がり、様々な世界の力が集うことによって
地球と並ぶ第二の特異点となりつつあることが判明しました。
その影響で近界域が再び乱れ、界霊や界賊が現在のホライゾンの座標を特定してしまうのも時間の問題となりつつあります。

界賊『セレクター』は実際に特異者と戦い、各世界での目的達成に失敗したことから戦力の増強の必要性を実感。
しかし半端な界賊では自分たちのレベルにはついていけないとして、
リーダーである“鬼神”ヤナギ サヤは、引き込むに相応しい者を見出すべく、
三千界の滅亡を標榜する謎の来訪者ギャラルホルンを通じ、
ホライゾン近域にいるほかの界賊をたきつけます。

呼応したのは
ワンダーランド出身の少女ウェンディがまとめる子供たちの集団ネオ・ネバーランド
世界の狭間を漂流する、遭難したゴダム宇宙軍の一部隊を中心とした星界連合
自らの世界に居場所を失い、暴力のみをよりどころとする人外の種族系アバターの集団百鬼夜行

そして、それらをまとめたつもりになっている絶対悪田中 是空と、
彼に雇われている傭兵デュランダルでした。

こうしてホライゾンは界賊たちによる大規模な襲撃に見舞われ、
ヴォーパルの結界を破られる前に、近界域で迎え撃つこととなったのです。



★界域について
世界と世界の間の領域である「界域」は、宇宙空間に似た空間です。
ただ、ほとんど無重力であるものの呼吸ができ、生身での活動が可能となっています。
このため機動兵器に限らず騎乗生物の運用も問題なく可能で、宇宙での運用を前提としたアイテムも使用できます。


【1】ネオ・ネバーランドと対峙する 難易度:10
ワンダーランドにかつて存在した国、ネバーランド。
そのネバーランド出身の少女ウェンディが取り纏める集団が、ネオ・ネバーランドです。

彼らはネバーランドの生き残りと、ブランクのスーベニアをはじめとする滅びた世界の子供の寄り合いであり、
自分たちの居場所を奪った三千界管理委員会を憎んでいます。
界賊たちの中でもっとも先鋒に位置し、結界を突破してホライゾンに侵入しようとしているようです。
彼女たちの“船”は巨大なクジラの姿をした界霊であり、ウェンディは何らかの力でそれを従えています。

ヴォーパルは漂流していたワールドデブリを結界でとらえ、
ネオ・ネバーランドのクジラ型界霊を食い止めた上で、迎撃ポイントとして定めました。
ワールドデブリ内部は化石化した密林になっており、隠れつつの行動が可能ですが、
敵にはチャネラーなど探知能力に優れたものもおり、また固い絆で結ばれた数人のグループで常に行動しているため、
単純な不意打ちは返り討ちにされてしまう可能性もあります。

リーダーのウェンディはそうした少人数のグループこそ持たないものの、
パーターとペーターという二人の美少年の護衛がおり、近づくのは容易ではありません。
彼らはウェンディがワンダーランドにいた時には存在していないはずのワンダーウォーカーです。

ウェンディ自身はかつてのネバーランドの長“永遠の少年”ピーターパンの力を受け継ぎ、
自在な飛行能力と「雲」を操る能力を持っていますが、
それだけでなくワンダーテラーを昇華したユニークアバターの持ち主で、
並外れた空想・想像の具現化能力も有しているようです。


【2】星界連合の侵攻を阻止する 難易度:11
遭難したゴダム宇宙軍の一部隊が、自分たちと同じく故郷を失い、界域を彷徨う者たちと合流した船団。
それが星界連合です。

宇宙軍はスポーン因子をばらまいた委員会を憎んでいますが、
合流した者たちには“死の商人”山本 大國にいいように使われたものも多く、
半ば逆恨みする形で怒りの矛先を委員会や地球人に向けています。
界霊が活発になっているこの状況を利用し、ホライゾンへ打撃を与えるつもりです。

星界連合は界域中を移動可能なエアロシップのような艦艇のほか、
IFやメタルキャヴァルリィ、戦闘機を彷彿とさせる様々な機動兵器を所有しています。
人型は銃・剣などで武装しており、主に白兵戦用で、戦闘機型は移動と支援砲撃が主な用途であるようです。
全長は小型なもので10メートル程度、大型のもので30メートル程度あり、
こちらもLサイズ~LLサイズの兵器を使用することで互角に戦えるでしょう。
また、兵器以外にもスポーン因子によって旧支配者・外なる神に変貌する力を得てしまった者もいます。

連合の指揮官クレイグ提督は船団の中心、旗艦に乗っていると思われますが、
アストロノーツであり、身体のサイボーグ化も行っています。
スポーン因子や冥細胞といったものには浸食されてないようですが、
生身で大型メカと渡り合うだけの強さを誇るでしょう。


【3】百鬼夜行からホライゾンを防衛する 難易度:10
百鬼夜行は姿形や環境、あるいは自らの悪行ゆえに居場所を失った異形のものたちです。
彼らは妖怪や聖龍、異人(ストレンジャー)など人ならざる姿のアバターで、
ただ欲望と破壊衝動の赴くままに暴力をふるっています。

彼らはともに行動していますが、その本質はむしろ群衆に近く、特定の目的を持っていません。
ホライゾンに対して敵意があるわけではないものの、逆に何者にも止められない無軌道な集団と言えるでしょう。

その他の集団とは違い、特定のリーダーは持たないものの
三千界中の不良アバターを束ねた(と豪語している)“神格持ち”を自称する竜人、
九頭龍が事実上の統率者となっているようです。
九つのアバターで構成されるユニークアバターであるとは彼の弁ですが、
竜人体以外にも複数の戦闘形態を持ち、様々な状況に適応して戦うことが可能なようです。


【4】是空とデス鬼ごっこ 難易度:12
絶対悪田中 是空はワールドホライゾンの狭間の岬に降り立ちました。
「是空をホライゾンに手引きした」のは鄭国然であり、デュランダル共々是空の命令という体で、
特異者と戦おうとしてきます。
是空はその間にホライゾンの中枢である市庁舎に潜入し、維持神ヴィシュヌを捕えることを目論んでいますが、
そんな力は当然ありません。
とはいえいくら無害でも、それを許せばホライゾンの脆弱性を露呈することになってしまいます。

是空が一人で孤立している時であれば掴まえるのは容易いですが、
問題なのは鄭国然デュランダルです。
国然は自らが文字通りの肉壁となり、あらゆる攻撃を受け止めて是空を逃がそうとします。

一方、デュランダルの方は「今の特異者のレベルがサヤに届きうるか」を図るべく、
目に入った特異者を挑発し、自分を攻撃させようとしてきます。
あえて自分からデュランダルを見つけ、手合わせすることも可能です。
デュランダルはかつてホライゾンの特異者に失望しましたが、今は再評価しつつあり、
結果次第では今後積極的に力を貸してくれることになるかもしれません。
ただし今回は大剣は使わず、素手と体術のみの“全力”かつ本気モードです。
また、国然は国然で、自分を満足させたなら自分の秘密を教えると言っています。

いずれも強敵のため、戦う場合は覚悟を持って挑むべきでしょう。


■各世界の特殊ルールについて
・各世界の特殊ルール(亡霊兵、スーパーパワー、ギアカスタマイズなど)は使用可能となります。
・「★ゼスト連合軍階級行使可能シナリオ」ですが、フェロー参加不可のため、
 特典は「シナリオにおいては上官からの許可がなければ運用する事ができない」アイテムの使用のみとなります。
 特典を使いたい場合は該当する称号をつけた状態でご参加ください。

・当シナリオでは空想の欠片の能力を使用する事が可能です。
 能力を使用したい場合は該当する称号をつけた状態でご参加ください。
 ※空想の欠片の解放はできません

・当シナリオでは既に自分の性質を呼び覚ましている方は性質を使用することが可能です。
 ※技能覚醒スキルとして取得された方に限ります。

ただし、上記全般について、周囲の状況によっては十全に効果が発揮されない場合があります。

※上記特殊ルールを使用する場合は、それぞれのメインアバターでの参加が条件となります。


★アバター死亡
本シナリオでは、難易度を鑑みず無茶な行動をしたとき、勝てない敵と戦ったときなど、特異者が死亡するケースがあります。
特異者が死亡した場合、その時のメインアバターが機能停止に陥り、一定期間アバターチェンジできなくなります。
ただ、アバターが死亡したことで別のアバターで再度参加したとしても、過去の功績などが消えることはありません。
「死んだと思っていたが、実は生きていた」扱いとなります。



【1】ネオ・ネバーランドと対峙する 【現在のMC参加人数:15】

10

【2】星界連合の侵攻を阻止する 【現在のMC参加人数:18】

11

【3】百鬼夜行からホライゾンを防衛する 【現在のMC参加人数:24】

10

【4】是空とデス鬼ごっこ 【現在のMC参加人数:17】

12